イチオシNIPPON

BS12の番組「サヘル・ローズのイチオシNIPPON」の収録場所として「ちんや」を使っていただきました。

この番組は、イラン生まれ日本育ちのサヘル・ローズさんがご当地在住の外国人と一緒に「地方の宝を発掘する」番組です。

これまでは採り上げて来た「宝」は、信楽焼や土佐和紙など。

それぞれの美しさに魅せられた外国人とサヘルさんが一緒に、造りの現場を訪問します。

不勉強で存じませんでしたが、良い番組ですね。

だいたいサヘルさんが美人さんです、はい。

さて、今回は江戸木版画に魅せられて職人に成ったカナダ人のデビッドさんの回で、二人の対談の場所が「ちんや」です。

弊店が所有する明治開化絵を眺めていだだきながら、勿論すき焼きも召し上がっていただきました。

この収録の放送日が確定しましたら、告知させていただきます。どうぞご覧ください。

なお弊店が所有する明治開化絵は、ネットでもこちらからご覧いただけます。

追伸

すき焼き思い出ストーリーの投稿を募集しています。

すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。

ご投稿くださったものは、「ちんや」創業135周年を記念して本に纏め、今後店の歴史の資料として、すき焼き文化の資料として、末永く保存させていただきます。

どうぞ、世界に一つだけの、すき焼きストーリーを是非、私に教えて下さい。

投稿〆切は9月末日です。

既にご応募いただいた、50本のストーリーはこちらです。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.966日連続更新を達成しました。

 

Filed under: すき焼きフル・トーク,今日のお客様 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

昇殿

第21回すきや連を、浅草新仲見世の「今半本店」さんで開催しました。

せっかく浅草へお越しいただきましたので、参加者の皆さんを浅草神社(=「三社様」)へご案内し、昇殿・参拝をしていただきました。

祭の神輿を観たことのある人は多いと思いますが、神社の中へ入ったことのある人は多くはなく、素晴らしい体験だったと喜んで下さいました。

神様には、「すきや連」ですから、肉を奉納させていただきました。

さて今回入れていただいた、三社様の社殿は国の重要文化財に指定されています。第三代将軍徳川家光により寄進・建立されたものです。

度重なる火災や戦争、関東大震災などの被害を免れ350年たった現在も当時の面影をそのままに残しています・・・

と、いうこと位は私も勿論知っていたのですが、その被害の免れ方のすさまじさについて、今回私は恥ずかしながら認識を新たにしました。

昇殿の前に神社の禰宜さんに講話をしていただいたのですが、その話しの中に太平洋戦争の3.10大空襲のくだりがありました。

三社様のすぐ西側の、浅草寺の本堂は焼けました。

三社様のすぐ北側の、浅草寺のお坊さん達の住居群も焼けました。

そして三社様の境内の、社殿のすぐ南側の神輿庫も焼けました。

実は、三社祭の神輿は戦前は七基ありました。その全てがこの時失われまして現在は三基です。

七基が三基になったことも私は勿論知ってはいましたが、

神輿が全部焼けて、しかし社殿は残っているってどういう事情だったのだろう?もしかして神輿を他所へ避難させていて、運悪くそこが爆撃されたのかな・・・とか思ったりしていたのですが、まったく違いました。

社殿の周囲が、神輿庫も含めてことごとく焼失したのに、ギリギリ社殿だけが残ったのだそうです。奇跡的です。

私は日頃、建物が失われてもノウハウと心があれば、街も店も再建可能だ、と申しておりますが、しかしやはり焼け残ったものは大切です。残り方が奇跡的であれば尚更ですね。

「度重なる火災や戦争、関東大震災などの被害を免れ・・・」だけでは伝わらないことがありますね。

地元の歴史は客観的な事実だけでなく、詳しい経緯も知っておきたいものだと痛感しました。

 

追伸

すき焼き思い出ストーリーの投稿を募集しています。

すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。

ご投稿くださったものは、「ちんや」創業135周年を記念して本に纏め、今後店の歴史の資料として、すき焼き文化の資料として、末永く保存させていただきます。

どうぞ、世界に一つだけの、すき焼きストーリーを是非、私に教えて下さい。

投稿〆切は9月末日です。

既にご応募いただいた、50本のストーリーはこちらです。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.965日連続更新を達成しました。

 

Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

黒飴

最近のタクシー業界の不思議な「サービス」について苦言を呈したいと思います。

お客さん、黒飴なめませんか?

