無免許旅館

そ、それって、「無免許旅館」に成ってしまいませんか?

「無免許旅館」はソウル名物と聞いていましたが、それと疑わしきものが、浅草のド真ん中に在ったなんて!ちょっと衝撃です。

「無免許旅館」とは民間人が自分の持ち家を観光客に貸すことで、そういう「旅館」の存在が韓国の観光業界の評判を毀損しています。

日本でも、不特定多数の客を対象として、その事業を反復継続するのなら都知事の許可を得ないといけません。それをしないと旅館業法違反に成ってしまいます。

今ここで「旅館」と書きましたが、正確には、その物権はマンションでした。最近では浅草の街中にもマンションが在りまして、そういうマンションの前で中国人と思しき若い男女が8人ほど、中に入れないと騒いでいたので、私はその「旅館」の存在に気づいたのです。

もしもし、ここはマンションですよ。ホテルじゃないです。

分カッテマス。ソノまんしょんニ入リタイデス。(と、その中国人?は日本語が話せます。おそらくは無免許ガイドでしょう。)

デモ、鍵ガ合ワナイノデス!

鍵が合わない理由は分かりました。そのマンションの住民の方がおっしゃるには、最近オートロックの機械を取り替える工事があって、たぶん「旅館」の持ち主が鍵を替えていないのだろうということでした。

ぷ、ぷ、ぷぷぷぷー 安い旅行をしようとするから、そうなるんです。ちっとも同情できませんな。

あ、いや、失礼しました、マンションの住民にとっては一大事ですよね。オートロックに守られて暮らしていると思っていたのに、その日常にある日外国人がドヤドヤと乱入して来るなんて、非常事態です。

ぜ、絶対に、管理組合の理事会で問題にしてやるわ!!!

お~桑原、桑原。

私は、そそくさと現場を後にしました。

どうか、これ以上加熱しないで下さい、インバウンド観光。

まあ、人民銀行が元安にと向け始めたそうだし、ぼちぼち手仕舞いだと思いますけどね。

追伸、

すき焼き思い出ストーリーの投稿を募集しています。

すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。

ご投稿くださったものは、「ちんや」創業135周年を記念して本に纏め、今後店の歴史の資料として、すき焼き文化の資料として、末永く保存させていただきます。

どうぞ、世界に一つだけの、すき焼きストーリーを是非、私に教えて下さい。

投稿〆切は9月末日です。

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板前さんにすまなかった

おお、中国人によるこういう文章を初めて読みました。

マトモな感覚じゃないですか。

こういうマトモな感覚が今まで押さえ込まれていたことが異常なんです。押さえ込まれて来た原因を追究しない限り、日本のインバウンド観光産業に未来なんて無いですよ・・・

おっと、先走りました。

先ずは、その文章を読みましょう。

2015年7月30日に中国紙「深セン晩報」に掲載された、中国人観光客の体験談です。

「長崎はふぐが有名だと聞き、ランチはぜひふぐ料理を堪能したいと考えていたが、ツアーのランチ時間はわずかに1時間。しかもバスの停車場所周辺には料理店がなく、移動時間と店を選ぶ時間、料理が出るまでの時間を考慮するとふぐ料理を食べることは不可能だった。」

「結局日本料理店に入ったが、時間の関係で料理人を全く尊重しないような食べ方をしてしまった。あんなに新鮮なマグロを見たことはなかったが、それを楽しむことはできず、みそ汁とごっちゃまぜにし5分でランチを済ませそそくさとバスに戻った。」

「せっかく日本の板前さんが心をこめて作ってくれた素晴らしい料理だったのに、今回ほど料理を台無しにしたことはない。ツアーの時間配分が憎くてしょうがない。」

「重要なのは、日本のグルメが精緻を極めていることだ。食いしん坊の私にとって、今回の長崎旅行は心にぽっかり穴が空いた思いだ。この穴は必ず埋めなければならない!」

これは極端な例ではありません。

観光客ご本人は「板前さんにすまなかった」と思っているのに、ツアー会社は平気なようです。こういう組み立てのツアーを連日日本に送っているのでしょう。

日本のふぐ屋の側はどうだったのでしょう。イヤな気持ちの筈ですが、時間をとるようツアー会社に強硬に申し入れていないのだから、内心「どうせ中国人だから・・・」という気分が在ったのではないでしょうか。

もちろん私には、このふぐ屋さんに対して同情の気持ちがあります。

上に「強硬に」と書きましたが、「こっちは客なんだぞ」という態度の客やツアー会社に対して、こちらの希望を通すには「そんなに時間が短いのなら、この予約はお請けできません。店の側からキャンセルさせていただきます!」という気迫が必要です。実際私はこの台詞を何度も使っています。

