公開企画会議onツイッター

 昨日から「公開企画会議onツイッター」をしています。

 何の企画会議かと申しますと、

 「Twitterハードユーザー限定、今こそ宮崎牛を食べる会」の企画会議です。

 「今こそ宮崎牛を食べる会」公開企画会議onツイッター住吉史彦です。と始まるツイートが表示されたら、それです。

 昨日の、このブログに登場した、明治大学商学部4年の小林大地君と、私の近所にお住まいの、サブカルチャー論・ゲームデザイン論の先生semio_tomoさんが参加して下さっています。

 さて、その宮崎牛ですが、ブログ読者の皆さんもご高承の通り、4月に発生した口蹄疫問題は防疫措置が効を奏し、感染をストップできたようであります。しかし、畜産業を再建するための、関係者の御苦労はこれからが本番です。

 そこで、私たちは今こそ皆様に宮崎牛を召し上がっていただきたいと考え、この会を企画いたしました。 

 そして、今回誠に勝手ながら、ご参加いただく方を、Twitterのハード・ユーザーの方に限定いたしました。

 単に宮崎牛のすき焼きを召し上がっていただくだけでなく、食事会場にモバイル機器をお持込みいただいて、この会の趣旨・会場の様子などを、生中継のようにつぶやいていただきます。今先端の情報技術であるTwitterの、ハード・ユーザーの皆様のお力をお借りして、宮崎県畜産業界への支援の輪が広がれば、最高です。

⇒ここが、今回の企画の眼目です。

  この会の参加者は、広く一般から募ります。当然、参加費は通常相場より割安のお値段にて、ご奉仕いたします。また、当日「ちんや」六代目店主・住吉史彦が、直接皆様に「ちんや」の肉の旨さの秘密、肉の各部位の特徴をお教えします。

 名刺交換をするとさらに良いことが、あるかも・・・という企画です。

 さらに開宴に先立ち、1500キロを自転車で走った、小林大地君には体験談を語っていただきます。あわせて住吉史彦から皆様に、日本の畜産業の現状と改善のビジョンを、お訴えする時間もとらせていただきます。

 と、いうところまで決まっていますが、まず悩ましいのは会費です。

 会費を高くすると集まる人数が心配ですし、でも会費が安いと寄付できる金額が小額になってしまい、盛り下がりますよね。なにぶん初めてのことで相場がわかりません。

 そこで!

 こうした意見交換の様子をツイートしますので、ご注目を。

 オレはもっと高くても参加するぞ!と思った方は、是非そうツイートして下さい。よろしくお願いします。何卒!

 なお、参加登録開始は12月です。

追伸

 弊店のパンフレットをデザインしてくれた方で、彫紙アーテイストでもある林敬三さんがTVに出ます。明日22日夜9時〜日本テレビ『紳助の「深イイ話」アートスペシャル』是非ご覧ください!

 林さんのブログは、こちらです⇒http://blog.choshi-art.com/ 

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて266日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

  「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 公開企画会議オンTwitterは、こちらです。

Filed under: すき焼きフル・トーク,台彪会 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

小林大地君

 明治大学商学部4年の小林大地君が来店されました。

 小林君は、もともと自転車好きだったそうですが、この夏、口蹄疫の被害に遭った宮崎県を支援したいと思い立ち、埼玉のご自宅から宮崎まで、猛暑の中自転車で旅をしました。

 7月29日に埼玉を出発、各地でその土地の人から宮崎への応援メッセージを集めながら進み、9月3日ついに宮崎市に到着しました。

 小林君が今時なのは、単に旅するだけでなく、途中で見聞きした出来事をブログとツイッターに書きながら走ったことです。たちまちネットの世界で小林君は有名になり、特に東国原・宮崎県知事が彼のツイートをリツイートした直後には、彼のアカウントにフォローが殺到したそうです。

 走っている最中に既に有名になった小林君は、鳴り物入りで宮崎に入り、知事や宮崎市長からリアルに出迎えを受けました。またこの活動は、メデイアの注目もあびて、CANPANブログ大賞「毎日RT特別賞」を受賞しました。

 そんな小林君のことを私が知ったのは、久米繊維工業の久米社長を通じてでした。

 私が会長をしている、台彪会の勉強会に、久米社長を講師としてお招きしたのが、8/6のことでしたが、その講演の後の懇親会で、「今、自分の所の学生が、宮崎まで旅をしていて、途中経過をツイートしているんですよ」という話しを聞きました。

