木村荘平の正体

テレビの取材で木村荘平について語って欲しいと言われ出演しました。(放送は未だです)

でも時間を秒単位でしかいただけないテレビのこと、また内容的にも制約があって、まったく説明不足に終わったと思います。ですので、この場で捕捉しておきたいと思います。

まず、木村荘平についてご存知ない方は、私のブログの以下↓の号を読んでいただきまして、その後でこの文を読んでいただきたいと存じます。

2013年4月27日号

2013年6月4日号

2014年7月11日号

2014年7月12日号

さて、木村荘平は、日本初の牛鍋チェーン「いろは」を築いた人物です。

20店ほどの店の店長として、自分の妾を据えたことで大変有名ですが、今回の話題は荘平が何故チェーンを築けたか、ということでした。

その理由を番組では「本部一括仕入れ・薄利多売」に求めていました。

この回答は、まあ、当らずと言えども遠からず、という感じです。

荘平の正体は、牛鍋チェーンを展開した人というより、東京の家畜市場(屠殺場)を、政治力を使って独占的に支配した男というのが正しい姿です。

川上を支配したからこそのチェーンであったのであって、単なる一括仕入れではありません。

本来ならば、

荘平は明治政府の薩摩閥にコネ(「貸し」)があった。

薩摩閥が警視庁を支配していた。

その警視庁が家畜市場を支配していた。

という時代背景を押さえないとスッキリ分からない話しなのですが、

それを説明する時間は無いし、

またそういうことを伝える番組ではないし、

昼間のお子さんも視る気軽な番組だし、

むしろ現代のチェーン・レストランと比較して話した方が分かり易いということで「本部一括仕入れ・薄利多売」と成った次第です。

そう、藩閥とか妾とか屠殺とか、気軽な番組には合わない話題が満載なんですよね、荘平は。

だいたい「妾」は放送NGです。「愛人」ならOKですが、妾と愛人は違いますよね。

いつか深夜番組とかで、全部言ってOKな番組があれば、再度出てみたいですね。

局の方、ご検討下さい。

追伸

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すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。

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本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.927日連続更新を達成しました。

 

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