電気ブランって何ですか?

 8/26、「ちんや」の研修委員会を開きました。

 「お客様に聞かれて困った質問」の収集具合が、このところイマイチなので、気合を入れて集めるように指令を出しました。

 収集具合がイマイチになる理由は、わからないでもありません。「ちんや」の御客様は、すき焼き屋の業務外のことをお尋ねになることが、やたらと多いのですが、そのご質問に答えられなくても、業務上具体的な支障はありません。例えば、

「ほら、何て言ったっけ、吾妻橋のところで、アコーデイオンひいて、昭和歌謡をやってるバンドの名前、何だっけ」

―なんていうご質問が飛んできますが、そのご質問にお答えできず、

 「あー、お姐さんも知らないかあ」で終わってしまっても、業務上支障はありません。すき焼きや肉のことを知らなければ、それはNGですが、バンドの名前は知らなくてもOKといえなくもありません。

 でもやはり、いろいろな話題を常にフォローしていて、そうした会話を小気味良くこなすタイプの人間の方が、接客に向いています。楽しく接客できて、お客様は勿論、自分も愉快です。

 逆に担当の係が自分の話題に全然からめないタイプの人間だった場合は、お客様はガッカリして、「ビール持ってきて!」「酒持ってきて!」といった用件以外のことを言わなくなります。

 それでは、お互いつまりませんよね

 先日「ちんや」へ食事に見えた旧知のT社長が、二次会つきあってくれ、とおっしゃるので、夜の街へお供したところ、そこの店のお姐さんが「デンキブラン」を知りませんでした。

 千葉県松戸市出身の22歳だそうですが、「デンキブラン」というのは、電気メスとか電気ショックとか医療関係の用語だと思った(!)のだそうです。

  「デンキブラン」を知らないと聞いて、同行の浅草関係の3人は絶句。

 昭和歌謡バンドの名前を知らないのは許すとしても、「デンキブラン」を知らないとは!その店は、浅草から2キロ以内にあり、結構散財させる店なのに、です。

 その後は、そのお姐さんと会話するのは止めにして、カラオケに突入しました。妙に盛り上がりましたが、虚しさが残りました。

 お姐さん、「デンキブラン」を知らなくても、給料減らされたりはしないでしょうが、その世界で楽しく働きたいなら、奮励努力をお願いしますよ、今からでも。

追伸

  誠に勝手ながら、8/31〜9/2まで店を休んでおります。遅い夏休みです。ご寛容をお願い申し上げます。

  休み中も、ブログは書き溜めがありますので、「予約投稿」でUPする予定ですが、Twitter(http://twitter.com/chinya6th)の方はつぶやかないと思います。よろしくお願い申し上げます。

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

*「デンキブラン」については、こちらです。

* 「困った質問」については、こちらです。

円高差益還元セール

 8/16、大手スーパー各社が足並みを揃え、「円高差益還元の緊急セール」を始めました。

 テレビ・ニュースに映し出されていたのは、米国産ブロッコリーやチリ産サーモン、オージー・ビーフなど、食品ばかり。なんでも、約30%割り引くとか。

 この調子でいくと、海外から安い食べ物が、さらにどんどん流れ込んでくるでしょう。国内の農家は、価格競争で敗北してやっていけなくなります。

 たしかに、国内に素晴らしい農家もおいではおいでなのですが、こうも円高では、大変です。ごく少数の「カリスマ農家」の方くらいしかやっていけないようでは、困るのです。

 その同じ日、政府が発表した2010年4〜6月期の名目国内総生産(=GDP)は、1兆2883億ドルとなり、中国の1兆3369億ドルを下回ったそうです。

 1〜6月期の半年間で比べた場合は、日本が2兆5871億ドル、中国が2兆5325億ドルとなり、かろうじて日本が上回っているそうです。

 しかし、2010年全体では、中国の伸びが顕著なので、「日中逆転」が確実視され、GDP世界2位の座を明け渡すことは避けられそうにないとか。

 ここで、このブログ開設以来の、イカリを表明させていただきます。

 錨では、もちろんなくて、怒り!です。

 円高差益還元なんて言って、安い海外のモノばかりを、売ったり買ったりしてるから、中国に抜かれるんです。

 日本人が、国内の農業やモノづくりを省りみない間に、中国の方は、どんどん浅草へやって来て、良い物をお買い上げになっていますよ! 抜かれて当然です、当然。

 最大の小売事業者はスーパーです。そのスーパーの経営者が、国内の良い物に目を向けなければ、日本経済はますますデフレに陥るでしょう。だって、ものづくりをしている人達の収入が減ってしまうんですから、当然その人達は消費ができません。

 その消費の落ち込みがまた、安売り競争を招きます。

 嘆かわしい、と思いませんか、皆さん。

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夏休み親子体験食味学習会 勝手が違います!

