はらぺこ印

「はらぺこめがね」さんの、『すきやき はらぺこ印②』という絵本を買いました。

「はらぺこめがね」さんというのは、夫婦ユニットのイラスト家で、原田しんやさんと轟ロックさんが2011年に結成、挿絵や似顔絵など絵に関する、マルチな活動をなさっています。

2012年に初めての絵本『フルーツポンチはらぺこ印①』を発表、絵本第二弾として今年「すきやき」はらぺこ印②が出た、という次第です。

本を出すだけでなく、ネットには読み聞かせ動画もUPされています・・・

これは たべることの だいすきな

ふうふが つくった えほんです

おなかが すいている ときに つくったので

たべものが いっぱい でてきます

おいしそう だから といって

えほんを かじらないで くださいね・・・

という感じです。

目指しておいでなのは、

「感覚で身につける 新しい食育のカタチ たべるをたのしもう」

ということで、「絵本で食育」というのは、たしかに目新しいと思います。新しい視点をいただきました。

第一弾をフルーツポンチに譲ったことだけは残念ですが、次々発表していただいたら良いですね。

とりあえず、次はしゃぶしゃぶ、とか・・・

ご購入はこちらです。

http://nijinoehonya.shop-pro.jp/?pid=54588587

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.272日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

Filed under: すき焼きフル・トーク,食育ナウ — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (2)

コンプライアンス委員会

ある夜仕事が早く終わったので、何気なくテレビを点けましたらドラマ『ショムニ2013』をやっていました。

ミニスカ女優陣を視たくて意図的に8chに合わせたわけでは勿論なく、あくまでも何気なく点けたのですが、結構、面白かったです。

さて、この回(=第五話)では「満帆商事」は社を挙げて「コンプライアンスの徹底」に乗りだします。そしてショムニ課が、コンプラ査問委員会のターゲットになってしまうのです。

コンプラ委員会の委員長に就いているのは、ショムニ課・江角マキコさんをライバル視している、片瀬那奈さん。知性と美貌を備えたエリート女性ですが、日頃マキコさんから「寂しい女」と言われることを恨んでいます。

コンプラ委員会は「備品の個人利用」や「過度な接待」などを禁止しようと躍起になり、やがてショムニ課が「備品の個人利用」に手を染めていたことをつきとめます。

それでショムニ課がターゲットに成ったのですが、「個人利用」された備品とは、販促グッズの文房具でした。

キャンペーン期限が終わったグッズは廃棄しないといけませんが、総務課長は、週末に恵まれない子供を支援する活動をしていて、廃棄する位なら子供達に寄付しようと考えます。

しかし、社名ロゴが入ったグッズが「何かの事故」を起こしたら「問題」だから、やはり廃棄しようと言う上司の反対に遭って寄付をできません。で、正式な手続きをせずに持ち出すようになったのです。

「何かの事故」を心配して、勇気ある一歩を踏み出せない上司の姿は、今の日本そのものです。こういう描写が、私は好きだったりします。

さて、その総務課長に惚れた女子社員がいました。

ショム二課の森カンナさんは、何人もの男と同時に本気の恋を出来る女なのですが、惚れた男のためなら自己犠牲を厭いません。

「同時でも本気」なんです。笑えます。

で、カンナさんは課長の「個人利用」の罪を被ろうとします。

グッズが廃棄される直前に最後に送られる先が、実はショムニ課で、カンナさんがいったん受け取って⇒課長に渡していたのですが、

私が一人でやったことです!と査問委員会で名乗り出ます・・・

さてさて、そうこうしている間に「満帆商事」はコンプラのやり過ぎで業務が停滞。取引先からも苦情が出て、社長はコンプラの緩和を決定!

⇒グッズ問題も不問に付されて、またしても那奈委員長はショムニ課に敗北する、という筋です。

いやあ、元々私はこういう馬鹿馬鹿しいドラマが好きなんですよ。

はい、ミニスカじゃなくても好きですので、念の為。

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.271日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

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踊る新社長

フジテレビの亀山千広・新社長のインタビューを読みました。人気ドラマ『踊る大捜査線』などを手がけた、制作現場上がりの方らしいですね。

私はテレビ業界には全く興味が無いので、知らなかったのですが、今「フジ」さんは苦しい状況のようです。

「同局にとって喫緊の課題は視聴率の回復だ。2004~10年と7年にわたって年間視聴率の3冠を維持したが、2012年には日本テレビ、テレビ朝日に次ぐ3位に。」

おや、朝日さんに抜かれていたとは!

