浅草的音楽

 『浅草旦那のランチ』の対談収録の、第二弾がありまして、レコード店「音のヨーロー堂」の四代目と、ロシア料理の「ボナ・フェスタ」さんで対談しました。

 大正元年ご創業の「ヨーロー堂」の四代目は、私の弟と同級生ですが、久しぶりにお話ししましたら、レコード店業界の、チョットした改革派に成っておられました。

 大手レコード・チェーンが派手に展開し、次いで今度は音楽をネットでダウンロードできる時代に生きて、個人経営のレコード店はどうやったら生き残れるか、御店のあり方どうするか、を深刻に考えてこられたようです。

 そして、その結果、四代目が考えたのは「浅草的音楽」のレコード店。

 しかも、「どのジャンルにも属さない当店生まれの浅草的音楽」の御店。

 それは「浅草に来たことのある人は誰もが思うなんか懐かしくて楽しく、そして心がうきうきする気持ち。そんな気持ちにさせてくれる音楽」~それが「浅草的音楽」なんだとか。

 御店のHPを拝見しますと、ジャンルの守備範囲は浅草ジンタ、昭和歌謡、GSや演歌、純邦楽と、たしかに「どのジャンルにも属さない」です。

 で、そういうものの中から、商品を選び出す方法はというと・・・

「当店生まれ」つまり、四代目が自分の耳で選ぶ、ということです。

 ここは、とても大事な点です。

 浅草生まれのアーテイストとか

 浅草在住のアーテイストとか

ではなくて、四代目がイメージする「懐かしくて楽しく、そして心がうきうきする」ものであることが大事なのです。

 浅草という街は、とても間口が広くて歴史が長く、たくさんの人がかかわっているので、いろんな種類の音楽が浅草と関係しています。

 でも、その全部を安易に採用しては、お客様に強力に支持される店にはなり得ませんね。

 四代目はキチンと、その辺りを把握し、普通のレコード店だった「ヨーロー堂」の品揃えを改革し、私が子供の頃楽器売り場だった場所は、イベントステージに改装しました。

 そのステージでは毎週のように、なにかしらのイベントが行われ、「浅草的音楽」の愛好者を惹きつけています。

 思えば、私が思い悩んでいる「浅草的料理」も定義が難しいです。

 例えば、鰻料理はジャンルとしてはかなり「浅草的」ですが、しかし冷凍技術や電磁波を使って調理した鰻は「浅草的」でしょうか。

 「懐かしくて楽しく、そして心がうきうきする鰻料理」でなければ、物理的に鰻でも「浅草的」ではないハズですね、断じて。

 思い悩んできたテーマに、なんか道筋をもらったような気がしました。

 小難しく定義するより、 「懐かしくて楽しく、そして心がうきうきする」と定義してしまうところがミソですね。

 良い経験でした、「旦那のランチ」。 

 

追伸

 「台彪会」会長として、「ニッポン全国彪友会ー台東万博!」を計画しています。

 二条彪先生の門下生約200人が集まる、一大交流会です。先生のメルマガを取っている方なら、どなたでも参加できます。

 2012.4.20(金) 浅草が燃えます。

 詳しくは、こちらをご覧下さい。

 PR動画も撮りました。⇒こちらです。目が点に成りますよ。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて757日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。

 

Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

シャワー効果

 台東区役所の「新観光ビジョン戦略会議専門部会」に出席​しました。

 会議では東京スカイツリーができると、年間3.593万人の観光​客が浅草に来る、という推計が出て来て、その数字を元に、街としての対応をどう考えていくか、というのが御題でした。

 3.593万人と聞いて、私は・・・

 マ、マジですか?

と思いました。

 その数字の根拠を解説しますと、

 まずスカイツリーの事業主である東武鉄道さんが考えている、「ツリー」と「ソラマチ」への来街者が2085万人。

 で、「日経グローカル」によるアンケートで、「ツリーに行きたい」という意向を示した方の内「浅草へもついでに行きたい」という意向を回答した方の割合が78.2%。

 ですによって、2085万人×78.2%=1.630万人

 それに元々以前から浅草に来ている方1.963万人を足して=3.593万人也。

という計算です。

 うーん、そうなんですか・・・

 それでは、住吉さん、この数字をどう思われますか?

