女子会はすき焼きで!

すき焼き思い出ストーリー投稿サイトに久しぶりに御投稿がありました。

題して「女子会はすき焼きで!」

千葉県在住の、ちょこころね。 さんから頂いた投稿↓です。お読みください。

子供の頃、すき焼きっていうとお家で食べるご馳走の最高峰でした。
母にくっついてデパートでお肉を買うところからどきどきだったのを覚えています。
だって、普段のお肉と確実に1ケタ違う!んですもの。
大晦日、卒業祝い、入学祝。
節目節目にすきやきがあって、
湯気の向こうでみんなにこにこ笑っていました。
そういえば。
受験に失敗した時も、なぜかすき焼きでした。
元気出しなさいよ、と、母が、いいお肉を奮発してくれました。
悲しくて悔しかったけど、でもすき焼きは美味しかった。
これ食べてまたがんばろうって思いました。
すき焼きって、人に元気をくれるんですね。

そして。
近年は、お友達と連れ立って、外食ですきやきをいただいたりも、致します。。
先日、ちんやさんにお友達三人と伺いました。
女子会(女子と言っても大分薹が立っちゃってますけど。)
という名目で、フレンチとかイタリアンとか同じ面子であちこち行きますが、
一番もりあがったのがこの日のすき焼きです。
もちろん、お肉がとってもおいしかったから。
そして、同じお鍋をつついたり、シメの選択について相談する、
などなど、催し物として、非常に楽しかったから、といのもあります。
お皿に綺麗に盛られたお肉を見ると、テンションあがるんですね。
(太古の狩猟採集の記憶とかが、よびさまされるんでしょうか。)
個室にしていただけて、周囲を気にせず寛げた、というのもあって、
すき焼きの祝祭感を満喫できました。
今回は、私のお誕生会だったんですけれど、これからは毎年すき焼きにしよう!
と決議しました。
お赤飯を付けてくださったのも、うれしかったです。
楽しい時間をすごさせていただき、ありがとうございました。

(過去の御投稿はこちらから。)

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は370人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.332日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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いのちをいただく

嫁の知人がパフォーマンス・グループを作っていて、たまに公演があるのですが、それを観に行った嫁が「いのちをいただく」という絵本を持って帰って来ました。その日の演目のネタ本なのだそうです。

一読して、うーん・・・

絵本だというのに重いテーマを、たぶんこの世の中で一番重いテーマを扱っていたからです。

そのテーマとは、牛や豚の屠殺について。

人が生きるために犠牲になる動物について、です。

誰しもパスしたくなる現実ですが、著者の内田美智子さんは、人がこのテーマと正面から向き合わない限り、食や命に対する感謝が無い人が減っていかない、と考えておいでなのだそうです。

内田さんは産婦人科医院で働く助産師さんで、産前教育の講演活動をなさっているのですが、その間に、大勢の身勝手な母親や性のトラブルを抱えた母親に会ったそうです。そういう子がそのまま親になってしまいます。

やがて気づいたのは、

そういった母親は、たいてい自分がちゃんとした食事をさせてもらっていないこと。

食や命に対する感謝の気持ちがないのは、そう育てられていないから。

負の連鎖が起きていること。

食べることは生きることそのもので、最も手を抜いてはいけない事柄なのに、最も手を抜かれてしまっていること。

そして、食や命に対する感謝の気持ちを育てるには、牛の屠殺に携わる人の物語を絵本にするのが一番良いと考えたそうです。

それで出来たのが、この御本です。

主人公の坂本さん(~実名です)は、牛の屠殺に携わるのがイヤで何度もやめたい、と思いましたが、今は誇りを持って従事しています。そして屠殺を実行する時は、動物の頭や体を撫でてあげています。

「恐怖心をできる限り取ってあげたい。一瞬一秒でも楽にして、あの世に送ってあげるのが役目」だと。

人が生きるためには、誰かが必ずやらねばならない仕事なのだから、牛のことを思いやれる自分がやるのが良いのだ、と思って。

良書です。「いのちをいただく」。

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は370人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.331日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

