地方出身者

わが義塾が、

「慶応義塾に出かけてみよう!地方出身者対象大学説明会2013」という学校説明会を開催した、と報じられていました。内容は、

・地方出身の慶大生によるパネルディスカッション

・地方学生のための奨学金制度の説明など、

「郷里を離れて上京を考える受験生のために、懇切丁寧な学生生活のレクチャーが行われた」そうです。

既に、合格者の約7割が1都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)に住む人ばかりで、こうしたリクルート活動を行わないと、慶應が「関東ローカル大学化」してしまうのだそうです。なんでも、

「こうした傾向はリーマンショック後の2010年ごろから顕著になってきたとのこと。近年、授業料の安い国公立大学の人気が高まっているのも、不況の影響によるところが大きい。」

「地方から出てきてせっかく東京の有名大学に通っても、文系採用を絞る企業が多いから就職できないなんてこともザラにあります。最近は大学名不問の採用試験をする企業も増えていますしね。」

「ならば、地元の大学に通ってあわよくば上場企業の地方支社や地場の優良企業に就職できれば親も安心ですし、ひいては地方経済の活性化にもつながります。」

「ひいては地方経済の活性化」ですって?

それはないでしょう。断言しますが、その逆です。

私個人の経験上でも、わが地方出身の学友たちは、地方社会・地方経済で枢要な役割を担っている人がたくさんいて、機会があって地元を訪問したりしますと、その立派さに感銘を受けます。

逆に地方の彼らも、東京でグローバルな発想をもって活動している友から、刺激を受けている筈です。

話しはやや逸れますが、私が会計を担当している「料飲三田会」にも、地方の蔵元さんなど有力な方がおいでです。

そういう方との交流を、私は楽しみにしているのですが、問題なのは年会費です。

地方の方は、当然なかなか例会に出席しにくいですし、出席可能な場合でも交通費・宿泊費を負担しないと出席できません。

その状況でも年会費は当然同額です。会計の私は、それを請求するのに、どうも気がひけてしまうのです、気が小さいもんですから。

まあ、皆さん、基本的にはお金持ちですから、気持ち良く支払って下さるんですけどね。

「ローカル化」しないためには、どこかで知恵を出す必要がありそうです。

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.269日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

Filed under: ぼやき部屋,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

風鈴トラブル

浅草の「やま吉」さんで「薬師窯」の「江戸粋風鈴」を買い、客席の廊下に付けてみました。

で、エアコンの風向を「スイング」設定にしまして、たまに音が出るようにしました。

風が人工の風なので、音もイマイチ人工感があり、無粋一歩手前かもしれませんが、そこは大目に見ていただければ、と存じます。

聞けば、風鈴は、今や「室内に付ける時代」に成っているのだそうです。

住宅地では外に付けると、なんと、近隣から「ウルサい」と言われたりするそうで、それで今回私が購入したような、小さいタイプが増えてきたようです。

実際ネットの掲示板を視ても、風鈴による近隣トラブルについて、たくさん投稿がUPされています。

「22時以降は外すべきだ」とか、

「お盆を過ぎたら外すべきだ」とか。

最近つくづく感じますが、公対個のバランスが個に傾きすぎて、偏狭な個でも自己主張すれば、それが通る世の中に成ってしまったようです。

まあ、日本は昔、国家総動員をやって大敗しましたから、いまだにそのアレルギーが抜けていないのでしょう。

無粋を通り越して奇怪なものすら東条していますイヤ登場しています。テレビで視たのですが、

無音盆踊り

が行われているそうです。

踊りの音楽を電波で飛ばし⇒それを参加者が個別に持った受信機で受けて⇒イヤホンで聞いて⇒それに合せて皆が躍るのです。

手拍子だけはOKなのだそうで、その音だけが夏の夜空に響きます。受信機が必要ですから「飛び入り」は勿論、出来ません。

自治会の盆踊りなんてものは、

・年に一回やるだけ

・営利目的ではない

・参加するのは近隣の人ばかり

という性格の行事なのに、それでもNGなのだとか。

で結局、「風鈴も室内」の傾向にあると聞きます。

いやはや。

風鈴を外に付けることに関しては、ハードルがもう一つ在ります。ゲリラ豪雨で飛ばされたりすることです。割れるとたしかに危ないです。

個人主義とゲリラ豪雨。

困った世の中に成ったもんです。

南無観世音菩薩。

 