という、あの「サービス」です。

く、黒飴って、今ここで?

この顔が甘党に見えたのなら不本意至極ですが、どうやらそういうことではなく、そのタクシーは法人タクシーで、会社から黒飴を出すよう指示されている模様なのです。

なめたらまずまず美味しかったので、悪い商品ではないのでしょう。もしかしたら、そのタクシー会社の社長さんは、

これぞ「我が社のおもてなし!」と自負なさっているのかもしれません。うーん。

その一方で、肝心の運転によるサービスは退化する一方です。

客は雨に濡れたくないからタクシーに乗っているのに、

荷物があってなるべく目的の場所に近づきたいからタクシーに乗っているのに、

自分の都合の良い場所で客を降ろそうとします。不親切です。

あるいはメーターを気にしているのかもしれません。目的の施設の敷地内に入ってから、客を降ろす直前にメーターが上がった場合に、文句を言われてしまうことを恐れているのかもしれません。

メーターが上がらない内に降ろしてしまえ!

と考えているのかもしれませんね。

ここで私は提言したいと思います。

そのワン・メーターを原則サービスにしたら良いんじゃないですか?

先方の敷地に入ってからは「サービス走行」または「親切走行」と位置付けて、料金を取らないのです。昔から「損して得獲れ」と言うじゃないですか!運転手の裁量ではなく、会社の営業方針としてそうするのです。

そのワン・メーター分なんて、たかだか数十円です。黒飴とかわらないと思いますよ。

そう言うと、どうせタクシーなんて「流し」で乗るもんだから、CSなんて関係無い!とおっしゃるかもしれません。

悲しいことを言わないで、「親切走行」を実行していると一回PRしてみましょうよ。

だいたいタクシー会社は自社PRをしなさ過ぎです。

運転席の裏側・助手席の裏側という、絶好の宣伝コーナーが在るのに、なんで他社のPRに使って、自社のPRに使わないのでしょう?

しかも、「結果にコミットする」ラ♡ザップ社とか、なんだかブラックっぽい会社の広告ばかり。

あれでは、多少の金は入るかもしれませんが、タクシー会社の方のイメージも悪化しかねません。

先方の敷地に入ったら、あとは「親切走行」。

難しいですかねえ?

 

追伸

すき焼き思い出ストーリーの投稿を募集しています。

すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。

ご投稿くださったものは、「ちんや」創業135周年を記念して本に纏め、今後店の歴史の資料として、すき焼き文化の資料として、末永く保存させていただきます。

どうぞ、世界に一つだけの、すき焼きストーリーを是非、私に教えて下さい。

投稿〆切は9月末日です。

既にご応募いただいた、50本のストーリーはこちらです。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.964日連続更新を達成しました。

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

開催しました~第21回「すきや連」②

第21回「すきや連」を開催しました。

浅草新仲見世の「今半本店」さん。

今回も50人以上の、全国のすき焼き関係者が集結して大盛況。老舗の味と風情を堪能させていただきました。

<参加者の皆さんが書いて下さった寄せ書きを、昨日から公開しています。今日は、その②です。ご覧ください。>

・七夕の夜に浅草今半本店さんのおいしいすき焼きを「すきや連」メンバーと楽しく食せること、とでも幸せです。(中川晶成)

・浅草の歴史に乾杯!美味しいすき焼を食べ、七夕に願いを込めて(尾崎仁)

・老舗の味を スキヤキソングを口ずさみ、愉しい浅草の夜(吉澤彰浩)

・七夕に願いを込めて おいしいすき焼きありがとう。(林邦宣)

・創業120年今半本店の昔ながらのすき焼き最高。(黄木修太郎)

・創業120年今半本店さん楽しみにして参りました。やっぱりスキヤキ最高です!!

