ちょい食べGO!

本日より肉の食べくらべキャンペーンを開催します。タイトルは、
「めざせ13冠 ちょい食べGO!」
これは何かと申しますと、
「ちんや亭」の肉メニューを召し上がった方にスタンプカードをお渡しし、1種類食べるたびにスタンプを1個押して行くキャンペーンです。
7種類、10種類、13種類を召し上がった時点で、それぞれ称号と特典がもらえます。
《7冠(7種完食)》称号=牛聖、特典=ちんやお食事券2,000円
《10冠(10種完食)》称号=牛王、特典=ちんやお食事券3,000円
《13冠(13種完食)》称号=永世牛王、特典=ちんやお食事券5,000円または肉1㎏
*ちょい食べサイズはもちろん、 レギュラーサイズを召し上がった場合でもOKです。
*「食べくらべ」が主眼ですので、同一料理を再度召し上がった場合は、スタンプの追加はありません。
実施期間=2018年10年1日~2019年3月31日まで。
<このキャンペーンを通じて、住吉史彦が皆様にお伝えしたいことは>
「ちょい食べ」は楽しく、そして世の中の為(フードロス削減)にもなる、ということです。ご賛同いただける皆様のご来店をお待ちしております。

追伸
東京商工会議所が主催する、第16回「勇気ある経営大賞」において、株式会社ちんやが「奨励賞」を受賞させていただきました。
受賞理由は、
「格付や等級ではなくすき焼きにあった肉の提供に向けた挑戦(適サシ宣言)」でした。
権威ある賞を弊社が受賞できましたのは、ひとえに皆様のご愛顧の賜物とあつく御礼申し上げます。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.138日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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勇気ある経営大賞

東京商工会議所が主催する、第16回「勇気ある経営大賞」において、株式会社ちんやが「奨励賞」を受賞させていただきました。
受賞理由は、
「格付や等級ではなくすき焼きにあった肉の提供に向けた挑戦(適サシ宣言)」でした。
権威ある賞を弊社が受賞できましたのは、ひとえに皆様のご愛顧の賜物とあつく御礼申し上げます。

「適サシ肉宣言」につきましては、こちらこちらをご覧くださいませ。
その他の受賞者の皆様は、こちらです。合羽橋の㈱飯田さんが優秀賞に入っていて、素晴らしいです。

追伸
今夏8月4日より「ちんや」ビル地下1階の「ちんや亭」が、
「肉の食べくらべレストラン」として再スタートしました。
今回すべての肉メニューに「ちょい食べサイズ」(ハーフサイズのこと)をご用意することに致しました。
くわしくは、弊ブログの8月4日号をご覧くださいませ。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.134日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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下落率