 久米さんは、社業のかたわら、明治大学商学部で「ブログ起業論」を教えておいで、小林君は、その門下生なのです。

 私は、ちょうど7月にツイッターを始めたばかりでしたので、小林君のツイートぶりを見ながら、

 へえ、ツイッターというのは、こういう風に使えるのか、と感心したものです。

 その小林君と私は今、「今こそ宮崎牛を食べる会」というチャリテイー食事会を準備しています。

 今回、誠に勝手ながら、この食事会にご参加いただける方を、ツイッターのハード・ユーザーの方に限定しようと思っています。

 単に宮崎牛のすき焼きを召し上がっていただくだけでなく、食事会場にモバイル機器をお持込みいただいて、この会の趣旨・会場の様子などを、生中継のようにつぶやいていただこうと企画しています。今先端の情報技術であるツイッターの、ハード・ユーザーの皆様のお力をお借りして、宮崎県畜産業界への支援の輪が広がれば、最高です。

 この食事会は、年末の、「今年の10大ニュース」が新聞に載るころに実現させたいと考え、鋭意準備中です。

 詳細が固まりましたら、このブログにも掲示します。また、準備中のやりとりもツイッター上にお見せしようかと思っています。

 請う、ご期待です。ブログ読者の皆さんも是非ご参加を!

 ただし、フォロワー200人以上が条件です。12月の募集開始まで日がありますので、皆さん頑張って、フォロワーを集めて下さいね。ひひひひ。

追伸

 本日11/20は、昼席・夜席とも個室が予約で満室になっています。大勢様はありませんが、七五三とか御結婚記念日などの中小宴会が入っています。皆様、ご多幸を祈念いたします。

 予約無しで見えた方は、悪しからず、大広間へご案内いたします。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて265日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。

*「毎日RT特別賞」を受賞した、小林君のブログはこちらです。

お客様への心得

 「二条彪の特選教訓集 みんなで学ぶ 成功の心得No8 お客様への心得」という御本を毎週月曜日の、弊店の朝礼で輪読しています。11/15には、項目No3「知ってもらう・買ってもらう」を読みました。

 「お客様への心得」というと一般的には、

・お客様との約束を守りましょう、とか

・お客様との約束を職場の全員が共有しましょう、とか

・電話は3コール以内にとりましょう、とか

そういう内容であることが多いですが、この御本は少し違います。

 この御本の「学習のポイント」には、次のように書かれています・・・

「お客様のことを考える上では、マーケテイングを避けては通れません。(中略)本号がきっかけで、マーケテイングについても興味を持ってもらえればうれしく思います(後略)」

 読みはじめてすぐの、項目No3もマーケテイングの話しです。「マーケテイングの4P」のことが書かれています。

 そう聞いて「それって経営者向けの本じゃないの? 従業員の朝礼用の本じゃないと思うよ」とお考えの方、ここはもう少し考えてみて下さい。

 私は、小売の現場でサラリーマンをしていたことがあるので、知っているのですが「販売が上手い」「販売力がある」と評判の良い販売員さんは、実は、無意識の内にマーケテイングをしているのです。

 ベネフィットとかスペックとかいうマーケテイング用語を知らなくても、その内容は知っているのです。

 そういう販売員さんは、例えば「ちんや」の肉のスペック

=充分熟成させてあるので、やわらかく+消化が良い

⇒たくさん食べても、胃がもたれない。

⇒(究極のベネフィット)食べざかりのお子さんの、背が伸びますよ!

というセリフがすぐ言えます。しかも、買い物に見えている、その奥様(=お客様)にお子さんがいそうだ、ということを見抜いて、そう言います。

 逆に外見で判定して、お子さんがいるお歳にはまだなっていないな、という女性には、そういうセリフを言いません。別のセリフを考えます。

 これって、天然マーケテイングですよね。

 肉の能書き=スペック=充分熟成させている、ばかりを売場で主張しても、それによって、どういう良いことがあるのか(=ベネフィット)についてお客様自身がピンとこないと、結局買っていただけません。

 「良い物は売れる」世の中は過去のものになり、

 「知ってもらってはじめて売れる」世の中が来ています。

 だから、ホームページやブログで「知ってもらう」のも大事ですが、現場で天然マーケテイングができることも同じくらい大事です。経営者だけがマーケテイングしていても足りない理由はそこです。

