トマト祭り

 「トマト祭り」が急遽中止になったそうです。

 そう、あの、人々がトマトを投げつけ合う祭りのことです。

 「YAMINAVE」なる団体が主催して、多摩川の河川敷に100人ほどの人を集め、スペインのマネごとをやろうと企画したようなのですが、

 「この度は賛否両論沢山の意見があり、このまま強行運営致しますと、当日様々な事が起きることが想定されます。そのため、9/9(日)の開催は中止することに致しました。 今後の運営を考えて行きたいと思います。」

と、いうこことで中止に追い込まれた模様です。

 聞けば、今回のトマト祭りについてネット上ではまさに賛否両論だったようで、

「あのトマト祭りが日本でできる」と参加を表明する人がいる一方、

「これ、主催者は何者なの?というか、河川敷の使用許可って取れるの?」

「食べ物を粗末にするとは、最低だな」

「バックボーンがないのに上っ面だけ真似して何の意味があるの?」という批判や疑問も多数書き込まれていたそうな。

 河川敷の管理者である国土交通省・京浜河川事務所が、このイベントの情報を聞きつけ、主催者に届け出書を持って⇒説明に来るよう求めた所、大掛かりな設備などは用意せず、ブルーシートのみで実行すると説明したとか。「・・・」ですよね。

 それで、参加者以外の人に迷惑がかかるような事が当日発覚した場合、即刻中止してもらう、と注意したところ、結局、開催前日にあえなく中止と成った模様です。

 まったく、そんなモッタイナイことを、お遊びのイベントで行うなんて、とんでもない!本家スペイン・ブニョールの「ラ・トマティーナ」は、そんなもんじゃないぞ、実に由緒正しきものなんだ!

と、ここに書こうと思ったのですが、よくよく調べてみますと、「ラ・トマティーナ」も意外と最近始まったんですね。

 私は知りませんでしたが、1940年代半ばに始まったようです。もっと伝統的な祭りかと思っていました。

 しかも、その起源が「!」です。当時の町政に不満を持つ住人が、町の祝賀会で町会議員に向けてトマトを投げつけたのがそもそも、とか言われているそうです。フランコ独裁時代の世相が反映されているような気がしますね、なんとなく。

 なーんだ、そうだったんですね、「ラ・トマティーナ」って。

 そういう話しなら、今回むしろ決行すれば良かったのに!

 今の政治に不満なメンツを集めて永田町や霞が関でやれば良かったんです。それも100人なんてショボい規模ではなくて、本家トマティーナの4万人の上を行く規模でやれば良かったんです。

 名付けて、トマティーナ維新。

 要は、今回は企画が甘かったと思いますよ。主催者さんは顔洗って出直して欲しいです。

 追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

 是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
 ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

  「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は296人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 参加者の方には、特典も! 

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて928日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

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断捨離

 9/3~9/7の連休中は、自宅の「断捨離」を敢行しました。

 とあるサイトに掲載されていた、

「汚部屋になりやすい」

「モノが増えやすい人」の条件に、当家がピッタリ街頭いやピッタリ該当していたからです。すなわち・・・

・持ち家を買った

・5年以上、引っ越しをしない

・自分と家族以外は誰も立ち入らない(=来客は全て店で対応している)

・35才以上である

 どうです?心当たりのある人いませんか?

 この条件に加えて、ここ数年私は、なにしろ用事が多く、休みの火曜日にも家に居ないことが多かったので、だんだん家に「要らない物」「要らない書類」が溜まってしまいました。

 それに今時はゴミの分別の仕方が細かく、搬出指定日とかがあって、ゴミのテキストを熟読しないと正しく捨てられません。ゴミを捨てにくくなっていますよね。

 そんなわけで、あまりにトホホの状態に成ったので、ついに、連休であるのに、どこにも行かず、「断捨離」の時間に充てた次第です。

 それにしても、モノを増やすのは簡単ですが、モノを減らすのは体力的にも精神的にも大変です。そのことを改めて痛感しました。

 1日中汗だくでモノを捨てる作業に従事しても、全体を見れば、歴然と綺麗になった感じがしません。それくらい時間のかかる仕事ですよね。

 実際今回も、丸4日間かけて、なんとか「見れるレベルの部屋」にすることが出来ました。

 それでも、まだまだ「捨て切れていない」と感じています。

「その品物に思い出や愛着があって、それを捨てるのことは、身を切られるくらい辛い」というものを、生贄として2~3個捨てると良い、とか教えている人もおいでのようですが、そこまで悟れなかったことを告白いたします。

