成田山詣で

 成田山に詣でました。

 陸前高田の薪による護摩の問題で、御寺にクレームの電話が殺到している、と聞きましたので、クレームを言う人間ばかりでなく、応援している人間もいることを示そう、と思った次第です。僭越ながら。

 護摩は送り火とは違います。護摩は御寺の御堂の中で、お坊さんだけが参加して行われます。

 京都五山の場合は、屋外の行事でしたし、これまで放射線の影響がなかった土地でしたので、「薪の表面を削れば良い」と専門家が言っても、これまで放射線のことを身近に感じてこなかった地元の方が戸惑うのは、わからなくはないです。

 しかし、ですよ。成田山の場合は違います。それなのにクレームの電話が殺到していて、しかもクレームは地元千葉県民からが多いとか・・・

 私は、成田山の護摩は二つの意味で素晴らしいと思っています。

 第一に、被災地由来のものであっても、今回の薪の表面のように、問題のある部分は除き、使える部分については、放射線量を計測して安全確認をした上で、使っていく、という点です。そうしないと、今後東北の物は、全て使えないことになってしまいます。

 もう一つは、お坊様方が、仏教のスゴいところを、まざまざと見せて下さったところです。我や我執を捨てさり、他者のために祈る、という行為ほどスゴいことはないです。フクシマで原発に向かって放水を敢行した、自衛隊・警察・消防の皆さんに並ぶヒーローだと思います。

 そのマネをできない人間が、その方々の爪の垢を煎じて飲もう、というなら話しはわかりますが、なんと、クレームの電話を殺到させるとは・・・

 そう考えましたので、早朝の京成電車に乗って成田に向かいました。お盆中で浅草の店が忙しいので、早く戻らないといけないからです。

 意外とスムーズにたどり着き、本堂に上がりますと、早朝なのにおはらいを受けている方がいます。この大きな御堂の中は、土足のまま拝む区域と、護摩をたく区域がガラスで仕切られていて、中の様子がよく見えるのです。

 そして、そこが問題の護摩を行う所です。私も以前、この門前の鰻の名店「菊屋」の御主人さんの紹介で、その中に入れていただいたことがあります。「成田屋」こと市川団十郎家が護摩を受けるのもここです。

 その様子を眺めた後、いざ寸志を投函!と思いますと、

 賽銭箱には、Donation Boxの文字が。

 流石に、インターナショナル。

 帰りがけに「菊屋」さんを覗いてみましたが、まだ早朝のことで、ご出勤前でした。名刺を放り込んで、すぐさま駅に戻りますと、意外に短時間だったので、上りの特急電車まで時間が空いてしまいました。

 それで意味もなく駅舎を見上げると、そこにはツバメが巣を造っていて、気持ち良さそうに飛び交っていました。

 ツバメよ、君らは良いなあ。セシウムとか被爆とかわかんなくて。

 人間は、メンド臭いんだぞ、下手にいろいろわかるから。

追伸①

 弊店では肉を召し上がっていただく前に、牛の個体識別番号と生産県をお示ししています。汚染エサを与えていないことが確認されていますのでので、安心して国産牛を召し上がっていただくことができます。

追伸②

 「ゆかたdeプレゼント」を実施しています。ゆかた姿で弊店に見えた方に、東北・茨城の冷酒1本(300ml)を差し上げます!(お座敷で、料理1人前を召し上がる方に限り)

 弊店以外の台東区の御店でも、同様のプレゼントが。そちらは、8月13日(土)から28日(日)まで実施予定です。

追伸③ 

 今月の昼時より「四分の三すき焼き」を始めました。

 ご昼食セット(4.300円)の、お肉とご飯の分量を四分の三人前にできます。価格は3.800円です。満腹するまで食べたくはないが、おいしい肉を少し食べたい、という時に、どうぞ御利用を。

追伸④ 

 地下1階カウンターレストラン「ちんや亭」でも、「ちんや」座敷と同等の、霜降り肉すき焼きを召し上がれるようにしました。

 「旨い肉を食べたいが、記念日でもないし、座敷に上がるのは億劫だ」というお客様、あるいは御一人様のお客様、是非ご利用を。

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて535連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。