 そういう次第で、朝礼で輪読しています。 

 それに、だいたい、このブログはちっともマーケテイングになっておらず、むしろ高尚なジョークを展開する場ですので、目標が少し違います。

 その辺り、現場の連中に頑張ってもらわないと困るわけです。よろぴく、ぴくぴく。

追伸

 今週の金曜日19日は鷲神社の「酉の市」の日です。ご参拝の前後に「すき焼きを」とお考えの方は多いと思いますが、あいにく弊店の夜席は予約で満席になりました。昼席か間の時間にお越し下さい。金曜日ですが休憩無しで営業します。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて、弊ブログは262日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

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若手経営者サポートセミナー⑤

 書く順番が前後してスミマセン。

 11/9に「台東区若手経営者サポートセミナー」の第5講を受講しました。

 このセミナーは全10回シリーズで、来年の2月まで連続して、いろいろなテーマの講義があります。テーマはいろいろでも、講師は10回同じで、人気の二条彪(にじょう・たけし)先生が務めます。

 今回のテーマは、経営者のためのマーケテイング入門パート4。

 中小企業こそマーケテイングを!というのが二条先生の勧めで、マーケテイングの話しも4回目です。景況に入ってきました。

 今回の中心的テーマは 「ベネフィット」

 ベネフィットというのは、イヌイットの仲間、では勿論ありません。

 単語がとっつきにくいのは、マーケテイングの話しの難点ですね。ベネフィットというのは、ひらたく言えば「お客様にとっての良いこと」あるいは「目に見えない価値」のことです。

 まだわかりにくいので、例を出しますと、

「工場では化粧品を作っていますが、店舗では希望を売っています」という、レブロン社の名言の中の、「希望」がベネフィットに当たります。

 一方「希望」には負けますが、「ちんや」でも、ある情緒的ベネフィットを売っています。それは=「思い出」です。

「厨房では、すき焼きを作っていますが、お座敷では思い出を売っています」と言わせていただきたいと思います。

 「ちんや」創業130年記念サイトhttp://www.sukiomo.com/ も、実はそのために作りました。

 最初、どんな思い出をお売りしていくのか、サイト上に例としてご提示しようと思い、作文してみましたが、あまり上手くいかず、それに、だいたい作文では「嘘ぴょん」なので、一般の皆さんから、すき焼きにまつわる思い出話しを投稿していただくことにしました。

 次第に投稿も集まってきまして、サイトをご覧いただくと、すき焼きが文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理だ、ということがわかります。

 親子の絆、友とのつながり、時には少し葛藤。そうした思い出こそ、「ちんや」がご提供申したいことです。

 今は「思い出をお売りする」という方向性に迷いはありません。二条先生の参考書を毎週朝礼で読ませていますので、やがて店の連中にも浸透することと思います。

 もう一度、私の名言を申し上げたいと思います。

「厨房では、すき焼きを作っていますが、ブログでは失笑を買っています」

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて261日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

  「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

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マンドリンクラブ

 このところ、偶然ではありますが、私の身のまわりが「マンドリンづいて」います。

 まず先週のある夜、私の経営の師匠である二条彪先生が、マンドリン専門の楽器店として有名な「ikegaku(イケガク)」のH社長と一緒に来店されました。

 二条先生は、学生時代マンドリン・クラブに所属していらして、プレイヤーとしては今だに現役です。昨年暮れの「台彪会」の忘年会では、余興で腕前をご披露下さいました。

 先生は、その後さらに「マンドチェロ」という、マンドリンの同属楽器を購入され、今年12月に予定されている、「台彪会」忘年会でご披露いただく予定です。先生が、その「マンドチェロ」を購入されたのは、もちろん「ikegaku」さんです。

 その時は、マンドリンに関係のない方も同席されていましたので、あまりそっち方面の話しはしませんでしたが、

 「私にもマンドリンクラブをやっていた友達がいるんですよ」というような会話を、少しだけしました。

 その「マンドリン・クラブをやっていた友達」が来店したのは、翌々日のことです。

 私の同期で学生指揮者だったⅠ君、マンドラのF君、それから2年後輩で、今浅草で働いているK君が来て、そこにマン・クラではないものの、当事音楽をやっていた私も混ぜてもらって、4人で食事をしました。

 3人に「ikegaku」さんて有名なんだよね、と聞くと、「有名どころか、マンドリンの方面じゃあ、聖地だよ!」という返事。彼らの後輩で「ikegaku」さんに就職している人もいるそうなのです。いやあ、奇縁ですね。

