旅游法

ほお、Good Jobですな、中華人民共和国。

そんな法律を成立させていたなんて!Goodな法律じゃないですか!知りませんでした。

その法律とは「旅游法」。

観光業の秩序改善のために既に昨年10月から施行されていたのだそうです。

報道によりますと、

「中国の観光業では、廉価な観光ツアーに参加する客を土産物店に連れて行って買い物をさせ、店からのバックマージンで利益を確保することが一般的に行われてきたが、旅游法はこうした行為を禁止」したのです。

実はですね、このブログに、これまで何度も書きたいと思って、しかし書かなかったこと=それは「中国の観光業者の残念さ」でした。

彼らは顧客目線というものに乏しいと感じ続けていました。

観光客をいったん海外へ送り出してしまえば、後はお客様満足にはまったく無関心で、マージンの獲得ばかりに執着している、というのが、私の彼らに対するイメージです。

私が中国人インバウンドの受け入れに熱心でない理由は、コレです。この際だから、ハッキリ申しますけど。

しかし、この事を書けませんでした。正統な批判をしても、中国人に対する偏見と受け取られかねませんから、書くことを控えて来ました。

書けないことについては正直申してフラストレーションがありましたが、

なんてことはない、

中国自身が「観光業の秩序改善」が必要だと思っていたんですね。

なーんだ!

今日ここに書けて、スッキリです!

この法律を契機に、中国の観光業者の全てが、お客様満足を経営の中心に置くようになる日が来るかもしれません。

「リベートをたくさん払う店」より「本当に美味しい店」に観光客が送り込まれるようになるかもしれません。

 そういう日が来ますように、強く祈念します。

 

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円安か、円高か

外国人入国者数が「初の1000万人突破」だそうです。

報道によりますと、

「法務省入国管理局は9日、昨年の外国人入国者数は約1125万人だったと発表した。統計を取り始めた1950年以降で最も多く、初めて1000万人を超えた。」

「同局は「円安の進行で訪日旅行に割安感が出たことや、東南アジア諸国に対する査証(ビザ)の発給要件の緩和が影響した」と分析している。」

「外国人入国者数は2010年に過去最高の約944万人に達したが、東日本大震災と福島第1原発事故の影響で11年は約714万人に激減。しかし、その後は持ち直し、昨年は10年の記録を超えた。」

増えた要因については、円安やビザ緩和だけでなくて、日本の魅力が世界に伝わったからだと思いたいところです。1985年の「プラザ合意」以前も円安でしたが、観光客は大して来ていませんでしたからね。

でも、この記事では「円安やビザ緩和で・・・」となっています。

これと同時に、日本人は海外旅行しにくくなっています。

円が安いのですから、海外に行って豪遊することができません。年に一度ハワイに行くのが楽しみだ!という方には辛い情勢ですね。

韓国へは、あちらの大統領が反日なこともあって、特に日本人観光客が行かなくなっています。現地で日本人を相手にしていた観光業者が大ピンチとかで気の毒な話しです。

さて果たして、円安が良いのでしょうか、円高が良いのでしょうか。

自分が海外で消費したければ円高が良く、

外人さんに日本で消費してもらいたければ円安が良く、

輸出産業には円安が良く、

金融業には円高が良いですね。

受益者が違うので簡単に判断はつきません。最後は価値観で決める、この国をどういう国にしたいのか、で決めるしかありませんね。

思いおこしますと、「プラザ合意」から「バブル」全盛の頃に私は大学生でしたから、海外に出ると金持ち気分に浸れました。家庭教師のバイトで稼いだ小遣いで楽しく遊べました。

そういう気分に浸れて、では痛快だったかというと、勿論そんなことはなく、身分不相応な感じと申しますか、後ろめたい気分でした。それに、どうせ散財するなら日本国内で散財した方が、その土地の人に喜ばれます。

だから、結局円安派ですね、私は。

散財は、国内で致しましょう、日本人の皆さん。

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年に一度の

成人の日の3連休が過ぎまして、「ちんや」の営業も平常モードに戻りました。今は繁忙期をなんとか乗り切った安堵感があります。毎年のことながら今年も楽はさせてもらえませんでしたが、まずは「やれやれ」です。