(荒井順子)

・七夕の日に浅草で老舗のすきやきを味わう、もう幸せです!(荒井亮一)

・七夕にすき焼!浅草の老舗で舌つづみ 黒毛和牛最高(吉澤直樹)

・老舗の味を堪能させていただきました!!(吉澤裕介)

・牛肉と白菜美味しい今半流(柴田伸太郎)

・初めての参加勉強になりました。(森嶋利成)

・本日は科学で解明出来ないおいしさを勉強しに来ました(佐々木整輝)

・浅草の老舗今半本店さん、文明開化の味を楽しみました(森大亮)

・美味しいすき焼き頂きました。今半本店さんに感謝(松浦保)

・今半本店で七夕すき焼き。歴史を感じる味でした。(小金沢章文)

・創業120年老舗のすき焼き美味です(島崎進)

・浅草神社に参拝し歴史ある今半本店さんの美味しいすき焼きに感謝です。(和田政司)

・同じ「今」の付くすき焼き屋として初めて訪問し、とても美味しく頂きました。お野菜に白菜が入り、椎茸が入らなかったり、とても勉強になりました。(藤森朗)

・新幹線に乗って北陸金沢に能登牛のすき焼き食べに来まっし!日帰りはダメよ!!今日はごちそう様でした(中田二郎)

・今半さんの歴史を勉強させて頂きました。すき焼きに感動!!ありがとうございました。(西居基晴)

・美しい神代杉、吉野杉の木目。明治時代のお洒落で美しい電灯 心豊かの中で今半本店のすき焼き頂戴できて感謝です。伝統の美しさいつまでも(羽鳥裕子)

・浅草神社の参拝で牛肉がお供物とされているのは感激でした。底深い今半さんたちの歴史にまだまだ届かない私共が学ぶこと大でした(加藤英子)

・味の年輪は素晴らしい。おいしくいただきました(加藤政義)

・老舗の歴史は継続の力です。これからもずっと続けていかれる事を切に願います。これからもよろしくお願い致します(星南子)

<以上>

追伸

すき焼き思い出ストーリーの投稿を募集しています。

すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。

ご投稿くださったものは、「ちんや」創業135周年を記念して本に纏め、今後店の歴史の資料として、すき焼き文化の資料として、末永く保存させていただきます。

どうぞ、世界に一つだけの、すき焼きストーリーを是非、私に教えて下さい。

投稿〆切は9月末日です。

既にご応募いただいた、50本のストーリーはこちらです。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.963日連続更新を達成しました。

 

開催しました~第21回「すきや連」①

第21回「すきや連」を開催しました。

浅草新仲見世の「今半本店」さん。

今回も50人以上の、全国のすき焼き関係者が集結して大盛況。老舗の味と風情を堪能させていただきました。

<まずは、参加者の皆さんが書いて下さった寄せ書きをご覧ください>

・七夕や牛にひかれて仲見世へ(向笠千恵子)

・浅草に彦星牛女つどひけり(向笠千恵子)

・すき焼きの香り立ちたる星逢ふ夜(向笠千恵子)

・相澤さん、美味しいすきやきありがとうございます。私の知らない今半の歴史を知りました(高岡修一)

・「あさがお」と「すき焼」楽しむ浅草最高。(高岡慎一郎)

・盛夏にて盛会なりやすき焼のクーラなごむあつかんの宵花(高岡哲郎)

・すきや連久しぶりですが最高です。すきやきソングの由来が今半とは!(高村善雄)

・七夕夜に今半本店のおもてなしと最高のすき焼きを味わえて幸せ!!(森脇政子)