しかし、いったん「中国人御用達の店」に成ってしまい、客の相当割合が中国人に成ってしまうと、売り上げが減ることを恐れてこの台詞が言いにくくなってしまうのです。

でも、言わねばなりません。それが、中国人の為にも成るんですから、言わねばなりません。

今回の記事でよく分かりました。

追伸、

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和食と和牛

和牛の相場が高いです。

大震災の後に農場を維持できなくなった生産者の方が少なくなく、またTPPで将来を悲観して転業する方も少なくないので、そういう事態に成っているようです。

で、和牛専門の業者さんは皆ヒーヒー。

一方和牛に拘りの無い業者さんはアッサリ海外産にシフトしているようです。タスマニアとかね。

弊店は勿論ヒーヒーの組です。

しかし、ヒーヒーばかり言っているのでは仕方がないです。高い物になってしまっている和牛の良い点をPRしないといけません。それが当面の課題です。

さて、和牛を考えるに当たっては、まずは和牛肉が食されて来た環境を考えてみましょう。

「食されて来た環境」とは「和食」という食文化です。和食には次↓のような特徴がありました。

・通常は牛肉を食べることを避け、滋養強壮の為ときおり「薬」として肉を食う。

所謂「薬喰い」ですね。

江戸時代には彦根藩の味噌漬けが将軍家へも献上されていました、お薬としてです。

明治三年に福沢諭吉先生が『肉食之説』を唱えた時も滋養強壮が主眼でした。

「肉類のみを喰ひ或は五穀草木のみを喰ふときは必ず身心虚弱に陷り、不意の病に罹て斃るゝ歟、又は短命ならざるも生て甲斐なき病身にて、生涯の樂なかるべし」さらには肉食を避ける人達の論は「人の天性を知らず人身の窮理を辨へざる無學文盲の空論なり」とまで言っています。

では、体が弱った人が食べ易い肉とは、どのような肉でしょうか?

私は、脂肪の融点が低い肉が食べ易い肉だと考えます。逆に融点の高い=融けずに固形のままの脂は消化しにくいのです。

そもそも脂肪というものは、胆汁で乳化され、次いで膵臓からのリパーゼで分解されて、腸管から吸収されますが、食後3~4時間してやっと吸収される位消化しにくいものです。このプロセスでとりわけ固体の脂肪が消化されにくいのは当然のことです。「かたい脂は胃もたれする」と言われるのは、これです。

その「かたい脂」が和牛には少ないのです。ここも和牛の一大特長です。世界的に比較して、和牛の脂の融点は低いのです。

牛の脂の融点を「40℃~50℃」などと表示している本があったりしますが、私が店で仕入れている和牛の脂は25℃位の室温でも融け始めます。かたくない脂=不飽和脂肪酸を多く含んでいるからです。こういう脂なら、病身の人やお年寄りでも食べられるのです。

ですので現代においても、年配の方には和牛がお勧めと成ります。

さてさて、そのかたくない脂=不飽和脂肪酸を多く含んでいる肉は、普通の人にとっても食べ易い肉です。

とりわけ、箸で肉を生食する場合に、かたくない脂=不飽和脂肪酸を多く含んでいる肉は食べ易いです。

と、いうわけで「箸で肉を生食する」という、もう一つの和食の特長にも、この話しは関係して行くのですが、そこまで書くと長すぎるので、今日はこの位に致します。

ご機嫌よう。

 

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みんな同じ事ばかり

長すぎる役員挨拶に苦言。

「みんな同じ事ばかり言うてる」

「考えたほうがいいとおもう」

はい、まったくそうだと思います。

今回苦言を言っておいでなのは間寛平さん、言われているのは高校野球の開会式ですが、「みんな同じ事ばかり」は私も色々な場面で出くわします。

今回は高校野球が100年目だとかで、目立つ選手が多かったように思いますが、今日はその話ではなくて、開会式の話しです。

100年目で戦後70年で、

開会式が原爆投下の日に重なったので、挨拶する人がそればかり言ってしまったわけですが、我々の業界の会合も煮たようなものです、いや、似たようなものです。

和食が世界遺産に成れば、挨拶する人が全員世界遺産の話し。

オリンピックが決まれば、挨拶する人が全員オリンピックの話し。

しかも全員が主催者代表のような口ぶり。

同じ内容を、同じ口調で何度も繰り返すって、最も効果の薄い方法ですよね。聞いている方はどんどん意識レベルが下がります。

私が挨拶を依頼された場合は前の人と違うことを話します。同じ内容を言わないといけない場合でも視点を変えます。可能なら私事に絡めて語ります。

「巻き物」の読み上げは致しません。

なんだか、場を盛り上げることより、自分の出番が失敗しないことばかりに意識が行っている人が多くないですかね?