思い出しますと、「ちんや」に入ったばかりの頃、私は正月がイヤでイヤで仕方ありませんでした。

何故って、正月はひたすらスタッフに消耗を強いるガテンな現場で、連戦の疲労から生じるミスがとにかく心配でした。

特に、正月は15時とか16時とか半端な時間にもお客様がどんどん入るので、休憩というものがまったく取れないのが辛いところです。

また売り上げが作れるとは言っても、それは観音様の御利益なのであって、自分の力で売り上げた達成感が、ほとんどありません。それもイヤな点でした。

だから、まず「ひたすら」感をなくさないといけませんでした。

で、一組の御客様の食事時間を「2時間半(=150分)」と明確に定め、1日の動き方の見当をあらかじめ立てて行動するように心がけました。

あらためて計算してみますると、

(150分×3組)+(予約と予約の合間の時間30分×2回)=510分=8時間半です。

このように、すき焼き屋の個室1室は、1日にせいぜい3組の御客様が使うだけなのであって、「ひたすら」感は、そもそも在ってはおかしかったのです。

1日の動き方の見当をあらかじめ立てていなかったから、「ひたすら」感を感じていただけだったのです。

休憩の件も、1日の動き方がハッキリ見えていれば、短時間の休憩を取ることができるようになります。決まった時間の2時間半を使い切らずに帰ってしまう方も結構おいでですから、そこから次の予約までの時間に一息いれることが可能になります。

次に「達成感」のことですが、お客様のデータを蓄積してみましたら、かなりモチベーションが上がりました。毎年見えている方が実に多かったのです。

そこで「毎年」の方は赤字で予約帳に書き込み、「毎年ありがとうございます!」と挨拶するようにしました。そうしましたら、

ウチの家族は1月2日にここへ来るのが、年に一度の、何よりの楽しみなんだよ!

と言って下さる方も多く、実に励みになりました。

「観音様の御利益」は勿論在るのですが、弊店の実力もかなり評価されていたのです。

「毎年」がハッキリして来るとさらに嬉しいこともあります。その御家族にお子さんが生まれていたりします。

勿論逆も。去年は見えたお婆ちゃんが亡くなって今年は見えないということもありました。

存じませんで「おめでとうございます!」と言ってしまい、申し訳ない形になってしまいます。

ともあれ、このように「毎年ありがとうございます!」と挨拶する、ただそれだけで見えて来るものがあります=正月の、弊店での食事をいかにその御家族が楽しみになさっているか。

こうして、ひたすらな消耗戦に見えていた風景は違って見えて来ました。

勿論、そうは言ってもキツいものは今でもキツいです。

また繁忙期の間、目の前のことだけに追われて長期的視野にたった仕事は何一つできませんが、そこは諦めるよりないですね。

年に一度の、何より楽しみ~それに貢献するのはキツいものなのです。

 

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良いお年を!

旧臘30日の夜遅くのことです。私は休憩を兼ねて食事を摂ることにしました。

そう、毎年大晦日の前日の夜は、肉の販売のピークを控えて、精肉部のスタッフが長時間~丑三つ時まで残業する日だからです。それに、その日は大変忙しく、食事もロクにとれていなかったので、帳場の用事を済ませた後、いったん小休止することにしました。