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節電プラン

 節電プランを考えました、今頃ですが。

 使わない家電のプラグをコンセントから抜く!とか、そういうレベルじゃないですよ。節電というよりは「減発」を目指しています。

 どうやって「減発」するかと申しますと、真夏は、皆さんで東京から脱出していただくのです。北の方とか、山の上とか、とにかくエアコンがなくてもOKな所で休んでいただきます。

 では、どうやって休んでいただくか、ですが・・・

・8月の第二月曜日に、「海の日」を移動させます。それから、

・8月15日を「平和記念日」として、国民の休日にします。

 「海の日」は、もともと1876年(明治9年)に明治天皇が東北地方を巡幸された際、それまでの軍艦ではなく灯台巡視の汽船「明治丸」によって航海をし、その船で横浜港に帰着したのが7月20日だったことに因んでいるそうです。

 しかし、その後ハッピーマンデー法で、7月20日から「7月の第3月曜日」に移動してしまっています。どうせ移動したのですから、もう一度8月の第二月曜日まで移動してもらっても大勢に影響ないと思います。

 実際、7/1が第1月曜の場合、第3は7/15で、梅雨がまだ明けません。「海に親しむ日」なのですから、梅雨明け後の方が良いですよね。だから8月の方が良いと思いますよ。

 もう一つの祝日ですが、太平洋戦争の記憶を風化させないため、「平和記念日」を造ります。この日はお盆の中日ですから、「日本が負けた日に休んでなんかいられるか!」とお考えの方は、ご家族と墓参りをなさって下さい。

 こうするとどうなるか、細かく見てみましょう。

 まず8/1が月曜の場合は、8/6-8が新「海の日」の3連休。そして8/15は月曜ですので、8/13-15も3連休です。お休み下さい。

 8/1が日曜の場合は、8/7-9が3連休、長崎の原爆忌も休めます。そして8/15は日曜に当たっていますので、その振替を8/16に当てて、8/14-16も3連休です。

 8/1が土曜の場合は、8/8-10が3連休。8/15の方は土曜ですので、ここは、ザンネン、2連休です。ですので、まあ、8/14の金曜か8/17の月曜に有休をとって下さい。お盆中ですから1日くらいとれるでしょう。

 8/1が金曜の場合は、8/9-11が3連休。8/15-17も3連休です。是非お休み下さい。

 8/1が木曜の場合は、8/10-12が3連休。一方8/15は木曜日ですので、こちらは飛び石です。ですので8/16の金曜日に有休をとって下さい。そうすれば、8/15-18まで4連休になります。

 この場合、有休をとるのは1日だけで済み、しかもお盆中なので、なんとかとれるでしょう。

 8/1が水曜の場合は、8/11-13が3連休、8/15は水曜日ですので、これも飛び石です。しかし「祝日と祝日に挟まれた日も祝日とする」という法律が既にできていますので、8/14も祝日です。なんと5連休に成ります。

 最後です。8/1が火曜の場合は、新「海の日」の連休8/12-14と8/15が合体し、4連休になります。

 どうです?こうすれば、皆さん、かなり休みやすいと思いますよ。

 あんまり休日を増やすと、日本の経済力が落ちて困る、というご意見も一理ありますから、「成人の日」はやめましょう。成人式は祝日でなくても、普通の日曜でもできます。

 それに正月休み明けに、またすぐ連休があると、仕事がやりいくいですよね。祝日じゃなくしても良いんじゃないでしょうか。

 どうです?良いでしょう、この「減発」プラン。皆さんが東京を出て、エアコン無しで休めます。

 誰か、総理に言ってください。

 あ、カン総理でなくて次の人に、ですよ。

 カンさんは、この先ずっと休日ですから関係ないです。

追伸①

 弊店では肉を召し上がっていただく前に、牛の個体識別番号と生産県をお示ししています。汚染エサを与えていないことが確認されていますのでので、安心して国産牛を召し上がっていただくことができます。

追伸②

 「ゆかたdeプレゼント」を実施しています。ゆかた姿で弊店に見えた方に、東北・茨城の冷酒1本(300ml)を差し上げます!(お座敷で、料理1人前を召し上がる方に限り)