しくじっても良いじゃないですか。

ユネスコの世界遺産を「ユニセフの」って言っても意味は通じますよ、実際。

私はいつも「自分はしくじって丁度良い」位に思っています。

同じ事ばかりは、盛り下がりますから。

 

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空騒ぎ

近頃一人で「ちんや」に予約を入れて行ってみると、スタッフの様子が腫物に触るような、変な感じに成っているかもしれません。

一人で予約とか怪しいです。

ミ♡ラン社の覆面調査員かもしれません。

先日は一人予約の「変わりバージョン」もありました。

「二人で予約していたのですが、一人都合が悪くなったので一人で伺います!」

たまたま、この電話を私が取りました。

「ひ、一人御都合が悪くなったので独りで見えるのですね、承りました。お待ちしております。」

うーむ、そんなに今日ウチの肉を食べたいのか?

いや、カノジョとは完全に終わったので、この際ケジメとして独りで食べるのか?

いやいや、待てよ、言い方がスゴく自然だったぞ。自然過ぎて怪しいな・・・

私は下足番のふりをして、予約時間の30分前から玄関に立って様子をうかがうことにしました。

で、どうだっのか って?

分かりませんよ。

先方もプロですから、バレるようなことはしません。

ま、空騒ぎです、こういうものは。

 

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やり手

最近浅草に店を出すと、「やり手の社長」と評価されるらしいです。

目ざとく、人の集まっている所に出店する機動性が「やり手」と言われるのでしょう。

そうと私が気づいたのは、とある展覧会のパーテイーで旧知の人が近づいて来て、

住吉さん、住吉さん、知り合いに素晴らしい社長がいましてね、最近浅草に店を出したから今度是非ご紹介したいです!

と言って来たからです。

正直申して友達に不自由はしていないので、始めはぼんやりと聞いていましたが、あまりに

素晴らしい社長なんです!

素晴らしい方なんです!

と連呼するので、どんな店か聞いてみますと・・・

知ってました、その御店。たしかに浅草に在りまして、ご繁盛のようです。

でも、「なんちゃって」なんですよね。

その御店は伝統工芸方面の御店なんですが、商品のマテリアルは勿論のこと、デザインも「なんちゃって」です。「なんちゃって」を通り越して、ふざけているようにすら見えます。

そういう御店が繁盛しているのを見たら、旧来の製法で頑張っている人が嘆くこと間違いないです。

しかしです、伝統工芸がふざけていけないことは勿論なく、むしろ楽しい方が良いです。

いくら拘りがあっても拘り過ぎて、上から目線になってはいけません。

「ちんや」だって、狆を止めて料理屋に成った時は、「なんちゃって」だったに違いありません。浅草は「なんちゃって」を全否定してはいけないと思います。

でもなあ、御店の前を通りかかると、とにかくヘンなので気になります。

「ご紹介」どうしようかなあ。

追伸、

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東京湾クルーズ

大江戸線が開通してから15年だというのに、初めて勝どき駅で降りました。「東都のれん会」の東京湾クルーズに参加するためです。そうしましたら、

うおお、人が多いですな。

ビジネス街の目と鼻の先の場所に在る船着き場にウンカのごとく人が集まって来ます。ほとんどはサラリーマン風。浴衣に着替えたOLさんもいて華やか。

華やかで良いことは良いのですが、船着き場は激込みです。

まあ、船って、この時季しか稼げないので仕方ないところでしょうが、真夏に激込みは辛いですな。

さて激込みの待合で待つことしばし。

やっと船に乗れまして、動き出してしまえば、風を受けて涼しいです。

冷房を持たなかった江戸の町民が船に乗りたがった理由が分かります。

逆に「屋形で宴会」の皆さんは、海上に船を泊めて、窓を閉め切って宴会をしています。お台場近辺などは数メートルおきに船が泊まっています。

なんだかなあ、それじゃあ、陸上の宴会とほぼ同じでは?