良かったです。安堵しました。
私が安堵しましたのは、「ちょい食べレストラン」の9月の売上が前年同月を上回ったからです。
昨年の9月は「適サシ肉宣言」の余韻が未だあった時期ですが、その前年を、まだ24日なのに上まわったのですから大健闘と言えます。
当ビル地下の「ちんや亭」を「ちょい食べ化」したのは、8月4日のことでした。その時お客様に喜んでいただけるとの確信は勿論ありましたが、数字の面では「賭け」でした。
「ちょい食べ化」によって、全ての肉メニューに「ちょい食べサイズ」をつくりましたが、これは多数の安いメニューが突然登場したことを意味します。
また「ちょい食べ化」と同時に、ごはん・みそわんを本体価格から分離して、別途ご注文いただくようにしましたから、その分さらに値段は安くなります。
例えば、以前のハンバーグ定食は1.450円でしたが、それを召し上がっていた人が、
ハンバーグのサイズは「ちょい食べサイズ」でOK!ごはんもみそわんも要らない!とお考えになれば、新しく導入したハンバーグの「ちょい食べサイズ」の値段は800円ですから、客単価は、
(1450-800)/1450=44.8%も下落します。恐ろしい下落率ですね。
この変革を推進するのは、賭けでした。
しかし、おかげ様にて実際にはそういう下落は起こりませんでした。
私の企図通りに2点の「ちょい食べサイズ」を同時に食べ比べして下さった方がおいででしたし、
またステーキなど元々高額なメニューの「ちょい食べサイズ」を食べて下さった方もおいでした。
お彼岸の「入り」の日には、墓参帰りらしき、ベテランのご夫婦が見えて、サーロイン・ステーキの「ちょい食べサイズ」とレギュラーサイズを1つずつ注文して、それを二人で分けて召し上がっておられました。(1+0.5)/2=「0.75ちょい食べサイズ」ですね。そういう嬉しいご利用もあって単価は下落しませんでした。
9月の「ちょい食べ利用率」は47.1%に達しています。かなりの手ごたえです。
そして、何より私が嬉しく思いますのは、売上高ではなく、お客様の満足度が上がったという点です。調査したわけではありませんが、確実に上がったと思っています。
「ちょい食べ化」以前、お客様は自分が食べたい分量より多くの肉を食べ、内心要らないと思うごはん・みそわんも食べておられましたが、今はそういうことがありません。
お客様だけでなく社内的にはフードロスが減らせるのですから、双方がハッピーです。フードロスになる食べ物をつくるために働いていた労働時間も削減できますから、さらにハッピーです。
良かったです。安堵しました。
今後ますます「ちょい食べ」に邁進してまいります。ご支援賜りたく、お願い申し上げます。

なお「ちょい食べ」という言葉を、弊社の商標にするべく、ただ今特許庁に出願中です。指定役務は「肉料理の提供」(第43類)のみ。出願代理人はNAV国際特許商標事務所(所長弁理士:橘祐史氏)。登録までには半年程度を要するものと見込んでおります。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.132日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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官製講談

近江牛の講談が出来たとかで、それに私の旧知のすき焼き屋さんも関わっていたそうで、結構なことだと思いました。
この講談は「官製講談」です。滋賀県竜王町が講談師の玉田玉秀斎さんに依頼して創ってもらったそうな。
町が特産物をPRしたり、農業の高度化支援をしたりする「まるごとスキヤキプロジェクト」の事業の一環として、創ってもらったそうです。
玉秀斎さんは町から提供を受けた本や資料を読み込んだり、すき焼きの名店「毛利志満」(もりしま)(近江八幡市)の森嶋篤雄社長などに取材をして、創ったそうです。
森嶋さんのご先祖は、現在の竜王町の出身で、明治初期、江戸や横浜で牛肉が求められていると知り、竜王から牛を運ぶだけでなく、江戸で牛鍋店「米久」を開いて近江牛の名声を広めました。
当時牛の出荷は徒歩移動でしたから、「移動中に暑さで弱った牛に生卵を口移しで飲ませた。わが子のように接した」「鈴鹿山系の伏流水が良質で良い牛が育つ」といったエピソードを講談に仕立てたとかです。
地元でのお披露目会が10月3日にあるそうです。私は滋賀県まで行けないので、お近くの方、行かれてはいかがでしょうか?

追伸
今夏8月4日より「ちんや」ビル地下1階の「ちんや亭」が、
「肉の食べくらべレストラン」として再スタートしました。
今回すべての肉メニューに「ちょい食べサイズ」(ハーフサイズのこと)をご用意することに致しました。
くわしくは、弊ブログの8月4日号をご覧くださいませ。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.131日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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牛ゅっとちょいス!

