平成最後の

年があらたまりまして、
「平成最後の〇〇」
という言い方が多いですね。なんでもかんでも「平成最後の」と付けられていますねえ。
そんな中、平成最後の台東三田会の新年会に参加しました。
私は一応副会長なんですが、お歴々が元気ハツラツなので、会場の中ではまだまだ「下っ端感」がありますね。
新年会の会場は、浅草雷門前の天婦羅の「三定」さん。毎年新年会は「三定」さんと決まっていて、これに参加しないと、新年になった気がしません。
ちなみに忘年会は弊店と決まっていて、ありがたいことに、この忘年会に参加しないと師走という気分がしないと会員の皆さんに言っていただいています。
平成が終わっても、そういう気分が続くと良いのですけどね。
マンネリズムに乾杯。

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大寒凍み豆腐

しつこく検索していると、面白いことを知ったりします。
日に三度、毎日朝昼晩とニュースサイトに「すき焼き」と入れて検索しているのですが、今月20日つまり「大寒」の日に見つけたのは、
「酸ケ湯凍み豆腐」づくりのニュースでした。読み方は、
「すかゆ・しみどうふ」。
青森市の酸ケ湯温泉は、日本一の豪雪地帯として天気予報によく出てくるので、ご存知の方は多いと思いますが、その酸ケ湯温泉で「凍み豆腐」をつくっているのだそうです。
「凍み豆腐」とは、冷たい風に豆腐をさらし、水分を抜いた豆腐です。夜間豆腐が凍結、昼になって気温が上がると氷が融けて流れ出て行き、それで濃縮された豆腐が出来るというわけです。
同じものを関西では「高野豆腐」と言っていて、そちらの方が知名度がありますか、ね。東北では「凍み豆腐」と言い、山形・福島・茨城北部が知られていますが、酸ヶ湯のものも「八甲田の冬の風物詩」なんだそうです。不勉強で存じませんでした。
「東奥日報」によりますと、
「屋外に設置したワイヤにつるされた2300丁の豆腐が寒風にさらされ、真冬ならではの壮観な風景が広がった。」
「同温泉従業員の山形太郎さん(45)は、すき焼きや鍋に入れると最高においしい。今回が平成最後の凍み豆腐作りとなったが、新しい時代になっても変わらぬ味を皆さんに届けたいと話した。」
この「すき焼き」の文字が検索されて私が発見した次第です。
「ちんや」では、ここ数年「大寒」に日に産まれた「大寒卵」を売っていますが、「大寒凍み豆腐」も良いですね。
しつこく検索していると、面白いことを知ったりします。

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IWC

昨年末のニュースですが、日本が国際捕鯨委員会(IWC)から脱退、という件がありました。
そんな折、日本に行けば鯨が食えると思ったのでしょうか、知人から、
外国人が来ていて、浅草で鯨を食べたいと言っているのだけど、店を知らないか?
という問い合わせがありました。
はい、浅草では、どじょう屋さんが鯨を出しています。
どじょう屋が鯨を出すというのは不思議な感じがしますが、「駒形どぜう」さんによりますと、
「今から180余年前、二代目がどじょうが一番小さい魚なら、一番大きな魚を売ってみたいと考えて、大阪より鯨を買入れ売始めました」そうな。
なるほど、最小と最大だったのですね。
「どぜう飯田屋」さんにも「さらしクジラ」というメニューがあります。
これは鯨を湯引きして脂肪を落として冷水でさらしたもので、白くて軽くやわらかいです。
味付けは酢味噌。酒肴ですね。
シーシェパードに見つからぬよう、お召し上がりください。

