スローガン

 上手い表現のスローガンがあると、人はやる気を出せるものです。

 今、この国にそういうスローガンがないのが、スゴく悲しいです。今言われていることと言えば、

 「子孫に負担を残したくない」⇒それで消費税増税!あるいは、

 「ギリシャのようになりたくない」⇒それで消費税増税!だそうですが、これでやる気を出す人が何人いますでしょうか。

 この調子ですから、「どぜう総理」もだいぶ支持率が落ちて来たようです。そんなことを考えていたら、

 「浦霞」さんから手紙が送られてきました。

 ここで改めて紹介するまでもなく、今回の震災で大きなダメージを受けた、塩釜市の蔵元さんです。

 手紙では、震災直後に撮影した蔵の画像と、修復の進んだ現在の画像を並べて見せて、前進の具合を説明しています。

 そして、それに加えて、今後の会社の考え方として、

 「日本に笑顔を醸しだす」というスローガンを掲げられました。

 いいですね、この表現。

 震災後、日本酒を飲む、という行為に新しい価値が加わったことは、皆さんがご存じの通りです。日本人としての連帯感・絆の表現方法として日本酒を飲む、ということが行われるようになりましたね。 

 そして飲めば誰もが笑顔になります。そのように醸し出された気分の中から、さらに何か、国全体が盛り上がれるような、上手いスローガンがうまれたら良いな、と思います。

 追伸①

 浅草寺境内では12/17-12/19の3日間、年末恒例の羽子板市が開かれます。是非お出かけを。

追伸②

 毎日新聞社発行の毎日ムック『100年の味 店100選』に載せていただきました。有難いですね。2012年1月12日発行予定とか。是非お求め下さい。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて653日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

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上州バンザイ②

 少し前の話しになりますが、11/23に第10回すきや連を、群馬県前橋市の「牛や清」さんで開催しました。

 参加された方には寄せ書きをしていただきました。会場の、盛り上がった雰囲気がわかりますので、昨日から公開しています。今日は、その②です。是非ご覧下さい。

・この会はいつも楽しいですね。すき焼きは肉と野菜のバランスの最もとれた料理です。

・子供の頃ちょっと豪華な夕食はすきやき

・ネギのこんにゃく、下仁田名産、上州黒毛和牛と一緒に。すきやきは群馬の名産?

・小雪に食ふすき焼きのあたたかき

・おいしいすき焼

・いつもありがとうございます。

・すき焼きはぐんまに来ても、うしだった

・ザクならばネギコンニャク椎茸だ。

・「すきや連」はいつもにぎやかで元気もいただきます。

・ようこそ!群馬へ!!

・負けねえように頑張ろう!!って思えた、牛や清@前橋でした。

・上州和牛おいしいね!!

・上州和牛日本一

・群馬県食肉卸売市場は日本一!だと思います。対米輸出認定工場。

・すき焼きの食材揃ふ群馬かな

・ここは肉ここはネギなり鉄の鍋

・美味に囲まれ最高の夜です。

・お肉大好き

・原木しいたけ最高

・上州和牛よろしく

・黒毛和牛は世界一

・ぐんまならではの、すき焼きお宝鍋!!全国にもっと広まることを願っています。

・最高のお肉、最高の野菜、最高の味

・すき焼きは心もお腹もぜいたくな気持ちにさせてくれます。すき焼き万歳

・素晴らしいロケーションの「牛や清」さんで頂けたすき焼きは格別でした。冬場には「旬」の下仁田葱に切り替えられる、群馬ならではのすき焼きに大満足いたしました。今回は下仁田産地見学会で、地元のパワー全開企画に感動です。下仁田は国道254号(上州街道)で特産品全てがすき焼きの材料と恵まれた土地です。平成版「食の街道・上州すき焼き街道」なんてネーミングの新街道名は、如何でしょうか。

