コロナ憎んで

『コロナ憎んで「コロナ脳」を憎まず』 私は、これで行きたいと思います。

歴史を省みると、恐怖に支配された人間が間違いを起こしてきました。それを止め得なかったのが残念ながら実際の歴史です。

無理に「コロナ脳」を止めさせようと議論を吹きかけても、人と人の間に分断がうまれるだけでしょう。

ならば、憎まないようにする、そう努めようと思います。

追伸、

NHKBSプレミアム「新日本風土記」再放送に「ちんや」が登場します。ご覧くださいませ。

「鍋のしあわせ」 

NHKBSプレミアム・NHKBS4K同時】 

11月20日(金) 午前8:00~8:59

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.916本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

今後は3.939本を目指して頑張って参ります(笑)

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施設基準

東京都料理業組合の勉強会があり、参加してきました。コロナ下ではありますが、食品衛生も大事です。

実は、食品衛生法の改正に基づいて、料理屋は「HACCPに沿った衛生管理」を行うことが要請されることになり、それがいよいよ令和3年6月1日から適用されます。準備を進めないといけません。

そして、同時に料理屋が営業許可更新をする時の施設基準も、少し変わります。

HACCPのことを聞いていても、こっちを押さえていない方はいませんか?私は迂闊にも今回が初耳だったので、え?!と思ってしまいましたが、時間はあるので対応したいと思います。さて施設基準が変わる箇所は、

「従事者の手指を洗浄消毒する装置を備えた流水式手洗い設備を必要な個数有すること。なお、水栓は、洗浄後の手指の再汚染が防止できる構造であること」の「なお」の部分です。

「洗浄後の手指の再汚染が防止できる構造」の水栓って、どんな水栓でしょう?

手を洗う人が自分の指で水栓を回すタイプの水栓ではダメということです。センサーで動くとか、足で踏んで動かすタイプに改造しないといけないのです。全部の手洗いを、です。

うーむ。

水栓に触らなければコロナ対策にもなりますから、対応してまいります。

追伸、

NHKBSプレミアム「新日本風土記」再放送に「ちんや」が登場します。ご覧くださいませ。

「鍋のしあわせ」 

NHKBSプレミアム・NHKBS4K同時】 

11月20日(金) 午前8:00~8:59

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
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今後は3.939本を目指して頑張って参ります(笑)

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ハンコ業界

BSテレビ東京が開局20周年特別企画で「男はつらいよ」シリーズ全49作を連続放送しています。

最近は1983年の「口笛を吹く寅次郎」を放送していました。

この回で寅さんは墓参で備中高梁にやってきます。住職(松村達雄さん)の娘(竹下景子さん=マドンナ)に一目惚れした寅さんは、二日酔いの住職に代わって法事の読経を買って出ます。そして見よう見まねでお勤めをこなしてしまい、住職親子に気に入られて・・・

という筋なのですが、それを視ていた私は、あ!と思いました。

法事はハンコ屋さんの法事で、大勢の人数が集まり盛会なのです。ハンコ屋さんが地元の有力者であることが分かります。

昨今行政改革で話題のハンコ屋さんですね。

ハンコ業界はコロナ禍の最大の犠牲者かもしれません。料理屋もひどい犠牲者ですが、応援してくれる方もいます。ところがハンコ屋さんに対しては、時代の流れだから観念するべきだという、冷たい意見を言う人が多くて、私は本当に気の毒だと思っています。

それが時代の流れであっても、経営環境が激変した場合は、手を差しのべるべきだと私は思います。

追伸、

NHKBSプレミアム「新日本風土記」再放送に「ちんや」が登場します。ご覧くださいませ。

「鍋のしあわせ」 

NHKBSプレミアム・NHKBS4K同時】 

11月20日(金) 午前8:00~8:59

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
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エレベーターの日

11月10日は「エレベーターの日」だったそうです。

そして、その由来は浅草に関係がありました。

1890年11月10日に日本初の電動式エレベーターが浅草の「凌雲閣」に設置・公開されたことにちなんでいます。(一社)日本エレベーター協会が、そう制定したそうです。

「凌雲閣(りょううんかく)」は通称「十二階」。当時日本一の展望塔でした。ヒットアニメ「鬼滅の刃」の浅草のシーンにも出てきますね。関東大震災で倒壊するまで帝都随一の観光名所でした。

が、そのエレベーターの調子は良くなかったようです。

開業当日より故障が頻発。翌年には使用中止になり→訴訟沙汰となったようです。日本エレベーター協会のサイトには、その辺りは勿論詳しく書いてありませんが、有名な話しなので、浅草の人はかなりの確率で、この件を知っています。