 その夜は、音楽でつながった者どうし昔話しに花が咲き、また、最近ITにくわしい別の同期生がマン・クラ関係のメーリングリストを作ったら、昔の絆がうまく復活し、たまには激論もあったりして、関係が活性化しているんだ、というような話しが出ました。気分の良い夜でした。

 そういう次第で、私の周囲が「マンドリンづいて」いますが、次の目玉は、もちろん「台彪会」忘年会での、二条先生のマンドチェロです。今から楽しみです。

 その会場は弊店「ちんや」なのですが、マンドチェロに負けないよう、肉の方も頑張らないと、演奏に食われてしまいそうですね。

 もっとも、肉は最初から「食われる」ものです、が・・・く、苦しいか、今日は・・・

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて260日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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日本酒Tシャツ

 11/9に久米繊維工業さんのギャラリーで開催されている「日本酒Tシャツ展」に行ってきました。久米信行社長はAPEC中小企業サミット日本代表になって、お忙しい模様でしたが、この展覧会ご担当のMさんがいらして、いろいろお話しを聞けました。

 今開催されているのは、正確には

「第2回日本の蔵元×10 pieces exhibition」      

と言い、「日本酒Tシャツ」10枚を展示しています。

 日本酒Tシャツの生地は、言うまでもなく、久米繊維工業さんの国産素材100%の生地で、一方デザインは各蔵元さんと相談して決めたそうです。酒瓶には、歴史の風雪を越えてきた、独創的で美しいラベルが貼ってありますが、それはTシャツのデザインに使っても、力のあるデザインになっていて、迫力があります。

 さらにまた、蔵元という存在に対する久米さんの敬意、またCSRの手本にしたいという熱意が、この展覧会の会場の空気を醸し出しています。

 展覧会の案内文には、以下のようにあります。

「東京スカイツリーと すみだ北斎美術館が完成する2012年までに、日本酒Tシャツ百選を完成させることを、事業の大切な柱といたしました。」 

 たいそうな力の入れ方です。「事業の柱」とは恐れ入ります。

 「ちんや」の柱なんか、ネズミに齧られてますけどね。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

  「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。フォローよろしくお願い申し上げます。

*この展覧会について詳しくは、こちらです。

*参加された蔵元さんは以下の通りです。

・磯蔵酒造(茨城)
http://www.isokura.jp/sake.html

・川鶴酒造(香川)
http://www.bk-web.jp/2009/03/store.php

・小玉醸造(秋田)
http://www.kodamajozo.co.jp/

・太冠酒造(山梨)
http://www.taikan-y.co.jp/

・天山酒造(佐賀)
http://www.tenzan.co.jp/main/115.html

・天鷹酒造(栃木)
http://www.tentaka.co.jp/

・土井酒造場(静岡)
http://www.kaiunsake.com/

・所酒造(岐阜)
http://www.ibi.or.jp/~bojimaya/

・中尾醸造(広島)
http://www.maboroshi.co.jp/

・矢尾本店(埼玉)
http://www.yao.co.jp/chichibunishiki/

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若手経営者サポートセミナー④

 書く順番が前後してスミマセン。

 10/26に、「台東区若手経営者サポートセミナー」の第4講を受講しました。

 このセミナーは全10回シリーズで、来年の2月まで連続して、いろいろなテーマの講義があります。テーマはいろいろでも、講師は10回同じで、人気の二条彪(にじょう・たけし)先生が務めます。

 今回のテーマは、経営者のためのマーケテイング入門パート3。

 で、まずやりましたことは、SWOT分析でした。SWOT分析は有名ですので、

「なんだ、そんなの大学1年の時にやったよ!」

という方も大勢おいでと思いますが、念のためにおさらいしましょう。

 ご高承の通り、

Sは自分の会社の中の「強み」

Wは自分の会社の中の「弱み」

Oは自分の会社の周囲の「機会」

Tは自分の会社の周囲の「脅威」

のことで、それぞれを紙に書き出していくのが、お約束です。そこまでは普通です。

 で、二条彪先生のセミナーは、そこから先が少し違います。

 分析の次に続くのは、「強みを活かす①」「強みを活かす②」で、その後に続くのは、強みを活かすためのアイデイアをどうやって出すか、という話しです。

 現在の自社の強みを、伸ばすとか、組み合わせるとか、展開させるとか、そうするための、アイデイアを出そう!という話しに入っていきます。

 つまり、弱みを直す話しに向かわないのです。

 弱みを直すのは、強みを活かすのの3倍大変で、あまり上手くいきませんよ!それに上手くいったところで、売上は増えませんね。

 いやあ、おっしゃる通り。特に中小企業では、そうです。

 私は大企業に8年居ましたので、中小企業の経営資源の乏しさは身にしみています。そういうところで、乏しい資源を、弱みを直すことに投入するのは、とてもワリにあわない話しです。