そんな難局で社長に就任なさったわけですが、曰く、

「テレビ局の人間は、番組を作っているが、忙しくて意外と見ていない。一生懸命番組を見て、視聴者が何をおもしろがっているか、語り合って欲しい」

うーん、「テレビ局の人間は」を「飲食店の人間は」に置き換えると、たしかに「忙しく意外と食べていない」です。図星ですね。

さらに、フジさんの不振の原因について、

「テレビは、人の今を映していくものと思う。視聴率で後じんを拝しているのは、その『今』が拾えていないのでは」

「他のテレビ局をライバルと言っている間は、勝つことは不可能だと思う。テレビ以外のメディアに行っている人たちまで含めてチャレンジしていかないと決して勝てない」

と語っておいでです。

飲食も、まさに同じことが言えます。人々は他の楽しみ・他の時間の使い方=つまりテレビやネットやゲームやテーマパークで時間を使ってしまい、飲食の楽しみに使う時間は浸食されるばかりです。

外食産業を利用する人は多いですが、あれはむしろ食事に使う時間を短縮したい人のための産業ですよね。我々とは全く似て非なる産業で、今時の悪しき傾向を助長するだけの存在です。

私達は、テレビやネットやゲームやテーマパークと競合しているのだ、とこの記事を読んであらためて思います。

でも、ねえ、私は気持ちがゼンゼン分かんないんですよね。ゲームに夢中になってる連中の気持ちが。

この国には、美味しいものが食べ尽くせないほど沢山在るのに、ゲームで金も時間も使い果たす人種のことが理解不能です。

特に若年層では酷いことになっているらしく、いわゆる「インターネット依存症」の中高生が、全国に推定約51万8000人いる、とかいう調査結果があるそうです。

要するに、私にフジテレビの社長は務まりませんね。恐れ入りました。

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.270日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

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地方出身者

わが義塾が、

「慶応義塾に出かけてみよう!地方出身者対象大学説明会2013」という学校説明会を開催した、と報じられていました。内容は、

・地方出身の慶大生によるパネルディスカッション

・地方学生のための奨学金制度の説明など、

「郷里を離れて上京を考える受験生のために、懇切丁寧な学生生活のレクチャーが行われた」そうです。

既に、合格者の約7割が1都3県(東京、神奈川、千葉、埼玉)に住む人ばかりで、こうしたリクルート活動を行わないと、慶應が「関東ローカル大学化」してしまうのだそうです。なんでも、

「こうした傾向はリーマンショック後の2010年ごろから顕著になってきたとのこと。近年、授業料の安い国公立大学の人気が高まっているのも、不況の影響によるところが大きい。」

「地方から出てきてせっかく東京の有名大学に通っても、文系採用を絞る企業が多いから就職できないなんてこともザラにあります。最近は大学名不問の採用試験をする企業も増えていますしね。」

「ならば、地元の大学に通ってあわよくば上場企業の地方支社や地場の優良企業に就職できれば親も安心ですし、ひいては地方経済の活性化にもつながります。」

「ひいては地方経済の活性化」ですって?

それはないでしょう。断言しますが、その逆です。

私個人の経験上でも、わが地方出身の学友たちは、地方社会・地方経済で枢要な役割を担っている人がたくさんいて、機会があって地元を訪問したりしますと、その立派さに感銘を受けます。

逆に地方の彼らも、東京でグローバルな発想をもって活動している友から、刺激を受けている筈です。

話しはやや逸れますが、私が会計を担当している「料飲三田会」にも、地方の蔵元さんなど有力な方がおいでです。

そういう方との交流を、私は楽しみにしているのですが、問題なのは年会費です。

地方の方は、当然なかなか例会に出席しにくいですし、出席可能な場合でも交通費・宿泊費を負担しないと出席できません。

その状況でも年会費は当然同額です。会計の私は、それを請求するのに、どうも気がひけてしまうのです、気が小さいもんですから。

まあ、皆さん、基本的にはお金持ちですから、気持ち良く支払って下さるんですけどね。

「ローカル化」しないためには、どこかで知恵を出す必要がありそうです。

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

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本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.269日連続更新を達成しました。