 それから、もう1点。通販に頼ることの問題点がハッキリしました。

 買い物に出かける時間がないため、通販でモノを買ってしまいがちですが、そこに問題点があります。

 リアルにモノを見ず、寸法の数字だけ見て買っているので、モノの大きさを体感できず、結局、大き目なモノを安易に買っていたのです。文庫本だと思って注文したら、立派なフル製本の本だったこともありました。

 通販は、便利なようで実は不便、の一つの見本でしょうね。今後気をつけたいと思います。

 終わりまして、まあ、気分は良いのですが、ヘトヘトでした、休みなのに。

  追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

 是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
 ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

  「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

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 現在の笑顔数は296人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 参加者の方には、特典も! 

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて927日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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タクシードライバー

 このところ、タクシーに何回か乗りました。

 つまりは遅くまで飲む機会が続いた、ということなのですが、それはさて置くことにさせていただきまして、なんかタクシー業界って、最近、乗るたびにサービスの質が落ちて来ているように感じます。そう感じるのは私だけでしょうか?

 なんか、自分が客を降ろしやすい所で降ろそうとする傾向が見え見え、なのです。

 「通りの左側に『カラオケ館』の青いビカビカした看板が見えますよね。ひどく目立つから分かりますよね。あそこで降りたいんです。」私はいつも、そう申します。

 酔っ払っていて長い距離を歩きたくないから、タクシーに乗っているわけで、なるべく近づきたいからそう申すのですが、

 「ここで良いですか!」

って、ドライバーさんは筋1本手前のバス停の所で降ろそうとします。そこが寄せ安いからでしょう。

 先回りして「良いですか!」って言ってしまえば、No!と言いにくいだろう、と思って、そう言ってるんでしょうね。このパターンに頻繁に遭遇します。

 荷物がある、とか

 高齢で足腰に支障がある、とか

 雨が激しいので、とか

~そういう理由で客は電車やバスでなくて、タクシーを利用するのに、その根本のベネフイットを自分から放り出してしまったら、他に誰が乗るんでしょう、タクシーに。

 まあ、乗るのは酔っ払いに限られましょう。

 酔っ払いを乗せ⇒吐かれたり・騒がれたりと、ヒドい目に遭ったドライバーさんが次々に退職し、後の採用がうまく行かず、ますます残念な人材ばかりが、この業界に集まって来ているような気がします。

 今時はナビがありますから、プロ意識が無くてもドライバーが務まってしまいますね、表面的には。まさに悪循環です。

 一部には、福祉専門タクシーとか観光専門タクシーに特化して、こういう悪循環からぬけ出ている会社があることは私も知っていますが、全般的には、良くない傾向が続いているとしか見えません。

 高速バスのように一度に大勢の人が死んだりしないので、大きく報道されませんが、事故も少なくないと聞きます。

 酔っ払って、「流し」の車ばかり乗っている私にとっては困った事態です。今後はいちいち優良な会社に電話して、来て貰わないといけないのかもしれません。トホホです。

 それにですよ、どこかへ観光に行くと、行った先では、たいていタクシーに乗りますよね。だから観光客にとっては、タクシーのドライバーさんの印象って強いですよね。

 観光振興にとっては、現状は実に良くない状況だと思います。業界としての重要度が低いとは言えないと思うんですけど!

