撤退

ふーん、オーストラリアもなかなかやりますねえ。馬鹿に出来ません。

スタバの進出を、地元コーヒー勢がはね返し、スタバは撤退の憂き目をみたそうです。

スタバのオーストラリア1号店は2000年にオープンし、店舗網を拡大してきましたが、今回店舗の四分の三を閉鎖、残る店舗も地元資本に売却して、完全にオーストラリアから手を引くのだそうです。

スタバがオーストラリア市場で苦戦した理由は、報道によりますと、

「最大の要因は、進出した時には既に本格的なエスプレッソやカフェの文化が根付いていたことだろう。」

「英国植民地から独立したオーストラリアはもともと紅茶文化圏だったが、カフェイン飲料の主流は次第に紅茶からコーヒーにシフトした。中でも、戦後に急増したイタリア系移民が持ち込んだエスプレッソが市場を席巻している。」

「世界的に評価の高いバリスタを数多く輩出するなど、オーストラリアのエスプレッソの品質は非常に高い。プロのバリスタは大手チェーン店ではなく個人経営の小さなカフェを舞台に活躍している。公共放送SBSによると、こうした零細カフェは国内に約6,500店舗あり、年間売上高は40億豪ドル(約3,800億円)に達している。シドニー市内のこうした小さな店の中には、朝から夕方まで常に行列ができる繁盛店もある。オーストラリア人は1日平均3~4杯のコーヒーを飲むとされるが、お気に入りのバリスタを見つけて同じ店に1日に何度も通う人が多い。」

なるほど、なるほど。彼らがスタバをはね返したのですね。ブラボーです。

同様にイタリアにもスタバは進出できていないとか。

逆にスタバが成功しているのは、カフェ文化後進国です。

世界のスタバの店舗数は、

まず米国11,457店、

次にカナダ1,337店、

中国1,017店、

日本1,000店、

英国764店、

韓国559店の順とかで、

なーんだ。要するに、日中韓なのですね。

頑張って欲しいです、日中韓の喫茶店。

追伸、

入谷鬼子母神の「朝顔市」は、7/6-7/8です。

浅草寺の「ほおずき市」は、7/9-7/10です。

お間違えなく!

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毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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夏純米

暑くなってきましたねえ。

7月より夏の冷酒を発売しました。

その御酒の名前は、『夏純米』。

大洗町の「月の井酒造店」さんの、季節限定の御酒です。

酒のスペックを一応御説明いたしますと、純米の「生貯蔵酒」です。

「生貯蔵酒」とは、搾ったお酒を生のままタンク貯蔵をして、出荷直前に火入れをし、瓶詰して出荷することです。生のまま厳重な品質管理のもと貯蔵することで、生独特のフレッシュさを残すことができます。

使用米は美山錦、精米歩合は60%。

味わいの傾向は「淡れい」。

香りが爽やか、サラリとした飲み口が「ついつい癖になる」という宣伝文句でして、たしかにクイクイ飲んでしまいそうな御酒です。

それにつけても、『夏純米』というネーミングが旨いですねえ、いや、上手いですねえ。

通常夏場は日本酒が売れにくい季節ですが、『夏純米!!』と言われると、なんか、飲まないといけない気がしちゃいますよね。

スペックを四の五の言われるより飲みたくなります。

いいセンスです、K子社長。

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すき焼きシンポジウム

『週刊新潮』6月26日号をご覧になった方は、「掲示板」のコーナーに向笠千恵子先生が「すきや連」のことを書いておられるのに、気付かれたと思います。

コピペしますと、

「6年前に『すき焼き通』(平凡社新書)を出版しました。その出版記念会のとき、みんなですき焼きを食べて和気藹々。それがきっかけとなり「すきや連」が発足し、年に3回、全国の店を回って、すき焼きを堪能しています。」

「今年の11月23日には、ネギの産地、群馬の下仁田ですき焼きシンポジウムを開催します。その頃には新著『すき焼き大全』(仮題)を出す予定。すき焼きは文明開化の象徴ともいうべき食べ物です。煮方、割り下、特産の野菜など、その地ならではの特徴のあるすき焼きを教えて下さい。」

「すき焼きシンポジウム」は、「全国ねぎサミット2014」という各地の有名葱産地が集まるイベントに合わせて、関連行事として開催されるもので、当然すき焼きについて語るシンポジウムです。

群馬県は、すき焼きの食材が県内で全て調達できる稀有な県でして、そうした食材の関係者や「すきや連」のすき焼き屋の御主人などが参加する予定と聞いています。

群馬の「すきや連」の方々が、県庁と協力しつつ大車輪で準備を進めて下さっています。楽しみです。

ところで、これを機会に「すき焼き」「シンポジウム」とグーグルに入れて検索してみたのですが、すき焼きについて語り合ったシンポジウムは1件も発見できませんでした。

出て来るのは、シンポジウムの休憩時間の弁当が、すき焼き弁当だったとか、そういう話しばかり。

うーん。

ひょっとして、今回が日本初の「すき焼きシンポジウム」なんでしょうか?!

