アツいぜ!チケット

 プロ野球の「横浜」を買収して新規参入した「DeNA」が、変わった入場券を売り始めました。

 それは「アツいぜ!チケット」。定価は4.000円です。

 このチケットは、観戦したファンの満足度により、勝てば半額まで、負けたら全額まで返金する球界初の試みでした。ネット企業は大胆なことをするものです。

 で、結果ですが、返金を求めるファンが続出しているそうです。

 チームが初の3連勝を飾った日も返金を求めるファンが続出。理由は「以前の連敗があったから」。

 このチケットを販売した5日間の平均返金率は、なんと85%。3連勝してるのに、です。これには「燃える男」ナカハタ監督も「現場の士気に関わる」と渋い顔なのだそうで、実に気の毒な話しです。

 そう言えば、以前「客」が値段を決める旅館というのが在りましたねえ。でも、不満足ならゼロ、というのは珍しいですね。

 皆さんは、この制度をどう思われますか。

 ファンの気持ちとして、不満足で「カネ返せ!」っていう感じの試合だってあるでしょう、それは。しかし席は使ったわけだし、トイレだって使ったわけです、事実として。

 それに、ですよ、試合に関わった人達・日頃プロ野球に関わっている人達の人権費を負担するのが、ファンの務め、と申すものです。

 正当な経費は、その日の機嫌に関わらず負担するのが、ファンの務め、と申すものです。

 その意識の無い「ファン」って、一体全体ファンなんですかね、本当に。「ファン」とは言い難い、タダ喰いの連中としか思えません。

 そして、ファンにそういう請求をキッチリしない球団って、どうなんでしょう。「この球団にして、この「ファン」在り」です。政治家と国民みたいですけど。

 喝―っつ!!!

 私は、企業と客が、こういう感じで、損得勘定だけで関係するのが、スゴく嫌いです。

「ちんや」は、こう成りたくないと願います。

 本業のゲームの「コンプガチャ」の話しだって酷いですよね。

 ああしたゲームのプログラマーは、月に10万円以上「ガチャ」に使ってしまう客のことを、

「ハイジン」と呼んでいるそうじゃないですか。

 「ハイジン」とは俳句を嗜む人のこと、では勿論なく、廃人のことです。客を人間扱いしてないわけです。

 だいたい私は最初からDeNAの球界参入に反対でした。

 野球から撤退して欲しいです、DeNAさん。

追伸

 「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は138人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 参加者の方には、特典も! 

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて808日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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東京天空樹

 東京スカイツリー開業まで1週間です。

 皆さんはスカイツリーっていう名前に、もう慣れましたか。

 この名前を決める時、人気投票が上位だった、

 大江戸タワー

 新東京タワー

 さくらタワー

のどれにも権利上の支障があって、選考は難航し、投票順が下位のスカイツリーに決まったとか、報道されていました。

 「ジャックと豆の木」の、豆の木を連想させる名前だ、とかいう説明もありましたね。

 で、私が「慣れたか」ですが、

 慣れてま・せ・・ん。

 この名前が公表された日の、

「・・・」という気持ちを、今でも鮮明に覚えています。

 思えば、昔の塔の名前には雅趣がありました。

 「通天閣」=天ニ通ズル楼閣

 「凌雲閣」=雲ヲ凌グ楼閣

~ほら、いいでしょう。市場イヤ詩情があります。

 私は、こういうのが好きです。昔の日本人は、皆漢詩を嗜んでいましたからねえ。

 念のため解説しますと・・・

 大阪新世界の「通天閣」は1912年に初代の塔が完成。二代目の塔が今でも健在ですね。ビリケン様で有名です。

 その「通天閣」と浅草との間には、実は御縁があるそうです。「通天閣」の塔の側面には、現在日立製作所さんが非常に目立つ広告を出していますが、ここに広告を出す商談は、まず松下電器さんに行き、松下さんが断ったので、日立さんに回ったそうです。

 当時、関西の大手家電メーカー(=松下さん・三洋さん・シャープさんなど)に対抗して関西に進出しようとしていた関東の日立さんと、資金調達のために長期に渡って広告を出してもらえる大手企業を探していた通天閣観光さんの思惑が合致した結果が、これだという話しです。