と座長から振られた私は困ってしまいました。

3.593万人って、どうもリアリテイーを感じられないですねえ。

 ツリーはシャワー効果だけでなくて、バキューム効果もあると思うんですよ。他の観光地から観光客を必ず奪うと思います。だから足し算には成らないと思うんですけどね。

 それにですよ、個人的な考えを言っても良いですか?

 え?構わないって?ありがとうございます。マズかったら、録音消して下さいね。

 えーと、申し上げたいのはですね・・・

 「ツリーのついでに浅草」ではなくて「浅草のついでにツリー」にしたいものだ、っていうことです。

 今東武さんも墨田区さんも、自分の領地から、観光客が出ていかないように必死になって、策を練っているところなわけです。その状況で、そこからシャワー効果を頂戴する、というのは「獲らぬ狸」の発想だと思うんですよね。

 だから、そうでなくて、我々が浅草を発信して、遊びに来ていただいて、まだ御時間がありますようなら、ツリーもどうぞ!っていう在り方にしたいですよね。他力本願はやめようよ!

って、仲間と話しているところなんです。

と、生意気を申し上げますと、隣の席の、仲見世のⅠさんも、

 そうそう!今時高い所に昇りたがる人が、どれだけいるかってことです。あまり期待しない方が良いと思いますよ!

と、いうことで浅草は正々堂々観光に取り組んでまいりますので、少しは、お客さんを回して下さいね、東武さん。

 追伸

 「台彪会」会長として、「ニッポン全国彪友会ー台東万博!」を計画しています。

 二条彪先生の門下生約200人が集まる、一大交流会です。先生のメルマガを取っている方なら、どなたでも参加できます。

 2012.4.20(金) 浅草が燃えます。

 詳しくは、こちらをご覧下さい。

 PR動画も撮りました。⇒こちらです。目が点に成りますよ。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて756日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。

Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

老舗と食文化

 お彼岸中の先日、「料理通信」さんの取材がありました。

 この御本(=雑誌)には「Mr.食育・服部幸應の「世界に伝えたい日本の老舗」というコーナーがありまして、光栄なことに、その「世界に伝えたい」店として、弊店をお採り上げいただくことになった次第です。 実に有り難いことです。

 服部先生は、この他にも、やはり雑誌に先生が持っている連載コーナーにも弊店を推薦して下さっていて、来週取材の方が見えます。

「足を向けて寝られない」とは、このことですね。

 さて、この「世界に伝えたい日本の老舗」コーナーの考え方は、

「老舗は(中略)お客さんとの長い友好関係が継続の大きな鍵を握ります。」

「日本の食文化が独自の成熟に至ったのは、その背景に日本ならではの「店と客の関係」があるからではないでしょうか」

「老舗から垣間見える日本の成熟した食文化を紹介していきたい」

と、いうことで素晴らしい連載と思います。

 先生と完全に合致するか分かりませんが、私なりにこの話しを解釈しますと、特定の店に特定の客の一族が通う、ということが少なくとも二世代続いて、ようやく老舗だと思っています。自分の子に安心して食べさせる、ということが、やはり必須の要件だと考えます。

 自分で「老舗」を自称することは勿論しませんが、内心では、そう区別しています。

 思えば、その意味で、浅草は老舗が成立しやすい環境です。

 まず、なにしろ繁華街としてのキャリアが長く、街としての誘客力があります。

 加えて、もう一つ重要なことに、浅草周辺に御寺がたくさんあります。そして、その墓地に眠っておいでの御骨の人数は、台東区の現在の人口より多いと思われています。ここがポイントです。

 こうしたお墓に、お彼岸・お盆・お正月にお参りし、帰りがけに飲食なさる方々が、浅草の老舗を支えて下さっています。

 二世代どころか、五世代以上通っていただいているご家庭もあります。現場に出ると、

「自分が小さい頃、爺さんに「ちんや」さんに連れて来られたんだよ!」

と80才過ぎの方から聞かされたりします。有り難いことです。

 そして、そう話される傍らには、その方の、もう結構大きく育った、お孫さんがいたりします。そのお孫さんが結婚されてお子さんが出来れば、六代ですね。

 是非さらに、代を重ねていただきたいものだなあ、

と、老舗に関する取材を受けつつ思いました。

追伸

 「台彪会」会長として、「ニッポン全国彪友会ー台東万博!」を計画しています。

 二条彪先生の門下生約200人が集まる、一大交流会です。先生のメルマガを取っている方なら、どなたでも参加できます。

 2012.4.20(金) 浅草が燃えます。

 詳しくは、こちらをご覧下さい。

 PR動画も撮りました。⇒こちらです。目が点に成りますよ。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて755日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。