 8/21に「ちんや」で「夏休み親子体験食味学習会」を開催します。昨年に続いて2回目の、食育企画です。

 名前の通り、親子ですき焼きを体験していただくのですが、その前に、勉強もしてもらいます。

 まず「からだ作り」について、シュートボクシングのチャンピオン・緒形健一さんに語っていただきます。格闘家としてのキャリアの中で学んだ、強い体づくりと「食」の関係について、子供たちに話していただく予定です。

 緒形さんは、選手生活のかたわら、「おがけんファーム」という、子供たちのための、体験農場を持っておられて、「食」への関心が、もともと高い方でして、期待されます。

 その後で、私がすき焼きの歴史について、話します。

 子供相手ですので、なんとか飽きさせないようにしないといけません。時間も短く10分くらいにして、クイズを採り入れたり、パネルをつくったりしています。

 昨年は参加してもらう、お子さんの学年をしぼりませんでしたが、今回は、小学校高学年以上にしぼったので、話しが少ししやすくなりました。歴史の話しは、低学年のお子さんには、どうしても難しいからです。

 食育は大事に決まっていますが、いざやるとなると勝手が違います。

 それでも既に29人の方にお申し込みいただいて、受付を終了しました。有り難いです。

 小さい頃の体験は、以外と覚えているものですよね。この会が、お子さん方の記憶の片隅にでも、残れば成功でしょう。

 講演台本はだいたい出来ていますが、今週いっぱい、推敲をするつもりです。いずれこのブログにも、台本をUPしたいと思います。

 それにつけても、子供たちから見たら、こちらはオジサンだろうなあ。

 お兄さん、って呼んでくれる子がいたら、おかわりおごっても良いけど・・・

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

  Twitterも始めてます。アカウント名は、chinya6thです。フォローよろしくお願い申し上げます。

*「夏休み親子体験食味学習会」は国際観光日本レストラン協会の主催です。「ちんや」だけでなく、他の加盟店でも「親子体験」が開催されます。「ちんや」の回(8/21)は満員となりましたが、まだ、他の御店には空きがございます。お申し込みは、こちらへどうぞ。

*シュートボクシング協会については、こちらです。

山本周五郎の船宿、国際観光日本レストラン協会の納涼会

 8/14、国際観光日本レストラン協会の納涼会がありました。成田市「菊屋」の若旦那Ⅰさんのご手配で、浦安から納涼船に乗りました。

 その納涼船の船宿は、山本周五郎の小説『青べか物語』に登場する、船宿「千本」のモデルとして知られる、「吉野屋」さんです。なんでも周五郎は、大正15年から昭和4年まで、23歳〜26歳の若き日に、実際に浦安で暮らしていたそうで、その当時の体験などが元となって、この小説が出来たそうです。

 小説の当事の浦安は、「北は田畑、東は海、西は江戸川、南は“沖の百万坪”と呼ばれる広大な荒地がひろがり、芦や雑草の繁った荒地と、沼や池や湿地と、その間を江戸川から引かれた用水掘が通り、その先もまた海」になっていたそうですが、今は、もちろん、お洒落なベイエリアです。

 「吉野屋」さんも、大型の屋形船6隻、釣り船14隻を持つほどに大きくなっています。

 さて、今回問題なのは、「カジュアルな装いでお越し下さい」と案内されていることです。そう言われると困りますよね。

  この際、浴衣を新調するか!

と一瞬思いましたが、この不景気にそれもどうだろう、どうせ似合わないし・・・ということで、扇子だけを新調して、洋服で出かけました。

 そう言えば、カジュアルで思い出しましたが、「ちんや」の店でも、夏の間、

 「省エネルギー推進のための、<真夏のカジュアル週間>」 と題して、この期間「Tシャツ、短パン等の気楽な服装のお客様も、お気がねなく御入店下さい!」と表示しています。

 どうぞ、「ちんや」へも、カジュアルにお出かけ下さい。

  さて、話しは戻って、納涼会ですが、てっきり屋形船だろうと思ったのは、私の勘違いで、実際は釣り船。しかも、海上は結構な強風が吹き荒れていました。

「しぶきがかりますので、なるべく船室にお入り下さい!」

 と言うアナウンスを受けて、女性陣は船室に入り、若手の男どもが甲板に残りました。そこへ・・・

 ざぶーん(海水)、 ひー、 ざぶーん(海水)、 ひー

 スミマセン! これは「しぶき」というより、海水そのものなんですけど!

