プレミアム商品券
名古屋市でプレミアム商品券の行列に並んでいた人が熱中症で倒れたそうでうす。
報道によりますと、
「名古屋市の気温は(中略)この夏一番の暑さ(36・7度)」
「8月1日午前10時から販売を始めた「名古屋でら得!プレミアム商品券」は、1冊1万円で、1万2千円分の買い物ができる。朝から名古屋市内各地の券売窓口では長蛇の列ができていた。」
お具合の悪くなった方には御気の毒様です。
しかしですよ、いったい、この「プレミアム商品券」という愚策は、止められないものなんでしょうか?!全国の、ほぼすべての自治体で発行しているそうですが、まったくもって愚策だと思います。
元々日常的に行われていた買い物が、現金からこの券に移行するだけに決まっています。消費者は不要と思うモノなんて買いませんから。
地元商店街は大して潤わず、財政のみ悪化します。喜ぶのは印刷屋くらいのものでしょう。
こういう愚策が導入される背景として、商いの場で価値を産み出すことが軽視されていることがあると思います。
価値を産み出せば、モノは売れるんですす。さらに言えば、それをしない商いなら⇒やる意味がない位の感覚を、行政の方にも持って欲しいと思います。
・・・ということをたまたま考えていた時に、私の知人が参画している会社さんのことを思い出しました。
その知人は長野県上田市出身ではないのに、今は上田に住んで、上田を「いい感じ」にしようとしています。
その会社さんのことを、私の別ルートの知り合いで長野県諏訪市の旧家のジュニアが注目していて、やはりたまたま飲んでいたら、
「今上田を急速に面白くしている4社の内の1社ですね」と言うので、私は矢鱈と嬉しくなりました。
その会社さんの企業理念は、
地元をいい感じにする“人”と“事業”を増やす。
事業コンセプトは、
地元のモノを地元の外で売って、地元に人を連れて帰る。
で、社名は、
「地元カンパニー」。
上田市に支社をつった時の募集要綱が面白くて、
・「上田市に永住して」と言っているわけではなくて、「2、3年上田で働くのもアリだな」ぐらいの感覚でOKです。
・何をやるんですか?という質問ではなくて、「これがやりたい」という意志をください。
・上田市に住民票を移してもらいます。
自社以外にも、地方企業や地域活性化団体や地域おこし協力隊の都内での採用を支援することを事業にしていて、「若鮭事業」と称しています。
公式サイトには、こうも書かれています・・・
「会社設立当初は、外貨(地域外のお金)を獲得するというところも狙っていたのですが、3年ぐらい事業をやっていると、外貨よりも、まず人ありきだと思うようになりました。面白い人がいるとお金も何とかなります。でも人がいないとお金があっても(あまりないけど)、何も始まらないと痛感しまして、人にフォーカスしています。」
そう、そう、そう、
プレミアム商品券は「金在りき」だから、不毛なんです。
しかもその金は「在りき」ですらなくて、将来世代が返済すべき借金です。
借りる阿呆に、買う阿呆。
同じ阿呆なら買わなきゃ損、損。
あれ、上田の話しの積りが徳島の話しに成っちゃった。どこで間違えたのかな?
追伸、
すき焼き思い出ストーリーの投稿を募集しています。
すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。
ご投稿くださったものは、「ちんや」創業135周年を記念して本に纏め、今後店の歴史の資料として、すき焼き文化の資料として、末永く保存させていただきます。
どうぞ、世界に一つだけの、すき焼きストーリーを是非、私に教えて下さい。
投稿〆切は9月末日です。
既にご応募いただいた、50本のストーリーはこちらです。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.995日連続更新を達成しました。
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