 それに、弱みを直す作業にかかると、どうしても社内のムードが暗くなります。

 世の生真面目な経営者の皆さん、あるいはファイテイング・スピリットに溢れた経営者の皆さんは、キッチリと弱みを直すこと取り組んでおいでと思います。

 でも、それ、キツいですよね、特に不景気の時は。リキんでファイトしても売上げは増えるどころか、減っちゃったりしますから。

 強みをさらに活かすためのアイデイアをどうやって出すか、考える方がよっぽど良いですよね。

 ただ、アイデイアが楽に出てくるか、というと、それはそれで簡単ではありません。そここそが勝負どころ、というのが、今回の講義のポイントでした。

 うーん、強みをさらに活かすためのアイデイアねえ・・・

 ブログ読者の皆さんを笑わせるためのアイデイアなら、すぐ出るんですけどね。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

  「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。フォローよろしくお願い申し上げます。

追伸

 明日11/7は、鷲神社の「酉の市」です。熊手が売れた時の、手締めの声は聞いているだけで気分が高揚します。是非お出かけを。 

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受入環境整備事業②、意見交換会

 10/29、国土交通省関東運輸局企画観光部国際観光課が主催する、「訪日外国人旅行者の受入環境整備事業に係わる重点地域調査 意見交換会」に出席しました。

 何のこっちゃ、という方は、このブログの10/10号をご覧いただきたいのですが、ここであらためて、平たく説明しておきますと、要するに、国が経費を負担して外国人に台東区へ旅行に来ていただき、不便に感じた点を指摘していただく、という企画です。

 「意見交換会」というのは、その外国人モニターさんと、調査された「受け入れ施設」つまり我々のような飲食店や、交通機関、旅館などの代表者が一同に会する場のことです。

 会場に入ると、外国人モニターさんがズラリと居並んでいて、結構圧迫感がありました。この方々は既に、10/26〜10/28の間に、客を装って我々の所に見えた方々でして、現場で見覚えのある方が座っています。

 対するこちら側には、天麩羅「大黒家」のご主人Mさん、やはり天麩羅「三定」の女将N美女史、合羽橋「佐藤サンプル」のS社長、谷中の「澤の屋旅館」のご主人Sさんと、旧知の顔ぶれが並びました。

 なんだか、原告側と被告側みたいです。

 さて、開会。緊張してモニターさんの御意見を拝聴しておりますと、おおむね好意的はコメントが多く、ひと安心しました。

 ただ交通機関には結構キビシいご指摘がありました。東京の地下鉄は複雑に発達していますので、案内の表記を相当親切に表記しないと、外国人には利用しずらいようです。

 でも、地下鉄などは全線が統一デザインですから、現場の判断で表記を工夫する余地があまりないかもしれません。その辺りのことを現場の課長さんなどに指摘するのは、やや気の毒で、やはり経営トップが国際観光に貢献する意欲を持っていただかないと困りますよね。

 具体的に勉強になることもありました。肉がイスラム教徒の食べられる肉かどうか表示した方が良い、とか、営業時間を店の外に英語で表示した方が良い、とかご指摘がありましたので、そこは改善したいと思います。

 今回嬉しかったのは、「東京滞在中に食べた8食の中で、どの料理が一番美味しかったですか」という質問に対し、2人の方が「スキヤキ!」と答えて下さったことです。

 スキヤキ店で調査対象になっていたのは「ちんや」だけですので、美味しかったというのは「ちんや」のことでして、訪問して下さった、4人の内の2人ですから、結構な確率です。

 しかも、お二人とも、「スキヤキもスシもカバヤキも、どれも美味しかった」というような言い方でなくて、「スキヤキが美味しかった!」と断定調で話して下さったので、出席していた私はヒジョーに面目を施しました。

 関東運輸局のH局次長にも、「いやあ、ちんやさん評判良かったですね」と声をかけていただき、かなり良い気分でした。

 ひひひひ、と思っていると、不吉なメールが。

 店の排水管が破裂して浸水している、だと!