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

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追伸②

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皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.268日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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本が売れない時代

ネット社会に入り、本のセールスは、なかなか大変なようです。

たいていの情報がネットで獲れてしまうので、半端な本では売れないようです。

で、苦しくなった出版社の中には、禁じ手とも言うべき、慈悲出版イヤ自費出版に力を入れる社が出て来たようです。

社史の本を出しませんか!

と出版社の側から企業に提案して回るのです。

ウチにも見えましたが、金額が高額なので、遠慮しておきました。

この手法を発展させ、さらに手のこんだやり方を考えついた社もあります。

一社で出版費を負担するのが難しければ、団体や組合で、費用を分担しあって出しませんか!

という方法です。

良く考えたなあ!と思いますが、その団体を構成する全社を説得するのは、チト大変だと思います。御苦労さまです。

このように本が苦しいのは、とにかく数の単位が小さいからですね。

ネットだと何十万アクセスとか、簡単に記録するのに、

本だと、数の単位は数千とか、せいぜい数万です。何十万部出るのは、ごくごく少数のベストセラーのみです。だから分が悪いのです。

すき焼きの本が少ないのも、こうした事情(=売りにくいから)と思っています。

そんな状況ですが、私は本の「分」は、単純に数で比較するほど悪くはないと思っています。

本が売れない時代、本に成るのが難しい時代だからこそ、なんとか本に成ってしまえば、希少価値と受けとめられますね。

「本にするほど価値のある内容なんだ!」と思ってもらえますから、そこに自分が載っていれば、長い目で見て、インパクトのある宣伝に成ります。

すき焼きの本は少ないですが、では、すき焼きの本が無くても仕方ないのか、と申しますと、そこは困ると言わざるを得ません。

放っておきますと、ネット上でのランキングに人々が従うようになってしまいます。それは恐ろしいことだと思います。

だって、ネット上の匿名での評価なぞ、何十万人積み重なっても、結局は砂の楼閣のようなものだからです。総選挙の結果がブレまくるのを観ても、世論などアテにならないとつくづく思います。

やはり確たる個人が自己の責任で書いた評価が世にでるべき、と私は思っています。

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

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酷い商談

酷い商談をしたことがあります。

私より以前に面談して、自分の提案を却下した別の社長について悪口を連ね、

⇒住吉さんはそういう人ではないから、この提案の良さが分かる筈だ⇒買うべきだ!という展開なのです。

私は、その罵倒された社長さんとは、日頃親しくさせていただいていました。

ですから、当然その御提案は買いませんでしたし、買わない理由を曖昧にしてはいけないと思い、理由を書面にしてFAXで送りつけました。

商談の手法自体が気に入らないから⇒おつきあいできない、と。

このように、同業者や競合者を貶せば、喜ぶに違いない!

と考える人は少なくないようですが、そういう方と付き合うと、イヤな発想が伝染するので、付き合わないしか方法がありません。

「ちんや」の営業の現場でも、同業すき焼き店の悪口を言う人(=一応「御客様」)がいます。たいていは些細なことを膨らませているだけです。

聞きたくないですね、同業さんの悪口は。

こちらが喜ぶと思うんでしょうか。

「ちんや」についても、些細なことが気にくわなければ、次は別の同業店に行って、その話しを言い触らすのだろうなって想像できますよね。歓迎できません。

こういう方は、すき焼き屋同士が実は円満なことをご存知ない、非常にザンネンな人だと思います。そういう態度だと、おそらくは、どのすき焼き店に行っても歓迎されないでしょう。