・「群馬のおいしいものは?」と尋ねられ、私は「どうしよう、本当においしいもの無い」と思っていた私、とんでもない、本物を知らなかっただけ。今日はとても有り難い、素晴らしい日。本物の美味しいものを評価できる向笠さまに美味しいものをご教示頂きました。群馬には、とても美味しいものがたくさんあります。ありがとうございます。温かみがあり甘い、小金澤さまの蒟蒻、下仁田ねぎ、シイタケ、洋ナシのコミス、皆に自慢して群馬のおいしいものを話すことが出来ます。今日はみなで囲んで食べられる温かいと感じるすき焼き、日本の伝統の食べ物、醤油を使う、しかも超おいしいというのがいい。群馬でおいしいものに会えた感動は一生忘れない、私の宝ものです。向笠さまにいらっしゃっていただき、群馬県人として心から感謝です。ありがとうございます。

追伸

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上州バンザイ

 少し前の話しになりますが、11/23に第10回すきや連を、群馬県前橋市の「牛や清」さんで開催しました。

 参加された方には寄せ書きをしていただきました。会場の、盛り上がった雰囲気がわかりますので、是非ご覧下さい。

・下仁田ねぎ、こんにゃく、しいたけ、上州牛、醤油に敬意を表して、

 妙義おろし産物揃ふ鍋の中(千恵子)

・下仁田ねぎ、こんにゃく、しいたけ、今回は社会科見学のようで勉強になりました。そして、すき焼き最高!

・ねぎ、こんにゃく、しいたけ、春菊、にんじん、えのき、手打ちうどん、すべて群馬県産。素晴らしい。

・群馬の食材、群馬の人材の素晴らしさに驚いています。

・感謝。群馬県産食材で、おいしいすきやき

・「食の力は人の力」。原料・素材が食材になるまでの努力を感じた、群馬の一日でした。

・おいしいものはおいしい 日本の食文化ガンバレ 

・蒟蒻に今日は売り勝つ若菜哉―松尾芭蕉は刺身蒟蒻が大好物だったそうです。

・おいしさ それは「愛」 おいしさで人は幸せに。

・(や)っぱり旨い (ま)た食べよう (ふ)るさとの味 (ぐ)んまの名産  

・ねぎとこんにゃく下仁田名産 上毛カルタの「ね」です。

・香りを楽しみ食して幸せが広がる 最高のすき焼きに合う牛肉は私が育てます!

・米沢より来ました。「すきや連」楽しみにしております。

・本当は楽しい時間を本当にありがとうございました。

・今日も楽しみに車とばして来ました。遅くなってごめんなさい。

・コンニャク、葱、シイタケ 日本の食材をおいしくするのは、すき焼きですね。

・群馬のおいしいものを頂きまして幸せでございます!

・すきやきは大勢で食べてこそおいしいですね

・視覚、味覚、出合いをありがとうございます。

・味と心

・群馬県をまるごといただくような料理がすき焼きですね。

・声をかけて下さりありがとうございます。しらたきに卵をからめて食べるのが好きです。

・前橋に生まれ47年間で初めての来店です。本日はおいしい時間を楽しみたいと思います。

・すきやきは晴れ着のソウルフードです!群馬のおいしさと情熱に感動しました。ありがとうございました。

 寄せ書きはまだまだありますが、今日はこの辺で。

追伸

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独りカラオケ

 忘年会シーズンですね。弊店も連日多数のお客様をお迎えしています。

 ここで皆さんにお尋ねしますが、皆さんは会社の忘年会に出席したいですか?

 ああ、やっぱり、「・・・」ですか。

 事実上仕事なのに、残業代がつかないのが納得いかないですか?

 そういう問題じゃなくて、そもそも会社の人と飲むのがイヤなのですか。

 悲しいことを仰いますねえ。

 でも、忘年会よりもっと、参加人数が減って、悲しいことになっている世界もあるようです。

 それは、カラオケ。

 先日テレビの情報番組がカラオケについて街頭インタビューをしていたのを見ましたが、若い人達が「あまり大勢ではカラオケに行かない」と回答していました。

 それで、ついに最近は「御一人様専用カラオケ店」というのが出来たらしいです。

 うーん。どうなんでしょう、それ。カラオケと言えば、会社とか大勢で行くものじゃなかったですかね。

 大勢でカラオケに行かない理由としては・・・

 世代の違う人の歌を聞いても、その歌を知らない。だからつまらない!