2軒隣の「ときわ食堂」さんの世話になろうと思いましたが、残念ながら「支度中」の文字。仕方なく、とある外食産業チェーンの店に入りました。

で、気づいたことが一つ。それは、

客が帰る時に「ご馳走様」と言わないことです。6人中3人が無言で去りました。

そのチェーンを応援する気持ちは1ナノグラムもない私ですが、これには気の毒と思いました。

翻って「ちんや」でも無言で去る人がゼロではありません。でも、たいていは「ご馳走様!」とか「おいしかった!」とか言ってもらえます。

人間扱いしていただけることは有り難いのだ、そう知った暮れの夜でした。

勿論こちらの声のかけ方で、お客様の反応もかなり変わりますから店側も工夫はすべきでしょう。

「ちんや」では御用納めの日以降お客様がお帰りになる場合は、

「良いお年をどうぞ!」と言っています。これには高確率で反応していただけます。

もう店の外へ出てしまっているのに、わざわざ止まって向き直り、良いお年を!と返して下さる方も多数いらして嬉しくなります。

お客様とは、アカの他人同士ではありますし、金銭の関係ではありますが、その位の挨拶は心がけたい、そう思っています。

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遊興の波及効果

無駄な「箱物」を建設することは「国民経済の為に成る」と言われます。

花街で遊ぶことは「国民経済の為に成る」とは言われず、無駄だと言われます。

「国民経済」の為に成る理由として、土木工事は経済の広い範囲に波及効果があるからだ、と説明されます。

では、土木工事の波及効果は広くて、花街の遊興の波及効果は狭いでしょうか。

どうして、どうして遊興の波及効果はありますよ、結構。

食材を生産する、農家の方・漁師さん、

御酒の蔵元さん、杜氏さん、

酔えば食器を割ったりしますから、それを補充する陶器屋さん、漆器屋さん、

芸者さんの着物を売る呉服屋さん、髪結いさん、

お客さんだって着物を着ることがありますね。

芸に使う三味線や太鼓

洋靴で行く場合も、靴を脱ぎますから貧相な靴では行けませんね、靴屋さん、

酔って遅い時間になれば、タクシ―に乗りますね。ガソリン・スタンドまで。

ほら、結構あるんです。馬鹿になりません。

しかも、品質的に一流ばかりだという点が土木工事と決定的に違います。

もう一つ決定的に違うことが。

遊興=消費した本人の労働意欲が向上する、という点です。

「箱物」を建設してしまった役人や受注業者は、工事が終われば次の工事が降って来るのを待つのみですが、散財してしまった旦那さんは、

また今夜のように遊びたい!

と心に誓いますから労働意欲が向上するのです。ここがかなり違います。しかし、

無駄な「箱物」を建設することは「国民経済の為に成る」と言われます。

花街で遊ぶことは「国民経済の為に成る」とは言われず、無駄だと言われます。

ひどい場合、会合を花街の御店に設営するとクレームをつけられたりします。

「皆さんに参加していただきたい会ではもっと会費の安い会を行うべきだ」とか

「真面目な勉強会をやった方がいい。」とか。

けっ、真面目な勉強で経済が発展したことなんてあるんですかね。

事業意欲がそもそもなのだと思いますよ。

事業意欲が無くてOKな人は気楽ですな。

けっ。

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お歳暮

のどかなニュースが配信されてきました。

「自民森屋議員、県議に牛肉=公選法抵触の可能性―山梨」というニュースです。

コピペーしますと、

「自民党の森屋宏参院議員(56)=山梨選挙区=が、山梨県議21人に贈答用の牛肉を贈っていたことが分かった。有権者への物品供与を禁じた公職選挙法に抵触する可能性がある。」

「同日に会見した森屋氏は「妻や秘書が季節のあいさつとして贈った。私は知らなかった」と説明した。」

いまだに、こういうことをしちゃう議員さんがおいでなんですねえ。しかも奥さんのせいにするなんて、古典的杉です。

「森屋氏によると、妻が贈り先の名簿を用意し、政策秘書が米沢牛のすき焼きセット(7000円相当)を注文。森屋氏の名前で、自民党や無所属の県議計21人に贈ったという。

森屋氏は「お歳暮などの贈り物は妻に任せていた。妻には重たいことという認識はなかった。県民や県議に迷惑を掛け、おわびする」と陳謝。」

「指摘を受けて、14人から返品の意思などを確認したが、7人はすでに食べたという。」

ははは。現金なら返金できたのに、食べてしまっては返せませんね。

「議員辞職は否定した。森屋氏は山梨県議を経て、7月の参院選で初当選した。」

それにしても、山梨県なのに、なんで米沢牛なんでしょう・・・

ご自分のサイトには「好きな食べ物」として「焼き肉。年とともにタン塩がベストワンです!」と書かれていますが、米沢牛だったんですねえ。

地元の牛を応援する姿勢が見られない、この先生、次回も当選できるんでしょうか。

「7月の参院選」と言えば、ジミン党候補なら楽勝でしたけどね、さて。

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リサーチ段階

「リサーチ段階なのですが是非お話しをうかがいたい」

と最初にたいてい言われます。これが曲者です。

そう言ってくるのは放送関係の方。

この、魔法の言葉を聞くと先方が期待しているような答えをしてしまいたい誘惑にかられます。誘導されてしまうのです。

だって、なにしろ御期待にお応えしないとテレビに出れませんからね。

多いのは、

割り下の味は明治時代と同じですか?

という御質問。

醤油も砂糖も当時は現在と同じとは言えず、日本人の味覚も違っているというのに、シレっと、

同じです!

と答える人がいたとしたら、そっちの方がどうなのだろう、と私は思うのですが、彼らが毎回同じ質問をしてくるのは、そう答える人が世の中にいるからでしょうね。トホホです。

まったく的はずれな質問だなあ!と思っても、誘導尋問の通り誘導されてお答えした方が収録はスムーズに済みます。そうやってたくさん出演した方が良いのでしょうね、たぶん。

でも、それはやはり気分が悪過ぎますから、

想像なさっているような店と実態が違うようでしたら、放送なさらないでいただいて結構ですよ、と最初に言ってしまうことにしています。

その方がお互い、気が楽でしょう。

ADさんだって大変ですから。無理無理現実をホンに合せる難業をしなくて済むんですから。

その結果、

「実は企画が変りまして・・・またの機会にお願いします」

となることもありますが、まあ、それはそれでハッピーなのです。

今時はネットもありますから、情報発信は出来ないことはありませんしね。

あ、でも芸能人としての私の方なら御期待にお応えしますよ!

