安全・安心

「安全・安心」という言葉が、正直、私は好きではありません。

理論上安全であっても、消費者から見て安心な感じがしなければ、安全であっても買ってもらえないんだから、安全でないのと同じだよ、という意味ですね、この言葉は。

なんとも、非合理的です。

「安全・安心」の、錦の御旗の下、農家さんは、しなくても良い努力をしてきました。

私が育てました!安心して食べて下さい!

という、あの画像です。

自分は勿論のこと、嫁や子や孫の画像もご覧にいれないと買ってもらえないのです。つらいですね。

しかし、豊洲問題の経緯を視ていると、やはり、この国では未だ「安全・安心」という言葉を使わざるを得ないのだなあ、と感じます。悲しいことです。

都の役人さんは、おそらく食に携わる気など、さらさらなくて都庁に入ったのでしょう。それが何の因果か、市場担当にまわされてしまいました。

食に携わるなら、個人情報を世間に晒す位の覚悟が必要ですが、都庁の役人にそれが在る筈もありません。都民を不安に陥れ、和食全体のブランドを地に貶めても、「お構いなし」です。

豊洲は全く安心できず、もうダメなので、さっさと諦めて、次の市場を造る時は、部屋ごとに都の担当者の顔写真を掲示してもらいましょう。

私が建設しました!安心して使って下さい!

そうじゃないと安心できませんな、もう。

 

追伸

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放送は、10/01(土) 15:30~16:00と

10/02(日) 15:00~15:30 です。

追伸

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追伸②

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本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.405連続更新を達成しました。

 

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弁天堂

当然でしょう。私も止めさせた方が良いと思っていました。

上野・不忍池でのポケGOの件です。「遊戯全面禁止」になったそうです。

ポケGOの発売直後たまたま上野に行った私は、参加者のあまりの多さに驚きました。

聞けば、ここでは「レアポケモン」の「ミニリュウ」「ハクリュー」が高頻度で出現するのだそうな。「ミニリュウの巣」とも呼ばれていたとか。それで殺到していたようです。

しかし、ここには弁天堂が在りまして、宗教施設なんです。

参拝道路上でのプレイ、

慰霊碑や堂内周辺での座り込み、

飲酒、喫煙などの問題が発生し、そのたびに注意や呼びかけを行ってきたといいますが、これらの不敬行為に、ついに弁天堂側の堪忍袋の尾が切れた模様です。

一番の問題は「老若男女を問わずトレーナーたちが「注意を聞き入れないこと」だった」と言います。

だいたい、遊んでいるだけの人を「トレーナー」だなんて、それ自体滑稽ですな。

で、全面禁止です。

当然でしょう。私も止めさせた方が良いと思っていました。

追伸

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再放送もありまして、10/01(土) 15:30~16:00と10/02(日) 15:00~15:30
です。

 

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ついに韓国へ

ついに韓国まで進出して、やはり大迷惑になっているそうです。

もう、いいかげん、止めましょうよ、

Airbnbを。

「朝鮮日報」さんが報じたところによりますと、

「韓国でAirbnbを通じて営業するためには、地方自治体に都市民泊業として登録しなければならない。しかし、ソウル市は、実際に登録して営業している民泊業者は全体の30%にも満たないとみている。今年6月末現在でソウル市に正式登録された都市民泊業者は25区を合わせて851業者にしかならない。しかし、本紙の取材結果、麻浦区、江南区、中区でAirbnbに登録されている宿泊施設はそれぞれ500件を超えている。」

その結果、

「ホテルの宿泊費よりも安価なAirbnbに外国人観光客が殺到したことで、近くの住民たちが騷音や交通渋滞、ごみ処理などの問題で悩み、苦情を訴えているということだ。」

「ソウル市麻浦区西橋洞のオフィステル(住居兼事務所)に住む会社員のチョンさん(34)は、外国人観光客のせいで毎日の通勤時間に遅れが出ている。外国人観光客を運ぶ観光バスがチョンさんの住むオフィステルの路地に数十分も停車することで、チョンさんの乗用車が身動きできなくなってしまうのだ。チョンさんは「観光客たちが路地に捨てたごみが山のようになって町中に悪臭を放つこともある」と眉間にしわを寄せた。」

各国の規制緩和派の皆さんは、部屋が空いているなら貸せば良いじゃないか?!