という理由が多いようでした。

 私だって知りませんでしたよ。20歳代前半の頃は、裕次郎とか、九ちゃんとか、GSの「ブルーシャトー」とか全然知らずに、カラオケに連行されて強制的に学習させられました。

 最初は少し苦痛でしたけどね、今は時間を損したとは思っていません。

 世代の違う人の好きな歌や思い出の歌を知るのは、楽しいことです。知ろうとすれば良いだけで難しい話しではないのに、若い人がそうしないのは悲しいことですね。

 勿論、先輩方とカラオケに行った時は、私は聞かされるばかりでなくて、こちら世代の歌も聞かせてやります。

 さらば〜地球よ〜旅だつ船は〜 とか

 誰だ!誰だ!誰だ〜 空の彼方に踊る影〜 とか

 ニンニキニキニキ ニンニキニキニキ ににんが三蔵! とかですね、例えば。

 え? 住吉とだけはカラオケに行きたくないって?

 どうして、そういう悲しいこと言うのかなあ。

 追伸

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白い恋人

 北海道を代表する土産と言えば、『白い恋人』ですね。その『白い恋人』と、大阪の『面白い恋人』が揉めているそうですね。

 『面白い』を販売しているのは、お笑いの吉本興業ですが、その吉本に対して『白い』側が「商標権を侵害された」として販売の差し止めを求める訴えを起こしたそうです。

 おやおや、裁判ですか。お笑いなのに、笑えませんね。

 そうしたら、皮肉なことに『面白い』の売上が急増したそうです!

 大阪の観光名所「通天閣」では、提訴前は1日平均10個程度だった売上が、1日300個に伸びた日もあったというから笑ってしまいます。吉本興業が直営する大阪市内の2店舗でも、入荷と同時に売り切れる状態だとか。

 で、裁判の方はと言うと、まだ吉本と、『白い』の販売元「石屋製菓」さんとの和解交渉は進展していないそうです。

 皆さんは、この話しをどう思いますか?

 以前から『白い』が大阪でたくさん売れていた事実があって⇒そこに後から『面白い』が参入して⇒『白い』の市場を荒らした格好なら、それは吉本が悪いですね、当然。でも提訴以前に『白い』が大阪でさほど売れていなかったのなら、むしろ、大阪では共存した方が得策のように思います、私は。

 「『白い』は北海道の土産」という感覚なので、私はそう思うのです。一般的にも、多分そうでしょう。でも「石屋製菓」さんは、そう思っていないのでしょうね。『白い恋人』は北海道だけでなくて、国民的なブランドと考えているのでしょう。

 その認識に立てば、大阪で吉本興業がしていることに抗議するのが合理的、ということに成ります。その筋書きで、弁護士か何かが煽ったのかもしれません。

 「石屋製菓」さんと違って、私は「「ちんや」は浅草のもの・東京のもの」という感覚を持っています。

 実は「ちんや」にも、九州に類似さんがありますが、その感覚に従って対応しています。

 たまに実害もあります。九州の、類似さんのお客様が間違って、弊店へ予約の電話をかけてきてしまうことがありまして、それが実害です。

 03-で始まる電話番号は東京なのに、九州から弊店へ電話をしてしまう方がいるのです、最近は。その予約なさった方が類似さんの店へ行った時、席はありませんね、当然ですが。

 大事な方を接待しようというのに、席が無くて怒り狂っている姿が目に浮かびます。(間違って電話した、お客さんも、お客さんですけどね。)