・すき焼きは芸術だ!(手塚雄二・生子)

・モットモットすき焼きを食べて和牛文化を拡めて下さい。飼育頭数が減っていることが気になります。(天井国康)

・すきや連三田会最高!!(山口辰幸)

・今半本店さん、浅草今半さん、人形町今半さんとありますが、どこが本家とか言うことなく、お揃いで笑って見えるのを拝見し嬉しく思いました。「柿安」も三つに分かれています。何代も代が替わり今は冠婚葬祭でしか会いませんが、それぞれの良さをいかしお互い頑張っています。すき焼きは和の象徴。3軒ともよろしくお願いします。(赤塚直子)

・とろける肉おいしくいただきました。(九鬼紋七)

・バリアフリー!のすき焼き屋さんが増えることを願っております。(川井秀晃)

・縁があるような無いような浅草でしたが、浅草神社お参りでつながりました。(伊藤祐嗣)

・掛軸にある「夢」の字の迫力。このようなエネルギーのある字をかけるようになりたい!です。(鏑木武弥)

・向笠さん。住吉さん夫夫有難い御縁に感謝!今半さん美味しく頂きました。(井出民生)

・鬼灯の夜店こがれる赤い爪(松井純)

・久しぶりの浅草嬉しいです。すき焼きの原点浅草にあり!(土居秀夫)

・第21回すきや連開催おめでとうございます!「日本のごちそうすき焼き」も増刷するよう頑張りますので、今後ともよろしくお願いいたします!(水野良美)

・(七夕の願い)重版できますように!(清田康晃)

・地元浅草開催でお着物きてすき焼き~美味しく頂きました。浅草神社も成人式以来の社殿参拝で禰宜さんに「ご結婚は?」とツッコまれました(笑)。(清水祐子)

<寄せ書きはまだ在りますので、残りは明日のこのブログでUPします>

追伸

すき焼き思い出ストーリーの投稿を募集しています。

すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。

ご投稿くださったものは、「ちんや」創業135周年を記念して本に纏め、今後店の歴史の資料として、すき焼き文化の資料として、末永く保存させていただきます。

どうぞ、世界に一つだけの、すき焼きストーリーを是非、私に教えて下さい。

投稿〆切は9月末日です。

既にご応募いただいた、50本のストーリーはこちらです。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.962日連続更新を達成しました。

最先端

我が義塾の雑誌『三田評論』に知人のソースメーカーさんが寄稿しているのを発見しました。

その方は「トリイソース」の鳥居さんとおっしゃって、浜松市で、昔ながらの製法を用いて造っておられます。

鳥居さんとは向笠千恵子先生の主宰する「こめみそしょうゆアカデミー」で知り合い、同窓ということもあって、FB友達などにも成っておりましたが、その方が「塾員クロスワード」のコーナーに寄稿しておられました。最近御活躍の卒業生を紹介するコーナーです。

さて、トリイさんのソース造りについて詳しくはトリイソースさんの公式サイトを開けていただきたいと思います。

・ソースに日本独自の旨味を加えるべく、出汁を自社で獲っている件、

・さらに野菜の旨味も質の高いものを加えるべく、やはり自社で、低温でじっくり煮ている件、

・旨味と合わせる酢も自家醸造している件、

・出来上がった生ソースを杉桶に入れて熟成させている件、

その他にも地域社会との関わりなど興味深いネタがたくさん在るのですが、それはトリイソースさんの公式サイトを開けていただきたいと思います。

ここで紹介いたしたいのは、

「周回遅れによる、時代の先端」という鳥居さんの考え方です。

鳥居さん曰く、

「・・・日本ではロボットなどを用いた人間を介さない製造か、手づくりにとことんこだわった製造かのどちらかだけが残っていくように思われます。後者を選ぶ自分には自ずと規模の利益を追求しない覚悟が求められます。」