 弊店以外の台東区の御店でも、同様のプレゼントが。そちらは、8月13日(土)から28日(日)まで実施予定です。

追伸③ 

 今月の昼時より「四分の三すき焼き」を始めました。

 ご昼食セット(4.300円)の、お肉とご飯の分量を四分の三人前にできます。価格は3.800円です。満腹するまで食べたくはないが、おいしい肉を少し食べたい、という時に、どうぞ御利用を。

追伸④ 

 地下1階カウンターレストラン「ちんや亭」でも、「ちんや」座敷と同等の、霜降り肉すき焼きを召し上がれるようにしました。

 「旨い肉を食べたいが、記念日でもないし、座敷に上がるのは億劫だ」というお客様、あるいは御一人様のお客様、是非ご利用を。

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専門家

 我々は、専門家のいない社会に住むことになったようです。どうやら、そういう時代に突入したようです。

 一応専門家はいることはいるのですが、信用されないのであれば、いないのと一緒です。

 そうなった理由は他でもない原発事故です。そのせいで、まず放射線の専門家が信用されなくなりました。不信の時代、と言えるかもしれませんね、大げさですが。

 例えば、陸前高田の松の、薪の表皮から放射性物質が出て、結局、京都五山の送り火では使われないことになりましたが、この問題について、放射線生物学が御専門の、内海博司・京都大名誉教授は・・・

 薪の使用中止を決めた京都市の判断を、京都人として恥ずかしく感じる。

 そもそも薪の表皮を処理してから持ってくる方法もあったうえ、検出された放射性物質の量なら健康には影響しない。
 市は、「送り火の意味を踏まえ、検出されたが実行する」と言って欲しかった。

 市は京都の名誉をおとしめるとともに、被災地の風評被害を助長させたと言える・・・

と話しておられます、専門家として。

 しかし今「とにかく不安だ」という世論に、こうした専門家の意見は抗することができないようです。

 結局、京都市長は薪の受け入れ拒否を決定しました。

 先生は、お悔しいでしょうが、専門家が「安全」と言っていた原発が、無様な結果になった事実があるので、仕方ないかもしれません。

 一方、仕方ないで済まないのは、岩手の方々です。今回の京都の決定は、岩手の林業を死刑に処したにも等しいものだからです。 

 特に、専門家はOKと言っているのに、京都市長という素人によって、こうされたのでは、岩手の方は合点がいかないでしょうね。世界的な専門家委員会がNGを出したのなら、岩手の方も合点がいくでしょうが、これでは泣くに泣けないでしょう。

 超素人考えを言わせていただきますが、薪は内部被爆しないのですから、なんとか、表皮を取って芯だけ使えば、岩手の方々も救われたと思います。それも運び込まれた薪を全部燃やすことはなく、シンボルとして、ほんの何本か燃やせば格好はついたと思います。

 そのジャッジを、専門家は専門家でもアメリカ人とかフランス人にしてもらうのです。それなら信用されるのではないしょうか。そして、そのまんま雇って日本で働いてもらいましょう。落ち着くまで、5年くらい。超素人考えですけどね、我ながら冴えてます・・・

と思っていたら・・・結局陸前高田の薪は、別ルートで宗教者たる成田山新勝寺が、外人専門家の世話にはならずに、護摩用に引き取り、京都の株は暴落・成田高騰という結末になりました。

 それにしても、残念ですね、不信の時代というのは。つくづく。

追伸①

 弊店では肉を召し上がっていただく前に、牛の個体識別番号と生産県をお示ししています。汚染エサを与えていないことが確認されていますのでので、安心して国産牛を召し上がっていただくことができます。

追伸②

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追伸③ 

 今月の昼時より「四分の三すき焼き」を始めました。

 ご昼食セット(4.300円)の、お肉とご飯の分量を四分の三人前にできます。価格は3.800円です。満腹するまで食べたくはないが、おいしい肉を少し食べたい、という時に、どうぞ御利用を。

追伸④ 

  今夜、BS―TBSの番組『関口宏の昭和青春グラフイテイ』の第20回「昭和の子どもの贅沢」に出演します。オン・エアは8/16(火)22:00〜。是非ご覧下さい。詳しくは、こちら=http://www.bs-tbs.co.jp/app/program_details/index/KDT1101000

