8月12日

8月12日はQちゃんの命日です。
1985年(昭和60年)8月12日に御巣鷹山へ墜落した、JAL123便に坂本九さんが搭乗していたからです。
Qちゃんが『上を向いて歩こう』(「スキヤキ」)をヒットさせたのは1961年(昭和36年)のこと。さらに63年には全米1位になります。
御巣鷹の時点では既に国民的歌手でしたから、そのQちゃんが亡くなった衝撃は大きく、『上を向いて歩こう』は、その後鎮魂の曲として色々な場面で歌われるようになりました。神戸や東北の震災の後にも被災した人々を慰めたと聞きます。
『上を向いて歩こう』は元々悲しい曲=エレジーでしたが、Qちゃん自身の運命が、この曲のその後を決定したと言えましょう。
エレジーだがビートが効いているこの曲は、それだけで多くの人の共感を得る要素があり、実際世界中で繰り返しカバーされていますが、支持された音楽上の理由より、何故「スキヤキ」と命名されたかの方が話題になっているように思います。契約の為に来日したレコード会社の重役がすき焼きを気に入ったからだとか。最初は「サカモト」と韻を踏む為に「スキヤカ」だったが、後に「スキヤキ」に修正されたとか・・・
8月12日に際して、その件はさて置こうと思います。日本人が世界中にヒットさせた最大の歌であるこの歌が陽気なものではなくてエレジーだったということは、大変興味深いことだと思います。
九さんのご冥福をお祈り致します。

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時事ネタ

宴会の乾杯の前に「笑顔」についての長高説をうかがうことが増えました。
もちろん、シブ子さんのせい、いや、シブ子さんのおかげです。
人生における笑顔の大切さについては、私も異論はございません。
彼女の笑顔が素敵であることにも、異論はございません。
が、
笑顔だけで全英を制覇できたわけではないですよねえ。
ゴルフそのものについての解説が、どうも少なすぎますよ、ね。
テレビで繰り返しやっているのは、パターの練習方法。
練習するパターの長さを、1メートルから10メートルまで、1メートルきざみで設定し、全部続けて成功するまで、その練習を止められない、というアレです。
良い練習法方法とは思いますが、全英を勝てたという説明には不十分だよね、と思っていると、すぐに話題は変わって、シブ子さんが愛食しているという、変な商標の駄菓子の件。
ここでややシリアスなことを申しそえますと、「愛食している駄菓子」のことばかり報道することは、私は大反対です。SDGsの観点で。真剣に。
過剰発注→過剰生産→見込み違い→廃棄、食品ロス
という流れが見えるからです。
結局、普通に地上波の情報番組を視ているだけでは、ゴルフのことは良く分からないようです。取材している方々が、本当にシブ子さんのゴルフについて分かっておいでなのか、疑問が湧いてきてしまいます。
で、話しは戻って「笑顔の大切さ」の話しになって行くわけです。
私も挨拶などさせていただく機会がありますが、一知半解で時事ネタを語るのは避けようと心に決めています。

追伸
地下1階「ちんや亭」にて、肉の食べくらべキャンペーン「めざせ13冠 ちょい食べGO!」を実施しています。是非ご参加下さい。
私自身は月曜と金曜に1点ずつ参加しておりまして、既にハンバーグ、ロールビーフ、サイコロステーキ、赤身すき焼きを食しました。

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牛車

え、ええー?!
「天皇は牛車に乗ることはなかった」んですか!
ずっと乗っていたと信じていたのに。それを天皇陛下に否定されるなんて、信じられないです。
「天皇は牛車に乗ることはなかった」と言った天皇とは、今上(令和の)陛下です。
7月31日の報道によりますと、陛下は即位前の2018年7月15日に東京大学で開催された、財団法人「陽明文庫」設立八十周年記念特別研究集会で牛車について講演し、牛車は安全な乗り物ではなかったので天皇は乗らなかったと指摘されたそうな。
その証拠も陛下は見つけていて、車を曳く牛が暴走する光景が描かれている中世の絵巻物を紹介されたとか。
識者によりますと、「陛下の牛車絵図研究は数十点にも及ぶ写本調査の上に築かれたもので、そのなかには研究によって史料的価値が明らかとなり、国の重要文化財(重文)指定に結びついた史料がある。史料研究は地味ながら、さまざまな研究の基盤となるものであり、陛下の研究もまた、今後、長く評価、参照され続けることになるのではないか」
「天皇は牛車に乗ることはなかった」は確かな研究の結果らしいです。うーん。
ところで、牛車って何?
という方の為に念のため説明しますと、牛車とは、牛に牽引させる車のことです。荷物を運ぶ場合もありますが、今話しているのは人を乗せて運ぶ車の話しです。
権門家が財力を誇示するために、牛車に過剰に装飾を施すことが多かったようで、平安時代に禁令すら出たことがあります。雛祭の雛壇に模型が、そんなに豪華ではないですけど、載っていたりしますよね。