 

 

 

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防火訓練

私はすき焼き屋の店主であると同時に、このビルのオーナーでもありますので、不動産管理的な用事が結構たくさんあります。

中でも重要なのが、防火対策。

これには時間がかかるんです。そして、金も。

メンド臭いし、火事なんて滅多に起こるもんじゃないよね!と思っているといけません。

先日も福岡市の整形外科で入院中の患者さん10人が死亡した火災がありましたね。

悲しい事故でしたが、事故では済まず、事件化したようです。報道によりますと、

「福岡県警は18日同整形外科を家宅捜索した。医院側の態勢不備が被害拡大につながった疑いがあるとみて、業務上過失致死傷容疑で捜査を進める。」

今回、死因のほとんどは一酸化酸素中毒つまりは、煙を吸って亡くなった模様です。

一定規模以上のビルには「防火戸」が付けらえていて、煙を感知すると自動的に閉まって煙を止めるはずなのですが、その「防火戸」が閉まらなかったとか。

この医院の「防火戸」の前には鉢植えが在ったとかいう、報道がありました。「防火戸」って殺風景ですからね。

あるいは、とにかく病院の中が狭くて、「防火戸」の前に順番待ちの椅子が置かれていた、とも。

他山の石ですねえ。

本日午前、弊社は店の防火訓練を実施いたします。

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は370人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.330日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 
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「ワインには、すき焼き」

その日もツイッター検索をしていて、見つけました。

『ワインには「すき焼き」です…山形・赤湯温泉』という記事です。

記事によりますと、

「地元特産のワインに合う料理の開発を進めていた赤湯温泉旅館協同組合(山形県南陽市)は、加盟する8旅館が工夫を凝らしたオリジナルすき焼きメニューの御披露目会を、南陽市赤湯のワイナリー「紫金園」で開いた。」

ほお、それは結構なことです。

「紹介されたメニューは、割り下に赤ワインを加えたり、生卵の代わりに溶かしたゴルゴンゾーラチーズを使ったりと、ワインとの相性の良さを考えたものばかり。 生卵の代わりに温泉卵を使用し、割り下に隠し味で柚子胡椒を入れたメニューを考案した調理師は「脂の多い牛肉を女性がさっぱりと食べられることを意識した」とアピールしていた。」

甘い料理に少し辛みを加えたくなるのは自然なことで、「きんぴらごぼう」と同じ理屈なので、隠し味で柚子故障イヤ柚子胡椒は「在り」でしょうね。

「割り下に赤ワイン」は既にやっている人がいるかと。

注目はやはり「生卵の代わりに溶かしたゴルゴンゾーラチーズ」ですねえ。うーん。

「メニューは旅館ごとに提供される。旅館組合の須藤清市副代表理事(57)は「多くの観光客に、おいしい料理とワインを楽しみに赤湯温泉へ来てほしい」と話していた。」

はい、どうぞ、ご勝手に。

 

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

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現在の笑顔数は370人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.329日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

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リサーチ段階

「ちんや」の地下に「ちんや亭」という、カウンターだけ16席の、小さい店を経営しています。「一人すき焼き」もできますし、ハンバーグ、ロールビーフなどの軽いメニューもやっています。

その店についてテレビの取材がありました。

今は「リサーチ段階」で、放送されるか分かりませんが、こんな↓内容でした。

<「ちんや亭」を1975年にオープンさせたきっかけは?>

・気軽に靴を脱がずに入って「ちんや」の味を楽しんでいただきたかった。

・通常すき焼きなど鍋料理の店は御一人様では入りにくいので、お一人様でも入りやすい店を創りたかった。

・焼き物(=ハンバーグ、ステーキなど)の調理工程を御客様に目の前でご覧いただき、出来上がったら即座に(=3秒以内に)アツアツの状態で御提供申し上げたかった。

<昼限定で営業している理由は?>

・「ちんや」では、ハンバーグ、ロールビーフなどの挽き肉を使った料理も、すき焼き用の高級な熟成肉の端材を使って作っています。そのため材料切れになりがちです。昼のみ営業が、物量的に塩梅が良いのです。

