地方出身者
わが義塾が、
「慶応義塾に出かけてみよう!地方出身者対象大学説明会2013」という学校説明会を開催した、と報じられていました。内容は、
・地方出身の慶大生によるパネルディスカッション
・地方学生のための奨学金制度の説明など、
「郷里を離れて上京を考える受験生のために、懇切丁寧な学生生活のレクチャーが行われた」そうです。
既に、合格者の約7割が1都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)に住む人ばかりで、こうしたリクルート活動を行わないと、慶應が「関東ローカル大学化」してしまうのだそうです。なんでも、
「こうした傾向はリーマンショック後の2010年ごろから顕著になってきたとのこと。近年、授業料の安い国公立大学の人気が高まっているのも、不況の影響によるところが大きい。」
「地方から出てきてせっかく東京の有名大学に通っても、文系採用を絞る企業が多いから就職できないなんてこともザラにあります。最近は大学名不問の採用試験をする企業も増えていますしね。」
「ならば、地元の大学に通ってあわよくば上場企業の地方支社や地場の優良企業に就職できれば親も安心ですし、ひいては地方経済の活性化にもつながります。」
「ひいては地方経済の活性化」ですって?
それはないでしょう。断言しますが、その逆です。
私個人の経験上でも、わが地方出身の学友たちは、地方社会・地方経済で枢要な役割を担っている人がたくさんいて、機会があって地元を訪問したりしますと、その立派さに感銘を受けます。
逆に地方の彼らも、東京でグローバルな発想をもって活動している友から、刺激を受けている筈です。
話しはやや逸れますが、私が会計を担当している「料飲三田会」にも、地方の蔵元さんなど有力な方がおいでです。
そういう方との交流を、私は楽しみにしているのですが、問題なのは年会費です。
地方の方は、当然なかなか例会に出席しにくいですし、出席可能な場合でも交通費・宿泊費を負担しないと出席できません。
その状況でも年会費は当然同額です。会計の私は、それを請求するのに、どうも気がひけてしまうのです、気が小さいもんですから。
まあ、皆さん、基本的にはお金持ちですから、気持ち良く支払って下さるんですけどね。
「ローカル化」しないためには、どこかで知恵を出す必要がありそうです。
追伸①
単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。
21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。
時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。
くわしくはこちら↓です。
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.269日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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