この件が有名になったのは、日本初の美人コンテスト「東京百美人」が開催されるキッカケが、このエレベーターだったからです。

エレベーターがない中で十二階までお客さんに階段を上がっていただくのは大変です。そこで階段の壁面に美人達の写真を貼り付けることにしたわけです。それが「百美人」。 皆さん、エレベーターに乗ったら、美人コンテストを連想しましょう、是非。

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今後は3.939本を目指して頑張って参ります(笑)

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ネギ中心

本日放送のNHK―BSプレミアム「新日本風土記」(再放送)に「ちんや」が登場します。ご覧くださいませ。

「鍋のしあわせ」 

NHK―BSプレミアム・NHK―BS4K同時】 

11月13日(金) 午後9:00~9:59

11月20日(金) 午前8:00~8:59 

「新日本風土記」の今回のテーマは、

「鍋のしあわせ」

日本各地の鍋が紹介されます。

・富山県氷見の猟師の夫婦の「カモ鍋」

・沖縄・久米島の、ハレの日のお祝いで食べる「ヤギ汁」。

・タラ漁が盛んな下北半島の脇野沢のタラ鍋。

そして東京の部分がすき焼きだったのですが、なんと肉中心ではなく、千住葱を中心に語られます。

見ごたえのある内容ですので、どうぞご覧くださいませ。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
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まちの記憶

9日の朝日新聞夕刊「まちの記憶」のコーナーに、

茅ヶ崎市の旅館「茅ヶ崎館」さんとカレーすき焼きが出ていました。

茅ヶ崎は温暖なことから、明治時代後半に東海道線の駅が開業すると療養地・別荘地として栄えるようになりました。

そして松竹大船撮影所が1936年にできると映画関係者が茅ヶ崎を訪れるようになります。

「茅ヶ崎館」さんを定宿にしたのは映画監督の小津安二郎でした。

小津は「茅ヶ崎館」に数か月も逗留することがあり、その間にすき焼きを楽しむことがありました。小津流のすき焼きはカレー粉をふりかけること、そのカレーすき焼きが今でも「茅ヶ崎館」さんでは食べられます。

近場旅行が推奨される昨今、茅ヶ崎にGOTOしてみるのも悪くないと思います。

なお「ちんや」でもカレーすき焼きを提供しておりますが、そのやり方は小津流とは少しだけ違いまして、カレー粉をオイルで溶いてから卵に入れております。小津のように鍋の中の具に直にカレー粉をかけると、喉を通る時咽ることがありますので、改良しました。

どうぞ、ご賞味下さいませ。

追伸、

NHKBSプレミアム「新日本風土記」再放送に「ちんや」が登場します。ご覧くださいませ。

「鍋のしあわせ」 

NHKBSプレミアム・NHKBS4K同時】 

11月13日(金) 午後9:00~9:59

11月20日(金) 午前8:00~8:59

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すき焼き川柳コンクール2020

「すき焼き川柳コンクール2020」の結果を発表したいと思います。(作者敬称略)

<ややウケ賞>

雑煮より すき焼 妻の実家では    (黄金虫さま)(松戸市)

ちんやすき すきやき食むきみ もっとすき(下仁田太郎さま)(茨城県つくば市)

すき焼きは にくにくしいな 皆の箸(マッサン様)(奈良市)

<大ウケ賞>

郵送で すき焼き肉届く 金婚式(北岡久美さま)(広島県江田島市)

僕んちは 土用の丑は すき焼きで(3ふらわあ様)(小平市)

<超ウケ賞>

すき焼や 接待してた 頃もあり(松岡正治さま)(世田谷区)

このコンクールは8回目なので、ご存知の方も多いかと思いますが、念のため再度ご説明しますと、このコンクールに当選しますと、「ちんや」の食事券が貰えるだけでなく、「すき焼き川柳包装紙」に句が刷り込まれるのです。

これから発表する分は、来年の5月の三社祭の日に出来上がる包装紙に刷り込まれます。

そもそも食事の思い出を記す方法として川柳は一番素敵ですね。それに、すき焼きほど川柳に合う料理は他にないとも思います。川柳は、日本人とすき焼きの繋がりの深さを、あらためて教えてくれます。

そして何より、この店で働く私達にとってはヤル気の源になります。ここに書かれている様な幸せの為に働いているんだということを、川柳は思い出させてくれます。在り難いことです。

こんな包装紙はなかなか無いと思いますよ・・・

投稿して下さった皆さん、誠にありがとうございました。

追伸、

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11月20日(金) 午前8:00~8:59

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今後は3.939本を目指して頑張って参ります(笑)