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猛暑中お見舞い

 終戦記念日ですね。

 空襲の焼け野原の画像と、今回の津波の画像を並べて報道するケースが多いようです。

 たしかに、両者の画像は似ています。しかし決定的に違うこともありますね。それは国民の心です。

 戦争の後、新しい社会=民主主義の国を造るために、ほとんどの日本人は右から左まで一致していましたが、今は違います。原発をどうするか、という争点で、日本人は分裂してしまいました。それが、震災後の日本人です。

 私自身も判断がつきません。

 原発を完全に無くした場合、真夏の東京ですき焼き屋が出来るのか、わかりません。この、お盆休み中も、ご法事の方やら東京観光の方やらにお越しいただきましたが、これもすべてエアコンのおかげです。

  それに原発を完全に無くした場合、日本の産業が空洞化して、経済が停滞する心配もあります。

 一方、生き物としての私は、この東京の暑さに、どうしようもない違和感を感じています。

 実は、私は店の近所の、マンションの7階に住んでいますが、7階の高さは隣のビルの屋上の高さと、ちょうど同じです。そしてビルの屋上に必ずあるものと言えば、そう、それは・・・

 エアコンの室外機。

 当然、そこから熱気が噴き出してきます。暑いです。

 悪いことに、今年隣のビルの、その向こう隣に高い建物がたちました。つまり今、隣のビルの室外機は、ウチのマンションと、新しい高いビルとの谷間に在る格好に成っています。

 風が東西に吹き抜ければ、暑気も拡散しますが、それ以外の時は溜まります。

  もとから暑いのに、さらに暑く成りました。「東京在住」といっても、東京の郊外にお住まいの方には、この暑さをお分かりいただきにくいかもしれません。

  そして、その暑気はフクシマ以外の原発に由来するものです。エアコンによって熱交換され、隣のビルの室内を冷やしていますが、屋上では、エネルギーとしての正体を顕しています。暑いです。

  こうまでして、真夏でも東京の都市機能を死守することが、本当に幸せというものなのか、これが理想の社会なのか、生き物としての私は疑問に感じます。

  しかし、原発を無くして商売が出来なくなるのも、困ります。

  両論の隔たりは大きく、一致させるのは、簡単ではないでしょう。

  せいぜい出来るのは、東京人がもっと夏休みをとって、東京から出て、それによって節電すること、それくらいではないでしょうか。まあ、言ってみれば「減発」ですね。

  皆様、猛暑中お見舞い申し上げます。いろいろな意味で。心より。

追伸①

 弊店では肉を召し上がっていただく前に、牛の個体識別番号と生産県をお示ししています。汚染エサを与えていないことが確認されていますのでので、安心して国産牛を召し上がっていただくことができます。

追伸②

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 弊店以外の台東区の御店でも、同様のプレゼントが。そちらは、8月13日(土)から28日(日)まで実施予定です。

追伸③ 

 今月の昼時より「四分の三すき焼き」を始めました。

 ご昼食セット(4.300円)の、お肉とご飯の分量を四分の三人前にできます。価格は3.800円です。満腹するまで食べたくはないが、おいしい肉を少し食べたい、という時に、どうぞ御利用を。

追伸④ 

  BS―TBSの番組『関口宏の昭和青春グラフイテイ』の第20回「昭和の子どもの贅沢」に出演します。オン・エアは8/16(火)22:00〜。是非ご覧下さい。詳しくは、こちら=http://www.bs-tbs.co.jp/app/program_details/index/KDT1101000

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美容院

  美容院に行ってきました。

  先月行った時に今回の日どりを予約し、今回のカットが終わった後、今度は来月の日を予約して来ました。

  そういう習慣になったのは、実は、ごく最近のことです。

  それまではどうしていたか、と申しますと、某チェーン展開の、1.000円床屋に行っていました。1.000円床屋はもちろん、予約など取りませんから、行き当たりばったりで、自分に時間が出来た時に駆け込んでいました。