明確ですねえ。

鳥居さんは、私と違って経済学をかなり深く学んだ方らしいですが、そのせいか明確です。

結果「周回遅れによる、時代の先端」がたしかに、本当に起きていると思います。

実際日本のソースは、イギリスのウスターソースとは「別物」と言って良いくらい違っているのですが、日本で独自に発展して食卓に存在しています。

日本のメーカーさんが手造りしながら試行錯誤し、独自のソースを創り上げてきたのに対し、本家は決められたレシピを使って大規模にドーンと造るので、違いが出て来たのです。

さらにまた日本のソースは地域の味と結びついて変容することで、世界に二つと無い存在にも成り得ています。

先端ですねえ。

周回遅れで先端、日本人って、何故か、こういう仕事が好きなようです。

追伸

すき焼き思い出ストーリーの投稿を募集しています。

すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。

ご投稿くださったものは、「ちんや」創業135周年を記念して本に纏め、今後店の歴史の資料として、すき焼き文化の資料として、末永く保存させていただきます。

どうぞ、世界に一つだけの、すき焼きストーリーを是非、私に教えて下さい。

投稿〆切は9月末日です。

既にご応募いただいた、50本のストーリーはこちらです。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.961日連続更新を達成しました。

Filed under: 色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

リマーケテイング

お報せとお詫びです。

ただ今「リマーケテイング」を実施しております。

何の「リマーケテイング」かと申しますと、すき焼き思い出ストーリーの投稿を呼びかける「リマーケテイング」です。

毎日ご案内しております通り、すき焼き思い出ストーリーの投稿を募集しています。

すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。

ご投稿くださったものは、「ちんや」創業135周年を記念して本に纏め、今後店の歴史の資料として、すき焼き文化の資料として、末永く保存させていただきます。どうぞ、世界に一つだけの、すき焼きストーリーを是非、私に教えて下さい。

投稿〆切は9月末日です・・・

という風に募集中なのですが、その際に困りますのは、一回「思い出ストーリー」のサイトを視た方が、それだけで満足してしまって、もう一回戻って来て下さらないことです。

思い出ストーリーの投稿ねえ。アタシ、ちょっといい話しを持ってるんだけど、作文とか時間が無いわ。でもそれが本に成るんなら悪くはないわね。ああ、でも息子がもう帰って来た!パソコンは終わりにしなきゃ・・・

という具合に戻って来て下さらないと、投稿が集まらないのですが、今の時代はそういう人を戻って来させることが出来るのです。

一回このページを視たユーザーさんに「追っかけ広告」が出せるのです。

弊社がIMC社さんを通じてとっている広告枠に、その「思い出ストーリー」を一回視た人が入って来た場合に、募集広告を見せることが出来るのです。

少し恐ろしい感じすらしますが、出来るのです。

私自身も、居酒屋のワ♡ミさんが食中毒脂肪事件を起こした後に、いや、食中毒死亡事件を起こした後にワ♡ミさんの謝罪広告を開けて読んだら、ワ♡ミさんに関心が在るとみなされて、その後しばらくの間何度も何度もワ♡ミさんの広告を視させられるハメになりました。もちろん逆効果ですが。

理屈はそれと同じです。

ウチに関心が在りそうだとみなした人に何回も「追っかけ広告」を出来るのです。

つきましては、同じ広告を何度も何度も視させられている方もおいでと存じます。ご迷惑とは存じますが。お赦しいただきたく、お願い申し上げます。

 

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.960日連続更新を達成しました。

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

昭和の浅草・平成の浅草

大学時代の部活のOB会報誌が私にインタビューしたいと言います。在り難くお請けしましたら、

昭和の浅草と平成の浅草の違いはどこか?