「船のスピードを遅くしても、しぶきは、あんまり変わりませんから!」

 ざぶーん(海水)、 ひー、 ざぶーん(海水)、 ひー、 

 ざぶーん(海水)、 ひー、 ざぶーん(海水)、 ひー

 こうして、ようやく宴会ができる海域へ。

 水も滴る良い男とは、このことだなあ。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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*<真夏のカジュアル週間>については、このブログの8/6号をご覧下さい。

*船宿「吉野屋」さんについては、こちらです。

*国際観光日本レストラン協会については、こちらです。

Filed under: ぼやき部屋,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

円高の影響、マズいと思います

 スゴくマズいと思います、円高。

 米欧当局が、自国通貨安による景気浮揚を志向している中では、円が下がる材料は乏しいと思われます。

  この調子でいくと、海外から安い食べ物がどんどん流れ込んでくるでしょう。ブログ読者の皆さんも知らない内に、それを召し上がることになりましょうが、安全面が不安ですよね。

 また国内の農家は、価格競争で敗北してやっていけなくなります。

 たしかに素晴らしい農家もおいではおいでなのですが、こうも円高では、大変です。ごく少数の「カリスマ農家」の方くらいしかやっていけないようでは、困るのです。

 海外の食品を仕入れることに抵抗のない飲食店は、安いメニューを出すことができて楽しいかもしれません。しかし、国産食品に限っている飲食店は、相対的に高い店に見えてしまいますから、客離れが起きます。大変困った状況です。

  このブログの4/5号にも書きましたが、私は、「食べ物の自由貿易反対論」者です。

 ベストは「食糧鎖国」、

 ベターは「超スーパー高率関税」、

 それが×なら、農家の所得補償、と思っています。民主党が所得補償を言い出す前から、そう思ってました。

  円高が酷いと、食べ物以外の、全てのものづくりに関わる人も、当然同じ憂き目に会います。スゴくマズい事態と思います。

  民主党も自民党も、どうも頼りないから、

 そろそろ徳川家に奉還しますか、政権を。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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*このブログの、4/5号はこちらです。

Filed under: ぼやき部屋,憧れの明治時代 — F.Sumiyoshi 12:06 AM  Comments (0)

肉食女子、草食男子

 関西の大学にお勤めの、S先生がゼミの学生20人を引き連れて来店されました。ゼミの東京旅行の、打ち上げ宴会だそうです。

 S先生の、ゼミの学生さんには、ここ数年、毎年この時期にお越しいただいています。

 S先生は、東京のご出身で、実は私の先輩です。

 私が現役の学生の時、S先生はまだ大学院生で、同じ指導教授に師事していたので、私達・現役のゼミにも毎回出席されていました。だから、先生と言っても、年の近い先輩です。

 その後私は卒業し、S先生は関西へ移られて、お会いする機会は、一時減ったのですが、そんなある日、店の玄関に立っていると、先生が歩いて近づいて来られました。

 あ、Sさんじゃないですか、お久しぶりです。浅草に何か御用でも?

 「ああ、住吉君、なんて丁度良いんだ、電話しようと思ってたんだよ。実は、ゼミの学生の東京旅行でね、浅草で何か食べさせよう、と考えてたんだ!」

 学生の時は知らなかったのですが、S先生は、本業の御研究とは別に、「食」に興味を持たれて、随分たくさんの本を読まれているらしいのです。専門家でもないのに、食品添加物のことなど、やたらとお詳しいのでビックリしたことがあります。

 「なにしろ、学生がヘンな物ばっかり食べるんだ。それに、味覚もゼッタイ変だよ。たまには、ちゃんとした物を食べさせないと、ヤバいと思うよ、ホントに。是非、オタクに頼むから、よろしくお願いします。」

 思いまするに、「食」の領域には、その人の価値観が表れます。

 安くて便利に腹を満たせれば、それでOKという人=経済性至上主義の方が多数いる一方で、S先生のように、市場競争社会の中でも、多様な価値観が表現された商品が生き残るべきだ、と考えておいでの方もいます。

 そういう意味で、「食」は研究領域として一番面白いかもしれません。S先生が興味を持たれたのは、そういう辺りだろう、と私は思っています。学生さんにも、おわかりいただければ深甚です。

 そんな次第で、ここ数年、学生さんたちをお引き受けしていますが、そんな中で、気づいたことが・・・

 ゼミの中で、女子学生の割合が多い年は、宴会が賑やかで(=騒々しくて)、男子の割合が多い年は、大人しい(!)ような気が・・・

 大人しい年は、学生の宴会というより、お食事会のような風情です。

 酒を飲まない男子も、最近少なくないんだとか。 

   アリ得んテイー!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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Filed under: ぼやき部屋,今日のお客様,食育ナウ — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

浅草料理飲食業組合聞き取り調査、バンテリン

 惨劇は、その夜、夜半すぎにおきました。

 痛っ、痛っ、ああーーーーあ、いたたた!いた!