  なんで1.000円床屋に行っていたか、と申しますと、その前に行っていた床屋さんがリストラしたからです。

  リストラで、スタッフを減らしたので、カット台が空いているのに待たされます。先客が2人以上居る場合は、1時間以上待つこともありました。

  予約を取ってくれれば良いのに、そうしてはくれないので、時間がない私には、この待ち時間が苦痛で、結局1.000円床屋に行くようになってしまいました。

  1.000円床屋時代は、3年近く続いたと思いますが、イメージ・コンサルを三上敦子さんに頼んだ時に叱られました。

「ちんやの社長が1.000円床屋じゃダメに決まってます!美容院を紹介しますから!」

で、美容院に行くようになりましたが、行った時に気付く点が、1.000円の時とまったく違うので面白いです。

  1.000円は、いわゆる「コストをギリギリまで削った経営」で、そういうのがマスコミでモテ囃されたりすることがありますね。千円札以外の現金を受け取らない、という徹底ぶりが話題にもなりました。こういう手法に興味を持つ経営者の方も多いと思います。

  たしかに1.000円では、そういう気付きもありますが、「ちんや」の参考にはなりません。なぜって、「ちんや」が世間より高い肉を売る店だからです。

  一方、1.000円は世間より安いカットを売る店です。「安い」ということは、それ自体がマーケテイング上の武器・口コミ上の武器ですから、宣伝経費をかけずとも、売れていきます。

  また、カットの奥義について、人間の髪というものについて語れる店員を必要としません。下手に語ると、自分のところが手を抜いている点について語るハメに陥るので、むしろ語らない方が上策です。

  その逆が、世間より高い肉つまりは嗜好品を売る店でして、マーケテイングのあり方を考え、宣伝経費をかけ、肉の奥義について語れるスタッフを置かないといけません。だから、参考にならないのです。

  今回も、店に着くなり、担当のお姐さんが「暑い中ありがとうございます。」と迎えて下さいました。「ありがとう」に「暑い中」と一言付けることは、「ちんや」の連中にも、是非やってもらいたい、と思っていて、日頃しつこく言っています。

  その一言がないと、単なる売り子=買い手ですが、その一言を加えればと、その両者の関係性をより良いものに変えることも可能ですよね。マネさせたいです。

  それに、終わった後に次回の予約を入れる、という流れも、今のところ上手くいっています。この方法で「まあまあかな」と思っていたら、担当のお姐さんが、こんな情報を・・・

「1.200円美容院っていうのが出来たらしいんですよ!シャンプーは機械がするんですって!」

  き、機械がシャンプー!

  まあ、寿司も機械が握りますけどね・・・

  大丈夫なのか、ニッポン?

追伸①

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追伸②

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 弊店以外の台東区の御店でも、同様のプレゼントが。そちらは、8月13日(土)から28日(日)まで実施予定です。

追伸③ 

 今月の昼時より「四分の三すき焼き」を始めました。

 ご昼食セット(4.300円)の、お肉とご飯の分量を四分の三人前にできます。価格は3.800円です。満腹するまで食べたくはないが、おいしい肉を少し食べたい、という時に、どうぞ御利用を。

追伸④ 

  BS―TBSの番組『関口宏の昭和青春グラフイテイ』の第20回「昭和の子どもの贅沢」に出演します。オン・エアは8/16(火)22:00〜。是非ご覧下さい。詳しくは、こちら=http://www.bs-tbs.co.jp/app/program_details/index/KDT1101000

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夏バテ対策

 お暑うございます。

 菅総理も夏バテして退陣するようですね。

 その辺りの情報をツイッターで探していたら、日刊ゲンダイのアカウントに・・・

 【人物】 菅総理に異変!? 土日はほとんど公邸に引きこもり あんなにガツガツ食べていたのに 大好物の焼肉、すき焼きも口にせず・・

 え?なんですって?

 菅さんて、すき焼きが大好物だったんだ!

 マスコミは、どうして、そういう重要なことを今まで報道しなかったんでしょう。

 総理! これからは支持しますから、退陣なんてしないで、続投して欲しいです。

 続投が難しければ、首相在任中に国会で「すき焼きが大好物だ」と明言して下さい。示唆するだけでもいいですから! 今、牛の業界が大変なんですから、是非ひとつ、お願いします!!

