夏は豚
今年の夏は「猛暑」というほどではないですが、それでも6月から暑くなり始め、その分暑い時期が長いですから、バテてきた方も多いと思います。
そんな時に私は、豚を食べています。
え? 牛肉の宣伝をしなくて良いのか、って?
良いんです。「ちんや」の精肉売店では豚肉も売っているんです。
ここで豚肉が、夏にオススメな理由を、念のため書いておきますと、それはビタミンB1の多さ、です。栄養分析表によりますと、牛肉の10倍あるそうです。
睡眠不足でダルい時などは、特にビタミンB1は有り難いですね。肩こりやむくみにも効果があると言いますから、私向きでしょう。
このブログの7/21号に書きましたが、丁度良いことに、最近「ちんや」の精肉売店で、醤油を売り始めました。自分で言うのもなんですが、上等なものばかりです。この醤油に、酸味を加えて、サッパリと豚を食べると、実に旨いです。
特に「藤野醤油」さんの「有機こいくち醤油」は、2年熟成もので、コクがあって、しかしクセの無い、バランスのとれた御醤油です。これに「ゆずの里平井」さんの、ゆず果汁、大根おろしを加え、ゆがいただけの豚肉をつけて食べます。
こうすると、いくらでも食えてしまいます。こんな手抜き料理が、こんなに旨くて申し訳ないです。
それよりも、もう少し料理をしたい方は、豚の「しょうが焼き」が良いですね。
しょうが焼きには、たまねぎがお約束ですが、そのたまねぎに含まれるアリシンがビタミンB1の吸収率を高めるそうです。まあ吸収率なんか関係なくても旨いですけどね。
実は「ちんや」の売店では、豚の肩ロースのリブロース寄りの部分を「しょうが焼き用」として売っています。でも、しょうが焼きは肩ロースじゃないと出来ないわけではないです。
ロースでも良いのですが、日常食イメージのしょうが焼きに、ロースを使うのは値段的にもったいない、という意味で、肩ロースが「しょうが焼き用」だ、ということです。
別に、ロースを使ってもいいんです。
「もったいない生姜焼き」あるいは「非日常の生姜焼き」あるいは「生姜焼きフリークの為の生姜焼き」をしよう!という方は、店頭の表示にこだわらずに、買っていただいても構いません。ただし、厚みが薄すぎると炒めた時に縮みますから、それだけはお気をつけを。
お盆まで、もう一息です。豚を食べてご自愛下さい。
春は曙。
夏は豚。
追伸①
弊店では肉を召し上がっていただく前に、牛の個体識別番号と生産県をお示ししています。汚染エサを与えていないことが確認されていますのでので、安心して国産牛を召し上がっていただくことができます。
追伸②
「ゆかたdeプレゼント」を実施しています。ゆかた姿で弊店に見えた方に、東北・茨城の冷酒1本(300ml)を差し上げます!(お座敷で、料理1人前を召し上がる方に限り)
弊店以外の台東区の御店でも、同様のプレゼントが。そちらは、8月13日(土)から28日(日)まで実施予定です。
追伸③
川柳で日本の食卓に笑顔を!
「すき焼き川柳onツイッター」コンクール、略して「すきせん」の、投句受付をしています。
応募要領と投句一覧は、こちらです⇒http://www.sukiomo.com/
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて525連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。
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