ますます楽しみです。

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茄子の季節

初夏は茄子の季節ですね!

ということで、今週の「かわりザク」は茄子。

しかも、

丸茄子・青茄子の食べ比べ、です。

まず丸茄子ですが、脂との相性が良く、関西では田楽の材料として有名です。皮付きでご提供いたします。

一方の青茄子は紫色の色素が無いのが特徴です。それで「青茄子」と言われます。一件違う植物のようですが、茄子です。

こちらは皮がかたいので、取りのぞいてからご提供いたします。皮はかたいですが、身は丸茄子より柔らかく、加熱するとトロトロに成ります。

その丸茄子・青茄子を、ともにいったん厨房で揚げます。そして、それをすき焼きの鍋に入れていただくわけです。

味は、風変りな田楽といったところでしょうか。

茄子好きにはたまらない食べ方と思いますよ。是非お試しください。

(すき焼用です。しゃぶしゃぶには向かないかもしれません。悪しからず。)

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数値が載っていないビジネス書

『銀座ウエストのひみつ』刊行記念トークイベント

木村衣有子×ナガオカケンメイ「ブランドを作ること保つこと」

を聞いて来ました。

『銀座ウエストのひみつ』については、弊ブログの5/31号に書きましたので、そちらをお読みいただきたいのですが、念のため確認しますと、

「ウエスト」とは、「リーフパイ」や「ドライケーキ」といった焼き菓子があまりにも有名で、それから西銀座に在る喫茶室の居心地良さもまた有名な「洋菓子舗ウエスト」さんのことです。

この御本では、そうした製品や居心地の背景に、“真摯な”企業哲学が在ることを、著者の木村衣有子さんが描いていきます。

で、トークイベントで、その木村さんが言っておいでだったことですが、

ビジネス書を目指したんだけど、本屋のそっちの棚には並ばなかった・・・

そもそも数値が載っていないとビジネス書に成らない・・・

冗談のように言っておいででしたが、本気でもあるよう。

いえいえ、私は実に結構と思いますよ、

数値が載っていないビジネス書!

書評でも、この御本について、

「商売や仕事で悩んでいる方は元気になる、ヤル気のスイッチが入る言葉がいっぱい」との評が出たそうですが、重要ですよね、そこは。

だいたいですね、数値は後から着いて来るものです。

要するに、まず数値から入る経営者の下で、ヤル気を出せるのかってことです。ヤル気が先で数値は後ですよね!

数値から入る経営者こそ、あの御本を読み、自分の経営を省みるべきと思っています。

だから、この御本は「ビジネス書」でまったくOKだと思うんです。

良いと思いますよ、

数値が載っていないビジネス書!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.570日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

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絶滅危惧種

スーパー、コンビニ、外食チェーンは鰻の取り扱いを止めていただきたいです。

資源が戻るか、完全養殖が出来るようになるまで、免許制にして、専門性の高い少数の業者のみが扱えるようにするべきだと考えます。

・・・そのように私見をFBにUPしましたら、知人から、

「どうせ食べるなら、美味しい鰻を、かくあるべしというところで食べたい。だから、鰻はめったに食べられません。それでいいと思います。」とコメントが。

ですよねえ。

思いまするに、私には、鰻の問題って、現代経済の象徴のような気がします。

スーパーとかは鰻を本気で取り扱いたいわけではなく、鰻を「目玉」にして安く売り、それで集客して他のモノを売ろうとしているわけです。

目先の利益のために資源を喰い尽くして恥じない企業の姿は、まさにリヴァイアサンと申せましょう。

その利益の為に絶滅したのでは、死んだ鰻が浮かばれません。

この調子だとスーパー、コンビニ、外食チェーンの経営者は来世で鰻に祟られると思うんですけど、まあ、彼らがどんな責め苦に遭おうと私の知ったことではありません。

問題は、現世の鰻です。

・美味しい鰻を、

・かくあるべしという形で

提供するところのみ営業許可する、そういう制度に出来ないもんでしょうか。

環境省が食品の営業規制をする、というのも今後はアリだと思いますよ。

食品の販売なんて、必要な設備を設けて⇒衛生責任者を選任して、保健所に申請すれば基本的に誰でも許可を獲れちゃうんです。それが衛生行政ですけど、それじゃあ、ダメなんです。