 さて、夏バテの話しに戻りますが、夏バテ対策の一環で、「ちんや」の精肉売店で、

 「古座川ゆず平井の里」の、しぼりゆず

を売ることにしました。

 商品名の通り、しぼっただけの、100%ゆず果汁です。

 どうも、ここ2-3年、夏バテするので、対策としてビタミンB1の豊富な豚を食べることにしているのですが、食べ方は、やはり酸味を利かした方が食欲をそそります。

 ゆでただけの豚を、醤油と大根おろしと「しぼりゆず」で食べます。カンタンです。

 どうせ、夏バテ対策で必要な物なら、店でも売ってしまえ、という次第です。

  同病の皆さん、ご来店を。

 あ、総理も、どうぞ。夏バテでしたら。

追伸①

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追伸②

 「ゆかたdeプレゼント」を実施しています。ゆかた姿で弊店に見えた方に、東北・茨城の冷酒1本(300ml)を差し上げます!(お座敷で、料理1人前を召し上がる方に限り)

 弊店以外の台東区の御店でも、同様のプレゼントが。そちらは、8月13日(土)から28日(日)まで実施予定です。

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 ご昼食セット(4.300円)の、お肉とご飯の分量を四分の三人前にできます。価格は3.800円です。満腹するまで食べたくはないが、おいしい肉を少し食べたい、という時に、どうぞ御利用を。

追伸④ 

  BS―TBSの番組『関口宏の昭和青春グラフイテイ』の第20回「昭和の子どもの贅沢」に出演します。オン・エアは8/16(火)22:00〜。是非ご覧下さい。詳しくは、こちら=http://www.bs-tbs.co.jp/app/program_details/index/KDT1101000

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還暦の会

 十数年前、私が東京商工会議所台東支部の青年部に入った当時、幹事長だったT先輩と、同期の幹部K先輩が60歳になり、先日弊店で、還暦のお祝いの会がありました。

 青年部の定年は50歳ですから、先輩が卒業されてから10年がたつわけですが、その後今日までおつきあいを続けさせていただいて、還暦の会も弊店でお引き受けすることになりました。有難いことです。

 そして、今回は会場を提供するだけでなく、世話人補佐=要するに事務・会計総元締めとして、この会の運営をさせていただきました。

 普通、自分が運営に関わらない宴会だと、料理屋は料理を出すだけでの仕事です。だから、

①案内先リストを作って、

②全員にメールやFAXを、

③返事をくれない方に催促し、

④出席者リストを作り、

⑤席割りを考え、

⑥式次第を考え

⑦司会・挨拶・手締めを依頼し、

⑧余興を考え、

⑨余興に必要なグッズを、ドンキ・ホーテに買出しに行き、

⑩二次会の心配をし・・・

というような幹事さんの苦心は、なかなか料理屋をやっているだけでは分かりません。それを体験できる貴重な機会でした。

 おかげ様で、52人という多数の方が参加、にぎやかに盛り上がりました。中には四次会までハシゴした人もいたとか。やはり、和室の宴会が一番楽しく、盛り上がると私は思います。

 震災で、還暦を迎えられなかった方もおいでになる、という状況の中での、お祝いごとではありましたが、元気な者がションボリしていても、日本は良くなりません。

 元気な「アラ管」さん、イヤ、「アラ還」さんには、いっそう活躍していただいて、70歳の時や77歳の時もまたお祝いしたいものです。

 目出度し、目出度し。

追伸①

 弊店では肉を召し上がっていただく前に、牛の個体識別番号と生産県をお示ししています。汚染エサを与えていないことが確認されていますのでので、安心して国産牛を召し上がっていただくことができます。

追伸②

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 弊店以外の台東区の御店でも、同様のプレゼントが。そちらは、8月13日(土)から28日(日)まで実施予定です。

追伸③

 今月の昼時より「四分の三すき焼き」を始めました。

 ご昼食セット(4.300円)の、お肉とご飯の分量を四分の三人前にできます。価格は3.800円です。満腹するまで食べたくはないが、おいしい肉を少し食べたい、という時に、どうぞ御利用を。

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不適切テロップ

 その内に誰かやるだろう、と思っていました。

 何をやるだろうって、原発関連の不謹慎なジョークです。

 誰がやったかと申しますと、東海テレビです。「ぴーかんテレビ」という情報番組の中で、岩手県産米懸賞プレゼントの当選者名を、

 「怪しいお米 セシウムさん」とテロップで表示したそうです。

 懸賞の当選者が確定するまでの間、仮の名前を入力しておく必要があったのだそうですが、その際に、番組の下請けスタッフが、冗談で入力しておいたのを、誤って本当に流してしまい、トラブルになっています。