 

 

 

旦那のランチ

 『浅草旦那のランチ』とかいう題の御本に出演することになり、収録がありました。

 「浅草演芸ホール」の席亭・松倉さんと「水口​食堂」さんでランチしながら、対談するという趣向でした。松倉さんも水口さんも旧知の人で、話す内容は浅草のことですから、対談そのものは難しいことは無く、まあ、楽しくトークしてきました。

 ただ、チトひっかかるのは「旦那」という言葉です。

 「旦那」​と呼ばれる年に成ったのか、と思うと複雑な気分でしたので、そのことをFBに書きますと・・・

 「関西の若い女性は、「うちの旦那」とかいいますね。どん​な人が出てくるかと思ったら、ジャニーズみたいな若者が​現れたりします。」とコメントが。

 あのですね、勿論その「ダンナ」じゃないんですよね。浅草で「旦那」と言うと、結構重いニュアンスがあるんで​すよ。それなりの人物という意味が入ってきます。我々レ​ベルは通常「若旦那」とか「お兄さん」と呼ばれます。

 それに、です、会話では「旦那」とはあまり言いません。「旦那さん」か「​旦那様」ですね・・・というようなことを、ツベコベとさらに返信していましたら、今度は・・・

 「ついに『若』の一文字がとれたか! と、思いましたが、コメントをみてひと安心。 永遠の若旦那でいてください。」と高校の同期。

 「高校時代から「若旦那」だったので違和感ありませんが(笑)?」と、これも高校の同期。

 うーん、皆さん、あまりこのネタを深刻には捉えておいでではないようですな。

 まあ、それでもいいんですけどね。気の持ちようですからね、そういうことは、要するに。

 なお、この本には、本当に立派な、浅草の本当の旦那さんも出演されていますので、そちらの記事の方を是非ご購読下さいませ。

 

追伸

 「台彪会」会長として、「ニッポン全国彪友会ー台東万博!」を計画しています。

 二条彪先生の門下生約200人が集まる、一大交流会です。先生のメルマガを取っている方なら、どなたでも参加できます。

 2012.4.20(金) 浅草が燃えます。

 詳しくは、こちらをご覧下さい。

 PR動画も撮りました。⇒こちらです。目が点に成りますよ。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて753日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。

 

Filed under: ぼやき部屋,浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

舟渡御

 本日、三社祭700年を記念して「舟渡御(ふなとぎょ)」が行われます。

 「行われます」と言っても、私も見たことのない、54年ぶりの行事の再現なので、リアルに書けないのが恐縮です。でも重要行事ですのでご案内いたします。

 伝えられる所によりますと・・・

 江戸時代には、御縁日である3月18日の前夜(17日)、浅草神社の御神輿三基を浅草寺本堂に「お堂上げ」して安置し、観音様と三社権現三人の神様に共に一晩を過ごして頂いたそうです。

 翌日、御神輿が「お堂下げ」にて本堂から降ろされると、浅草御門(=現在の浅草橋つまり地下鉄の駅2つ先)の舟乗り場まで担ぎ運ばれました。

 そして、そこに待機している大森在住の漁師によって供奉される舟に御神輿が乗せられ、隅田川を漕ぎ上がって駒形近辺か花川戸近辺から上陸した後、浅草神社に担ぎ帰られたと云われています。

 当時は浅草寺と一体となった行事で、「観音祭」又は「浅草祭」とも呼ばれてもいましたが、江戸末期に廃絶し、昭和の時代に一度行われたものの、それが最後で、御神輿が氏子各町を担がれて渡御するだけの、現在の形の祭りになりました。