歓迎したいのは、今という時間を楽しまれる方です。

それをしない人って、「貴重な食事の時間を、もったいないな」と思います。

本日は、お暑い所、皆さんを、さらにイラっとさせる様な文を御用意してみました。ひひひひ。

 追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

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半沢直樹

テレビドラマ『半沢直樹』大ヒットのことは既に有名かと思います。ヒットの背景を分析した記事もたくさんUPされていますね。

やれ壇密さんのセクシーさが勝因だとか、やれ愛之助丈の「お姐口調」がサイコーだとか。

そんな中、私が興味を持ちましたのは、演出を手掛けている福澤克雄氏のインタビューです。

まず御本人は、この大ヒットについて、

「まったくの想定外でした。びっくりしています。」

「原作を書いた池井戸潤先生との最初の打ち合わせのときも「一生懸命作りますけど、たぶん当たらないですよ」と言っていたくらいです(笑)。」

制作に入る時点での認識では、『半沢直樹』は、これまでのドラマ界の常識で考えると、

・登場人物に女性が少なく、

・わかりやすく視聴率を取れるキャラクターもおらず、

・恋愛もないという「ないないづくし」。

「それに銀行という、男の世界が舞台です。セオリーどおりなら、ドラマのメインターゲットと言われる女性は「見ない」ということになりますよね。」

だから視聴率は、

「当初は12~13%から初めて、徐々に上げて最終回で20%。プロデューサーと「平均15%取りましょう!」と誓い合っていたくらいです。」

ところが、いざ蓋を開けてみたら、大勢の女性が視ました。私の知人の洋食店のマダムなど、FBで『半沢』を実況中継するほどです。

「テレビの常識がいかに適当だったか、マーケティングというものがいかにアテにならないか、ということでしょう。」

「これまでの「〇〇がないから視聴者は見ない」という常識は、逆に言えば、「これだったら食いつくだろう」と、視聴者に対してある種の「上から目線」じゃないですか。」

うーむ。そういう傾向は大いにあるな!と部外者ながら私も感じていました。

だいたい、ですよ、「マーケット・イン」で発想する人って、どういう理由か存じませんが、「上から目線」なことが多いような気がします。

経営者の交流の場とかでも、そうしたタイプに遭遇すると、私は適当に話しを逸らせることにしています。そう、『半沢』の話しなどは、最高の逸らしネタです。

で、話しを戻して、演出家氏のインタビューに戻りますが、

「最初から“常識外れ”のドラマだったから、ただ、僕はこのドラマを通して、半沢直樹という人間の生き方や面白さを描きたかった。半沢の人生はテレビにいちばん合っている「成り上がり」の物語。自分たちで本当に面白いと思った原作だった・・・」

「だから、『半沢直樹』は、最後は自分が面白いと思うものを作るしかないと思ったわけ。それしかないと。」

いいね!と思います、バリバリの「プロダクト・アウト」精神。

しかし、ですよ、「TBSストア」で「倍返し饅頭」なる関連グッズを売るのは、いかがなものでしょう。

いったい、何を、どのように倍返しすると言うのか・・・

試しに買ってみようかなあ。

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

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追伸②

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記念日商法

「〇×の日」を勝手に制定して、その日にあわせて販促をかける「記念日商法」が盛んですね。

まさか、終戦の日の8/15を使っている人はおるまい、と思いましたが、なんと、いました。

「日本記念日協会」のサイトによりますと、

8/15は「森のたまごの日」なのだとか。

で、その根拠ですが、

「コクとうまみ、鮮度と栄養価で人気の鶏卵「森のたまご」を製造販売するイセ食品株式会社が11月18日と毎月第3木曜日に制定。ブランドたまごの定番と称される「森のたまご」の素晴らしさを多くの人に知ってもらうのが目的。」

「日付は11月で「いい」、18日を「森のたまご」の「森」と読むことからで、「森」の字にある「木」を分解すると「十」と「八」となるため18日とし、また「森のたまご」の「森」の字には「木」が3つあることから、あわせて毎月第3木曜日も記念日としたもの。」

???