という位の認識なのでしょう。

しかし、一晩とは言え、部屋を貸すということは、人を住まわせることです。決して簡単ではないです。

規制緩和派の論客の皆さんは、おそらくお金持ちでしょうから、空き部屋をお持ちでしょう。自分でやってみれば良いのです。見ず知らずの人を住まわせることがどれだけ問題を引き起こすか。

私は空き部屋利用推進に反対する者ではありませんが、Airbnbを利用することは、反対です。

これまで何回も書いてきておりますが、今後もしつこく書いてまいります。

追伸

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です。

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モタレる肉の見本

ツイッターにUPされた、その肉の画像を見て、私は絶句してしまいました。

な、なんて、モタレそうな肉なんだ!

画像は、すき焼き用の肉。部位は肩ロース。私の知人が「これから食べます!」とUPしたのですが、その肉が一見して、とてもとてもモタレそうなのです。

その知人は肉の専門家ではないですが、食品関係の仕事をなさっています。

私と会食したこともありましたから、その時に脂の融点の話しを、もっともっとして差し上げれば良かったです。

画像は、それほど解像度が高くありませんでしたが、モタレそうだと判断するには充分です。

まずサシが「大ザシ」。

「小ザシ」と言って、サシが赤身肉に細かく入り込んでいるのが良いのですが、この肉は逆で脂が「だま」に成っています。

そして脂の表面に光の反射がありません。

脂の融点が低ければ、室温で脂は溶けて光を反射するはずですが、それが確認できません。まるで蝋のようです。

肩ロースの断面の面積も広くて、おそらくは去勢牛でしょう。

牛を短期間に増体させようと考えている生産者が、こういう牛を出してくることが多いです。残念です。

私はすぐさま、その画像を印出して、社内の各部署に配りました。

モタレる肉の見本です。こういう肉は、売るのも、買うのも止めましょう!

とコメントを付けて。

それにしても、早くまた、この知人に会って、脂の「融け」のことを話してあげねばなりません。トホホです。

追伸

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です。

 

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大失態

皆さん、これは、ものごとが失敗に終わる場合の典型的な事例だと思います。

ですので、是非注目していただきたいと思います。だいたい、人様の成功なんてものはマネの出来ない事例が多く学んでも実行しがたいものです。しかし一方人様の失敗は学び易いものです、是非注目してみましょう。

さてさて「失敗に終わった典型的な事例」とは、

千葉県印西市の市制20周年記念の花火大会です。

開始予定時刻の50分後に、大勢の観客を待たせたあげく、中止になりました。待たされた客は当然怒りました。

なぜ、このようなことになったのでしょう?貴女が市役所の部長になったつもりで読んで下さい。

市は、中止理由を「業者の作業遅延のせい」と発表しましたが、どうやらその主張は一方的なもので、業者側が大反論しています。

実は、花火が出来ないかも・・・ということは、前日の朝に分かっていたようです。打ち上げ場所の利根川河川敷の状態が悪かったからです。

通過したばかりの台風の影響でぬかるみがひどく、搬入車両が入れなくて、業者さんは大量の花火を徒歩で運ぶことを余儀なくされたと言います。今回は8.800発の予定だったとか。

「大量の花火を徒歩で運ぶ」って、とんでもない事態ですよね。

業者さんは「主催者が設置場所を整えるのが通常の花火大会。他の大会で設置で困ることはない。市は大会を成功させるための配慮に欠けていた」と言っています。

しかし、この時、市の部長である貴女は事態を把握していませんでしたね。市の担当者が設置場所にいなかったからです。川の対岸の観客席にはいたそうですが、設置場所には行かず、それで、この緊急事態に気づかずにというか、知ろうともせずに時間が過ぎて行ったのです。