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新春浅草歌舞伎2019

新春浅草歌舞伎を拝見しました。
新春浅草歌舞伎は、一時途絶えていた浅草での歌舞伎興行を復活させようと、1980年に「初春花形歌舞伎」として復活したもので、以来、浅草公会堂での公演が続いています。
最近は「若手歌舞伎俳優の登竜門」として定着しており、その時々の若手が出演してきました。
団十郎襲名が決まった海老蔵さんも、今年の大河ドラマに出ている勘九郎さんもかつては出ておられました。
で、今年はと言うと、尾上松也、中村歌昇、坂東巳之助、坂東新悟、中村種之助、中村隼人、中村橋之助、中村鶴松、中村梅丸といった方々です。かなりフレッシュですね。
二部制ですが、私が観たのは午後の方で、
・曽我対面
・番町皿屋敷
・乗合船恵方万歳
私はコンビニの恵方巻が大嫌いなので、「恵方」の文字にムムムと反応してしまいましたが、これは、出演者が七福神などの扮装で勢揃いする、華やかで楽しい常磐津舞踊でした。
松竹さん、ありがとうございました。
皆様もご見物を。26日までです。

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ホテレス2019

今年もHOTERES JAPANこと国際ホテル・レストラン・ショーが東京ビッグサイトで開催されます。
HOTERES JAPANは、ホテル・旅館・観光といったホスピタリティとフードサービス向けの商談会で、規模は日本最大です。
800社の企業が出店し、100以上のセミナーを聞くこともできます。
実は私は、この展示会の「企画委員」として参画してきました。
・インバウンド一本やりは、もう止めましょうよ。
とか、
・フードロス問題もやりましょうよ。
とか発言して、委員会を掻きまわしてきましたが、どうやら少しだけ反映された模様です。
今年も無事開催されて結構なことと思います。
関係ある方、是非お出かけ下さい。
会期は2月19日〜22日です。よろしくお願い申し上げます。

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「適サシ肉の日」2019

1週間前の15日は「適サシ肉の日」でした。
2017年に私が「適サシ肉宣言」をした1月15日が「適サシ肉の日」として日本記念日協会さんから認定されています。「制定の由来」は以下の通りです。
「2017年1 月15日に、東京浅草の老舗すき焼き店「ちんや」の六代目当主・住吉史彦が、自店で過剰な霜降肉(A5等級)を使うことを止め、「適サシ肉」すわなち適度な霜降の入った肉だけを使うと宣言した。本件は各種メデイアやインターネットで大きな反響を呼び、「A5信仰が終焉した日」として日本の食肉業界・飲食業界に記憶された。なお「適サシ肉」という言葉は住吉による造語で、株式会社ちんやは後にこの言葉を商標として登録した。」
去年暮れに調子が悪かった関係で、何もイベントをせずにスルーしてしまいましたが、ブログの告知だけさせていただきます。
来年は3周年だから、何かやんなきゃなあ、ですね。

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公務員さんのセールス

県産品、市の産品、主として食材を売る展示会が目白押しで、私もお誘いいただいたり致しますが、正直、不毛だと思っています。
基本的に「♡県「♡市」という行政区域で美味いものが産出されるわけではないからですね。
「下仁田葱」というブランドがありますが、下仁田町全域から「下仁田葱」が獲れるわけではなく、一部の特定の土壌の区域が指定されていて、しかも栽培方法も揃えてありますから、それはある程度信用できるのですが、他の食材で県単位などの場合はバラツキがあると思わないといけません。
ついでに申しますと、県庁とか市役所の職員という方々は、悲しいかな、美味しさよりも首長さん・議員さんの指示の方を優先する方々です、例外も、まあ、おいでですけどね。
ですので、今どきの公務員さんのセールスは正直、不毛だと思っています。
地元のものを売り込みたいという熱意は結構ですが、熱意だけで突き進むのは、いかがなもんでしょう。

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ムダ知識50連発

『週刊女性』1/29号の、
「ボーっと生きているアナタのための、ムダ知識50連発!」のコーナーに載せていただきました。ありがとうございます。

・ウーロンハイ、緑茶ハイの「ハイ」って何?
・ムンクは何を叫び、考える人は何を考えているの?
・熟女って、何歳からが熟女?
・キリンの交尾は乱交が基本?
この特集、かなり面白いです。ご一緒させていただいて光栄でした(笑い)