 それでも、まあ、私としては「「ちんや」は浅草のもの・東京のもの」という感覚でやっています。

 甘いな、オレも。

追伸

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クーポン

 クーポンというものは以前からありますが、爆発的に使われるようになったのは、グルメサイトが普及してからのことだと思います。

 グルメサイトは一種の広告ですから、広告としての効果測定をしないといけません。そのための方法としてクーポンが盛んに使われるようになりました。

 客は、クーポンをパソコンからプリントして、飲食店へ持って行くだけで、「生ビール一杯サービス」とかサービスを受けられますから、当然そうします。店の側はと申しますと、そのクーポンを貯めておいて、その枚数を数えて、そのグルメサイトが良く見られているかどうか確認するわけです。

 目的が効果測定ですから、クーポンを行使できるハードルは、限りなく低くないといけません。

 プリントして持っていくだけで、「生ビール一杯」なら、メチャメチャ簡単ですから、皆が使います。それで当座の目的を果たすことができますね。安直なクーポンが巷にあふれている理由は、そこです。

 最近、そのハードルがまた低くなりました。理由は、スマフォの普及です。

 スマフォでグルメサイトを見る人が多くなりましたが、スマフォにはプリンターがつながっていませんから、それでは困りますね。

 だから、プリントすることすら省略し、クーポンが掲載されているスマフォの画面を、店で定員に見せれば、それでOKということになりました。

 でも、それって、いくらなんでも、ハードル低すぎじゃないですかね。

 それに、ですよ、変だと思いますよ。その見せてる様子が。

 水戸黄門みたいです。

 控えおろう!このクーポンが目に入らぬかあー?

 へへえ〜

ていうような感じで店員が平伏させられていますが、江戸時代の侍みたいに、心底から副将軍様に心服しているとは思えません。

 内心は、ちぇ! またクーポンの客か。がめついなあ。

とか思っているに違いありません。

 普通に皆さんがやっていることですので、この様子を「変だ」というのは言い過ぎかもしれませんが、少なくとも粋ではありませんね、私に言わせれば。

 文化的でも無いと思います。

 だから、文化的なクーポンを作ろう、と今思案しています。

 すき焼き川柳を一句ひねって持参して下さったら、何かサービスがあるとか、そんなのどうでしょうね?

追伸

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人生に変化を

 精肉売店の品揃えを見直しています。

 醤油を販売していることは、以前にもこのブログでも書きました。

 今度は、味噌を売ることにしまして、5種類ほど売り始めました。

 なんで、肉屋が味噌なんか売るの?の説明ですが、

・・・人生に変化を付けたい!というご要望にお応えしたいからです。

 自分で言うのもなんですが、「ちんや」の肉は旨いです。

 メス牛に限って仕入れ、しっかり熟成させているので、やわらかいだけでなく、旨みが深くて、さらに消化も良いです。

 それで、今までは、

 「お客さん、余計な味付けはしないで下さい。塩・胡椒だけでOKです!」

と言い放ちつつ商売していました。

 でも、お客様の側に立って考えれみれば、それは飽きますね、いくら旨くても。

 人には「人生に変化を付けたい!」⇒「いろいろな味覚を体験したい」という願望があって、だから⇒いろいろな調味料が必要です。

 「旨いもの食いたい」というのも当然一つのベネフイットですが、「いろいろな味覚を体験したい」というのも、立派なベネフイットであって、それによって「人生に変化を付けたい!」という願望が満たされます。

 例えば、すき焼き、ステーキも良いが、味噌漬けも旨いね。たまには食べてみたいよね。しかも自分の家で漬けたら楽しいね、ということです。

 肉だけを売ってきた人間が、調味料の知識を仕入れるのは、勿論一苦労ではあるのですが、今のところ、ウチの売店の連中も頑張ってくれています。

 ところで調味料の世界ほどニセモノが多い世界もありません。

 どうせ体験するなら本物を体験したい、という方にお応えするため、品揃えも頑張っていますので、是非一度店先を冷やかしてやって下さい。

 ついでに申しますと、本物以外も売ります。 

 「人生に変化を付けたい」願望の一種として、「話題になるようなネタが欲しい」というのもあります。

 そういう方におススメなのは、「牛肉名刺入れ」です。どう見ても、牛肉にしか見えない名刺入れです。「堂々のニセモノ」と申しておきましょうか。

 浅草の「ちんや」に行ったら、「牛肉名刺入れ」っているのを売っていたよ。珍しいね!バカバカしいね!と言っていただきたいですね。これまた人生の変化です。

 作っているのは、合羽橋のサンプル屋さんで、とても高度な技術ですので、バカバカしいというのは、悪いのですけど、何しろ、こういう感じのものも、どんどん売ってみたいと思っています。