もちろん、業者側にも落ち度が無くはありません。そもそも設置場所の整地は市側でお願いしますよ!としっかり念を押していなかったのが問題点です。印西市は毎年花火をやっているわけではなく、市制20周年で久しぶりにやることは業者側も分かっていた筈ですから、整地の件は念押ししておくべきでした。

この業者さんは、全国の花火競技会で素晴らしい花火を上げている、とても有名な業者さんだとかですが、相手はド素人なのですから、もう一段の念押しが必要だったように私は思います。

結局、人海戦術の設置作業が続き、実際に業者さんが「定刻に打ち上げるのは不可能」と市に報告したのは、定刻の1時間15分前。あーあ。

そして、この1時間15分前が貴女にとってのラストチャンスでした。ここで中止しておけば、最悪の事態だけは避けられのに・・・

大失態を受けて、貴女は、せっかく部長に成ったのに更迭。

どこでどうしておけば良かったのか。第二のキャリアの為に考えてみましょう。

追伸

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嗅覚

とある飲食店口コミサイトが炎上しています。

そのサイトさんとの「契約」延長を保留したら、いきなり店の評価点が下げられたとかで、その店のオーナーさんが怒ってFacebookTwitterに経緯を暴露したからです。

それじゃあ、「ウチの商品を使わないと、オタクの店の悪評を言いふらすぜ!」

と同じ商法ですね。ネットを使わなければ恐喝もしくは威力業務妨害にあたると思うのだけど、ネットだと何故合法なんだろう?と思ってしまいます。

このサイトさんからは、かなり以前、たぶん出来たての頃に弊社にもアプローチがありましたが、評価対象の店と評価者が「契約」するって、どうにも反倫理的だと思って、私は「契約」を致しておりません。

店側が同意しなくても掲載するわけですから情報量は多く、それで重宝なさっている方は多いようですが、やはり根本的な組み立てが私は気にいりませんね。

今回のような事件がやがて起こるのでは?という予感が当たって、私は少し気分が良いです。

・・・というようなことをFacebookに投稿したら、少し年配の知人から、

「歩いてみて、「この店、よさそう」でなんども失敗し、だんだん嗅覚を磨く。それが客としても店としても、互いに高め合うのによいことと思います。ま、もう無理な話かもしれませんが。」とコメントが。

ご尤も。でも、ネット口コミは、いいかげん、一巡したので、これからは逆に「嗅覚」に回帰して行くような気が私はしています。希望も込みの予感ですけどね。

おっと、こういうことを書くとウチの点も下がるかも。桑原桑原。

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京都のあきまへん

「京都のあきまへん」が話題になっているそうです。

「あきまへん」は京都市役所が作った外国人向けのマナーガイドです。それを、世界最大の旅行サイト「トリップアドバイザー」と連携して、「トリップアドバイザー」の一部に載せてもらっているのです。