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風鈴トラブル

浅草の「やま吉」さんで「薬師窯」の「江戸粋風鈴」を買い、客席の廊下に付けてみました。

で、エアコンの風向を「スイング」設定にしまして、たまに音が出るようにしました。

風が人工の風なので、音もイマイチ人工感があり、無粋一歩手前かもしれませんが、そこは大目に見ていただければ、と存じます。

聞けば、風鈴は、今や「室内に付ける時代」に成っているのだそうです。

住宅地では外に付けると、なんと、近隣から「ウルサい」と言われたりするそうで、それで今回私が購入したような、小さいタイプが増えてきたようです。

実際ネットの掲示板を視ても、風鈴による近隣トラブルについて、たくさん投稿がUPされています。

「22時以降は外すべきだ」とか、

「お盆を過ぎたら外すべきだ」とか。

最近つくづく感じますが、公対個のバランスが個に傾きすぎて、偏狭な個でも自己主張すれば、それが通る世の中に成ってしまったようです。

まあ、日本は昔、国家総動員をやって大敗しましたから、いまだにそのアレルギーが抜けていないのでしょう。

無粋を通り越して奇怪なものすら東条していますイヤ登場しています。テレビで視たのですが、

無音盆踊り

が行われているそうです。

踊りの音楽を電波で飛ばし⇒それを参加者が個別に持った受信機で受けて⇒イヤホンで聞いて⇒それに合せて皆が躍るのです。

手拍子だけはOKなのだそうで、その音だけが夏の夜空に響きます。受信機が必要ですから「飛び入り」は勿論、出来ません。

自治会の盆踊りなんてものは、

・年に一回やるだけ

・営利目的ではない

・参加するのは近隣の人ばかり

という性格の行事なのに、それでもNGなのだとか。

で結局、「風鈴も室内」の傾向にあると聞きます。

いやはや。

風鈴を外に付けることに関しては、ハードルがもう一つ在ります。ゲリラ豪雨で飛ばされたりすることです。割れるとたしかに危ないです。

個人主義とゲリラ豪雨。

困った世の中に成ったもんです。

南無観世音菩薩。

 

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

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本が売れない時代

ネット社会に入り、本のセールスは、なかなか大変なようです。

たいていの情報がネットで獲れてしまうので、半端な本では売れないようです。

で、苦しくなった出版社の中には、禁じ手とも言うべき、慈悲出版イヤ自費出版に力を入れる社が出て来たようです。

社史の本を出しませんか!

と出版社の側から企業に提案して回るのです。

ウチにも見えましたが、金額が高額なので、遠慮しておきました。

この手法を発展させ、さらに手のこんだやり方を考えついた社もあります。

一社で出版費を負担するのが難しければ、団体や組合で、費用を分担しあって出しませんか!

という方法です。

良く考えたなあ!と思いますが、その団体を構成する全社を説得するのは、チト大変だと思います。御苦労さまです。

このように本が苦しいのは、とにかく数の単位が小さいからですね。

ネットだと何十万アクセスとか、簡単に記録するのに、

本だと、数の単位は数千とか、せいぜい数万です。何十万部出るのは、ごくごく少数のベストセラーのみです。だから分が悪いのです。

すき焼きの本が少ないのも、こうした事情(=売りにくいから)と思っています。

そんな状況ですが、私は本の「分」は、単純に数で比較するほど悪くはないと思っています。

本が売れない時代、本に成るのが難しい時代だからこそ、なんとか本に成ってしまえば、希少価値と受けとめられますね。

「本にするほど価値のある内容なんだ!」と思ってもらえますから、そこに自分が載っていれば、長い目で見て、インパクトのある宣伝に成ります。

すき焼きの本は少ないですが、では、すき焼きの本が無くても仕方ないのか、と申しますと、そこは困ると言わざるを得ません。

放っておきますと、ネット上でのランキングに人々が従うようになってしまいます。それは恐ろしいことだと思います。

だって、ネット上の匿名での評価なぞ、何十万人積み重なっても、結局は砂の楼閣のようなものだからです。総選挙の結果がブレまくるのを観ても、世論などアテにならないとつくづく思います。

やはり確たる個人が自己の責任で書いた評価が世にでるべき、と私は思っています。

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

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酷い商談

酷い商談をしたことがあります。

私より以前に面談して、自分の提案を却下した別の社長について悪口を連ね、

⇒住吉さんはそういう人ではないから、この提案の良さが分かる筈だ⇒買うべきだ!という展開なのです。

私は、その罵倒された社長さんとは、日頃親しくさせていただいていました。

ですから、当然その御提案は買いませんでしたし、買わない理由を曖昧にしてはいけないと思い、理由を書面にしてFAXで送りつけました。

商談の手法自体が気に入らないから⇒おつきあいできない、と。

このように、同業者や競合者を貶せば、喜ぶに違いない!