「ちょい食べ」メニューに、オススメの差し込みメニューを加えました。
「牛ゅっとちょいス!」と申します。
しつこく告知を繰り返しておりますが、ちんやビル地下1階の「ちんや亭」が、
「肉の食べくらべレストラン」として再スタートしました。今回よりすべての肉メニューに「ちょい食べサイズ」(ハーフサイズのこと)をご用意することに致しました。
すべての肉メニューに「ちょい食べサイズ」があるのですから、自由にお好みのものを注文していただけば良いのですけれど、実際問題としては、世の中にはあれこれ考えるのが面倒だという方もおいでです。
基本的には、あれこれ考えるのが楽しいのですけれど、そうではないという方もおいでなわけで、そういう方には最初から店としてのオススメを提示しておいた方が喜ばれるわけです。
で、オススメの差し込みメニューです。
「牛ゅっとちょいス!」と称して、2種類用意しました。まず、
「サイバーグ170」
これはサイコロステーキの「ちょい食べサイズ」と、ハンバーグの「ちょい食べサイズ」、ごはん・みそわんのセットです。「170」というのは目方ですね。
サイコロステーキは小さい牛肉ですが、「ちんや」の肉の旨味を充分体験できます。ハンバーグは、それを合挽肉にした場合の変化を楽しめます。ソースの味も違いますし、この組み合わせが、お手軽に「ちんや」の肉を体感できる組み合わせです。続いて、
「テキ適ちょいス!」
これは「適サシ肉」Ⓡのすき焼きの「ちょい食べサイズ」と、サーロインステーキの「ちょい食べサイズ」、ごはん・みそわんのセットです。
「ちんや」と言えば「適サシ肉」Ⓡですね。サーロインは、その旨さを一番体感できる部位です。 すき焼きとステーキの両方で堪能なさっていただければと存じます。
どうぞ、ご利用下さいまし。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.128日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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音フェチ

すき焼きの、
音を録りたい
というご依頼が来ました。
メデイアの世界も、あの手この手だなあ。
・・・とFBに書きましたら知人から、
youtubeの世界では「音」はホットな話題のようですよー。
と書き込みがありました。
ASMRという言葉もあるとかです。
ASMR(エーエスエムアール)とは、Autonomous Sensory Meridian Response の略。
「脳がとろけるように気持ち良くなる現象」と言えるようなものを指すんだそうな。
布が擦れる音、雨の音、焚き火の音、ハサミで物を切る音~そんな音を心地よく感じた人が、2007年頃から、それを動画にしてネットに投稿するようになり、最初は「音フェチ」と言っていたようですが、今はASMRというのだそうです。
へええ。
世の中進歩しているようで結構ではあるのですが、受け入れる我々としては、収録時間がやたらと長くなる傾向に往生しています。納得行くものが撮れる(録れる)まで終わらないのですよ・・・一日つきあわされると、結構、疲れます。
ま、頑張りますけど。

追伸
今夏8月4日より「ちんや」ビル地下1階の「ちんや亭」が、
「肉の食べくらべレストラン」として再スタートしました。
今回すべての肉メニューに「ちょい食べサイズ」(ハーフサイズのこと)をご用意することに致しました。
くわしくは、弊ブログの8月4日号をご覧くださいませ。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.126日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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公益資本主義

100年経営研究機構さんが創立3周年を機会に広報誌を刷新されました。
私は、100年機構さんとハリウッド大学院大学さんが主催する「100年経営アカデミー」で、ゲスト講師として講演をさせていただいたことがある関係で、節分を広報誌に投稿、いや、拙文を広報誌に投稿させていただきました。
さて、その広報誌「100年経営」の中で、私が興味惹かれた言葉は「公益資本主義」でした。
その言葉は、機構代表の後藤俊夫先生、事務局を取り仕切っている俊才・藤村さん、それからJC(日本青年会議所)会頭・池田さんの対談の中で出て来ました。
後藤先生曰く、
「日本にはすでに江戸時代より前から近江商人の「三方よし」の考え方がありました。これこそが公益資本主義の原型で、アジアの風土に合ったものです。」
池田会頭も、
「従業員だけでなく、株主、取引先、顧客、金融機関、社会など様々なステークホルダーから尊敬される経営者になるには、どうしたらいいのか、日々謙虚に自問自答すべきと感じています」
と語っておられます。
ここで問題になるのは、日本企業の多くがファミリービジネスだということ、それから世間の視線がファミリービジネスに対して冷たいという点です。「社会の公器」のトップが同族では困るという気分が世間にありますね。
オーツカ家具さんの例とかを観れば、そう思う人が出て来ても仕方ないですよね。
ですので、同族出身でトップに立った方が、
自分の会社は「社会の公器」と思うことが非常に大切です。
オーツカ家具さんの父娘論争を見聞きした時、私は「社会の公器」の意識が足りないように思っちゃったんですよね。ビジネスモデルを変えるとか・変えないとか、後まわしでも良かったような気が私がします。皆さんはいかがでしょうか?
あ、話しが逸れましたが、100年経営研究機構さんの創立3周年、誠にお芽出とうございました。
(なお「公益資本主義」については、「一般社団法人公益資本主義推進協議会」という団体が設立されていて、そこが定義を決めておいでのようですが、ここでは一般的な言葉として使わせていただきました。悪しからず。)