かくあるべしという業者だけ営業できる、そういう制度に出来ないもんでしょうか。

マジで。

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毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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銀座ウエストのひみつ

単行本『銀座ウエストのひみつ』を拝読しました。

非常に参考になり、勉強になる御本です。

「ウエスト」とは、「リーフパイ」や「ドライケーキ」といった焼き菓子があまりにも有名で、それから西銀座に在る喫茶室の居心地良さもまた有名な「洋菓子舗ウエスト」さんのことです。

この御本では、そうした製品や居心地の背景に、“真摯な”企業哲学が在ることを、木村衣有子さんという方が描いていきます。

木村さんは1975年栃木生まれの文筆家。「お酒を題材にしたミニコミ『のんべえ春秋』編集発行人」だそうですが、甘い方もイケるのですね。

その方が最初に注目したのは「ウエスト」さんのツイッターだったそうです。私もフォローしていますが、実に感心することが書いてあります。

私も存じ上げている御主人御本人が、ツイッターをやっておいでです。内容はおりおりの商品やイベントの紹介が中心ですが、その背景にある哲学が垣間見えるもので、木村さんも、これに注目なさったようです。

ごく最近は、こんなことも

「今月から新社会人となり、張り切っている方がおられる一方で、仕事が合わないと早々に諦めてしまう方もおられます。そんな方に申し上げたいのは「どこの登山口から入ろうと、同じ頂上には辿り着ける」という事です。その為に必要なことは「先ず与えられた仕事に全力を尽くす」これ以外にはありません。」

そのアカウントをフォローしてもフォロー返しはされはしません。御主人はつぶやいて行くのみ、です。

さてさて、肝心の本の内容です。ネタバレは良くないですが、一つだけご紹介します。

先代(=今の御主人の御父上)の口グセの、

「そんじょそこらにないもの」

という言葉が私には印象的です。

「そんじょそこらにないもの」

つまり質が良いもの=近隣の商店街には無いけど銀座にだけは在る、という位品質の良い物を作りつづければ、銀座のお客様は必ず買って下さる、という信念です。

さらにまた、その品物は「飾らない」品物です。値付けも正直にしていくので、自然と「飾らない」物に成ります。

そうして人々から「あそこは変なことをしない」と信用されるようにする、ということです。

非常に参考になり、勉強になる御本でした。

ご購入は、こちらから。

 

追伸

浅草・浅間神社の、「お富士さんの植木市」は今日・明日です。

浅草4、5丁目一帯の道路上に近県の植木商や露店がたちならびます。

古来ここで買った植木はよくつくとされていますから、ガーデニングをなさる方は是非。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.553日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

 

 

 

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マツタケの里

ああ、あそこの地名は能勢町と言ったのですね。

大阪府の地図の、一番上に飛び出している部分のことです。

その能勢町ではマツタケが名産で、

「30~40年前は山の中にござを敷き、すき焼きを楽しんでもらった。座っていても手が届くところにマツタケがあった」そうです。

能勢町は府の最北端に位置していて、町内全域が標高200m~500m。大阪市内とは5~6℃気温差があるそうです。

で、「大阪の軽井沢」「大阪の北海道」「大阪のチベット」とか呼ばれるそうです。

軽井沢とチベットは、かなり違うよねえ、と思いますが、それはさて置きまして、今日の本題はマツタケすき焼きです。

これは当然美味しいのですが、難点は勿論マツタケの値段が高いことです。

報道によりますと、この大阪のマツタケも絶滅の危機にさらされているそうなのです。

与謝野晶子も幼いころ、「取っても取ってもある」とマツタケ狩りに興じたそうなのですが、残念なことです。府は、

「府レッドデータブックを改訂し、菌類を対象に追加して今年3月に発行された。マツタケは近年発生量が激減。専門家らの評価で「府内で絶滅の危険が増大している種」を意味する「絶滅危惧II類」とされた。」そうです。

ござを敷いてマツタケすき焼き

~やってみたかったですねえ。

追伸

ムック本『江戸っ子に学ぶ! 浅草本』に載せていただきました。ありがとうございます。

 「枻(えい)出版社」刊行、エイムック2855。

<内容>浅草寺を中心に発展してきた“浅草”は、江戸の文化と今が混在する街で、歴史とグルメと情緒を肌で感じる場所がそこかしこにあります。100年、200年と続く老舗のうなぎ、どぜう、そば、天ぷら、すき焼など和のお店をはじめ、絶妙の味を伝える洋食屋さんや女性にとって嬉しい甘味処など目白押しです。いっぽう、かっぱ橋周辺に足を伸ばせば、木札や手ぬぐい、櫛といった職人の技が織りなす伝統の工芸品に出会うことができます。そこで本書は、浅草をまるごと楽しむために「食・技・遊・祭」の4つを徹底的に紹介しました。また巻頭では、浅草在住のたいとう観光大使をつとめる、なぎら健壱さんといとうせいこうさんに登場をいただき、浅草の魅力を語っていただきました。

