男山本店

 気仙沼の蔵元「男山本店」さんの、被災を免れた工場から出荷した御酒、というのを入手しました。

 側溝で、イヤ速攻で飲むべし、ということになり、酒肴を求めに行きました。

 気仙沼と言えば、魚です。他の選択肢はあり得ないですね。

 このブログの7/21号に書きましたが、丁度良いことに、最近「ちんや」の精肉売店で、醤油を売り始めました。自分で言うのもなんですが、上等なものばかりです。

 その中に「ヤマロク醤油」さんの「菊醤」というのがありますが、3年熟成もので、旨味の強い丹波黒豆を、杉樽で仕込んだ醤油です。インパクトのある塩味と深い旨味がバランスしている御醤油です。刺身に合わせない手はありません。

 よし、後必要なのは刺身だけだ!と思い、近所のスーパーに走りました。

 そこで「毎日がこの価格!」と称する刺身まぐろパックを入手し、いざ宴会!と決め込みました・・・が・・・

 うーん

 この鮮度・・・

 消費期限まで、あと2時間半あるんだけどなあ。

 それとも、原因は、あれか、解氷が下手なのか。

 うーん、このままじゃあ、御酒と御醤油に申し訳ない。

 そうだ、まぐろを熱湯に通すか!それから、マヨネーズでもかけるか!

 確認しておきますが、まぐろにマヨネーズというのは、違法行為ではありません。むしろ、まぐろ漁船に乗り組んでいる、漁師さん達がこの方法で食べている、と聞きます。

 この方法で行くとなると、醤油は変更です。「有田屋」さんの「再仕込み醤油」というのを、やはり「ちんや」で売っていますが、これに変更です。これも3年熟成もので、仕込みに食塩水を使わず、別に仕込んだもろみを加える「再仕込み」工程が特徴です。非常に濃厚、塩分少なくやや甘味を感じる御醤油です。

 と、いうわけで、まぐろマヨネーズ再仕込み醤油風味で「男山」、となった次第です。

 旨い。

 頑張れ、気仙沼。

追伸①

 弊店では肉を召し上がっていただく前に、牛の個体識別番号と生産県をお示ししています。汚染エサを与えていないことが確認されていますのでので、安心して国産牛を召し上がっていただくことができます。

追伸②

 「ゆかたdeプレゼント」を実施しています。ゆかた姿で弊店に見えた方に、東北・茨城の冷酒1本(300ml)を差し上げます!(お座敷で、料理1人前を召し上がる方に限り)

 弊店以外の台東区の御店でも、同様のプレゼントが。そちらは、8月13日(土)から28日(日)まで実施予定です。

追伸③

 川柳で日本の食卓に笑顔を!

「すき焼き川柳onツイッター」コンクール、略して「すきせん」の、投句受付をしています。

 応募要領と投句一覧は、こちらです⇒http://www.sukiomo.com/

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて526連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:01 AM
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