と考える人は少なくないようですが、そういう方と付き合うと、イヤな発想が伝染するので、付き合わないしか方法がありません。

「ちんや」の営業の現場でも、同業すき焼き店の悪口を言う人(=一応「御客様」)がいます。たいていは些細なことを膨らませているだけです。

聞きたくないですね、同業さんの悪口は。

こちらが喜ぶと思うんでしょうか。

「ちんや」についても、些細なことが気にくわなければ、次は別の同業店に行って、その話しを言い触らすのだろうなって想像できますよね。歓迎できません。

こういう方は、すき焼き屋同士が実は円満なことをご存知ない、非常にザンネンな人だと思います。そういう態度だと、おそらくは、どのすき焼き店に行っても歓迎されないでしょう。

歓迎したいのは、今という時間を楽しまれる方です。

それをしない人って、「貴重な食事の時間を、もったいないな」と思います。

本日は、お暑い所、皆さんを、さらにイラっとさせる様な文を御用意してみました。ひひひひ。

 追伸①

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皆様も、是非御参加下さい!

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天然氷

お暑うございます。お客様から、

浅草に、天然氷の、かき氷を食べられる所はない?

と聞かれ、不覚にも答えられませんでした。基本的に甘いものには疎いのです。はい、酒飲みなんもんですから。

で、仕方なく、ネットで検索しましたら、ありました、

「暑い夏にはやっぱりコレ☆東京で天然氷のかき氷を食べられるお店ランキング」

というサイトが。

どれ、どれ、

10位=「とちまるショップ」

住所:東京都墨田区押上1-1-2 東京ソラマチ 4F

「東京スカイツリーのソラマチにある、栃木県のアンテナショップです。

栃木だからこそ、とちおとめを使ったシロップがウリ。

さすがにウリなだけに、美味しいと評判です。スカイツリーを眺めて、その帰りにふらっと寄ってみるのも良いですよね。」

うーん、浅草から遠くはないけど、夏休み中は込んでるんでしょうね。

9位=恵比寿、8位=江東区富岡、7位=銀座、6位=世田谷区下馬

やはり浅草は出てきませんな。

5位=秩父郡皆野町金崎 東京じゃないじゃないか!

4位=北区十条仲原、

3位=柏市柏 東京じゃないじゃないか!

2位=藤沢市鵠沼海岸 もう!東京じゃないじゃないか!

そして、

1位=「ひみつ堂」

住所:東京都台東区谷中3-11-18

「やっぱり天然氷のかき氷と言えば、ここは外せません。

行列必至のお店です。夏に炎天下の中、数時間は当り前・・・なんてことも。

それでも食べる価値ありの、美味しいかき氷なんでしょう!最近、マスコミ等でも「天然水のかき氷と言えば」と枕詞のように出てくるようになったひみつ堂。だからこそ、行ってみたい、でも混んでる・・・」

と、ありますから、ここが本命なんでしょうね。

不勉強でした。

行ってみないといけませんが、谷中は台東区なんですけど、山の向こう側だから、遠いんだよなあ。

外は暑いし・・・

追伸①

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この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