はい、1960sも歌えますし、アニメソングも歌えます。オファー待ってますね~

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新年おめでとうございます。

せっかく新年なので嫌味を申し上げます。そう、国民の皆さんに。

どういう嫌味って、

「@」(=一人当たり飲食代)だけで発想するのをやめようよ!

っていうことです。

飲食店やホテルの宴会場を利用する場合、たしかにメインの商品は料理で、それは@単価がハッキリしていますが、その他に設備も使いますよね。

その設備の使用料は、ちゃんと払いましょう。

ええっ?!!カラオケの使用料が5.250円だって! そんな料金を請求するの? それは、まけてよ~

っていうからダメなんです。是非やめましょう。

ホテルはカラオケをリースで持ってるんですから、金はかかっているんです。

まけさせられたら仕方ないから、ホテルは食材を落とすか、サービスの手数を削ります。ほら、簡単にデフレに成ったでしょう。

政府の月例経済報告から「デフレ」という表現が削除されたそうですが、私の実感では「まだまだ」と思っています。春には消費増税がありますから、心配されます。

ホテルによっては偽装しちゃうかもしれませんよ。

たしかに固定費が入ると幹事さんの清算がメンドウかもしれません。5.250円を参加人数で割らないといけませんから、参加人数が変動するたびに「@」が変ってしまいます。メンドウですね。

でも小学生でもで出来る計算ですよ。今時はエクセルだって在るんですから、メンドウ臭がり過ぎじゃあ、ありませんか?

「ちんや」程度の飲食店についても、駐車場が無いことに文句タラタラの人がおいででです。

この浅草のド真ん中に駐車場なんて用意したら、大変な金がかかるでしょうが!

まず確保できないと思いますし、できたとしても、その地代を@料理代に載せたら、大幅値上げに成ります。

ちょっと考えれば分かりそうなものですが、無料の御客様用駐車場が無いことに、その人は文句タラタラです。自分の経費で料理を食べに行くのが、そんなに悔しいんでしょうか。

想いまするに、そういう人は「ファミレス世代」なのかもしれません。ものごころついた頃には、既にファミレスが在って駐車料金はタダでした。

しかし、ですよ、ファミレスというものは、安い土地に限って目をつけて出店するものです。で、車でダイレクトに行けて「注射料金がタダ」いや「駐車料金がタダ」というメリットで集客する、っていうビジネス・モデルなんですよ、最初から。

前提が違うんですから、一緒にしないで貰いたいですね。

本年は「@」だけで発想するのをおやめ下さい、何卒。

 追伸、

本日2日より通常営業いたします。ご利用下さいませ。

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忘年会④

2013年も押し詰まりました。

このブログで今年は忘年会について何度か書いて来ましたので、ネットの「知恵袋」などに忘年会について書かれていた場合は、参考にするべく気をつけて読んできました。それで分かりましたことは、

会社の忘年会の幹事に成るってよほどイヤなことなんですねえ!

ということです。

私は宴会の幹事が好きでよくやりますから、その気持ちが今まで良く見えていませんでしたが、よほどイヤなことのようです。

先日も、ネットでこんな嘆きを見つけました・・・

「昨日会社の忘年会があったのですが、終盤に信じられない事件がありました。

人数は全員で15人。全員が同じ会社のアルバイト(年は20〜60まで様々)の人たちで、

特に料理のコースも決まっている訳ではなく、忘年会はスタートしました。

私は年齢が一番下ということもあり、お会計係をまかされまして、終盤になったので

合計金額÷15(人数分)=一人当たり4500円を一人ずつ集めていました。

すると1人の女性(45歳)が、

「私は一時間遅れて参加したのだから、私から4500円を取るのはおかしいでしょ」

と、私に言ってきたのです。

私は信じられない発言にキョトンとしてしまいました。

(私以外の周りの人たちもこの発言に唖然としていました)

ですのでこの発言に対し私は、

「こういう飲み会の席でのワリカンは、参加時間に関係なく

平等にワリカンをするのが世間一般的だと思いますよ」とその女性に対し言ったのですが、

全く聞く耳を持ってくれず、ぐずりだしました。(しまいには泣き始めました)