 そんなことを考えながら、ネットを見ていたら、タクシー業界について、こんなことが・・・

「流しや辻待ち営業では客が車を選びにくく、かつ、乗るまでサービスの良し悪しが分からないため、利用者保護の観点から、安心・安全なサービスの確保が重要。」

「運賃原価のうち人件費が約8割を占めるうえ、歩合制賃金であるため、運賃を下げた場合に見込んだだけの需要が増えないと、減収のかなりの部分が運転者の賃金にハネ返ることになり、長時間労働や過労運転を招きがち。」

 やはり、業界の構造が原因で顧客志向の経営が行われにくい、と考えられているようです。

 別のサイトには、こんなことも・・・

「タクシー業界ならではの数多の矛盾。それらのほとんどは労使間の信頼関係の欠如に起因します。タクシー会社により多少の温度差はあれど、雇用側は自社乗務員を消耗品と捉え、営業車を回転させる労働力としか見ません。」

「乗務員は会社組織の一員ではなく、単に軒先を借りているだけとうそぶきます。このような環境下において良質なロイヤリティが生まれ、お客様を感動させるサービスを望むことは難しいのかもしれません。」

「お客様との濃密なコミニュケーションが不可欠であり、安全と安心を提供する専門性の高いタクシー乗務員という仕事。これほど遣り甲斐のある接客接遇業はそう多くはないばずです。航空会社や旅客鉄道、バスなど、他の交通移動手段と肩を並べる環境の構築はできないのでしょうか。」

「答えは簡単です、経営者の意識が変われば可能なのです。」

 うーん、なかなか、深刻。

 この現状を打破したい!という経営者の方、今度飲みましょう!

~じゃなかった、乗りますよ、御社の車に。

 

追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

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 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて926日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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不自然な食べ物

 昨日まで夏休みをいただき、御不便をおかけしました。「ちんや」は、本日より通常営業しております。さて、

 休み中に映画『モンサントの不自然な食べ物』を観ました。

 世界の種子市場を支配し、農業全体をも支配しそうな、バイオ化学企業・モンサント社の実態を暴いた映画です。

 モンサント社は、さまざまにビジネスを展開していますが、主要な分野は遺伝子組み換え作物~例えばトウモロコシの種です。その世界市場の90%を占めています。

 モンサント社は、まず農薬に強い(=耐性のある)作物を開発しました。大規模農場で、飛行機で農薬を大量にバラ撒いても、この作物は育ちます。

 で、その種を使うことで、それまで虫とりや草むしりに従事していた子供が、学校に行けるようになる、と宣伝しました。収量も多いので飢餓を脱することが出来る、とも宣伝しました。

 世界の農民はこの種を歓迎しました。モンサントの宣伝に乗せられたからです。

 しかし恐ろしいことに、この種から育った作物が実らせた種は、翌年植えても発芽しないのです。なんと、そういう風に遺伝子を組み換えてあるのです。

 だから、翌年も農民はモンサント社から種を買わないといけません。

 結果、いったん収量は上がったようですが、皆が完全にモンサント社の支配下に入ってしまいました。

 そもそも、ですが、モンサント社は、あの悪名高き「枯葉剤」のメーカーです。ベトナム戦争で「枯葉剤」を使用し、戦後はそれを農薬に転用し、やがて農薬と作物の関係を研究する内、農薬耐性のある作物の開発に成功しました。

 普通の遺伝子のトウモロコシは、農薬に弱く収量も少ないので、次第に植えられなくなって行き、「遺伝的多様性」が失われました。世界中でモンサントの種ばかりが植えるようになってしまったのです。

 それを忌避した農家は、経済的に敗北し、破産して行きました。

 これが現代農業の姿です。

 日本食品に遺伝子組み換え作物が含まれていれば、それを消費者に表示する制度になっていますから、モンサントの支配から今の所、免れています。

 でも、皆さん、ここでご注意いただきたいのですが、TPPに参加しようとすると、この表示義務を撤廃しないといけないらしいのです。

 恐ろしくないですか?

 TPP参加後は、食品に遺伝子組み換え作物が含まれても、そのことを消費者に隠すことが出来るのです。

 末法の世ですな。

 南無観世音菩薩。

 追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
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観光案内

 盆休みの盛りの頃の話しです。

 お客様の御忘れ物の中に、結構な額の現金が入っていたので、雷門の交番に届けて来ました。

 拾得手続き完了を待つ間、およそ10分。交番は千客万来でした。と言っても来るのは犯罪者でも被害者でもなくて、観光客。

 スカイツリーはどっちですか?