(無理に夜の分も用意しようとすると、「挽き肉用の肉」を仕入れざるを得ず、それは美味しくないのです)

・すき焼き「ちんや」のメニューは、昼食としては重たいものばかりなので、昼間営業していてもスタッフ(=仲居さん)は手持ち無沙汰になりがち。そこで昼は「ちんや亭」で働いてもらい、御客様と顔馴染みになれるようにします。

御客様は日頃慣れない「ちんや」へ、記念日の日などに上がった場合緊張してしまいがちですが、スタッフが顔見知りであれば、安心して食事が出来ます。これにより同一人物に「ちんや」と「ちんや亭」の両方を使っていただけます。夜は「ちんや」の営業に専念します。

・昼時は予約せずにフラリと見える方も多いので、「ちんや」が大勢様などで満席の場合に、その方を収容する店がもう一軒必要でした。(夜のお客様はたいてい予約を入れてから見えるので、そうした心配があまりない)

<ロールビーフを始めた理由は?>

・「ちんや」のハンバーグは牛豚合挽きなのですが、牛挽き肉だけのメニューが欲しい、という御客様の声があったのを、現場の担当者が聞いて⇒メニューにしました。

<常連さんが召し上がるメニューは?>

・近隣の方は、やはり価格的に安いハンバーグ、ロールビーフ、サイコロステーキが多いです。(サイコロステーキは所謂「成型肉」ではなく、形が小さい精肉を使ったステーキ)

・その他に毎回特定のメニューばかり食べに遠方から見える常連さんもおいでになります。

「毎回一人すき焼きの常連さん」「毎回一人フィレステーキの常連さん」がおいでになる。

<テレビ出演歴は? 平成23年以降では・・・>

・BSテレビ朝日『幸福の一皿~美味しさの物語』。平成24年11月9日・23日・平成25年1月2日放送の1件です。

さてさて「今回は浅草の穴場」という番組らしいのですが、どうなりましょうか。

「ちんや亭」はたしかに「知る人ぞ知る」的な店ですが、表通りの雷門通りに在りますし、テレビに出たことがあるので、外れるかもしれませんね・・・

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

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蝶のたはむれ

久しぶりに藤山新太郎師匠の手妻を観ました。

手妻(てづま)とは伝統的な日本の奇術のことで、藤山さんは、それを継承する数少ないマジシャンです。拝見しましたのは、成田市の鰻屋「菊屋」のご子息の結婚披露宴で観て以来です。

藤山さんは気さくな方ですが、実は偉い方です。1988年、1994年、1998年と文化庁芸術祭賞大賞を受賞しています。三度の受賞は、この賞で初とか。豊富な経験から奇術を論じた本も多数出しておられます。

さて、その日の手妻の会場は「神田の家」。神田明神の隣に在ります。

元々は江戸時代より神田で材木商を営んできた遠藤家が昭和2年に建てた店舗併住宅だったそうです。2009年に文化財として指定を受け⇒神田明神の隣に移築されたそうです。

建物そのものに勿論風格がありますが、数々の調度品も、その材料・仕様に至るまで職人の技が光っています。

その会場に藤山さんが紋付袴の正装で登場。いつもの得意芸=「お椀と玉」「蝶のたはむれ」などを披露。

「蝶のたはむれ」は以前広い会場で観たことがありますが、古民家の狭い空間で観ると、かなり感覚が違い、手妻がまさに手の稲妻=手で為す芸なのだ、ということが分かります。

しかし、それ以上に面白かったのが、藤山さんのトーク。

滅びる寸前だった手妻を継承したものの、仕事が無くて、西洋マジックで食いつないでいた日々のことをカラリと語ります。

そして「蝶のたはむれ」の裏には、生き物の一生=生の歓びと苦しみが在るのであって、こんなマジックは世界のどこにもない、と。

良いものですね、手妻。

 追伸①

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この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

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現在の笑顔数は366人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

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本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.327日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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おせちと生活圏

おせちの御注文はお済みですか?