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半沢直樹

テレビドラマ『半沢直樹』大ヒットのことは既に有名かと思います。ヒットの背景を分析した記事もたくさんUPされていますね。

やれ壇密さんのセクシーさが勝因だとか、やれ愛之助丈の「お姐口調」がサイコーだとか。

そんな中、私が興味を持ちましたのは、演出を手掛けている福澤克雄氏のインタビューです。

まず御本人は、この大ヒットについて、

「まったくの想定外でした。びっくりしています。」

「原作を書いた池井戸潤先生との最初の打ち合わせのときも「一生懸命作りますけど、たぶん当たらないですよ」と言っていたくらいです(笑)。」

制作に入る時点での認識では、『半沢直樹』は、これまでのドラマ界の常識で考えると、

・登場人物に女性が少なく、

・わかりやすく視聴率を取れるキャラクターもおらず、

・恋愛もないという「ないないづくし」。

「それに銀行という、男の世界が舞台です。セオリーどおりなら、ドラマのメインターゲットと言われる女性は「見ない」ということになりますよね。」

だから視聴率は、

「当初は12~13%から初めて、徐々に上げて最終回で20%。プロデューサーと「平均15%取りましょう!」と誓い合っていたくらいです。」

ところが、いざ蓋を開けてみたら、大勢の女性が視ました。私の知人の洋食店のマダムなど、FBで『半沢』を実況中継するほどです。

「テレビの常識がいかに適当だったか、マーケティングというものがいかにアテにならないか、ということでしょう。」

「これまでの「〇〇がないから視聴者は見ない」という常識は、逆に言えば、「これだったら食いつくだろう」と、視聴者に対してある種の「上から目線」じゃないですか。」

うーむ。そういう傾向は大いにあるな!と部外者ながら私も感じていました。

だいたい、ですよ、「マーケット・イン」で発想する人って、どういう理由か存じませんが、「上から目線」なことが多いような気がします。

経営者の交流の場とかでも、そうしたタイプに遭遇すると、私は適当に話しを逸らせることにしています。そう、『半沢』の話しなどは、最高の逸らしネタです。

で、話しを戻して、演出家氏のインタビューに戻りますが、

「最初から“常識外れ”のドラマだったから、ただ、僕はこのドラマを通して、半沢直樹という人間の生き方や面白さを描きたかった。半沢の人生はテレビにいちばん合っている「成り上がり」の物語。自分たちで本当に面白いと思った原作だった・・・」

「だから、『半沢直樹』は、最後は自分が面白いと思うものを作るしかないと思ったわけ。それしかないと。」

いいね!と思います、バリバリの「プロダクト・アウト」精神。

しかし、ですよ、「TBSストア」で「倍返し饅頭」なる関連グッズを売るのは、いかがなものでしょう。

いったい、何を、どのように倍返しすると言うのか・・・

試しに買ってみようかなあ。

追伸①

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時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

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追伸②

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この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

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記念日商法

「〇×の日」を勝手に制定して、その日にあわせて販促をかける「記念日商法」が盛んですね。

まさか、終戦の日の8/15を使っている人はおるまい、と思いましたが、なんと、いました。

「日本記念日協会」のサイトによりますと、

8/15は「森のたまごの日」なのだとか。

で、その根拠ですが、

「コクとうまみ、鮮度と栄養価で人気の鶏卵「森のたまご」を製造販売するイセ食品株式会社が11月18日と毎月第3木曜日に制定。ブランドたまごの定番と称される「森のたまご」の素晴らしさを多くの人に知ってもらうのが目的。」

「日付は11月で「いい」、18日を「森のたまご」の「森」と読むことからで、「森」の字にある「木」を分解すると「十」と「八」となるため18日とし、また「森のたまご」の「森」の字には「木」が3つあることから、あわせて毎月第3木曜日も記念日としたもの。」

???

8/15が「森のたまごの日」なのではなくて、今年の8月の第3木曜日が8/15だから、結果的に「森のたまごの日」に成ったのですね。

こういう日でも、何か販促をかけたのでしょうか・・・

さてさて、私も実は「記念日協会」さんに記念日を登録しています。

正確には、私の記念日ではなく「すきや連」の記念日なのですが、

毎年10月15日が「すき焼き通の日」です。

根拠は在るのか って? 失礼な、在りますよ!

「すき焼きに関する本『すき焼き通』(向笠千恵子著・平凡社新書)が刊行されたことをきっかけに、すき焼き店とすき焼き愛好家で結成された「すきや連」が誕生。すき焼きの美味しさと楽しさをアピールする日にと『すき焼き通』の刊行日(2008年10月15日)を記念日とした」のです。レッキとして史実です。

この刊行記念会の会場が「ちんや」だったので、私が記念日の登録手続きをした次第です。

以来5年間、「すきや連」は連続15回を数えるほど続いておりまして、すき焼き屋同士もだいぶ仲良くなりました。

その御縁の記念日が「すき焼き通の日」なのです。

今のところ、この日を獲っているのは私だけですが、10/15が第三木曜に当たれば、例のたまごと同居するハメになりそうです・・・

それは、まあ、さて置き、記念日がすき焼きの販売促進に寄与しているのか、ですが、その度合いは、正直、イマイチ感があります。

でも良いんです。自分が楽しいので。

 追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

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現在の笑顔数は361人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.263日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

Filed under: すきや連,ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)