 合羽橋はどっちですか?

 モツ焼き通りはどっちですか?

 都営地下鉄の駅はどっちですか?

 聞くのはタダって感覚なのでしょうか。聞いていて・・・

 「観光センターは通りの向かいじゃああ!」

と横から言ってやりたくなりますが、交番の方が聞きやすいんですね、観光センターより。

 観光センターの入口には大きな「?」のサインがあって、それがグローバルには観光案内のサインなのだそうですが、日本人はやはり青い警視庁の制服に近寄って行ってしまうようです。流石世界に誇るKobanです。

 若い御巡りさんは、こうした業務に慣れきっておいでなのか、「立て板に水」の観光案内。私でもあんなにスラスラできません。

 中には、珍問を発する客も。

 寅さんの饅頭屋はどっちですか?

 「それは柴又じゃああ!」

 もう少し調べてから来た方が良いと思いますよ。それに、ですよ、人にモノを尋ねて答えて貰ったら「有り難う」位言った方が良いと思いますけど。「オレの納めた税金で雇ってる」とか思っておいでなら、大きな間違いです。

 なんかイヤな気分。

 しかし、それから数時間。この話しには追伸がありまして、その落とし主の方が、その夜「ちんや」へ現れました。

 「無事財布や免許証が戻って助かりました!皆さんで食べて下さい!」

と菓子折りを持って見えました。

 まだまだ、こういう方がおいでなんですね、この日本に。嬉しかったです。

 南無観世音菩薩。

 追伸①

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追伸②

 9/3から9/7まで、「ちんや」は遅めの夏休みをいただきます。盆休みの代わりです。何卒、御諒承下さいませ。

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顔写真検索

 グーグルの画像検索に、自分の名前を入れて検索したこと、ありますか?

 私はやってみました。

 げげっ 結構出て来ますね、私の顔が。

 この機能を顧客サービスに利用し始めた企業があるそうです。

 ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)社です。

 この機能によって・・・

「なじみのレストランに行く感覚を、スタッフ数千人、乗客数百万人の規模で再現するのが目標だ。」

「座席の位置や前回までのフライト、食事メニューの選択などの情報をデータベースにまとめ、客室乗務員や空港ラウンジのスタッフが共有する。スタッフは全員、配布されたタブレット端末「iPad(アイパッド)」でデータを取り出したり、グーグル検索を利用したりすることができる。」

「到着の遅延が乗り継ぎに影響する客を素早く見つけたり、以前のフライトで不備のあった客におわびの言葉を添えたりすることにより、細やかなサービスが可能になる。」

 乗客の中でも大物実業家らVIP客を対象にしているそうで、BA社は既に1年半試験を実施済み。その期間に苦情はなく、「すでにある情報を、まとめて引き出せるようにしただけだ」と説明しているそうです。

 うーん。

 たしかに店の側として、こういうことをやりたくはなります。

 大物実業家なら、既にネット上に顔写真が掲載されているでしょうから、ただちにプライバシー侵害!と言えないかもしれません。

 でも、気味悪いですよねえ。

 実際、賛否両論を巻き起こしているそうです。

 私もBAの飛行機に乗ったら、イキナリ、

 浅草のすき焼き屋さんですよね!

と言われるかもしれません。

 気味悪いですよねえ。

 まあ、でも、いいか。CAさんと仲良くなれるなら。

追伸①

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NGな携帯電話の使い方

 ネットで「!」という記事を見つけました。

 「危険だから絶対にやめて!NGな携帯電話&スマホの使い方」という記事です。

 その使い方とは・・・

・枕元に置いて寝るのはNG!

 電磁波が脳に悪影響を与えるそうです。特にお子さんはやめた方が良いとか。

・液晶モニターから紫外線が出ている!?

 紫外線の影響で不眠症に成ってしまう人がいるようです。また肌が焼けることもあるとか。

 そして「!」と思ったのが、次です。

・携帯電話はトイレよりも汚い!