あ、読み方は「ぎっしゃ」と読んで下さいね。
私は関西圏の人達と牛との結びつきが関東圏より濃かったことの証拠として、
天皇陛下は牛車に乗っていたでしょ!天皇陛下が馬に乗ったのは明治維新で東京にいらしてから=明治、大正、昭和戦前のことで、本来は牛に曳かれて移動していたんです!
としばしば説明してきたんですが、これからは「天皇陛下は牛車に・・・」と言えなくなってしまいました。
もちろん、平安時代の摂関家、室町将軍家などは牛車を使っていましたから、京都の人達と牛が身近だったことは事実です。
これからは
雛祭の雛壇には牛車が載ってますよね!
という言い方が良いかもしれませんね。少し残念。

追伸
地下1階「ちんや亭」にて、肉の食べくらべキャンペーン「めざせ13冠 ちょい食べGO!」を実施しています。是非ご参加下さい。
私自身は月曜と金曜に1点ずつ参加しておりまして、既にハンバーグ、ロールビーフ、サイコロステーキを食しました。3冠を達成(笑)したので、「ちょい食べマグネット」を貰いました。

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鰻は大事に

鰻をめぐって世論の変わりように驚かされました。
地震の翌年ですから、2012年、とある会食で、ある方が言いました、
鰻販売は許可制にした方がいいですよ!
許可制にして、コンビ二とかスーパーとかⅯ屋なんかには許可を出さないことにした方が良いですよ!
鰻は専門店で食べれば良いんです!
私もその考えに内心おおいに賛同したのですが、同席した別の方が反論しました・・・
いやあ、それはねえ、一般消費者の反感を買うと思いますよ。金銭的ゆとりがなくて鰻専門店に行けない人がいて、そういう人は土用のコンビニ鰻を楽しみにしていますから、そういう人が騒いで炎上しちゃうような気がします。
このご意見に、私は深く失望しましたが、その方は手広くしかし堅実に事業を営んでいる社長さんだったので、世間のそういう気分を汲み取らないと上手な経営は出来ないものなのかなあ・・・と考え込んでしまいました。
それから7年。
今年の丑の日を前に、鰻をめぐって、逆方向の炎上事件がありました。環境省の公式ツイッターが、
「食品ロスにならないように大事にいただきましょう。鰻を食べる方はできるだけ予約して、季節の行事を楽しみましょう!」と言いました。食品ロスを出さないように、という点が主眼のツイートでしたが、「いただきましょう」「楽しみましょう」という表現が、
環境省が鰻消費を推奨している→環境省が絶滅危惧種の消費を勧めるとはケシカラン→炎上させてやれ!
ということになってしまったようです。
環境省は、ことさらにたくさん食べるよう勧めたわけではないので、これは言いがかりに近い「炎上」ですね。鰻を食べるのは控えましょうと言うと鰻業界から反発を食うので、予約というロスが出ない方法で「いただきましょう」「楽しみましょう」と言っただけです。
しかしそれで炎上でした。それも7年前と炎上の方向が真逆です。世論の変わりように驚かされます。
あるいは、そもそも、こういう所に世論はないのか。
振り回される鰻関係の方々はお気の毒と思います。

追伸
地下1階「ちんや亭」にて、肉の食べくらべキャンペーン「めざせ13冠 ちょい食べGO!」を実施しています。是非ご参加下さい。

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芸人学校

吉本の芸人学校に入りたいので、「ちんや」は辞めます!
本当の夢は芸人だったんです。
と言って去っていった若者がいました。
最近連日テレビで採り上げられている「NSC」のことですね。
そうか、デビューしたら、チケット持ってきてくれよ!
と言ったら、はい!と言っていましたが、数年経つが音沙汰無し。
今朝のテレビによれば、「NSC」は1校ではなくて全国に7校あり、入試がないので誰でも入れて、同期の人数は東京校だけで800人。その800人の内有名になるのは、1~2人なんだとか。
「所属芸人6.000人」が多すぎると言われているものの、「NSC」に入って来た総人数と比較すると、6.000人は上層部なんだそうな。
連絡無し=ダメだったんだろうねえ。
当時この確率を知っていたら、全力で止めたのに。