 請う御期待です。ひひひひ。

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個人情報

  フェイスブックを始めて、4か月ほどたちます。

 「人形町今半」さんからの情報によると、FB社は「適切な友達数は200人」と考えているそうですが、私は、それを超えて300人に近づいてきました。

 実は私は、FB友達はリアルに存じ上げている方に限らせていただいていまして、そのように明記させていただいております。存じ上げない方もOKでは、ツイッターと変わらなくなってしまうので、そういうことにしています。

 ところが、それでも「???」という感じの友達申請が来ます。

 パターンとして、

①リアル友達限定という表記を読み落としている方(一般人)

②完全なスパム(=たいてい風俗系)

③私のリアルな友達が、夜の巷で楽しく飲んでいて、その店の美女に「友達を紹介してえ〜」とせがまれて、紹介してくる場合(=もちろん一般人ではない)

 さて困るのは③です。怪しいとは言え、紹介が付いていますからね。

 でも、その紹介者に「本当に友達なんですよね?」とか確認メールは送らず、静かに保留するのがベストの対応ですよね。

 だいたい、鼻の下を伸ばしている、光景が目に浮かびますよ。

 私は夜の巷では、FBをやっているということは、ゼッタイに言いません。あの業界は便利なものは全て採り入れますからね。「友達を紹介してえ〜」と言われるのが、目に見えています。

 今時個人情報を客に露骨に要求して、問題にならないのは、あの業界くらいなものでしょう。

 ところが、です。中には、そうした店に入るや否や、嬉しそうにスマフォを取り出して、友達数を自慢し始める方(=男性)がいらして、そういう方とご一緒する(=つきあわされる)と往生します。

(FB男)ほらあ、見てごらん、○○さん(=有名飲食店の店主)も友達なんだよ!スゴいだろう。

(美女)スゴおーい!スゴおーい!

(私)(大してスゴくないと思うが、そうは言わない)

(FB男)そう言えば、住吉君もFB始めたんだよねえ。

(私)い、いえ、始めましたけどね、やり方があんまり分かんなくて、その後は大したもんじゃなんですよ。

(FB男)へえ、そうなの、面白いのに。ねえ?

(美女)アタシもFBに嵌っちゃってえ〜

(私)(嘘だね。嵌ったというより、営業で使ってるんだよね、と思うがそうは言わない)

 FBを酒肴に、今日も無意味な夜が更けます。

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「松阪牛」

  あまり大きく報道されませんでしたが、国際観光に関係している人の間では、とても気になるニュースがありました。

<北海道新聞11月27日朝刊掲載>

石狩市生振(おやふる)の焼き肉ステーキ店「茨戸(ばらと)ガーデン・ノースヒル」(岡茂社長)が、産地が異なる国産和牛を高級ブランド牛の「松阪牛」と偽って中国人団体客に販売していた問題で、岡社長は26日までに、北海道新聞の取材に「中国人の添乗員に依頼され偽装表示を始めた」と語った。道は26日、景品表示法違反(優良誤認)の疑いがあるとみて同店の調査を始め、偽装販売の詳しい状況を今後調べる・・・

 この事件は、完全に偽装表示の事件で、勿論有罪です。しかし中国人ネット社会では、

「だまされた中国人に、見識が無かったのが悪い!」

という声が上がっているそうです。

 へえ?!でしょう。

 それにもう一つ申しますと、私は、この事件を知っても驚きませんでした。

 ついに来るものが来たねえ。

という感じです、ハッキリ言って。

 この記事に登場するような「中国人の添乗員」に高率のリベートを請求されて困ってしまい、結果、仕事の質を落とす飲食店が、これまでもあったからです。

 ここで、あなたが飲食店の店主だと仮定してみましょう。

 そこへ中国人の旅行業者が現れて、とても多数の客を送ってくるという商談を持ちかけて来たとします。

その業者は「50人のグループを毎日3組」とか言っています。

ということは、毎月4.500人位送られてくるわけですから、かなりそそられますね。

 ところが、です。リベートが高率なのです。

 どうします?