「考えてみれば、寝ているときも食事中も、さらにはトイレの中にだって持っていく携帯電話。そんな携帯電話は、実はトイレの便座や靴、ドアノブよりも、はるかに多くの細菌が繁殖しているのです。」

「細菌の中には、黄色ブドウ球菌が含まれていることもあって、体の中に入ると肺炎などを引き起こすこともあるというから驚きです!」

「必ず、食事のときは携帯電話やスマホはしまいましょう。食事をとった手で、携帯電話を触ることがもっとも細菌が増殖する原因です。」

「抗菌作用のある濡れティッシュなどで、週に1回程度は液晶画面を拭くようにしましょう。」

 黄色ブドウ球菌と言えば、食中毒菌でもあります。

 いやあ、迂闊でした。これは気をつけないといけません。

 特に飲食関係の皆さん、御注意を!

追伸①

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30カ月

 本日弊ブログは、30カ月連続更新を達成しました。

 30カ月といいますと、肉牛の一生の長さですね。もう少し飼った方が、肉の味が深まるのですが、最近は、餌代を節約するため30カ月より前に出荷される牛が多く、残念に思っています。

 ですので弊ブログは、それをマネせず、味が深まるまで頑張って参りたいと思います。さしあたって、今年の11月の後半に千日連続更新を迎えますので、それを当座の目標にしています。

 さて、弊ブログを読んだ方から、

 面白いけど、シニカルだよねえ、

というコメントを戴くことがあります。

⇒シニカルであることは認めます。

と申しますか、あるジャンルについては意図的にシニカルに、つまり当事者意識ゼロであるかのように、書いています。

 あるジャンルとは、主に政治・それから芸能界ですね。

 今時は、政府・国会・マスコミをあげつらっても誰からも「そういうモノ言いはやめておけ」と言われることはありません。気分良くコケに出来ますので、そうさせていただいています。

 ネタが不足している時に丁度良いですしね。

 ですので「政治を自分のこととして考えよう!」

とお考えになっている方がそれを読めばシニカルに見えるのは当然かもしれません。

 だって、政治をあんまり真面目に論じたら、

 じゃあ、自分が選挙に出れば良いじゃないか!

って言われてしまいそうですからね。いや、実はもう何度か言われています。

 ですので、ますます本気には書けません。引き続き、当事者意識ゼロのシニカル路線で書きたい、と思っています。

 一方、すき焼きや食べ物のことは、シニカルに、というわけにはいきません。

 こちらは自分の血と汗と、人生の時間の相当部分を奉じる対象ですので、どんなに解決困難な課題であっても、完全な当事者あるいは渦中の人物の立場で、書かないといけません。

 ご存じの通り、現代の食を巡る状況は、どうも良くない傾向ばかりが目につきますので、ぼやきが多いかもしれません。弊ブログの「ばやき部屋」というカテゴリーに入っている文の相当数が、そうした文章ですね。

 しかし、ぼやいていたとしても、食に関しては大前提として、最期まで当事者としての位置を放棄しないようにする積りです。

 引き続き、ご愛読をお願い申し上げます。敬白。

 追伸①

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クーポンを入手しました!

 ある日FBを見ていると、急に、

「○○さんと××さんが、カウラナコーンバレーのクーポンを入手しました!」という表示が出ました。○○さんも××さんも私の知人です。

「カウラナコーンバレーのクーポン」というのは「氷点下ビールエクストラコールド含む飲み放題3h1000円&山盛りポテト付♪ご来店時にご提示お願いします☆」という内容ですが、これをネット上で取得すると、FB友達に自動的に「取得しました!」と表示される形式なのです。