 この広告のPR効果は絶大で、大阪でも日立さんの知名度は上がり、で、松下幸之助さんは、広告を断ったことを非常に後悔し、それで後に浅草寺に雷門の寄進を行なったと伝えられています。大阪新世界のリベンジを東京浅草で目論んだ、というわけです。面白いですね。

 一方「凌雲閣」とは、1890年から関東大震災まで浅草にあった12階建ての塔のことです。当時帝都随一の眺望を誇り、全国から観光客が押し寄せたと聞きます。

 その「凌雲閣」の高さはと申しますと、53メートル。53メートルでしかありませんでしたが、それでも名前は「雲ヲ凌グ閣」。

 詩ですねえ。

 聞けば、スカイツリーの中国語名は「東京晴空塔」だそうですが、中国語名だけでも変えたいですね、私なら。

 東武さんが当初考えていた「東京天空樹」は、既に中国で権利を獲られていて×だったそうです。直訳がどうせ獲れなかったのなら、漢詩っぽく行ってみては如何かと思います。

 宙ニ遊ブ塔とか、

 月ニ映エル塔とか、

 いやあ、ポエチック。いいねえ、我ながら。

追伸

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浅草の雨傘

 浅草は最近スゴい人出ですね!とおっしゃる方に申し上げます。

 それは、貴女が晴れた日に来ているから、そう思うのです。

 以前なら大規模小売店と言えばデパートくらいのものでしたが、今時はさらに大型のショッピング・モールが、あちこちに在りますから、雨が降れば、お客様はそちらに流れます。だから浅草は人出のアップ・ダウンが激しいのです。

 『江戸町奥山風景』のような、浅草の屋外の催事の場合、この傾向は特に酷くて、雨が降るとゼンゼン、ダメです。雨の平日と、晴れの祝日では売り上げの差が10倍くらいに成ってしまいます。困ったものです。

 実際、今回の『奥山』の会期は、本当に雨に祟られて弱りました。59日間に雨で営業時間を短縮したことが7回もありましたから。

 そう、浅草は雨に弱い町なのです。

 対策としては、まずは旅館さん・ホテルさんに頑張っていただく、ということですかね。

 浅草に泊まってしまえば、チェック・アウトの時間には、雨が降っていても強制的に町に出るしかないですからね。

 それから、芝居とか興業施設があると違います。もう券を買ってしまっているから行くしかないですからね。この意味でも、「娯楽の殿堂・浅草」と謳われた昔が羨ましいです。

 え、それでもスカイツリーが在れば、人は集まって来るんじゃないのかって?

 ザンネンでした。

 スカイツリーは高くて、雲の上ですから、雨の日は見えないんですね、はい。

追伸

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ももクロ

 「ももクロ」が「来てる」そうですね。

 「ももクロ」とは、モモ肉が黒い牛のこと、では勿論なく、「ももいろクローバーZ」というアイドル・グループのことです。

 全員が10歳代の女の子ですが、「常に全力」が「売り」で、ダンスは激しく、「海老ぞりジャンプ」などの、アクロバティックな振りつけが特徴です。歌舞伎の女形の「海老ぞり」のようなことを、5人で空中でやるのです。

 そうした振りを、息つく間もなく続け、時には息切れしてしまうのですが、そのひたむきさが支持されているそうです。

 で、そのファン層はというと、

 今までアイドルには、全く興味が無かった、嫌いだった、

という人が大勢。ロックファンやプロレスファンから転向した人も多いのだそうです。

 ここで驚きますのは、彼女達がそういうファンを獲得した方法です。

 ロックコンサートやプロレスの試合に出向き、参加させてもらって、歌い踊るのです。当然、そこに来ている観客は、ロックファンやプロレスファンですから、非常にアウエーな状況です。

 アイドルなんて見たくないよ!