結局その女性は4500円を支払ってくれなかったので、

私が代わりに立て替えるという形で、非常に気まずい空気で忘年会は終了しました。(もちろん近日中に請求しますが…)」

・・・本当にトホホですね。仕事でもないのに、気の毒です。

私が推測しまするに、これは「確信犯」でしょう。元々参加したくなかったので、わざと遅れて値引きの要求をしたのでしょう。昔なら、

そんなことをしたら幹事さんが気の毒だ、という思いが、そういう行動にストップをかけたでしょうが、今時は、そうならないのですね。実に嘆かわしいです。

忘年会をやった結果、会社のコミュニケーションが悪化してしまいましたね。

価値観の違いが露顕した、と言っても過言ではありませんね。夫婦なら離婚ですが、会社はそう行かないところがメンドウです。

そう、仕事をしている間より、むしろ、こういう瞬間に価値観を共有している集団なのか、そうでないのか、明らかになるのです。だから忘年会は恐ろしい!と思います。

「ちんや」でも皆さん、表面上は楽しそうになさっていますが、裏ではこういう事態が進行しているのかもしれません。

全国の社長さん、会社の忘年会って、やりようによっては、こういう結果をもたらします。

若い子が適当に幹事やっておいてよ!

というのは危険だと思います。社長さんの知らない所で会社の分裂が進行化しているかもしれませんよ。

来年は忘年会を馬鹿にせず、真剣に取り組んでみてはいかがでしょう。

と、私は大声で脅迫申し上げます。

忘年会に関する意識調査が下(↓)に在りますから、参考になさって下さい。

その結果、忘年会の@単価が上がると嬉しいんですけどね。ひひひひ。

あっ、その前に、まずは良い御年をお迎え下さい! 

<ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました>
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。

この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

<年末の、精肉の販売に関するお知らせです>

年内渡しの予約受注は昨日で終了しまして、今後はフリー販売です。

12/29-12/31は大変混み合いますので、時間の余裕と防寒具をもってお越し下さい。

営業時間は10時~20時ですが遅い時間は品切れの心配がありますので、なるべく早めにお出かけ下さい。

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注意喚起

年末に野暮な話しですが、ノロウイルスによる胃腸炎が流行り始めているようで、東京都福祉保健局が「注意喚起」を行ったそうです。

例年11月から2月にかけて、保育園や幼稚園、高齢者施設などを中心に感染性胃腸炎の集団感染が多数発生していて、ほとんど年中行事の感がありますね。

篠田麻里子さんもテレビのレギュラー番組「PON!」を欠席したそうです。

 「おととい夜から激しい腹痛で病院行ったら急性胃腸炎でした。今日は動けずに生放送お休みしてしまい皆さんに大変ご迷惑おかけしてしまいました」

 「今はほぼ丸二日寝込んでたのでだいぶ良くなりました」とかいう事態だったそうで、大変でしたねえ。

さてノロウイルスの特徴は、人の腸管の中で増殖することです。爆発的に増えるので、その時に嘔吐、下痢、腹痛などを起こします。

ですので、人が吐いたり、下したりした汚物に触れるのが、とにかく危険です。手で触れたことによって、手指が汚れ、その手指が触れた食品を介して、別の人の口に入ってしまいます。

だから、「ちんや」の社員には、

駅のトイレには絶対入るな

電車の吊り革にもなるべくつかまるな

と言っています。

そして、念のため出社したら、念入りに手洗いをします。

ノロウイルスは悪いことに、アルコールでは死なず、次亜塩素酸ナトリウムで消毒するしかないのですが、手を次亜塩素酸ナトリウムに突っ込んだら荒れてしまいますから、水で洗い落す他ないのです。

それを励行するしかありません。

皆さまも、どうぞお気を付けを。

追伸①

≪精肉売店 正月用肉の御予約承りを始めています≫

例年12/29-12/31は売店の店先が大変混み合い、行列に成ります。なるべく商品の予約をした上でお出かけ下さい。

<予約なさった方の特典>

・当たり前ですが、並ばずに受け取れます。

・「ちんや」お座敷で正月に使っている祝箸を、予約した方に全員にお付けします。

・さらに抽選で10名様に、金粉を差し上げます!

⇒これを肉に振りかけて、お目出度い雰囲気にて食べていただくわけです。容器も実におめでたい「迎春用ボトル」に入っています。食卓が盛り上がりますよ。

<申込み用紙の入手方法>

・精肉売店店頭で配布しています。

・下記の(↓)FAX番号に書面にて、ご自分のお名前・FAX番号・電話番号を明記した上、申込み用紙をFAXするよう、お申しつけ下さい。使う紙はどんなものでも結構です。

FAX:03-3845-0022

<〆切りは>12月28日

・12/29~12/31日は新規の予約はうかがわず、フリー販売のみ致します。(=「売り切れ御免」です。)

*是非ご予約下さい!

  追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。

この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.395日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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