という御質問がありました。

うーん、難しいですね。

この質問に答えるには、

まず、昭和・平成以前に、変わった点と変わらない点があることを考えないといけません。

そして、その変わった点について、いつ、どういう理由で変わったのか、を考えるのが良いと思います。

そんなに簡単ではないんです。

さて、まず最近目立つのはインバウンドの観光客ですが、

私が最初に彼らに気づいたのは2002年(平成14年)。 FIFAワールドカップ日韓大会を応援するため来日したサポーターたちが、浅草の「ホッピー通り」(正しくは「公園本通り」)に飲みにやって来た時でした。

それ以前日本に観光に来る外国人と言えば、たいていインテリで、歌舞伎や茶器を観に来るような人達でしたから、「ホッピー通り」なんてあり得なかったのですが、ここで大きく雰囲気が変わりました。日本人もあまり行かなかった「ホッピー通り」が急に賑わい始めました。

2007年(平成19年)「観光立国推進基本法」が施行されて、インバウンド誘致は国是に成りましたが、すぐに大勢のインバウンド客が来るようにはなりませんでした。円高だったからです。

今のように大勢の観光客が入り込むようになったのは、やはり「アベノミクス」による円安が主な原因だと私はみています。2012年のスカイツリー開業は追い風になりましたが、やはり円安です。

円安は、インバウンド観光客の質と量に変化をもたらしました。

歌舞伎座からホッピー通りへ。

個人旅行から団体旅行へです。

このような変化が目立ちはしますが、これを平成の浅草の一大特徴と言い切って良いか、それは未だ分からないと私は思います。期間的にそう長くないですし、円安が解消すれば様子も変わるかもしれませんからね。

次に、こうした変化が浅草にどのように作用したか、です。浅草は大きく変わったのでしょうか。

たしかにインバウンド消費を当て込んだような、雨後の筍的な店が出来ているのは事実ですが、彼らが浅草の屋台骨に影響を与えているでしょうか、

私は今のところ、そこまでではないと看ています。

それよりも私は日本人自身の変化の方が気になります。

例えば、歩き食い。

食べ物ではあるのですが、

飲食店のように、席と箸を用意された所で食べるのではない、しかし、

家まで持ち帰れるような、しっかりした包装をされているわけでもない物。

つまり歩き食いするしか食べる方法がない食べ物が浅草でたくさん売られるようになりました。

歩き食いのようなマナーに反する行為を恥ずかしがる日本人が減ったからです。

今インバウンド外国人がそれをまねて楽しんでします。郷に入っては郷に従えですからね。

油でベトベトになった手で商品を触られてしまう仲見世の人達は日々イライラを募らせていますが、外人さんのせいじゃないと思いますよ。元はと言えば日本人が悪いんです。

この意識の変化は確実に街を変えると思います。

客席が要らないんですから、安く売ることが出来て「歩き食い店」は有利です。

飲食店から「歩き食い店」へ。

気分は悪いですが、業態が確実に変わって行くでしょう。

ウチも「歩き食いスキヤキ」を開発しないとなあ。

追伸

すき焼き思い出ストーリーの投稿を募集しています。

すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。

ご投稿くださったものは、「ちんや」創業135周年を記念して本に纏め、今後店の歴史の資料として、すき焼き文化の資料として、末永く保存させていただきます。

どうぞ、世界に一つだけの、すき焼きストーリーを是非、私に教えて下さい。

投稿〆切は9月末日です。

既にご応募いただいた、50本のストーリーはこちらです。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.959日連続更新を達成しました。

 

 

 

 

Filed under: ぼやき部屋,浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

進路妨害

文久2年8月21日(1862年9月14日)江戸から薩摩へ帰ろうと武蔵国生麦村を通行していた島津久光の行列を、横浜居留地のイギリス人が進路妨害しました。

この無礼に怒った薩摩藩士はチャールズ・レノックス・リチャードソンを斬り殺し、他2名にも重傷を負わせました。日本史に名高い「生麦事件」です。

薩摩藩が犯人引き渡しに応じなかった為、この事件はやがて「薩英戦争」に発展します。

しかし面白いことに「薩英戦争」で薩摩が善戦した結果、イギリスは薩摩の実力を認めて、争うことよりも、薩摩が進める討幕運動に協力・支援する道を選びます。

「生麦事件」が日本史を回天させたと言われる理由が、これですね。歴史には何が起こるか分かりません。

さて時代はくだって平成27年、浅草の街を私が急ぎ通行していると、たいてい客引きの人力車夫が進路妨害してきます。

無礼者め!