と、いう客を前に「常に全力」の歌と踊りを披露して、ファンにしてしまうのです。

 工場の開場式まで行って、そこの工員さんをファンにしてしまいます。今後は、野球ファンも獲得したいとか、インタビューで答えていました。

 脱帽ですね。

 さて「ちんや」はと申しますと、これまでリピーターさんにリピートしていただくことを中心に店をやってきました。

 あまりに距離感のある方にアプローチするのは、「くたびれ儲け」と思ってきました。

 でも、「ももクロ」をテレビで見て、

 う~~~む

と考えこんでしまいました。

 思えば、今の世の中は、すき焼きにとっては、結構アウエーです。

 高齢化で困っている今の状況は、長命が何よりの願いだった明治時代とは、時代の状況が違います。

 かつては御馳走だった、脂肪分や糖分、アルコールを摂ることを嫌がる人が多くいます。

 そうした皆さんは、すき焼き屋にとって非常にアウエーなので、熱心にアプローチすることはしてきませんでした。

 でも、ひょっとしたら、

 すき焼きはイヤだけど「ちんや」は好き、

とかいう人もおいでかもしれません。

 「アウエーな場で全力」~できるかなあ、私に。

追伸

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カーナビ

 私はカーナビが嫌いです。

 タクシーに乗った時、ドライバーさんがナビをしきりに見ていると、降りたくなってしまいますが、最近結構そういうケースに出遭います。昔はタクシードライバーと言えば、道に詳しくて感心したものでしたが、そういう職人ドライバーさんが減っているような気がします。

 それはつまり、ナビのせいですね。だから私はカーナビが嫌いなのです。

 素人が使うのは、まあ良いですよ。GW連休に御家族で出かける時は、知らない土地に行くわけですから、ナビは便利でしょう。

 でも、営業運転で大勢の人の命を預かる場合なのに「ナビ頼り」だったとは、信じがたい話しですね。勿論、関越道の格安バスのことですが。

 もともと道に詳しい人が、補助としてナビを使い、安全性を高めるのは良いと思いますが、その道を走った経験が乏しいのに、ナビを頼って走るとは。

 便利なものができると、人間の性能の方が退化する展開の見本でしょうね、ナビは。

 でも、料理の世界も、似たようなものですよ。

 御飯が炊けなくても、機械が炊いてくれますから。

 しかも現場の店から遠く離れたセントラルキッチンで機械が炊きますから、現場に、御飯のことをわかる人間がいないことがあります。現場では盛るだけです。

 だから、ですよ、

 格安ツアーなんかに乗るから、事故に遭うんだよ!

と被害者の方を馬鹿にしておいでの皆さんに申しますが、

 似たようなことが、まだまだ世の中に在るんじゃないですか。

 恐ろしや。

追伸

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居酒屋店員への接し方

 先週Yahooのトップページに、突然、

「女性に「優しい人だなぁ」と感心される居酒屋店員への接し方9パターン」

なるリンクが現れ、思わず開けてしまいました。

 まず最初に「人の本性は、「赤の他人」に対する接し方で垣間見えることがあります。たとえば女性と居酒屋で飲食をするとき、どんなに相手の女性に気を配っても、店員への態度ひとつで評価がガタ落ちすることも…。」

と読者を脅かしておいて、肝心の「9パターン」に入っていきます。

【1】 料理が運ばれてくるたびに、さわやかスマイルで軽く礼を言う

【2】 店員が伝票に入力するペースに合わせて注文を伝える

【3】 店員がお皿やグラスを落としたときに、「大丈夫? 」とフォローする

【4】 食べ終わったお皿やグラスを、片付けやすい位置に並べておく

【5】 料理がなかなか来ないとき、催促するのではなく「確認してください」と言う

【6】 店員がオススメしてきた料理を「それもいいね! 」と肯定してあげる

【7】 料理を残すときに、「おいしかったんですけど、おなかいっぱいで」などと一言謝る

【8】 「ハキハキした接客がグッドだね! 」と、店員の良いところを褒める

【9】 退店時にはっきりと「ごちそうさまでした」と言う

 こ、これでモテるんでしょうか。

 私がやらないのは、【6】だけですね。

 私の場合、店に入る時点で食べたいものは、およそ決まっているので、オススメはウザいのです。それで、たいてい「お姐さん、ごめんね、頼むものは決まってるのよ。」と言ってしまいますが、それ以外はやってます。