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間違い予約

福岡中洲のすき焼き屋「ちんや」さんが昨日で閉店したと聞きます。理由は存じません。
弊店とは資本的にも人的にも全く関係ないお店さんでしたが、地元では有名だったらしく、福岡から見えたお客様から、
中洲のお店は、こちらの支店ですか?
と、しばしば聞かれました。
その昔、料理屋の商標に関する認識がユルい時代がありました。屋号が同じでも、商圏が離れていれば実際問題として迷惑になるということが、あまりなかったからです。
中洲さんの屋号も、弊社の商標権をバッチリ侵害していたのですが、ごく最近まで問題になることは、あまりありませんでした。
ところが、スマホの時代になってしまいました。
スマホで検索し、画面の電話番号をクリックすれば、すぐ予約できるようになりましたから、間違い予約電話が急増しました。予約のお客様が見えないので電話をかけてみると、
え? 何言ってるの?!もう店に入っているよ!予約したのに受付の人が分かってなかったよ(怒!)
と言うのです。その方は中洲さんに行きたくてウチに電話してしまい、それで予約が獲れたと思って中洲の店に行ったのです。
間違い予約をされても、その方の電話番号が、固定の092-であれば、こちらも怪しんで、
東京浅草の「ちんや」に御用ですよね?
と確認しますが、今は日本中携帯の090-や080-ですから、怪しむことができません。
そういう事件が頻発しましたので、数年前、中洲さんとは人を介して商標の話しをさせていただきました。
その方々のおかげ様にて、中洲さんとは最後まで紛争を起こすことなく過ごせて感謝しております。
今日から間違いがなくなるのは助かりますが、すき焼き界全体のことを想えば、業界が小さくなるのは寂しいことです。

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偽名

明らかに話し方はアジア風なのに、
予約することになって、では御名前を、と尋ねると、
タナカ・ハナ子
などと名乗る人が。
怪しい。
外国人の名前で予約すると、店から冷遇されるかもと恐れて、日本風の偽名を言うのか。
想像だけグルグルめぐらせて、席は普通に手配しておくと、結局ノーショー。
電話をかけてみると、
トモダチノ代ワリデ電話シタダケヨ!
「トモダチノ代ワリ」というのは在日非合法ガイドの決まり文句だ。タナカはやはり偽名だったか。
インバウンド活況は結構ではあれど、日本にこういう人々が入り込んで来ているのは、本当に不快なことです。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

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暑くなると

記録的日照不足とかで涼しい日が続いていましたが、先週のある日からググっと暑くなりました。
そうしたら、エアコンが壊れました。で、
エアコンっていうものは、暑くなると壊れる。
それも必ず土日の、店が忙しい日に壊れる。
とFBに投稿しましたら、飲食店や旅館の皆さんから、
「うちも壊れましたよー」
「わかります!!!(笑)」
「どうしてなんでしようーー同じく!!笑笑」
まったく、トホホです。

追伸
令和の新時代に向け、「ちんや」は「肉のフォーティエイト宣言」を致しました。ご理解・ご愛顧賜りたく、お願い申し上げます。

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生足

さて7月も後半です。
この時季困るのは、靴下を履かずに見えるお客様。
その人にとってそれが快適だからか、カッコ良いと思うのか、ごくたまにですが、「生足で靴」で見える方がおいでなんですよねえ。
「ちんや」では玄関にスリッパではなく、靴下を用意してあり、それを履いていただくのですが、たまに拒否する人がいます。
いいよ、いいよ。オレは、そういうの、気にしないんだ!
いや、いや、逆ですよ。貴殿の水虫がうつるのをイヤがる人がいるんですよ!ここは貴殿の家ではないですし。
とは流石に言わず、言い方としては、
衛生にキビシいお客様がいらして、そういう方からお叱りを受けるので、ご協力いただいております。
と言いますが、不平顔。
ステキな女性の生足なら個人的には観ていたい気もしますが(笑)、差別はいけないので、そういう方にも履いていただきます。
要するに、「生足で座敷」が平気な方って、他人がそれをどう思うか、あんまりお考えにはならないみたいなんですよね。
片や、他人が握ったおにぎりはイヤという方もおいでです。分断は広がるばかりなのか・・・

追伸
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断わり方

上手に断れない人がいるのだなあ、と思います。
声かけられた食事会に行きたくない場合、大人の理由を設けて即座に断ってしまえば良いものを、ギリギリまで調整努力した姿を見せるというプレーを演じる人が、たまにいます。
そういう人が混ざっている会合を請けおった飲食店は面倒です。
ギリギリまでプレーするのですから、
来るのか来ないのか分からず、
来るのか来ないのか、それが何時になったら分かるのか、すら分かりません。
本人としては演技力を発揮して、上手く断った気分でおいでなのでしょう。一回なら、その手が有効かもしれません。
が、面倒な思いを味わった幹事さんは、次回どう思うのでしょう。
食事の誘いを断ったくらいで揺らがない人間関係を日頃から作っておくのが良いのでは・・・と思ってしまいます。

追伸
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