 今回のように産地を偽装しますか。中国ではOKでも、日本では有罪ですよ。

 品数を減らしますか。すぐにバレますよ。

 分量を減らしますか。中国人は分量にウルサいので、きっと文句を言われますよ。

 ありがちなのは、サービスの経費を削ることです。

 中国人が来る前に、すべての料理を机の上に並べておいて、客が来てから行うサービスは、せいぜい、お茶を入れる位にします。そうすれば相手が50人のグループでも、サービスは2〜3人で対応できます。

 勿論、料理は思い切り冷めますので「・・・」という結果に成りますけどね。

 実は、こういう対応を受けた中国の方々は、その料理がペケだということに既に気づいておられます。

 だから、国に帰ってから旅行業者にサンザン文句をつけるようです。

 でも業者や添乗員は、どこ吹く風の風情で、商売の仕方を改めません。「日本に行きたい」という観光客は、今後もウハウハといるわけなので、少々CS上の問題があっても、スルーできるのです。

 これで、ようやく、

「だまされた中国人に、見識が無かったのが悪い!」

という声が上がっているわけがお分かりいただけたと思います。

 中国国内で日本旅行の評判は決して良くないのです、以前から。

 日本の恥さらしとまでは申しませんが、かなりカッコ悪いです。

 それでも「インバウンド目標3.000万人!」とか「中国富裕層を狙え!」という勢いの中で、こうした現状はあばかれずに来ました。

 私も、この話しをブログに書くのは初めてです。

 皆さんにも現状を知っていただけたら、嬉しいです。

 もっとも、その昔日本人の団体さんが御フランスに御登りした時は、サンザン鴨られたそうですからね。それと比べれば、まあ、50歩100歩ですけどね。

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おめでとうございます!

 FBユーザーが誕生日を迎えると、肩がヒジョーに凝るということが判明しました。

 FBがご丁寧に何日も前から、

 今週誕生日を迎える友達がいます!

と告知していたので、私のwallに「おめでとうございます!」の書き込みが殺到するのは予想できました。

 それで皆さんに「コメントは是非心を込めずに、そっけなく事務的に」とお願いしていたのですが、それでも数が多かったので返信するのに往生しました。

 勿論、これは有難い話し・嬉しい話しなので、文句を言ったら罰が当たるのですが、今年の私の誕生日は、店が結構忙しい土曜日だったので、一苦労でした。

 それに加え、実は、その前日にパソコンの入れ替え作業があって、それが7時間近くかかり、パソコンを使った仕事がまったく出来なかったため、12/3は朝早くから、前日出来なかった仕事と、おめでとう返信のため、「パソコン喰らい付き」状態になりました。

 いやはや凝りました。

 wallに「おめでとう」書き込みが来るだけでなく、FBメッセージで来る場合もあるので油断できません。さらに普通のメールで来る場合もあるので、そっちも油断できません。

 夜10時過ぎになって、「肩が凝ったので、もう帰ります」と書いたら、それを見つけて「おめでとう!」と書き込んで来た人もいました。

 もう帰るって書いてるのに、帰れないじゃないの!

 結局ようやく帰ったのは11時半過ぎでした。

 この日、成田の菊屋さんが鰻の蒲焼を送って下さったので、有難く頂戴して、ようやくほっと一息。

 いやあ、忙しかった。これで一件落着!と思いきや、

次の日パソコンを開けたら、

 おめでとうございます!だって。

 当日以外は無効です、もう!

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