 これでモテるなら、私なんか、モテまくりですよ、塩谷君並みに。

 二股記者会見で恥かかないように、セリフを準備しとかなきゃ。

追伸

 4/20に「ニッポン全国彪友会~台東万博!」を主催しました。この日の画像は、こちらをご覧ください。

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乱筆

 4/20に主催しました、「ニッポン全国彪友会~台東万博!」の件で、御礼の御葉書など​いただきまして、誠に恐縮しております。

 実は私、超弩級の乱筆家​ですので、お返事はメールで済まさせていただいております。何卒​、ご容赦いただきたいと思います。

 しかし、です。我が名誉のために申しますが、以前から乱筆だったか、というと、実はそうではなく、それどころか、学生時代の私のノートは「見やすい・分かりやすい」と評判で、良く友人にコピーさせてあげたものでした。

 流石に綺麗だ、とは言われませんでしたが、評判良かったのです。

 それが、いつの間にか「・・・」に。

 問題なのは、字を書くことに集中できないことです。

 大学の講義なら静かですが、この店の帳場は、落ち着かないのです。

 まず、電話がしきりと鳴ります。しきりと鳴らないと困るので仕方ないですが。

 板場と帳場の間には、カウンターがあるだけですので、オーダーを通す大きな声が響きます。

 部外者に対する、仕切りもありませんので、営業回りの取引先さんが遠慮無く入ってきて、イキナリ声をかけてきます。

 どうもー!社長―!毎度お世話さまでーす!!!

 人が字を書いてるのが見えないんですかねえ。こういう場合は、元気が良ければ良いほど腹立たしいですね。

 2つ個室を作って、一つは自分が使い、もう一つには秘書を常駐させて、入って来る人を一度堰き止めれば、字はゆっくり書けましょう。でも、周囲とのコミュニケーションが弱くなりそうで、そうはしていません。

 ですので、今日も色んな人が入って来ます。

 私が字を書いているのに。

 どうもー!社長―!この書類見て欲しいんですけどー!!!(これは店のスタッフ)

 ここで怒ってはいけません。書けば良いんです、平然と、乱筆で。

 あ、そうそう、御礼状の件は、「乱筆」以前にアベコベでしたね。

 主催者が参加者​に礼状を出すなら分かりますが、逆になって、どうも恐縮​です。それだけ喜んでいただけたのですから、幹事冥利につきますね。嬉しいです。

 追伸

 4/20に「ニッポン全国彪友会~台東万博!」を主催しました。この日の画像は、こちらをご覧ください。

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格安ツアー

 連休の最中、関越道で高速バスの重大事故がありました。画像だけで、酷い事故だったことがわかります。

 事故の原因は運転手の居眠りでした。金沢から浦安まで、完全に独りで運転なんて、信じがたいですよね。

 そして翌日の新聞には、こうした運転勤務が常態化している、バス業界のことが結構詳細に報道されました。

 「ちんや」は、勿論こうした「格安ツアー客」を受け入れてはいませんが、私も観光業界に居ますので、バス業界の様子を小耳にはさんだことはありました。それは酷いものでした。

 規制緩和で新規参入が殺到し、業者数が2倍に増えたのに、その後需要は減少してしまっており、なにしろ過当競争が酷いらしいのです。

 結果、値下げ合戦がおきており、10年間でバス1台当りの収入は25%もダウンして、ついには安全にかかるコストまでが削られてしまっている模様です。この所、ツアーバスの事故が続けて起きていた背景は、これです。今回の業者も、過去に行政処分を受けていたようです。

 さて、この事故の本当の加害者は政府です。

 これだけの過当競争があれば、最終的には人身に危険が及ぶはずだ、という肌感覚の予測がリアルに立てられないところが、今の日本政府の病弊でしょう。

 まあ、もっともその官僚連を指導する立場の政治家が、あの体たらくで、その政治家を選んでいるのは国民ですから、あまりそこを責めても仕方の無い話しですね。

 では、そういう経済の現実の中で、企業経営者は、どうしたら良いのでしょう。

 4/20に私達が主催した「ニッポン全国彪友会~台東万博!」の講演会で、二条先生が教えたことは・・・

・中小企業の皆さんは、安売りをしてはいけません。

・安い、という価値以外の価値を売って、お客様に喜んでいただいて下さい。

・そして、皆さん自身も安物買いをしてはいけません。

 私達が、その講演に感激した、すぐ後に、この事故が起きました。

 安売りは、最終的には人を殺しさえする、このことは身に沁みさせないといけません。

 追伸

 浅草寺本堂横で「江戸町奥山風景」が開催されています。

5/7までですよ!

