盲導犬
盲導犬ユーザーのお客様を初めてお迎えしました。
実は2002年に、「身体障害者補助犬法」というのが成立していまして、レストランも盲導犬を受け入れることを義務づけられています。
この法律は最初、公共施設と公共交通機関に施行され、2003年からは、民間の「不特定かつ多数の者が利用する施設」つまりレストランへも施行されるようになりました。
それからしばらく時間がたちましたが、弊店では、盲導犬は今回が初体験です。
ご存じの通り、弊店は玄関で下足を脱いでいただいて⇒お入りいただく構造なので、ワン子も、そこで足を拭いてもらわないといけません。
その点は、手間と言えば手間ですが、そこさえクリアすれば、部屋は個室ですので、その中にいて下されば、他のお客様に嫌られる、という心配はさほどありません。
聞けば、盲導犬ユーザーの方のほとんどが「同伴入店拒否」を経験されているそうで、気の毒なことですが、客席どうしが接近している店では、他のお客様が嫌がるケースもあるのかもしれませんね。
法律の施行直後は、駅の通路などで啓発ポスターを見かけましたが、最近は見かけません。PRが足りないのでしょう。
もう一つの問題点として、ワン子の毛が抜けたりしますが、清潔なユーザーさんは、丁寧にブラッシングしているでしょう、ごく少量でした。対応としては、お帰りになった後に、部屋に掃除機をかけるだけのことですから、そのくらいは親切の範囲内で可能です。
人間でも、酔っぱらいが部屋を汚すことがあり、その始末をするのは、愉快ではないですが、仕事の一部です。そのことを思えば、忠実なる犬の毛の始末の方が、よっぽど愉快な仕事ですね。
まったく何の問題もなく、食事は済み、ユーザーさんもワン子も帰っていきました。
目出度し、目出度し。
え? その犬は「ちんや」の肉を食ったのか、って?
盲導犬は、そういうことをしないんだそうです。可愛いそうでしたけど・・・
追伸①
弊店では肉を召し上がっていただく前に、牛の個体識別番号と生産県をお示ししています。汚染エサを与えていないことが確認されていますのでので、安心して国産牛を召し上がっていただくことができます。
追伸②
「ゆかたdeプレゼント」を実施しています。ゆかた姿で弊店に見えた方に、東北・茨城の冷酒1本(300ml)を差し上げます!(お座敷で、料理1人前を召し上がる方に限り)
弊店以外の台東区の御店でも、同様のプレゼントが。そちらは、8月13日(土)から28日(日)まで実施予定です。
追伸③
川柳で日本の食卓に笑顔を!
「すき焼き川柳onツイッター」コンクール、略して「すきせん」の、投句受付をしています。
応募要領と投句一覧は、こちらです⇒http://www.sukiomo.com/
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて527連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。
Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。
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