人生に変化を

 精肉売店の品揃えを見直しています。

 醤油を販売していることは、以前にもこのブログでも書きました。

 今度は、味噌を売ることにしまして、5種類ほど売り始めました。

 なんで、肉屋が味噌なんか売るの?の説明ですが、

・・・人生に変化を付けたい!というご要望にお応えしたいからです。

 自分で言うのもなんですが、「ちんや」の肉は旨いです。

 メス牛に限って仕入れ、しっかり熟成させているので、やわらかいだけでなく、旨みが深くて、さらに消化も良いです。

 それで、今までは、

 「お客さん、余計な味付けはしないで下さい。塩・胡椒だけでOKです!」

と言い放ちつつ商売していました。

 でも、お客様の側に立って考えれみれば、それは飽きますね、いくら旨くても。

 人には「人生に変化を付けたい!」⇒「いろいろな味覚を体験したい」という願望があって、だから⇒いろいろな調味料が必要です。

 「旨いもの食いたい」というのも当然一つのベネフイットですが、「いろいろな味覚を体験したい」というのも、立派なベネフイットであって、それによって「人生に変化を付けたい!」という願望が満たされます。

 例えば、すき焼き、ステーキも良いが、味噌漬けも旨いね。たまには食べてみたいよね。しかも自分の家で漬けたら楽しいね、ということです。

 肉だけを売ってきた人間が、調味料の知識を仕入れるのは、勿論一苦労ではあるのですが、今のところ、ウチの売店の連中も頑張ってくれています。

 ところで調味料の世界ほどニセモノが多い世界もありません。

 どうせ体験するなら本物を体験したい、という方にお応えするため、品揃えも頑張っていますので、是非一度店先を冷やかしてやって下さい。

 ついでに申しますと、本物以外も売ります。 

 「人生に変化を付けたい」願望の一種として、「話題になるようなネタが欲しい」というのもあります。

 そういう方におススメなのは、「牛肉名刺入れ」です。どう見ても、牛肉にしか見えない名刺入れです。「堂々のニセモノ」と申しておきましょうか。

 浅草の「ちんや」に行ったら、「牛肉名刺入れ」っているのを売っていたよ。珍しいね!バカバカしいね!と言っていただきたいですね。これまた人生の変化です。

 作っているのは、合羽橋のサンプル屋さんで、とても高度な技術ですので、バカバカしいというのは、悪いのですけど、何しろ、こういう感じのものも、どんどん売ってみたいと思っています。

 請う御期待です。ひひひひ。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて647日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

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Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:01 AM
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3 Comments »
  1. 菊屋の小池と申します。いつも女将、若旦那がお世話になっております。 ちんやさんのブログを拝見しましては、菊屋で、話題に。牛肉の名刺入れ、ユニークですね。 
    うちは、鰻の名刺入れ?でいきますかね。

    Comment by 小池さとこ — 2011年12月10日 12:24 AM
  2. 小池さん、ご無沙汰ですね、住吉史彦です。皆さんで読んでいただき恐縮です。

    Comment by F.Sumiyoshi — 2011年12月10日 10:47 AM
  3. 追伸ですが、鰻名刺入れ、合羽橋で造れますよ、もちろん。

    Comment by F.Sumiyoshi — 2011年12月10日 10:49 AM
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