 今回は、その前の再現なのですが、浅草で舟に載せて、川を一週して戻ってくる計画のようなので、完全な古式の再現ではないようですね。

 私は、多忙で浅草橋まで見に行けないので、皆さん是非お出かけになって、ご覧下さい。

追伸

 「台彪会」会長として、「ニッポン全国彪友会ー台東万博!」を計画しています。

 二条彪先生の門下生約200人が集まる、一大交流会です。先生のメルマガを取っている方なら、どなたでも参加できます。

 2012.4.20(金) 浅草が燃えます。

 詳しくは、こちらをご覧下さい。

 PR動画も撮りました。⇒こちらです。目が点に成りますよ。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて749日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。

Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

道案内

 大浅草観光祭「江戸町奥山風景」という催事が開催されています。

 浅草寺の御本堂西側のスペースに、江戸の街並みを再現した、和風の仮設店舗を60店ほど建て、そこに物販や抽選、占いなどの店が入って、およそ2か月間営業するものです。

 「ちんや」が加盟する「浅草うまいもの会」も、その内の1店を借りて、共同で出店することになりました。で、私は、この出店の責任者なので、毎日詰めています。

 さて、その「うまいもの会」のブースは「奥山」の敷地の中でも、御本堂と対面する超一等地にあります。

 ですので来客が多く、会にまったく関係のない来客も多いです。

 たいていは道案内ですが、これに意外と答えられないのです。この土地に住んで、来年で干支が四回転ですが、意外と答えられないのです。

 答えられないのは、答えやすいように質問してくれないからです。

 「川松」さんはどこですか。

という質問なら「うまいもの会」の地図を差し上げて、はいココです、と答えますが、そういう答えやすい質問は、あまり来ません。来るのは・・・

 ほら、どこだっけ、先週テレビに出ていた、御主人が山形出身で、鶏レバ焼きが旨い居酒屋はどこだっけ? とか、

 ほら、どこだっけ、奥さんが猫飼っていて、勘九郎っていう名前の猫で、マグロばっかり食べてすごく太ってる、小物屋さんが浅草にあるでしょ、どこだっけ、御兄さん、知らない?とか、そんな感じの質問ばかりです。

 これには弱ります。ヒマな時間なら、調べてあげますけど、忙しいとねえ。

 勿論、ハッキリ答えられる場合もあります。

 「寅さん記念館」が浅草にあったよねえ。

 ないですね!まったく、浅草には。

追伸

 「台彪会」会長として、「ニッポン全国彪友会ー台東万博!」を計画しています。

 二条彪先生の門下生約200人が集まる、一大交流会です。先生のメルマガを取っている方なら、どなたでも参加できます。

 2012.4.20(金) 浅草が燃えます。

 詳しくは、こちらをご覧下さい。

 PR動画も撮りました。⇒こちらです。目が点に成りますよ。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて748日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています

Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

結束

 大浅草観光祭「江戸町奥山風景」という催事が開催されています。

 浅草寺の御本堂西側のスペースに、江戸の街並みを再現した、和風の仮設店舗を60店ほど建て、そこに物販や抽選、占いなどの店が入って、およそ2か月間営業するものです。

 「ちんや」が加盟する「浅草うまいもの会」も、その内の1店を借りて、共同で出店することになりました。

 その店でいたしておりますのは、福引です。「うまいもの会」の食品をつめあわせた「お楽しみ袋」(=2.000円)や、加盟店のどこかで使えるの食事券1.000円が当たるのです。

 で、私は、この出店の責任者なので、毎日出動しています。

 そして、その様子を連日FBにUPしていますが、その画像を見た人は。

 ???!!!

と思ったことと思います。

 私が「浅草今半」さんの半纏を羽織っていたり、「龍昇亭西むら」​の御主人が「ちんや」の半纏を羽織っていたり、「海老屋総本舗」の御主人が「龍昇亭西むら」さんの半纏を羽織っていたりするからです。

 運動会の借り物競争ではありません。

 これが浅草うまいもの会の、いつもの流儀です。半纏を取り代えて羽織り、仲間の店の宣伝をしながら、共同店舗の運営に参加するのです。会の結束の象徴です。

 私が「中清」さんの半纏を羽織っている時に暗い顔をしていたら、お客様から、

「中清」って、なんか、暗い店ね!