内容は、ハッキリ申しまして「説教」です。

転載しますと・・・

【京都のあきまへん18項目】

1. 路上喫煙

2. 無理やり舞妓さんの写真を撮る

3. タクシーのドアを自分で開ける

4. チップを渡す

5. ゴミのポイ捨て

6. 畳に土足で上がる

7. 飲食店にドリンクや食べ物を持ち込む

8. 並ばない

9. レストランのドタキャン

10. 自転車の酒酔い運転

11. トイレを汚く使う

12. 横に広がって歩く

13. 自転車の路上放置

14. 線路近くでの写真撮影

15. 古い家屋や物品をむやみに触る

16. 社寺で大声で騒ぐ

17. 撮影禁止の社寺での撮影

18. 帽子やサングラスを身につけたまま参拝する

と、言うことは、実際にこれが行わているということです。トホホですね。

私が当然注目するのは、7と9。

京都だけでなく、浅草でも本当にひどいです。

最近私が感じるのは「観光立国」で外国に対して下手(したて)に出過ぎたかも!ということです。

9のような事業者に実害を与える行為が、18と同列に「マナー」に入っていることも、「下手に出過ぎ」と言えると思います。

日本の料理屋や旅館は約束を守ってくれる顧客に支えられているのですから、9は一国の産業を破壊する行為と言うことも出来ます。

今のような状態が続くと、今後「一見さんお断り」へ回帰して行く予感がしています。

それから、もう1点、話しは少し逸れますが、最近の京都市役所さんは、街の人々との連携が良くお出来になっているような気がします。(四条通りの件を除いては)行政を褒めることがほとんどない私ですが、京都市役所さんの仕事ぶりには敬服しています。結構どすなあ。

追伸

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着物で変わろう

日本和装さんのテレビCM「着物で変わろう」篇には感心しました。

CMのイメージキャラクターは木村拓哉さんです。

キムタクがメインって、いったいどれだけギャラを支払ったのか、しかも、あの解散騒動の渦中に起用するなんてスゴいなあ・・・という感心ではないです。私は、そういう芸能業界裏話しには、まったく興味がないです。

感心したのは、顧客ターゲットの設定の仕方と、訴えるベネフィットの設定の仕方、それへのアプローチ方法です。キムタクに目を奪われると見損ねますが、訴え方として正攻法なのです。

まずは筋を確認しましょう。

場所はドラマの撮影現場。キムタクが主演を務める撮影が終わって、キムタクはスタッフ全員で記念写真を撮ろうぜ!と声をかけますが、3人の女性スタッフが辞退します。

私はいいわ。おばさんだから。

私はいいわ。おばさんだから。

私はいいわ。おばさんだから。

3人は有名タレントではありません。その3人に、わざと現場スタッフ風のダサい恰好をさせていることは、この時点でバレバレなのですが、まあ、さて置きましょう。

ここでキムタクが「日本和装」の魔法をかけると、3人は別人のように変身して、紅葉散る秋の京都?を歩きだします。

で、キムタクの「変わり過ぎだよ」の一言でCMは終わります。

正攻法ですね。

対象顧客=キャリアがあって、少し年長の女性。

着物で得られるベネフィット=年長でも記念写真の中で輝ける。アンチ・エイジング出来る。

が明瞭になっていて結構と思います。

実際、昨今の着物復活ブームは、年長の女性が先導して、若い娘に波及しました。

私の学校の同期女子でも着物を着る人がいますが、ステキだと思って見ています。お世辞じゃないですよ。腹が出てきて、髪の毛が白くなってきた同期男子の在り様と比較すれば、誰が見ても「女子が綺麗!」と思うでしょう。

アンチ・エイジング市場はしばらく市場として有望でしょうから、和装業界はしばらく、この線で行くのが良いのだろうと思えます。つまり「着物で変わろう」と称していますが、「着物でアンチ・エイジング」が本音です。

それを訴えるのに今回は男性タレントを起用しました。この会社の歴代イメージキャラクターは真矢みきさん、観月ありささん、麻生祐未さん、岡江久美子さん、天海祐希さん、飯島直子さん、伊藤蘭さんと綺麗な女性ばかりでしたが、綺麗過ぎて一般人にはリアリテイーがありません。

今回はと言うと、メインがキムタクで女性は無名の方。その無名の方の魅力を天下の色男であるキムタクが見つけるという筋書き。

良く出来たCMと思いました。G.J.