 うーん、神は褒美と試練を同時に与えるものだそうですが・・・

 人をからかうなら賽銭ケチってやるぞ、覚えとけ。

 浅草ちんや六代目の、罰当たりな日々は続く。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

  「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

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若手経営者サポートセミナー③

 10/12に「台東区若手経営者サポートセミナー」の第3講を受講しました。

 このセミナーは全10回シリーズで、来年の2月まで連続して、いろいろなテーマの講義があります。テーマはいろいろでも、講師は10回同じで、人気の二条彪(にじょう・たけし)先生が務めます。

 このセミナーは、今回が6期目(=六年目)で、私は最初の年から受講していますから、同じ内容の話しを6度聞いたことになります。こちらが成長してないので、6年たっても毎回耳が痛いのですが、今回は急に褒められてしまい、嬉しくなってしまいました。

 「ちんや」が創業130年なので、9/17に記念サイト(http://www.sukiomo.com/)をオープンさせたのですが、二条先生がそれを見て下さって、その作り方が大変良い、と皆さんの前で褒め下さいました。

 このサイトのコンセプトは「心に残る思い出を!」です。「ちんや」は、単にすき焼きを売るのでなく、お客様の思い出に残る食事をしていただく=つまり「思い出を売る店」で在りたいと考えて、そのことを表現するサイトづくりに取り組みました。

 やはり二条ゼミ門下の㈱IMC・I社長と相談して、ビジュアル面での表現や、企画面も工夫しました。企画というのは、一般の方に「今あなたの思い出の中に生きている、世界に一つだけの、すき焼きストーリー」を投稿していただくコーナーのことです。

 実は第3講は、マーケテイングの講義だったのですが、マーケテイングのお手本として、単にすき焼きを売るのでなく、「思い出を売る」という点を評価していただきました。

 マーケテイングでは、「コアバリュー」「ベネフィット」「スペック」といった言葉を学習しますが、この中で「ベネフィット」が、しっかりお客様に伝わらないと、商品が売れません。

 「ベネフィット」=「心に残る思い出」

 「スペック」=安心、うまい、もたれない、「ちんや」の御肉

 という作り方がマーケテイング的に好ましい、というわけです。「これはズバリですよね!皆さんも是非見てください。」とまで言っていただきました。

 もっとも、投稿の特典は食事券とかでなく、もっと夢のあるものにしたら、というアドバイスをいただきました。たしかに食事券プレゼントではリアル過ぎたかもしれませんね。そこは反省点ですが、全体的には、良かったようです。

 どうです? うらやましいでしょう? この場を借りて自慢させていただきます。ひひひひ。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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この指とまれ!

 9/28に「台東区若手経営者サポートセミナー」の第2講を受講しました。

 全10回シリーズで、来年の2月まで連続して、いろいろなテーマの講義があります。テーマはいろいろでも、講師は10回同じで、人気の二条彪(にじょう・たけし)先生が務めます。

 このセミナーは、今回が6期目(=六年目)で、私は最初の年から受講していますから、同じ内容の話しを6度聞いたことになります。

 それなのに、毎回耳が痛いのは、こちらが成長してないからでしょうね・・・きっと。

 第2講の前半は、「経営者に求められるものは何か、どんなことでも良いから挙げてみましょう」という御題で、受講生同士がグループ討議をしました。

 いわく、決断力、俯瞰する力、忍耐力、一貫性、胆力(!)、健康、感謝の心・・・

 皆さん、ご立派です。

 ひとしきり、グループ討議をした後、二条先生から、

 「リーダーっていうのは、自分のやりたいことをやっていないと、フォロワーがついてきませんよ。リーダーに「やらされてる感」があるのは×です。」

 「リーダーの仕事は「この指とまれ!」の指を出すことで、その指にとまってくれた人と共に進めば良いわけで、とまってくれない人のことをアレコレ考えてちゃあ、ダメです。」

 これには、ウーン・・・という受講生多数。

 私と同じグループにいたある社長も、以前に会社の方針を変えた時に、社内に混乱が生じて苦労なさったとか。二代目・三代目の後継者リーダーが、自分のやりたいことをやるのは、そう簡単ではありません。

 でも、たしかにリーダーに「やらされてる感」があったら、それはフォローする人も働き甲斐を感じにくいですね。おっしゃる通りでしょう。

 私個人はと言うと、もちろん、あまりやりたくないことも少々やってますが、おかげ様で、結構やりたいことをやらせていただいてます。

 特に、このブログとか・・・

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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