え? もう注文しました! って?

へえ、あんなに高いのに!

10万円も20万円もするのに買ったんですかあ!

そんなにお金をお持ちなら、普段から料亭に行かれれば良いものを。行くことはなさらないで、おせちだけは買われるんですねえ。

いつも通勤なさっている会社の、すぐ蕎麦にイヤすぐ傍に料亭は在るんですけどねえ。

え? 注文したのは料亭おせちじゃなくてコンビニおせちだ って?

がーん。

「正月の平日化」も来る所まで来た、ということなのでしょうか。毎日の暮らしの利便性を提供している、そのコンビニエントな店で正月用の食べ物を買うなんて!

調べてみますると、ネットでも「コンビニおせちランキング」とかやっているのですね。

まあ、「丑の日」も「恵方巻き」も既にコンビニ・マターに成ってしまった今、「おせち」がコンビニ・マターに成るのも時間の問題だったのかもしれません。

この状況に馴染めない私の方が遅れているのでしょうか。

え? ウチですか?

ウチは正月はすき焼きですよ。ウチだけでなくて、正月はすき焼き、という人は多いんですよ。

その証拠に、「ちんや」でも毎年12/29-12/31には、売店の店先に肉を買う御客様の行列が出来ます。予約もたくさん承ります。

普段は「ちんや」に見えない方も、この日ばかりは浅草まで買いに来てくださいます。

でも、今後はチト心配になってしまいます。

コンビニとネットで、つまり普段の自分の生活圏で何でも買えるようになると、専門店やデパートに行く人はだんだん減るのでしょうね。

それはかなり悔しいことです。

生活圏の店VS非生活圏の店

~そういうせめぎ合いが起きて来ると思わないといけませんね。

 

追伸①

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21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

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くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は370人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

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地酒で乾杯!

「乾杯条例」を持つ自治体が、ついに21か所に増えたそうです。

「乾杯は地酒で」と定めた条例は、まず日本酒の本山・伏見を抱える京都市で制定されました。弊ブログでもご紹介しましたので、読まれた方もおいでと思いますが、その後も全国各地に広がりを見せているようです。

酒造組合中央会によりますと、9月30日現在で21自治体が制定し、その内日本酒に限定したのが13自治体と最多だそうです。

最近制定された和歌山県海南市の条例では日本酒には限定せず、梅酒や焼酎などを含めた「地酒」としたそうです。この辺りは梅酒が盛んで、梅酒の生産量が日本酒を上回っているからです。

もっとも洋酒で乾杯しても罰則はなく、条例では市民に対して

「市及び事業者が行う地酒による乾杯とその普及の促進に関する取り組みに協力するよう努める」ことを求めているだけです。

中央会さんの談話でも「全国で、条例が消費量増加に直結した例はまだ聞いたことがない」と言う。

うーん。

日本酒は、どうしても度数が高いですからね、最初から酔うとツラいと言う人は多いかもしれませんね~

それにもう1点申し上げれば、酒税は国税だ、という点がネックなのでは、と思います。蔵元が地元に在っても自治体に税収が入らないので、本気で盛り上げる気にならないのでは・・・と思ったりしてしまいます。

そういう形に成っている背景としては、明治時代に一番取りやすかった税金が酒税で、国庫の柱だったという事情があるようです。実際、1902年には酒造税だけで全ての国税収入の42%を占めたこともあった、というから驚きますが、今は全然状況が違うのですから、変えても良いのでは?と私は思っています。