追伸
今夏8月4日より「ちんや」ビル地下1階の「ちんや亭」が、
「肉の食べくらべレストラン」として再スタートしました。
今回すべての肉メニューに「ちょい食べサイズ」(ハーフサイズのこと)をご用意することに致しました。
くわしくは、弊ブログの8月4日号をご覧くださいませ。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.125日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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ギネスに挑戦!

目立つことは大切です。
良いことをしていても、世間に知られなければ仕方ないからです。目立つことは大切です。
で、問題は目立ち方です。
数で目立つ→ギネスに挑戦!
が最も思考力を必要としない方法ですね。
これまで、すき焼き関係者はあまりギネスに関心を持って来ませんでしたが、群馬県庁さんは違うようで、群馬=すき焼きをPRするためにギネスに挑戦するそうです。報道によりますれば、
「すき焼き応援県」を宣言する群馬県は13日、11月に前橋市内で開くイベントで、すき焼きのギネス世界記録に挑戦すると発表した。挑むのは「1時間で最も多く提供されたすき焼き」の記録。ギネスブックにすき焼きの名を刻み、県産農畜産物の魅力を世界に発信するのが狙いだ。800人のチャレンジャーを募集している。」
「すき焼き自給率100%の県が進める「ぐんま・すき焼きアクション」の一環で、11月25日に前橋市亀里町のJAビルで開かれる「オールぐんまdeすき焼きまつり(すきフェス2018)」のメインイベントとして実施する。1時間で振る舞われたすき焼きの数を計測し、600人以上の世界記録を目指す。」
私の杞憂に終われば良いのですが、一度にたくさんの分量の食材を用意しようとすれば、その品質確保が大変ですねえ。
県庁で、この件を担当なさっているのは、「県ぐんまブランド推進課」だそうですが、
たくさんの分量の食材が要る→品質確保に失敗→ブランド失墜
という展開にならぬよう、お気をつけいただきたいと思います。
調達難から残念な材料が混入しないよう、陰ながら祈念致します。

追伸
今夏8月4日より「ちんや」ビル地下1階の「ちんや亭」が、
「肉の食べくらべレストラン」として再スタートしました。
今回すべての肉メニューに「ちょい食べサイズ」(ハーフサイズのこと)をご用意することに致しました。
くわしくは、弊ブログの8月4日号をご覧くださいませ。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.124日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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隠れ里