彼らを斬り殺したら日本史は回天するでしょうか。

歴史には何が起こるか分かりませんかからね、試すのも悪くないかもしれません・・・

おっと、今日はそんなことを言っている場合ではありませんでした。

今日・明日は「ほおずき市」の日。

この期間に観音様にお参りすると、四萬六千日分の御利益があると申します。

どうぞ、浅草へお出かけ下さい。

進路妨害に気をつけて。

追伸

すき焼き思い出ストーリーの投稿を募集しています。

すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。

ご投稿くださったものは、「ちんや」創業135周年を記念して本に纏め、今後店の歴史の資料として、すき焼き文化の資料として、末永く保存させていただきます。

どうぞ、世界に一つだけの、すき焼きストーリーを是非、私に教えて下さい。

投稿〆切は9月末日です。

既にご応募いただいた、50本のストーリーはこちらです。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.958日連続更新を達成しました。

Filed under: ぼやき部屋,浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

人気の図書館

テレビで「行列の出来る、人気の図書館」

という特集をやっているのを視て、私はとてもがっかりしてしまいました。

その県立図書館は一見たしかに良い図書館です。

まず椅子のクッションが快適です。

次に眺めの良い席やテラス席があります。

そしてカフェに本を持ち込んで読んでもオーケーです。

そしてそして客が借り出しを申請してから本が出てくるまでが素晴らしく速いです。最新の倉庫管理システムと猛ダッシュする書庫係の人を組み合わせているのです。たしかに良い図書館です。

しかしテレビ側の、話しの持って行き方に私はとてもがっかりしてしまいました。

貸し出しの速さを調べるくだりで申し込んだ本が浅田次郎さんのベストセラー小説だったからです。

ベストセラーっていうのは、本屋で買うものなのでは?

図書館って、売れないけど重要な本が在る所なのでは?

次のシーンにはさらにがっかりしました。司書さんの相談コーナーが親切だというのも、その図書館の自慢の一つなのですが、その相談コーナーにレポーターが持ち込んだ相談が、最近太り気味なので、ダイエット本が読みたい!だったからです。

うーん、これって要するに民業圧迫ですよねえ?

本来消費者が相応の金を出さないといけないサービスをタダで提供して、それで人気を得ているのです。そう、税金を使った人気獲りです。

二つの話しのうちダイエット本はまだご愛嬌ですが、図書館によるベストセラーの大量購入は全く洒落になりません。

売れる筈の本がタダで読まれてしまっては、出版社も本屋も潰れます。その時我が国は出版社や本屋も国営化するんでしょうか?この国の文化の根幹に関わる問題ですよ!

・・・なんて言っていると、次の選挙に出る気だと誤解されそうですから、そこは訂正しておきます。この問題の悪影響が浅草の料理屋に及んでいるから言っているんです。

圧迫された出版社が苦しがって、こんな本を出すから大迷惑なんです。いやいや、あんなものを本とは呼びたくありません。良くないと思います。実に良くないですな。

人気獲りの民業圧迫を、早く止めて下さい。

追伸

すき焼き思い出ストーリーの投稿を募集しています。

すき焼きは文明開化の昔から、日本人の思い出の中に生きてきた料理です。でも残念ながら、その思い出話しをまとめて保存したことはなかったように思います。

ご投稿くださったものは、「ちんや」創業135周年を記念して本に纏め、今後店の歴史の資料として、すき焼き文化の資料として、末永く保存させていただきます。

どうぞ、世界に一つだけの、すき焼きストーリーを是非、私に教えて下さい。

投稿〆切は9月末日です。

既にご応募いただいた、50本のストーリーはこちらです。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.957日連続更新を達成しました。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)