お求めは、こちらです。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.537日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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佃煮最中

佃煮最中を作って食べてみました。

河治和香先生が「駒形どぜう」さんの三代目をモデルにした小説『どぜう屋助七』を書かれましたが、その小説ベースにした、「どぜう講談」を聞く会が開かれることになり、当然どぜう料理も付いているのですが、その講談を聞きにくるのは、以前からのどぜうファンばかりで、さんざん召し上がった経験がおありなので、何か新企画が欲しいね、それも小説の登場人物に関係する企画がいいね!

と、いうことで、この小説に登場する最中の皮屋の「種亀」さんと「ちんや」がコラボすることに成った次第です。

三代目の当時「ちんや」は未だ「狆屋」で、牛鍋屋に転進していないのですが、まあ、そういう細かいことを言うのは止めましょう。

禅は急げイヤ善は急げ、で試してみますと、結構旨いのです。

しぐれ煮とそぼろ煮のどちらが良いか、両方試してみましたが、両方ともまずまずでした。

良く考えましたら、最中の皮は元々米粉ですから、合わない理屈がないですね。やってみるもんです。

結局そぼろの方が甘いので、会にはそぼろ最中を出しましたが、しぐれ最中もいけると思います。

皆さんもお試しあれ。

あ、そう言っても、最中の皮だけはあんまり市販されていない・・・か・・

追伸

JALさんの機内誌『SKYWARD』の4月号

「JAPAN PROJECT 東京ようこそ、おもてなしの首都へ」に載せていただきました。在り難いことです。ご搭乗のおりにご覧ください。

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キャベツ大使

もう「ゆるキャラ」はやめましょう!って、私は何回も何回も申し上げています。

銚子の春キャベツは美味いんですから、「ゆるキャラ」なんて要らなくて、美味しい食べ方を知らしめれば良いだけだと思いますよ。それなのに無理やり「ゆるキャラ」をやろうとして、トラブルになってしまったようです。

報道によりますと、

「千葉県銚子市特産のキャベツをPRしようと「銚子キャベツ大使」に任命されたお笑いコンビが披露したキャラクター「きゃべっしー」が波紋を広げている。」

「全国的な人気者となった船橋市の非公認ゆるキャラ「ふなっしー」にそっくりな外見がインターネット上で「パクリだ」などと話題になると、市役所にも「非常識だ」といった苦情が殺到した。」

「市では「公認キャラではない。多くの人に誤解を与えてしまった」と釈明。4日には謝罪文を市ホームページに掲載するなど、事態の沈静化に努めている。」

「事の始まりは先月25日、市役所の市長室で行われた、吉本興業所属のお笑いタレント「キャベツ確認中」の2人へのキャベツ大使の委嘱状交付式だった。コンビ名が縁で、今年6月に市内で開かれたキャベツまつりに参加したことがきっかけで、任命が決まった。」

「交付式では、越川信一市長から委嘱状が手渡された後、コンビの1人がキャベツの妖精として手作りした黄緑色の着ぐるみ「きゃべっしー」の姿を披露した。この時の様子がネット上に公開されると、「ふなっしー」にそっくりな外見や「ふなっしーの生き別れの妹」という設定などが短文投稿サイト「ツイッター」や掲示板などで話題になり、「これは許されない」といった批判の投稿が相次いだ。」

公認ではないと言いながら、市長さん直々に「大使」を委嘱したんですから、言い逃れは見苦しいですなあ。あーあ。

しかし、銚子のキャベツには最近良い話しもありました。

先日放送のテレビ朝日『食彩の王国』が銚子の春キャベツを大きく採り上げていました。

戦後「これからは、キャベツだ!」と一念発起して増産に取り組んだ農家の若者たちの物語は感動的でしたし、地元の料理屋さんが考案した、春キャベツ料理が美味そうでした。

地元の花鯛を使った押し寿司に、茹でた春キャベツをはさみ込むのです。私は残念ながら、未だこの寿司を食べていませんが、是非試してみたいと思いました。

ほら、「ゆるキャラ」は必要ありません。

市長さん、猛省をお願いします。

あ、それから以下は宣伝ですが、このブログの3/20号に書きました通り、春キャベツはすき焼きに入れても、なかなか美味く、銚子ではなくて三浦半島産なのですが、「ちんや」の「変わりザク」として、ただ今販売中です。

どうぞ、お試しください。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.490日連続更新を達成しました。

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