公益資本主義

100年経営研究機構さんが創立3周年を機会に広報誌を刷新されました。
私は、100年機構さんとハリウッド大学院大学さんが主催する「100年経営アカデミー」で、ゲスト講師として講演をさせていただいたことがある関係で、節分を広報誌に投稿、いや、拙文を広報誌に投稿させていただきました。
さて、その広報誌「100年経営」の中で、私が興味惹かれた言葉は「公益資本主義」でした。
その言葉は、機構代表の後藤俊夫先生、事務局を取り仕切っている俊才・藤村さん、それからJC(日本青年会議所)会頭・池田さんの対談の中で出て来ました。
後藤先生曰く、
「日本にはすでに江戸時代より前から近江商人の「三方よし」の考え方がありました。これこそが公益資本主義の原型で、アジアの風土に合ったものです。」
池田会頭も、
「従業員だけでなく、株主、取引先、顧客、金融機関、社会など様々なステークホルダーから尊敬される経営者になるには、どうしたらいいのか、日々謙虚に自問自答すべきと感じています」
と語っておられます。
ここで問題になるのは、日本企業の多くがファミリービジネスだということ、それから世間の視線がファミリービジネスに対して冷たいという点です。「社会の公器」のトップが同族では困るという気分が世間にありますね。
オーツカ家具さんの例とかを観れば、そう思う人が出て来ても仕方ないですよね。
ですので、同族出身でトップに立った方が、
自分の会社は「社会の公器」と思うことが非常に大切です。
オーツカ家具さんの父娘論争を見聞きした時、私は「社会の公器」の意識が足りないように思っちゃったんですよね。ビジネスモデルを変えるとか・変えないとか、後まわしでも良かったような気が私がします。皆さんはいかがでしょうか?
あ、話しが逸れましたが、100年経営研究機構さんの創立3周年、誠にお芽出とうございました。
(なお「公益資本主義」については、「一般社団法人公益資本主義推進協議会」という団体が設立されていて、そこが定義を決めておいでのようですが、ここでは一般的な言葉として使わせていただきました。悪しからず。)

追伸
今夏8月4日より「ちんや」ビル地下1階の「ちんや亭」が、
「肉の食べくらべレストラン」として再スタートしました。
今回すべての肉メニューに「ちょい食べサイズ」(ハーフサイズのこと)をご用意することに致しました。
くわしくは、弊ブログの8月4日号をご覧くださいませ。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて3.125日連続更新を達成しました。
すき焼き「ちんや」六代目の住吉史彦でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM
トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメントはまだありません »

No comments yet.

Leave a comment





(一部のHTMLタグを使うことができます。)
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">