 あまりの不謹慎さだったので、番組は休止、岩手県知事・愛知県知事に謝罪、新聞にも謝罪広告を掲載、事故検証委員会の設置、とまあ大変です。

 私もTVの下請けスタッフと接する機会がありますが、TV下請け業界の人材の寂しさは、日本の報道界の一大汚点だと思っています。でも、それはさておき、なんで、こんな冗談を言ってしまうのか、考えてみましょう。

 だいたい、「面白い人と思われたい!そうやってモテたい!」という人間の欲求は、結構強いものがあると思います。TV業界にいればなおさらでしょう。

 その欲求ばかり強くて、しかし適切なジョークが作れない人が、問題を起こすことがありますね。地震の直後にも、アメリカの政治家が津波を冗談にして、謝罪させられました。

 考えてみますと、冗談には4種類あります。

①今回問題になったような、弱味のある人の弱みを強調して笑わせるタイプ

⇒これは、公開の場では絶対にNGです。

②権力や金を持った人の、傲慢さを強調して笑わせるタイプ

⇒ソ連時代のロシアで、このタイプの冗談が花盛りだったのをご存じの方も多いと思います。でも民主主義国では、このタイプは意外とやりにくいです。政治家をからかったりしますと、その政治家には多数の支持者がいますから、その人たちに伝わって御機嫌を損ねかねません。

③ 自分の弱みを強調して笑わせるタイプ。いわゆる自虐ネタ。

⇒これが、ジョークの王道ですが、プライドのある人にはやりにくいですね。私は平気ですけどね。

④ 単純な洒落言葉。いわゆる「オヤジギャグ」

⇒これも、ジョークの王道ですが、あまり何回も繰り返すと、呆れられますね。

 このタイプを好む人は、何故か、ギャグを連発する傾向があるのが、不思議なところです。高学歴の方に意外と、そういう方が多いような気がします。どんなに呆れられても、学歴が知性を証明してくれるから平気で連発するのかもしれませんが、ほどよい頻度が望ましいことは申すまでもありません。

 はてさて、こんなにも不謹慎な事件がありましたが、それでも私は、重苦しい今の日本では、笑いがもっと欲しい、と思います。

 皆さん、今回の事件に懲りず、ジョークを飛ばしましょう。良く考えてから。

 怪しいスキヤキをプレゼント。

 当選者は・・・バリウムさん!

(解説⇒テレビ局という権力と金を持った人が、間抜けにもミスを仕でかしたことを笑うのが、このジョークの眼目) 

 話は変わりますが、京都五山の「送り火保存会」さんが、陸前高田市の松の薪で送り火を燃やすことにしたそうです。

 陸前高田の松からは、放射性物質が検出されていなかったにも関わらず、心無い一部の人の意見が通って、いったんは松の受け入れが「拒否」となっていました。

 しかし、そのことを知った京都市民から多数の抗議があり、一転結局、陸前高田の松で送り火、となったそうです。おお京都、流石です。ダテに千年も都があったわけではないですね。

 東京の政治は、とんでもない体たらくですから、この際、遷都した方が良いかもしれませんね、再び京都へ。

(解説⇒これも、一応、広い意味での、ジョーク)

追伸①

 弊店では肉を召し上がっていただく前に、牛の個体識別番号と生産県をお示ししています。汚染エサを与えていないことが確認されていますのでので、安心して国産牛を召し上がっていただくことができます。

追伸②

 「ゆかたdeプレゼント」を実施しています。ゆかた姿で弊店に見えた方に、東北・茨城の冷酒1本(300ml)を差し上げます!(お座敷で、料理1人前を召し上がる方に限り)

 弊店以外の台東区の御店でも、同様のプレゼントが。そちらは、8月13日(土)から28日(日)まで実施予定です。

追伸③ 

 今月の昼時より「四分の三すき焼き」を始めました。

 ご昼食セット(4.300円)の、お肉とご飯の分量を四分の三人前にできます。価格は3.800円です。満腹するまで食べたくはないが、おいしい肉を少し食べたい、という時に、どうぞ御利用を。

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて528連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