国際観光日本レストラン協会の食味研修会が、「隠れ里 車屋」さんで開催されたので、参加しました。
丁寧につくられた和食の数々は実に結構でしたが、印象に残ったのは設備のご立派さでした。
東海道線辻堂駅から車で10分ほどの丘の上に広大な敷地を構えておいでです。庭もあって、一部屋一部屋も広いですねえ。「ドクターX」のようなステーキ・コーナーも在ります。
聞けば、現社長様の母上のご実家のあった所だと言います。
お店が出来たのは、平成に入って数年。
「まだバブルの残り香があったので、銀行から融資がうけられた」とか。
ですよねえ。郊外で土地が高くないとは言え、タイミングと、それ以前に優良企業でないと、借り入れは出来なかったと思います。
思えば、この真逆が浅草の店です。
浅草では、江戸時代から商業地に人口が密集して暮らしてきました。店主は店の二階に住むもの。奉公人も一緒に住むか、近所の長屋に住んでいました。
大正・昭和と鉄道が東京郊外に伸び、中産階級以上の人々はやや広い家に住むようになりましたが、浅草はそのまま。関東大震災や昭和の空襲を経ても、浅草の街中に今でも住む人は多いです。
自然と、飲食店も狭いです。経営者が、広い土地に住んだことがない人ばかりですからね。プライバシーがなくても平気。
「隠れ里」で空間感覚の違いに眩暈を覚えました。いや、美酒に酔ったのかな。うーい、ひっく。

追伸
今夏8月4日より「ちんや」ビル地下1階の「ちんや亭」が、
「肉の食べくらべレストラン」として再スタートしました。
今回すべての肉メニューに「ちょい食べサイズ」(ハーフサイズのこと)をご用意することに致しました。
くわしくは、弊ブログの8月4日号をご覧くださいませ。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.123日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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すき焼き親善大使

加山雄三さんのインタビューとなると、必ずこのネタになるので、おそらくご本人は「またか・・・」と思っておいでだと思うのですが、すき焼き屋としては、繰り返されるこのネタをとても在り難く思っております。
「必ずこのネタ」とはもちろん、ビートルズとすき焼きの件です。
報道によりますと、最近も
「テレビ東京の「チマタの噺」に出演し、1966年にザ・ビートルズが唯一の来日を果たした際、一緒にすき焼きを食べた時の秘話を明かした。」
ということでした。
「ビートルズは日本武道館で行われたコンサートの時以外、ほぼ宿舎である東京ヒルトンホテル(現ザ・キャピトルホテル東急)に缶詰め状態で、加山も同ホテルにビートルズを訪ねていった。」
「加山がビートルズに「何が食べたい?」と聞いたら「すき焼きがいい」と答えたため、すき焼きを届けさせたが、ビートルズ側は「ボーイさんたちとか皆出てけって言うんだよね」と人払いを要求。」
「すき焼きは誰が作るの?」と困惑する加山に、ボーイは「加山さん、よろしくお願い申し上げます。加山さん、すき焼き屋さんのセガレさんですよね?」と依頼した。」
加山さんがすき焼き店の息子なのは映画「若大将」シリーズ中での設定で、本物のご両親は映画スターですが、それでも、この日はビートルズのためにすき焼きを作り、喜んでもらったそうな。
この件は、弊ブログでも何回も採り上げています。おそらくすき焼きと有名人の話しとしては、もっとも有名なものだと思います。
何しろ、この頃外人さん接待と言えば、すき焼きか天婦羅でした。以前鮨は外人さんから嫌われていましたやからね。
ところが、その関係は今や逆転。大坂なおみさんも凱旋帰国会見で、
スシはスゴくオイシい!
と叫ぶほど。
米と魚と酢を一緒に食べるという意味で鮨は日本の風土を映したもので、日本を代表する食べ物ですから、それが世界に理解され、主役に躍り出たことについて、私は何の文句もございません、はい。
ただ、すき焼きが主役だった時代が懐かしいなあ・・・という、まあ、ボヤキですね、これは。
その懐かしい時代の体現者である加山さんを「すき焼き親善大使」に任命した方が良いかもしれません。

追伸
今夏8月4日より「ちんや」ビル地下1階の「ちんや亭」が、
「肉の食べくらべレストラン」として再スタートしました。
今回すべての肉メニューに「ちょい食べサイズ」(ハーフサイズのこと)をご用意することに致しました。
くわしくは、弊ブログの8月4日号をご覧くださいませ。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.122日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

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