ちなみにウチのテーマは、
・肉は腐りかけがウマイって本当?
でした。この件を調べたい方は、『週刊女性』1/29号をご購読いただくか、こちらをご覧ください。

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東京熱烈肉食美女

雑誌『美ST』3月号に載せていただきました。ありがとうございます。
この雑誌は、美魔女向けなんでしょうか、ね。
巻頭特集は「人生最後のダイエット」ですが、後ろの方に「東京熱烈肉食美女」というコーナーがあり、そこに出てます(笑)
「東京熱烈肉食美女」シリーズは、今回が最終回だったそうで、それがすき焼き特集でした。んで、弊店のすき焼きについては、
「ねぎの甘みと滑らかな舌触りにうっとり。肉は柔らかくジューシーで、濃厚な旨みと甘い割り下がよく合い、すっきり食べられます。」
弊店の割り下は大変甘いのですけど、「スッキリ」と言われることが多いのは、肉の旨みがしっかり在って、それが割り下とバランスするからだと思います。
ありがとうございました。

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卵を食べるための、すき焼き会

「大寒卵」~ここ数年「ちんや」精肉売店で販売している件は、9日の弊ブログに書きましたが、今年はそれだけでなく、お座敷の方でもイベントをしようと思います。そう、史上初の(笑い)、
「卵を食べるための、すき焼き会」を開催いたします。「卵を食べるため」ですから、肉は「二の次」のすき焼き会です(笑)。

<「大寒卵」とは>
この時季は、卵を食べるには最高の時季です。卵の「旬」と言っても良いと思います。その理由は極寒の気候に耐えて、鶏が必死に卵を産むからです。一年で一番パワーがのった卵を食べて、「寒いは旨い」を体感していただけると存じます。

風水では、「大寒」の日に産まれた卵を食べると、その年の金運が上昇すると申しますが、あながち根拠の無い話しでもないのです。2019年に開業や投資を予定している皆様は、是非是非この会にご参加いただき、「大寒卵」ですき焼きをご賞味下さいませ。

この会でご提供申し上げる卵は、特に寒い環境で産まれた卵。新潟県の最北端・村上市の、日本海に面した鶏舎で産まれた「大寒卵」です。
目の前が海なので、その鶏舎の中にはいつも汐風が吹き抜けます。特に冬の日本海は毎日のように荒れた海になりますので、鶏舎には強風で砕けた波飛沫が大量に降り注ぎます。そうした特に厳しい環境から届いた卵を召し上がっていただきます。

<生産者「㈱オークリッチ」さん>
今回の卵が素晴らしいのは、自然環境だけによるものではありません。生産者である「㈱オークリッチ」代表・富樫直樹(とがし・なおき)さんの理念と取り組みは、実にご立派です。

「鶏の持つチカラを引き出す」ために、
・放し飼いで飼育する
・遺伝子組み換えでない穀物飼料を使う
・発酵飼料と山野草などの青草を積極的に与える
・水と空気と土と光を十分に与える
といった手法を採用なさっています。
当日は、富樫さんご本人が「ちんや」に来店されますので、直接説明をお聞きいただき、富樫さんのお人柄にも触れていただきたいと存じます。

<おまけの企画=すき焼きにワインを合わせる>
もう一点。この会にはおまけがあります=すき焼きにワインを上手に合わせる方法をお教えします。
すき焼きは、ワインを合わせづらい料理として知られていますが、その理由は、実は実は、生卵にワインを合わせづらいからなのです。生イクラや生ウニにワインを合わせづらいのと同じです。
よって、すき焼きにワインを上手に合わせるには、溶き卵を工夫する必要があるのです。

その方法を、ナイショでここでお教えする・・・ワケはないですよね。当日ご参加いただいた方だけにご披露いたします。ご期待下さいませ。

<ご興味がおありの方は>
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