円安か、円高か
外国人入国者数が「初の1000万人突破」だそうです。
報道によりますと、
「法務省入国管理局は9日、昨年の外国人入国者数は約1125万人だったと発表した。統計を取り始めた1950年以降で最も多く、初めて1000万人を超えた。」
「同局は「円安の進行で訪日旅行に割安感が出たことや、東南アジア諸国に対する査証(ビザ)の発給要件の緩和が影響した」と分析している。」
「外国人入国者数は2010年に過去最高の約944万人に達したが、東日本大震災と福島第1原発事故の影響で11年は約714万人に激減。しかし、その後は持ち直し、昨年は10年の記録を超えた。」
増えた要因については、円安やビザ緩和だけでなくて、日本の魅力が世界に伝わったからだと思いたいところです。1985年の「プラザ合意」以前も円安でしたが、観光客は大して来ていませんでしたからね。
でも、この記事では「円安やビザ緩和で・・・」となっています。
これと同時に、日本人は海外旅行しにくくなっています。
円が安いのですから、海外に行って豪遊することができません。年に一度ハワイに行くのが楽しみだ!という方には辛い情勢ですね。
韓国へは、あちらの大統領が反日なこともあって、特に日本人観光客が行かなくなっています。現地で日本人を相手にしていた観光業者が大ピンチとかで気の毒な話しです。
さて果たして、円安が良いのでしょうか、円高が良いのでしょうか。
自分が海外で消費したければ円高が良く、
外人さんに日本で消費してもらいたければ円安が良く、
輸出産業には円安が良く、
金融業には円高が良いですね。
受益者が違うので簡単に判断はつきません。最後は価値観で決める、この国をどういう国にしたいのか、で決めるしかありませんね。
思いおこしますと、「プラザ合意」から「バブル」全盛の頃に私は大学生でしたから、海外に出ると金持ち気分に浸れました。家庭教師のバイトで稼いだ小遣いで楽しく遊べました。
そういう気分に浸れて、では痛快だったかというと、勿論そんなことはなく、身分不相応な感じと申しますか、後ろめたい気分でした。それに、どうせ散財するなら日本国内で散財した方が、その土地の人に喜ばれます。
だから、結局円安派ですね、私は。
散財は、国内で致しましょう、日本人の皆さん。
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