陸上と違うのは女子社員が浴衣を着てくれること位でしょうか。

宴会の皆さんを尻目に我が方は、羽田沖まで航走して、発着する飛行機に何度も遭遇。暑さを一時忘れることが出来ました。

ああ、この後地下鉄に乗るのとか、イヤだなあ。

追伸、

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プレミアム商品券

名古屋市でプレミアム商品券の行列に並んでいた人が熱中症で倒れたそうでうす。

報道によりますと、

「名古屋市の気温は(中略)この夏一番の暑さ(36・7度)」

「8月1日午前10時から販売を始めた「名古屋でら得!プレミアム商品券」は、1冊1万円で、1万2千円分の買い物ができる。朝から名古屋市内各地の券売窓口では長蛇の列ができていた。」

お具合の悪くなった方には御気の毒様です。

しかしですよ、いったい、この「プレミアム商品券」という愚策は、止められないものなんでしょうか?!全国の、ほぼすべての自治体で発行しているそうですが、まったくもって愚策だと思います。

元々日常的に行われていた買い物が、現金からこの券に移行するだけに決まっています。消費者は不要と思うモノなんて買いませんから。

地元商店街は大して潤わず、財政のみ悪化します。喜ぶのは印刷屋くらいのものでしょう。

こういう愚策が導入される背景として、商いの場で価値を産み出すことが軽視されていることがあると思います。

価値を産み出せば、モノは売れるんですす。さらに言えば、それをしない商いなら⇒やる意味がない位の感覚を、行政の方にも持って欲しいと思います。

・・・ということをたまたま考えていた時に、私の知人が参画している会社さんのことを思い出しました。

その知人は長野県上田市出身ではないのに、今は上田に住んで、上田を「いい感じ」にしようとしています。

その会社さんのことを、私の別ルートの知り合いで長野県諏訪市の旧家のジュニアが注目していて、やはりたまたま飲んでいたら、

「今上田を急速に面白くしている4社の内の1社ですね」と言うので、私は矢鱈と嬉しくなりました。

その会社さんの企業理念は、

地元をいい感じにする“人”と“事業”を増やす。

事業コンセプトは、

地元のモノを地元の外で売って、地元に人を連れて帰る。

で、社名は、

「地元カンパニー」。

上田市に支社をつった時の募集要綱が面白くて、

・「上田市に永住して」と言っているわけではなくて、「2、3年上田で働くのもアリだな」ぐらいの感覚でOKです。

・何をやるんですか?という質問ではなくて、「これがやりたい」という意志をください。

・上田市に住民票を移してもらいます。

自社以外にも、地方企業や地域活性化団体や地域おこし協力隊の都内での採用を支援することを事業にしていて、「若鮭事業」と称しています。

公式サイトには、こうも書かれています・・・

「会社設立当初は、外貨(地域外のお金)を獲得するというところも狙っていたのですが、3年ぐらい事業をやっていると、外貨よりも、まず人ありきだと思うようになりました。面白い人がいるとお金も何とかなります。でも人がいないとお金があっても(あまりないけど)、何も始まらないと痛感しまして、人にフォーカスしています。」

そう、そう、そう、

プレミアム商品券は「金在りき」だから、不毛なんです。

しかもその金は「在りき」ですらなくて、将来世代が返済すべき借金です。

借りる阿呆に、買う阿呆。

同じ阿呆なら買わなきゃ損、損。

あれ、上田の話しの積りが徳島の話しに成っちゃった。どこで間違えたのかな?

 

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肉養生

うー、暑いですねえ。

今年も、私は寒暖差蕁麻疹と寒暖差喘息に悩まされています。

皆さんも、バテ気味と存じますから、弊店では、

「肉養生」をテーマに販売促進をさせていただいております。

手前味噌ですが、我が義塾の福沢先生は、

「今我国民肉食を欠いて不摂生を為し、其生力落す者すくなからず。即ち一国の損失なり」

と言っておいでです。

我々日本国民の中には肉を食べないで、体力気力を落としているものが少なくない。これは国の損失である、ということですね。

肉食をしないのは不摂生とまで言ったそうな。

いやいや、まず私から肉養生しないとなあ。

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寒暖差アレルギー

お暑うございます。まったく暑いですな。

私は暑いのがとにかく苦手でして、この季節、微妙な蕁麻疹と微妙な喘息が私の恒例になりつつあります。

おととしは咳が長いこと収まらないので、専門の病院に行ったのですが、結局アレル源は見つからず、

とりあえず漢方でも飲みますか!

ということになり、やがてお彼岸の頃涼しくなったら収まりました。

その後人に色々聞きましたら「寒暖差アレルギー」というのもあるようです。

自立神経が対応できる温度差は約7度と言われているとかで、それ以上の温度差になると、身体が自分では上手に適応できなくなってしまうのだとか。花粉症でも鼻炎でもないのに、咳やくしゃみ、特に鼻水が出る場合は、これが疑わしいそうです。

で、今年は外出する際に、マスクをすることにしました。

冷房のきいた所に入って、急に寒い空気を吸うのを避けるためです。

さて咳の予防になりますことやら。

皆さんもご自愛くださいませ。

 

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