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盲導犬

 盲導犬ユーザーのお客様を初めてお迎えしました。

 実は2002年に、「身体障害者補助犬法」というのが成立していまして、レストランも盲導犬を受け入れることを義務づけられています。

 この法律は最初、公共施設と公共交通機関に施行され、2003年からは、民間の「不特定かつ多数の者が利用する施設」つまりレストランへも施行されるようになりました。

 それからしばらく時間がたちましたが、弊店では、盲導犬は今回が初体験です。

 ご存じの通り、弊店は玄関で下足を脱いでいただいて⇒お入りいただく構造なので、ワン子も、そこで足を拭いてもらわないといけません。

 その点は、手間と言えば手間ですが、そこさえクリアすれば、部屋は個室ですので、その中にいて下されば、他のお客様に嫌られる、という心配はさほどありません。

 聞けば、盲導犬ユーザーの方のほとんどが「同伴入店拒否」を経験されているそうで、気の毒なことですが、客席どうしが接近している店では、他のお客様が嫌がるケースもあるのかもしれませんね。

 法律の施行直後は、駅の通路などで啓発ポスターを見かけましたが、最近は見かけません。PRが足りないのでしょう。

 もう一つの問題点として、ワン子の毛が抜けたりしますが、清潔なユーザーさんは、丁寧にブラッシングしているでしょう、ごく少量でした。対応としては、お帰りになった後に、部屋に掃除機をかけるだけのことですから、そのくらいは親切の範囲内で可能です。

 人間でも、酔っぱらいが部屋を汚すことがあり、その始末をするのは、愉快ではないですが、仕事の一部です。そのことを思えば、忠実なる犬の毛の始末の方が、よっぽど愉快な仕事ですね。

 まったく何の問題もなく、食事は済み、ユーザーさんもワン子も帰っていきました。

 目出度し、目出度し。

 え? その犬は「ちんや」の肉を食ったのか、って?

 盲導犬は、そういうことをしないんだそうです。可愛いそうでしたけど・・・

追伸①

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追伸②

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追伸③

 川柳で日本の食卓に笑顔を!

「すき焼き川柳onツイッター」コンクール、略して「すきせん」の、投句受付をしています。

 応募要領と投句一覧は、こちらです⇒http://www.sukiomo.com/

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男山本店

 気仙沼の蔵元「男山本店」さんの、被災を免れた工場から出荷した御酒、というのを入手しました。

 側溝で、イヤ速攻で飲むべし、ということになり、酒肴を求めに行きました。

 気仙沼と言えば、魚です。他の選択肢はあり得ないですね。

 このブログの7/21号に書きましたが、丁度良いことに、最近「ちんや」の精肉売店で、醤油を売り始めました。自分で言うのもなんですが、上等なものばかりです。

 その中に「ヤマロク醤油」さんの「菊醤」というのがありますが、3年熟成もので、旨味の強い丹波黒豆を、杉樽で仕込んだ醤油です。インパクトのある塩味と深い旨味がバランスしている御醤油です。刺身に合わせない手はありません。

 よし、後必要なのは刺身だけだ!と思い、近所のスーパーに走りました。

 そこで「毎日がこの価格!」と称する刺身まぐろパックを入手し、いざ宴会!と決め込みました・・・が・・・

 うーん

 この鮮度・・・

 消費期限まで、あと2時間半あるんだけどなあ。

 それとも、原因は、あれか、解氷が下手なのか。

 うーん、このままじゃあ、御酒と御醤油に申し訳ない。

 そうだ、まぐろを熱湯に通すか!それから、マヨネーズでもかけるか!

 確認しておきますが、まぐろにマヨネーズというのは、違法行為ではありません。むしろ、まぐろ漁船に乗り組んでいる、漁師さん達がこの方法で食べている、と聞きます。

 この方法で行くとなると、醤油は変更です。「有田屋」さんの「再仕込み醤油」というのを、やはり「ちんや」で売っていますが、これに変更です。これも3年熟成もので、仕込みに食塩水を使わず、別に仕込んだもろみを加える「再仕込み」工程が特徴です。非常に濃厚、塩分少なくやや甘味を感じる御醤油です。

 と、いうわけで、まぐろマヨネーズ再仕込み醤油風味で「男山」、となった次第です。

 旨い。

 頑張れ、気仙沼。

追伸①

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