札幌市民はビールを飲みまくり、

小樽市民はウイスキーを飲みまくり、

京都市民は酒を飲みまくり、

⇒その税収で市を盛り上げる、そういう形に変えても良いのでは?と私は思っています。

まあ、もっとも、私はいつでも日本酒で乾杯なので、条例も税金も関係無いですけどね~

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

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機会損失

反町隆史さん・松嶋菜々子さん夫妻の飼い犬のドーベルマンが、自宅マンションの隣人にかみ付いた事故を巡る裁判の、控訴審判決が出ましたね。

皆さんは、この判決に注目していますか?

「東京高裁(高世三郎裁判長)は夫妻に対し、隣人の退去で賃料収入を失った部屋の管理会社に385万円の損害賠償を支払うよう命じた一審・東京地裁の判決を変更し、1725万円に増額する判決を言い渡した」そうです。

385万円を棄却して⇒1725万円にしたんです。驚きますよね。

「隣人の女性は2011年かまれて負傷し、部屋の契約を解除して一家で退去した。1審判決は、隣人が管理会社に支払わなかった違約金分の賠償を命じたが、高裁判決は、その後も空き室が続いたことを踏まえ、「居室での小動物の飼育のみを認めたマンションの規則に違反した夫妻には、賃料の賠償義務がある」と指摘。」

「7か月分の賃料(月額175万円!)も損害とした」のです。

つまり7か月分の機会損失を賠償の対象に入れたのです。

この判決について、集客型の事業を営む事業主としては、画期的なものと評価したいと思います。

だいたい、日本はキャンセルし放題なんです。

元々そういう傾向なのに、ネット時代になって、クリック一回で旅館の予約がキャンセルできる時代に成ってしまい、日本人の感覚が完全におかしくなってしまっています。

だから機会損失を巡る紛争は、これからどんどん増えるでしょう。司法当局が適切に判例を積み重ねて欲しいと思っています。

しかしながら、この判決は「隠れ菜々子ファン」としては・・かなり・・悔しい・・

追伸①

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無難

「無難」って、褒め言葉ですか?

自分が飲食店をやっていると仮定して、御客様から「無難な店ですね」って言われたら、どう思いますか?

勿論御客様も店の人間に気を遣われますから、面と向かって「無難な店」とは言わないでしょうが、もし言われたとしたら、私は喜びます。

それどころか、褒め言葉だと思います。

だって「難点が無い」んですから。

そもそも、色々な状況で人は店を選ぶのでしょうが、

冒険したくない、とか

失敗したくない、とか

選んでいる最中に嫁さんと喧嘩したくない、とかいう場面が必ずあると思います。

人はそういう場合に、結局「無難な店」を選ぶのだと思います。

店側に立ちますと、もっと何かカッコ良い言葉で、パンフレットやホームページを飾り立てたい衝動を覚えるでしょうが、

ちょっと待てよ。御客様側は、どういう積りで店を選んでいるのだろう?

と考える時間をとってみますると、「無難」がキーワードであることが分かってきます。

でも無難に成るのは、結構難しいですよ。いや、相当難しいです。

クオリテイーが低くて良いわけではなく、常に相当程度高くないといけません。味がいつも同様でないといけないのは当然です。

プラス、雰囲気全体が落ち着いていないといけません。

色々な要素が落ち着いていないとダメで、「色々」には街の空気も含みます。

私の知人で銀座があまり好きでない人がいるのですが、その理由を煎じ詰めて聞きますと、どうやら上昇志向の男女~ギラギラの男と、セクシーなお姐さんが闊歩しているのが、「落ち着かない」と感じるらしいのです。

銀座の老舗の皆さんは、たいてい落ち着きを志向して商売をなさっていますから、やや気の毒ではあるのですが、気持ちとしては分かります。

無難を極めるのも、また一興です。

追伸①

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21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は366人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.323日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 
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