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広島優勝

広島東洋カープ優勝誠にお芽出とうございます。これは嬉しいですね。

1999年の福岡ダイエー優勝も私は嬉しかったですし、

2005年の千葉ロッテ優勝も嬉しかったですし、

2006年の北海道日本ハム優勝も嬉しかったですし、

2013年の東北楽天優勝も嬉しかったですが、

巨人と阪神のいるセリーグで地方球団が優勝することは、やはり格別ですねえ。

・・・と書きますと、なんだ、住吉はオリンピックの時に「オリンピックは国別メダル獲得競争じゃないぞ!クーベルタンの精神はどこに行ったんだ?!」と毒づいてたクセに、野球のスポーツ・ローカリズムには興奮するんだなあ、と言われそうですね。

この際、その理由について考えてみましょう。

まず気になるのは、オリンピックの「選択肢の無さ」でしょうか。

オリンピックで日本以外を応援できるのは難民選手団くらいですが、東京で広島を応援しても何の問題もありません。実際東京に「カープ女子」はいっぱいいます。

私の知人の中には、名古屋在住の虎党が実在します。選択肢があるのが気楽で良いです。

それから、野球は143試合のシーズンの合算で評価されるのが良いです。日曜日も月曜日も、暑い日も寒い日も戦って来た結果が優勝です。

対するにオリンピックは「一発勝負」過ぎて、選手が気の毒で視ていられないです。子供の頃からの努力が一瞬の不運でパ―に成るとか辛すぎます。

その点、野球は合算ですし、一部門に対して複数の評価方法が在るのが良いです。

打者については、打率・打点数・ホームラン数。盗塁王もあります。

党首については、いや、投手については、防御率・勝数・セーブポイント数。「沢村賞」などという妙に主観的な評価方法があるのもオツです。そういうのが好きなんです。

もちろん私が、この日本を愛していないわけではないのですが、私が日本人で良かったと思うのは、

和食の出汁や日本酒を飲んだ時、

志野茶碗の景色を眺めた時、

自分の落とした財布が回収できた時、ですかね。

そんな次第で、私はオリンピックより野球が好きです。悪しからずです。

それにしても、ですよ、阪神タイガースの略号は何故「神」なんだろう?巨人は「巨」、中日は「中」、ヤクルトは「ヤ」で、阪神は「神」。

甲子園球場は神戸市じゃなくて西宮市で、神戸市より大阪市の方が人口が多いけど略号は「神」。

やっぱり日本が神の国だからですかねえ。

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七光

オリンピックを視ていて気づいたのですが、相当数の選手が「二世」です。親が同じ種目をやっていて、親から早期教育を受けたケースが多いようです。

彼らは「親子鷹」などと褒められることはあれ、二世であることを理由に貶されることはありません。スポーツに縁の無い家に生まれるより余程有利な環境で育っておられますが、それを妬まれることはありません。

一方芸能人は二世だと、それだけで「七光」と言われて気の毒ですね。

芸能人と言えば、バッハもモーツァルトも2世ですよ。

正確に申しますと、ヨハン・ゼバスティアン・バッハは、ドイツ・アイゼナハの町楽師だったヨハン・アンブロジウス・バッハの子で、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトは、ザルツブルクの宮廷作曲家だったレオポルト・モーツァルトの子です。

アンブロジウス・バッハの曲は今日ほとんど知られていませんが、ゼバスティアン・バッハの曲はバロック音楽を完成させたものと評価されています。「大バッハ」と呼ばれているのは子の方です。

レオポルト・モーツァルトは相当なステージ・パパで、ヴォルフガングを有力者に引き会わせるために親子でヨーロッパ中を旅行しましたが、今日それを妬む人はいません。ただモーツァルト本人の才能が妬まれるだけです。

もちろん、スポーツは結果の判定がし易く、芸能はしづらいという違いはありますが、二世であっても、公平に評価される社会であって欲しいと思います。

二世で「世間知らず」だから強姦をした、という筋は間違っています。

おっと「強姦」だなんて、このブログにマッチしない単語が出てしまいましたので、毒消しにジョークを一つ申し上げましょう。

バッハが笑いました、ばっはっは。

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