8/15が「森のたまごの日」なのではなくて、今年の8月の第3木曜日が8/15だから、結果的に「森のたまごの日」に成ったのですね。

こういう日でも、何か販促をかけたのでしょうか・・・

さてさて、私も実は「記念日協会」さんに記念日を登録しています。

正確には、私の記念日ではなく「すきや連」の記念日なのですが、

毎年10月15日が「すき焼き通の日」です。

根拠は在るのか って? 失礼な、在りますよ!

「すき焼きに関する本『すき焼き通』(向笠千恵子著・平凡社新書)が刊行されたことをきっかけに、すき焼き店とすき焼き愛好家で結成された「すきや連」が誕生。すき焼きの美味しさと楽しさをアピールする日にと『すき焼き通』の刊行日(2008年10月15日)を記念日とした」のです。レッキとして史実です。

この刊行記念会の会場が「ちんや」だったので、私が記念日の登録手続きをした次第です。

以来5年間、「すきや連」は連続15回を数えるほど続いておりまして、すき焼き屋同士もだいぶ仲良くなりました。

その御縁の記念日が「すき焼き通の日」なのです。

今のところ、この日を獲っているのは私だけですが、10/15が第三木曜に当たれば、例のたまごと同居するハメになりそうです・・・

それは、まあ、さて置き、記念日がすき焼きの販売促進に寄与しているのか、ですが、その度合いは、正直、イマイチ感があります。

でも良いんです。自分が楽しいので。

 追伸①

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皆様も、是非御参加下さい!

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甲州市

8/10、猛暑で40℃を超えた4地点は、館林市、甲府市、甲州市、四万十市でした。

このニュースを視て、甲州市ってどこ?

と思った方は多いと思います。

馴染みが薄いのは当然で、甲州市は2005年に「平成の大合併」で、塩山市・勝沼町・大和村が合併して発足した市です。そう、要するに、塩山と勝沼が合体したのです。

葡萄の業界・ワインの業界では非常に重要な地域ですが、合併したことで知名度がむしろ下がった感がありますね。この安直な市名は「旧市町村名を含まない公募の形」で決定したそうです。

こういう地名が最近他にも出来ましたね。

前沢牛の産地・前沢は「奥州市」に入ってしまいました。

この市名を聞いた時、私は、

岩手県なんだから「陸中市」だろう!

とツッコミたくなりましたが、歴史的には「陸奥国」という地名が、現在の岩手県や宮城県をも含む広~い地域のことを指していた時代もあるそうで、「奥州市」でもあながち間違いではないのだそうです。けっ。

だいたい、旧国名に州を付けて「〇州」という略し方が良く使われるかどうかは、多分に語感で決まっているような気がします。

『怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか』考えてみれば分かる通り、

下野国をGe-shuとはあまり言いませんし、飛騨国を Da-shuとも言いませんね。使われるのは語感の良い場合で、その代表がou-shuでしょう。

「長州力」のChou-shuも良く使われますね。

「上州の空っ風」のJou-shuも良く使われます。

江州Gou-shuは東京ではあまり使いませんが、「すきや連」で彦根に行きました時、地元では結構使っていることに気づきました。江戸のことじゃないですよ、近「江」国のことですから、念のため。

街道kai-douが音読みなので、

奥州街道、甲州街道

のように音読みで統一したい場合にも良く使われるようです。

語感がイマイチでも使われているのは、

茶の「石州流」のSeki-shuくらいでしょうか。

自治体の知名度UPのためには、語感が良い地名を使いたくなるの気持ちは分かりますが、ある一部の地域に対して国全体を意味する地名を付けてしまうわけですから、

どこのこと?と言われかねません。

だから私は「なんだかなあ」と思っています。勿論いまさら変えられないでしょうけど、農産物のブランド名として使うのは、さらに「いかがなものか」と思います。

特に青森県・岩手県・宮城県も含む広~い地域の中には、色々な地域があるのですから、同じ作物を植えたって、当然違うものが出来ますよね。

よくよく、そこはお考えいただきたいと思います。

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

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ソーシャルツーリズム

昼も夜中も冷房に当たり続けているせいで、咽喉が痛くなりました。

カラオケのせいじゃないのか って?!

