2020年11月12日
まちの記憶
9日の朝日新聞夕刊「まちの記憶」のコーナーに、
茅ヶ崎市の旅館「茅ヶ崎館」さんとカレーすき焼きが出ていました。
茅ヶ崎は温暖なことから、明治時代後半に東海道線の駅が開業すると療養地・別荘地として栄えるようになりました。
そして松竹大船撮影所が1936年にできると映画関係者が茅ヶ崎を訪れるようになります。
「茅ヶ崎館」さんを定宿にしたのは映画監督の小津安二郎でした。
小津は「茅ヶ崎館」に数か月も逗留することがあり、その間にすき焼きを楽しむことがありました。小津流のすき焼きはカレー粉をふりかけること、そのカレーすき焼きが今でも「茅ヶ崎館」さんでは食べられます。
近場旅行が推奨される昨今、茅ヶ崎にGOTOしてみるのも悪くないと思います。
なお「ちんや」でもカレーすき焼きを提供しておりますが、そのやり方は小津流とは少しだけ違いまして、カレー粉をオイルで溶いてから卵に入れております。小津のように鍋の中の具に直にカレー粉をかけると、喉を通る時咽ることがありますので、改良しました。
どうぞ、ご賞味下さいませ。
追伸、
NHKBSプレミアム「新日本風土記」再放送に「ちんや」が登場します。ご覧くださいませ。
「鍋のしあわせ」
【NHKBSプレミアム・NHKBS4K同時】
11月13日(金) 午後9:00~9:59
11月20日(金) 午前8:00~8:59
本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.911本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。
今後は3.939本を目指して頑張って参ります(笑)
Filed under: すき焼きフル・トーク,憧れの明治時代 — F.Sumiyoshi 12:00 AM
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