と言われてしまい御迷惑をかけますから、そういう時は、努めて普段より明るく元気良く振る舞わないといけません。

 そうです、こうした共同店舗を運営することは、会の結束の強化につながります。

 そもそも「浅草うまいもの会」は共同宣伝同盟でありまして、お金を出し合って、広告枠を買っています。

 どういう媒体を使うのか、いくら使うのか、どういうデザインにするのか・・・日頃から意思疎通が良くないと成りたちません。

 だから、たまに結束を強めるようにしないといけないのです。それには、たまに共同店舗を、共同で運営するのが良いやり方です。

 ですので、皆さんが「奥山風景」に出かけて、働いている人を見て、

 あら、「神谷バー」の御主人って、ちょっといい男ね!

と思ったとしても、それは誤りです。

 それは、実はその人は「ちんや」の六代目ですから。

 

追伸

 「台彪会」会長として、「ニッポン全国彪友会ー台東万博!」を計画しています。

 二条彪先生の門下生約200人が集まる、一大交流会です。先生のメルマガを取っている方なら、どなたでも参加できます。

 2012.4.20(金) 浅草が燃えます。

 詳しくは、こちらをご覧下さい。

 PR動画も撮りました。⇒こちらです。目が点に成りますよ。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて747日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています

 

 

Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

抽選好き

 大浅草観光祭「江戸町奥山風景」という催事が開催されています。

 浅草寺の御本堂西側のスペースに、江戸の街並みを再現した、和風の仮設店舗を60店ほど建て、そこに物販や抽選、占いなどの店が入って、およそ2か月間営業するものです。

 「ちんや」が加盟する「浅草うまいもの会」も、その内の1店を借りて、出店することになりました。

 その店でいたしておりますのは、福引です。「うまいもの会」の食品をつめあわせた「お楽しみ袋」(=2.000円)や、加盟店のどこかで使えるの食事券1.000円が当たるのです。

 しかも外れはありません。外れても「奥山風景」の期間限定の、オリジナル・クリアファイルが貰えます。雷門の前に、加盟店の御主人さん達が集合した様子をデザインしたもので、レアものです。

 で、私は、この出店の責任者なので、毎日詰めています。3月と言っても、日が陰るとまだ寒く、半屋外の店なので、結構足腰にキツいものがあります。

 それでも、福引して当たった方の、喜びようを拝見すると、疲れが吹き飛びます。

 当たった場合、出店のスタッフも、私も鐘や拍子木を打ち鳴らし、拍手もして盛り上げています。こういう単純なものって面白いんですよね。

 この催事は、3/10にスタートしましたので、もう5日ですが、気付きましたのは、中国の方の熱心さ。

 やたらと、やりたがるのです、福引を。

 日本語しか書いてないので、抽選の仕組みは分かっていないはずです。

 でも、「100円」「抽選」という漢字と、ガラガラの外見だけ見て、やりたくなるようです。

 そのことをFBに投稿したら、北京滞在経験のある知人から、

「北京に住んでいた経験からいえば、中国の方は抽選が大好​き。ついでに言えば、何かが当たる、何かお得な行列を作​るのが大好きなのです。」

と返信がありました。

 へえ、そうなんですね。

 しかもですよ、ガラガラを回すスピードが、半端じゃなく速いのです。

 Please do it slowly.

と言っていますが、耳を貸さず、鬼の敵のように、ブンブン回します。

 うーん、負けますね、あの人達には。

 追伸

 「台彪会」会長として、「ニッポン全国彪友会ー台東万博!」を計画しています。

 二条彪先生の門下生約200人が集まる、一大交流会です。先生のメルマガを取っている方なら、どなたでも参加できます。

 2012.4.20(金) 浅草が燃えます。

 詳しくは、こちらをご覧下さい。

 PR動画も撮りました。⇒こちらです。目が点に成りますよ。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて745日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。

 

 

Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

ASAKUSA写真観光

 「Drifting Images  写真による日韓交流展」を見て来ました。

 日韓のフォト・アーティスト5名が参加する写真展です。加えて、併行して浅草で開催されたワークショップに参加した、一般の方の写真も多数展示されています。

 この展覧会は、平成23年度の「台東区芸術文化支援制度対象企画」でして、私も「台東区アートアドバイザー」として、選考に関わりましたので、見に行った次第です。

 さて、この事業で面白いのは「ASAKUSA写真観光」です。ワークショップの御題が、実はこれでして、参加者が独自の視点で浅草を撮影したものです。従来の、普通の観光写真とは異なる、ユニークなものとかで、楽しみにして、見に行きました。