ち、違いますよ!

これは毎夏の恒例行事なんです。去年・一昨年は、カラオケは控えめでしたが、やはり咽喉が痛くなりました。そう、猛暑のせいなんです。

本当に暑くて弱ります。

東京の真ん中に住んでいて特に困りますのは、夜中暑いことです。最低気温が30℃以下に下がらない、と言いますから、実に困ります。

さて、その原因ですけど、地球温暖化のせいもありましょうが、東京に人が集中しているのが、なにしろ良くありません。

休みの取れる人は、東京から出て行って欲しいです。そうすれば東京で冷房をまわす人が減りますから、少しは涼しくなるでしょう。

震災の後、政治家もコメンテイタ―も、日本人の暮らし方を根本から考え直して、使うエネルギーを減らすべきだ!って言っていたと思いますが、もう忘れたんでしょうか。

冗談ぬきに、多くの人が秘書に行けるイヤ避暑に行けるようにしないと、熱中症の患者がどんどん増えるんじゃないでしょうか。

観光庁さんは「休日分散化」「ポジティブ・オフ」で、休みに行こう!と言っていますが、効果はサッパリです。

もっと国を挙げて、国策として「夏は東京から脱出する!」ようにもって行かないとダメだと思います。

今ふたたび「ソーシャルツーリズム」という考え方を見直して、特に年配の方が涼しい所へ行けるように出来ないもんでしょうか。

ソーシャルツーリズム (Social Tourism) とは、

「旅行の機会に恵まれない人々に対して、観光旅行に参加しやすくするための条件整備を行うこと」

「具体的には、身体的事情あるいは経済的理由等により観光旅行に参加できない人を、国や地方自治体が支援の仕組みを整えることによって、参加できる状態にすること。例えば、休暇手当支給、各種割引措置、各種情報提供、廉価な宿泊施設の整備など」です。

日本では、郵政官僚が「かんぽの宿」をすっかり食い物にした結果、ソーシャルツーリズムのイメージがかなり悪くなってしまいましたが、ふるく1950年代には熱心に推進されていたようです。

ああいった宿泊設備は、ヒートアイランドをどうにかするという意味でも重要だ、と考えて⇒見直すべきなんじゃないか、そう思います。

一方、現役の人が休めるようにするには、やはり国民の休日を暑い時期に固めるしかありますまい。

「海の日」とか「敬老の日」とか、そもそもの根拠から離れてしまった休日はもうヤメにして、8月に休みを作りましょう。

8/6とか8/9とか8/15とか忘れてはならない日が在るわけで、歴史を風化させないためにも、そういう日を休日にするべきだと、私は思っています。

追伸①

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21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

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「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

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金印カレー

皆さん、馬鹿にしてはいけません。

福岡の、新ご当地グルメ「志賀島金印カレー」を。

「きんじるし」じゃないですよ、「きんいん」です。

開発した当事者は大真面目なのです。

福岡市役所は、志賀島の集客促進プランを策定すべく、大真面目に委託業者「リクルートライフスタイル」と契約、地元住民と共に大真面目に商品開発に取り組んで来たのです。

なんでも、

「食と景観、歴史を3本柱に観光客を集めて地域活性化を図ることとし、プラン第1弾としてご当地グルメを開発することにした。」

「いくつかのアイデアの中からアレンジしやすいカレーを選び、ネーミングは全国的にも有名な金印にちなんで「志賀島金印カレー」に決めた」

のだそうです。

なに? カレーの中から漢委奴国王の金印を発掘できるのか って?!

