舟渡御
本日、三社祭700年を記念して「舟渡御(ふなとぎょ)」が行われます。
「行われます」と言っても、私も見たことのない、54年ぶりの行事の再現なので、リアルに書けないのが恐縮です。でも重要行事ですのでご案内いたします。
伝えられる所によりますと・・・
江戸時代には、御縁日である3月18日の前夜(17日)、浅草神社の御神輿三基を浅草寺本堂に「お堂上げ」して安置し、観音様と三社権現三人の神様に共に一晩を過ごして頂いたそうです。
翌日、御神輿が「お堂下げ」にて本堂から降ろされると、浅草御門(=現在の浅草橋つまり地下鉄の駅2つ先)の舟乗り場まで担ぎ運ばれました。
そして、そこに待機している大森在住の漁師によって供奉される舟に御神輿が乗せられ、隅田川を漕ぎ上がって駒形近辺か花川戸近辺から上陸した後、浅草神社に担ぎ帰られたと云われています。
当時は浅草寺と一体となった行事で、「観音祭」又は「浅草祭」とも呼ばれてもいましたが、江戸末期に廃絶し、昭和の時代に一度行われたものの、それが最後で、御神輿が氏子各町を担がれて渡御するだけの、現在の形の祭りになりました。
今回は、その前の再現なのですが、浅草で舟に載せて、川を一週して戻ってくる計画のようなので、完全な古式の再現ではないようですね。
私は、多忙で浅草橋まで見に行けないので、皆さん是非お出かけになって、ご覧下さい。
追伸
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2012.4.20(金) 浅草が燃えます。
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本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて749日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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