 見にまいりまして、まずプロのアーティストの方。スンミン・カンという方が、浅草の写真を撮っておられました。

 人影のない深夜の仲見世や伝法院通りの写真がありました。浅草在住の私には、さほど珍しい光景ではないですが、住民でない方には斬新と思います。いいですね。

 また、我々には迷惑な「アート落書き」が、この方の目を引いたようで、撮影されて展示されていました。

 ほお、そういうのが面白いんですね。

 次に一般の方。こちらも、色々な視点で撮影しています。

工芸品のデザインばかり撮った方。

水溜まりに映る影ばかり撮った方。

スカイツリーとカモメばかり撮った方。

隅田川上空の雲ばかり撮った方。

魚眼レンズばかりを使った方

・・・こうした写真で、浅草の魅力を再発見してもらえたら良いと思います。

 

 「Drifting Images 日韓交流写真展」は、2つのギャラリーに別れて開催されていますが、内1会場は、今日3/6までですので、是非急いでお出かけ下さい。

会場:マキイマサルファインアーツ

住所:浅草橋1-7-7(浅草でなくて浅草橋です)

日時:3月6日(火曜)まで。17時まで。

ギャラリーのホームページ http://www.makiimasaru.com/

 

追伸

 「台彪会」会長として、「ニッポン全国彪友会ー台東万博!」を計画しています。

 二条彪先生の門下生約200人が集まる、一大交流会です。先生のメルマガを取っている方なら、どなたでも参加できます。

 2012.4.20(金) 浅草が燃えます。

 詳しくは、こちらをご覧下さい。

 PR動画も撮りました。⇒こちらです。目が点に成りますよ。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて737日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。

Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

奥山風景

 大浅草観光祭「江戸町奥山風景」という催事が開催されます。

 浅草寺の御本堂西側のスペースに、江戸の街並みを再現した、和風の仮設店舗を60店ほど建て、そこに物販や抽選、占いなどの店が入って、およそ2か月間営業するものです。

「ちんや」が加盟する「浅草うまいもの会」も、その内の1店を借りて、出店することになりました。

 その店でいたしますのは、「お楽しみ袋」と「福引」です。

「お楽しみ袋」の中身をご提供いただきますのは、

評判堂さん

常盤堂さん

西むらさん

海老屋さん

やげん堀さん

熊野屋さん

アンヂエラスさん

梅園さん

舟和さん

などなど。「うまいもの会」の店は、自分で言うのも僭越ですが有名店ばかりです。こうした御店の食べ物を、なんと、詰め合わせて「お楽しみ袋」にしてしまいます!

 こんなことをするのは「奥山風景」だけです。袋も「奥山風景」限定バージョンのレアものです。

 しかもオトク! 売価2.000円で、中身は2.500円相当なのです。

 そしてそして、さらに特典が! 

「お楽しみ袋」を買った方は、無料で「福引」に参加できるのです。 

 こちらの景品は「うまいもの会」の飲食店が提供します。お食事券1.000円などが当るのです。

川松さん

浅草今半さん

大黒家さん

尾張屋さん

駒形どぜうさん

どぜう飯田屋さん

ヨシカミさん

三角さん

中清さん

葵丸進さん

むぎとろさん

神谷バーさん

三定さん

つるやさん

あづまさん

小柳さん

浅草ベルさん

寿司初さん

そして、ちんや。

 これらの御店の食事券が当たるのです。

 どうです? 楽しそうでしょう。

 この出店の計画を、私が実行委員長として準備してきました。あと10日ほどで開幕ですが、商品・景品・備品の手配、人員の確保、マニュアル作成など、だいたい格好がついてきました。

 鳴り物も用意して、当たった場合は騒々しくイヤ賑やかに盛り上げますよ。

 会期は、3/10から5/7までです。

 是非是非お出かけを。浅草寺の御本堂に突き当たって、すぐ左です。

 追伸

 「台彪会」会長として、「ニッポン全国彪友会ー台東万博!」を計画しています。

 二条彪先生の門下生約200人が集まる、一大交流会です。先生のメルマガを取っている方なら、どなたでも参加できます。

 2012.4.20(金) 浅草が燃えます。

 詳しくは、こちらをご覧下さい。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて733日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。

 「すき焼き思い出ストーリー」のサイトは、こちらです。

Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)