いやいや。私も、この話しを聞いた瞬間、そう思ったんですけどね。違うそうです。

カレーの色が小金色イヤ黄金色なんだそうです。

まず、

「クミンやターメリックなど数種類の香辛料を調合し、どんな食材や調理法にも合うように辛みを抑えて食欲を刺激する香りを強めた「金印スパイス」を使用」

「旅館や食堂など8店舗が料理研究家のアドバイスを受けてオリジナルカレーを開発した」

・サザエやワカメなど志賀島の食材を使った「カレーさざえ丼」(700円)を出すのは「中西食堂」さん。

・旅館「浜幸家」さんはサザエの釜飯にグリーンカレーを合わせて食べる新感覚の「磯のグリーンカレー御膳」(1500円)で勝負。

・野菜たっぷりの「彩り野菜とレモンのスープカレー」(1100円)を出す割烹旅館「こみね」さんは「夏バテ気味の胃袋にぜひ」と話している、とか。

開発全体のプロデュースを務めた「リクルートライフスタイル」の客員研究員・佐藤真一さんの理論では、

「おいしいだけでは売れないのがご当地グルメ。ストーリーがあって面白く、なおかつおいしければリピーターが生まれる」

「金印カレー」については「金印のイメージにつながる黄金色のスパイスの開発などストーリー性があり、各店舗のメニューも専門家の指導で丁寧に作ることができた」

ストーリーがあって面白く、なおかつおいしくなければ売れない、というのは、私も同感です。その通りでしょう。でも・・・

いや! 馬鹿にしてはいけません、「金印カレー」を。

食べてみれば、古代からの歴史ロマンに浸れるかも・・・しれ・・ません。大真面目です。

(注)志賀島は勿論元々は島でしたが、砂州により福岡本土と陸続きになって、現在は福岡市に属しています。

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

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サバ缶

フード・ファディズム (food faddism) とは、

「食べものや栄養が健康と病気に与える影響を過大に信じること」

「科学が立証した事実に関係なく何らかの食べものや栄養が与える影響を過大評価すること」「科学が立証したことよりもその影響を信じ固執していること」

ですね。この単語を、もうご存知の方も多いと思います。

さて、久しぶりに登場した、フード・ファディズムのスターは、

サバ缶。

今売れまくって、品薄状態が続いているのだそうです。

サバ缶が売れまくる原因になったとされる番組は、

7月30日放送の朝日放送『たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学』の特集「やせるホルモンで病の元凶【肥満】を解消SP」。

まず、スリムな人が多いという山形県村山市の食生活を紹介し、

「スーパーで買い物をする人の特徴はサバ缶を買うことであり、サバ缶を使った料理を市民はたくさん食べている」

で、スタジオに登場した肥満治療の第一人者、小田原雅人東京医科大学主任教授は、

「どんな人の身体の中にもあるホルモン「GLP―1」がその鍵になる」

「GLP―1」は必要以上の食べ過ぎを抑えて、糖分が腸で緩やかに吸収される働きを持つ「やせるホルモン」であり、小腸を刺激する食べ物を摂ることによって分泌が促進する」

「その食べ物とは、食物繊維と、サバ缶だ」

さらに、この番組は、

「やせる努力をしなくてもやせられる物質が存在する」などと煽っていたそうで、それでダイエットに興味のある人たちが飛びついてしまったようです。

ネットでも、サバ缶の品切れについて話題沸騰のようです。

以前に「納豆ダイエット」で納豆を品切れにした番組『あるある大事典』は、データや大学教授のコメントなどを捏造していたことが発覚して、打ち切りになりましたよね。今回は大丈夫なんでしょうか。

いやはや。

どこかの局で、

「すき焼きを食べればやせる努力をしなくてもやせられる」

と言ってくれないかなあ。

そういう番組ならスポンサーに成りますよ。

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.257日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

 

Filed under: ぼやき部屋,色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)