 そうやってクーポンの存在を宣伝するわけです。こうしたクーポンがあるらしいことは小耳にはさんではさんではいましたが、実際に目撃したのは初めてでした。

 で、早速本人にメールしてみました。自分が「クーポンを取得しました!」と表示されていることを本人が御承知なのか、確認したかったからです。そうしますと・・・

「え?Σ(゚д゚lll)まさかの、マイカレンダーみたいなやつだったのですか?すみません、ご迷惑をおかけしましたー(´・_・`)」

「いえいえ、ご迷惑って、ことはないんですけど、かなり恥ずかしいですよね。」

「ホント、いやん恥ずかしいっ!デス(*`へ´*)」

 偶然かもしれませんが、二人とも女性でした。こんな表示を出されて、お気の毒ですよね。

 勿論、こうした広告がFBの資金源で、その資金に支えられて、私などもFBを出来ていることを知らないわけではありません。

 でも、ですよ、

「△△さんが㈱悪乗り商事について、いいね!と言っています!」がせいぜい表現の限度だと思うのです。

「□□さんが毒物クーポンを入手しました!」はヒド過ぎませんかね。

 IT広告業界の人々って、こういう人間の感覚に無感覚で、本当に宇宙人だと思います。

 末法の世ですな。

 南無観世音菩薩。

 追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
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 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

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 現在の笑顔数は288人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 参加者の方には、特典も! 

 皆様も、是非御参加下さい!

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浅漬け

 伝統的で本格的な醗酵食品を、日本人があまり食べなくなっているようです。

 例えば日本酒ですが、アルコール度数がビールやワインより少し高いため「二日酔いする」と言われて⇒嫌われることが多いようです。で、低アル酒すなわち「なんちゃって酒」がもて囃されていますね。

 でも、アルコールがあることによって、安全に飲めるんです。雑菌はアルコールの中で生きられませんから。

 最近、酒の原料の「仕込み水」に塩素を入れて殺菌するよう、保健所が指導を始めているらしく、各地の蔵元さんと紛議になっているようですが、まともな酒では食中毒なんて起きないんです。

 心配なのは「なんちゃって酒」だけなのに、酒全体を指導して、大切な「仕込み水」に塩素を入れさせるとは!実に嘆かわしい話しです。

 もう一つの醗酵食品・漬物も醗酵させることで安全性を保っています。乳酸菌によってpH値が酸性方向に偏り、それで、腐敗や食中毒の原因になる他の微生物の繁殖を抑えることができ⇒結果、漬物の長期保存を可能にしているのです。

 その漬物も受難の時代を迎えています。

 漬物は、発酵により当然強い香りを発するものが多いですが、それを嫌う日本人が増えてきたようですね。「ちんや」の現場でも食べずに残す方がおいでです。

 で、好まれるようになったのが「浅漬け」ですが、私は「浅漬け」は衛生上の問題が多いと思っています。だって、ほとんど醗酵してないんですから。

 食品関係者の間では、浅漬けによる食中毒が多いことは知られていました。でも消費者が浅漬けを好む傾向の中で、その事実は、あまり報道されてこなかったような気がします。

 そして、また起きてしまいました。浅漬けによるO157食中毒が。

 今回の「岩井食品事件」では7人の方が亡くなった、と言いますから、亡くなった人数としては、去年のユッケ事件より多いですね。

 原因として報じられているのは、

・従業員が保菌していた。

・原料の白菜の殺菌が不十分だった。

の2点のようです。

 信じがたいかもしれませんが、O157を保菌していながら、発症しない人がいるのです。劇症の腹痛を起こす人がいるのに、なんともない人がいるらしいのです。その人物が汚染源でしょう。

 それから殺菌ですが、次亜塩素酸の濃度が低かった模様です。

 特売の注文に応えるため、いつもより多くの原料を仕込み、それが充分な濃度の次亜塩素酸に浸からなかった模様です。「特売で儲からないから、手間を省いて一度に漬けてしまえ!」と思ったんでしょうか。

 ところで、皆さん、そうなんです、ここでお気づきになったかもしれませんが、「浅漬け」とは「次亜塩素酸漬け」なんです。

 だって、醗酵させないんだし、火を通したら漬物でなくなってしまいますから、殺菌方法としては、次亜塩素酸漬けにするしかないんです。

 伝統食品をイヤがればイヤがるほど、身のまわりには、そういう感じの食品が増えてきます。

 皆ノ衆、御承知アッテ然ルベシ。

追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

 是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
 ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

 「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は288人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 参加者の方には、特典も! 

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて911日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)