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通夜の来賓

 ある御通夜に出かけました。

 初めて行く斎場でしたので、ネットで経路を綿密に調べて出かけましたところ、帝国の3分過ぎイヤ定刻の3分過ぎに着き、私が受付をしている最中に、御坊様が式場の中へ入って行くのが見えました。

 うん、我ながら、良いタイミングで着いたなあ。さて人数を見渡して、拝めるのは30分後くらいかなあ。

と思っていると、故人の会社の方が近寄って来て、

 社長(=私のこと)! 中へお入りください!

とおっしゃいます。

 いえいえ、いいです、外で待ってますから。

 いやいや、御席を用意してあるんです。

 え、そうなんですか、それは聞いてないですし、ここでいいですよ。立って待ってますよ。

 社長、そんなこと言わずに、入っていただけませんか。

 そうですか、参りましたね。

で、渋々式場の中へ入りますと、読経が始まったようです。

 こちらへ、どうぞ!

 いや、端っこでいいですよ。

 いやいや、御席を用意してあるんです。

 え?!そんな高い席は困りますよ。

とか、言っている内に読経の声が高くなって来ました。足音を殺して奥へ進みます。

 え、そこですか?!最前列じゃあないですか。困ったなあ。「ご来賓席」って札が椅子に貼ってあるけど、「御来賓」なんですか、私?!

 も~!これじゃあ、来賓が遅刻して来たみたいじゃないの。参ったなあ。冷や汗かいたなあ。

とか、思ってる内にも読経が響き、私は呼吸を整えて、背筋を正して聞き入りました。

 ご冥福を、静かにお祈りしたかったんですけど・・・

 追伸

 4/20に「ニッポン全国彪友会~台東万博!」を主催しました。この日の画像は、こちらをご覧ください。

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歩き喰い

 最近浅草に「歩き喰い」の店が増えています。

 「立ち喰い」店なら、まだ上等です。だって、立って食べるスペースが、ちゃんと店の中に確保されていますからね。

 一方「歩き喰い」の店には、食べるスペースが確保されておらず、軒先に椅子が置いてあったりしますが、雨が降れば濡れるような場所、風が吹けば埃をかぶるような場所です。だから「歩き喰い」の店で食べ物を買った客は、ふらふらと街歩きをしながら、食べ物を食べるのです。

 つまりですね、「立ち喰い」店はレッキとした飲食店ですが、「歩き喰い」の店は、そうではありません。似て非なるものです。皆ノ衆、よくよく御承知あってしかるべし、です。

 「歩き喰い」の店は、飲食するスペースの無い店=レッキとした飲食店ではない店ですから、買った人が食べ物を家へ持って帰れるように、キチンとパックすべきですよね。

 でも、そうはなっていませんね、残念ながら。

 見ていると、アツアツの物や冷え冷えの物を、客が即座にかぶりつけるような体裁で手渡しています。要するに、歩き喰いしやすいようなパックの仕方なんです。

 そのキチンとパックされていない物を食べ歩きますから、「歩き喰い」の客の手は、油やクリームでベトベトです。そして、その手で、なんと、次に入った店の品物を触ります(!)

 扇子を、ベトベトの手で触ります(!!)

 蛇の目だって、ベトベトの手で触ります(!!!)

 これは堪りませんね、その店の立場に立ったら。

 それで仲見世商店街は、

 食べものを持ったまま、店に入ることは御遠慮下さい!

としきりと放送しています。日に何度も何度も放送しています。

 でも気の毒ですが、こうした呼びかけでは効果は薄いと思います。

 だって、もう日本人のマナーはどこかへ消え失せていますから!

 「歩き喰い」の店には、保健所が営業許可を、そももそ出さないようにするしかないでしょう。

 末法の世ですな。

 南無観世音菩薩。

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