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次期大統領

やっと次期大統領が決まったようですね。

日本のメデイアには、とらんぷ氏がいなくなって喜んでいる人が多いようです。が、とらんぷ氏が退場しても、とらんぷサポーターは残りますから、簡単に分断が癒されるとは私には思えません。

とらんぷ氏は、

人々が感じている不満を票に変える

という仕事で天才的な上手さを見せました。

人々が感じている不便を金に変える

のであれば、それは真っ当なビジネスでしたが、政治をやってしまったので、騒動になってしまいましたね。

その不満は残っています。そして不満の元であるラストベルトの苦境が改善されるようには見えません。

ラストベルトだけでなく南部も心配です。今度大統領になる、ばいでん氏は議員時代から環境問題で熱心だったとかで、環境にこだわる人々が、ばいでんサポーターに入っているようです。

そして厳しい環境規制が、今後テキサス辺りの畜産業にかかって行くのか、私としては気になる所です。

かねてからアメリカの畜産業はCO2を排出したり、周辺の水質を悪化させたりで、環境派の天敵でした。ここに規制をかけて行くと、収入が減った人たちが、とらんぷサイドに走るような気がします。

どうなりますやら。

追伸、

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聖地巡礼

天性「天邪鬼」なものですから、世間で「流行っている、流行っている」と言われると逆に関心をなくすのが私です。

大ヒット作「鬼滅の刃」についても、

フジテレビが放送したものを、何故他局が「流行っている、流行っている」と言うのか?!プライドは無いのか?!

というのが私の感想でしたが、「聖地巡礼」が既に始まっているとなると、無関心というわけにいかなくなってきました。

鬼滅の刃」第7話『誘惑の血の匂り』では、炭治郎が鬼舞辻無惨と東京府浅草で遭遇します。

なんと、浅草は「鬼滅」の聖地なんだそうです。

時代は大正時代で、描かれているのは浅草公園六区が多くて、あの辺りの町並みは随分変化しているので、浅草の歴史や当時の景観について、ある程度予備知識がないと「これが浅草?」という感じかもしれません。ネットでは、

「ふと思ったけど 鬼滅の刃で浅草出てくるやん あれどの辺なんだろ 雷門の辺りかなぁ」

とつぶやく方もいましたが、高い塔や池は雷門の辺りじゃないですよ。

当時の浅草のシンボルは雷門や仲見世より、六区の凌雲閣(=塔)と瓢箪池でした。隣接して立地していて、高層建築と都市公園という組み合わせが帝都で人気ナンバーワンの景観だったのです。

その凌雲閣は関東大震災で倒壊、瓢箪池は戦後1951年に戦災瓦礫で埋めたてられましたから、今はないです。瓢箪池をリアルに見た方はもう70歳代後半でしょう。

でも巡礼の人は、もう来ているようです。ツイッターでも

「鬼滅の刃の聖地巡礼で一番行きやすいのは浅草じゃねえか!実際、今日着物の人ばっかだった!確実に鬼滅の刃の影響」というツイートが。

すき焼き屋に恩恵あるかなあ・・・

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ネーミング

「100年経営研究機構」のオンライン研究会(講演会)に、「すきや連」で旧知の森嶋さんが登壇されたので拝聴しました。

森嶋さんは近江八幡市のすき焼き店「毛利志満」の若旦那ですが、明治時代からの会社の歴史が非常に細かく記録されていて驚きました。

また、近江商人の『三方よし』『先義後利(義を先にし、利を後にすれば栄える)』、『好富施其徳(富を好とし、その徳を施せ)』、といった経営精神を掲げ、実践されておられて素晴らしいと思いました。

「毛利志満」という屋号が、まずそうです。

・髪の「毛」ほど細くてわずかな「利」益で、

・勤勉・倹約・正直・堅実の「志」を忘れず、

・すべての人に「満」足していただける店を目指す

ということで恐れ入ります。

その点弊社は狆屋時代の屋号を、そのまま使っているという、対局のようなネーミングです。

せっかく「狆屋」で知られているのだから、業態を変えたからといって、屋号を変えたらもったいない。変えてしまったら認知度ゼロからのスタートだから、それは大変だということで残したのでしょうが、「狆」の人気がなくなった今日では変な名前でしかないです(笑)

それ以前に、一般名詞である「狆屋」を勝手に自分の商号にしている点が不遜です。日本航空さんが「飛行機屋」、東京メトロさんが「地下鉄屋」と名乗るようなものです。

ウチのご先祖の言語感覚は尋常じゃないと思わざるをえません。(奇異なので目立ちはしますけど)

まったく色んなネーミングの仕方があるものです。

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今後は3.939本を目指して頑張って参ります(笑)