 浅い眠りを破って、私の御み足がツった瞬間です。

 こういうことになった原因は最初から明らかで、実は、去年の今頃にも同様のことがありました。

 それは、5日も連続して飲み歩いたから。そして、アルコールで硬くなった自分の体に、暑いからと言って、一晩中冷房の風を当て続けたからです。まさに、自明の理です。

 しかし、その翌日でも、私は用事があるので仕方なく、その、惨めにツってしまった足に、高麗屋さんが宣伝していた、バンテリンを塗って、出動しました。

 その用事とは、浅草料理飲食業組合の緊急連絡網を作るため、各お店のデータを集めることです。郵便やFAXを送ると無視されてしまうことがあるため、歩いて(!)「聞き取り票」を集めてまわりました。

 浅草はお盆の間は、人出があって忙しいです。だから、こうした用事は、その前に済まさないとNGです。

 私の担当軒数が特段多いわけではありませんが、

あづい・・・です。汗でズボンが足に貼り付き、それを剥がすのに難儀しました。

 そして、寝ていてツった足も、まだ微妙に・・・イタいです。

 皆さんも、お気をつけ遊ばせ。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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やり抜く!技術ー久米信行さんの新著

 「久米繊維工業」久米信行社長の新著「やり抜く!技術」を読みました。

 私が会長をしている「台彪会」が、8/6に講演会を開いたのですが、実は久米さんに、その講演会の講師をお務めいただきました。お題は、最新のネット技術を活用した、ビジネスの姿について、でした。

 講演の間、一同は久米さんの怒涛の語りに引き込まれ、「おおお!」の声が続出の講演会でした。

 そして、それだけでなく、その後「台彪会」メンバーは皆、久米さんの教えに触発されて、Twitterのアカウント取得に走りました。取得ラッシュ+ツイート・ラッシュがおきています。私など、そのせいで(=Twitter対応で)連日帰宅時間が1時間以上遅くなっています。

 さて、その久米さんの御本「やり抜く!技術」ですが、その内容は、ネット技術の話しではなく、タイトルの通り、「やり抜く技術」についでです。

 拝読して⇒わかりやすいです。「どの職場にも「逃げる凡人」と「やり抜く達人」の2タイプがいる」というくだりは、あまりにも言いえていて、ふきだしてしまったくらいです。

 また実践的でもあります。この御本を読んだだけで、自分が「やり抜く!」人間になったような気がします。

 ご本人が言っておられる通り、この御本に書かれた「やり抜く技術」は、決して新しいことや難しいことではありません。8/6の講演の時も感じたことですが、地道なことばかりです。

 「最先端の方の地道さ」が私の中に、強い印象を残しました。

  この御本を読んで役にたたない、という人を見つける方が難儀でしょう、多分。

 ところで話しは変わって、Twitterのことですが、「やり抜く!」ことが出来るか、早くも不安です、私。

 殺到してくる、「あなたをフォローし始めました」がメールが怖くなってきました。

「Aさんがあなたをフォローし始めました」

 ああ、知ってるな、この人。Twitterやってたんだ。フォローしよう。

「Bさんもあなたをフォローし始めました」

? Bって誰だ、ああ、ハンドルネームだけど、リストの顔ぶれから判定するに、○○さんのことだろう、まあ、フォローしとこう。実名にしてくれれば、すぐわかったのに、面倒だなあ、調べるの。

「Aさんの知り合いのXさんもあなたをフォローし始めました!」

 誰だ、それ? うーん、でも怪しい人じゃあなさそうだし、実名だから、フォローしとくか。

「Bさんの知り合いのDさんの、そのまた親戚のZさんもあなたをフォローし始めました!」

 そんなにご縁の薄い人はなあ、実名じゃないし、ちょっとなあ。いったん保留しよう。

「Cさんの知り合いのαさんの、その元カレのλさんが、以前バイトしていた店の、店長のБさんもあなたをフォローし始めました!」

 ひえええ。もう勘弁して! ウチに帰れないよお。

 果たして、「やり抜く!」ことが出来るのか。ピンチです。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 Twitterのアカウント名は、chinya6thです。

*8/6の久米さんの講演会については、このブログの8/8号をご覧下さい。

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したまち演劇祭開催記念スタンプラリー

台東区役所観光課のMさんが見えました。「したまち演劇祭開催記念スタンプラリー」に必要な、スタンプを「ちんや」へ設置するためです。

  「下町演劇祭」の芝居を観劇されたお客様が、その後「ちんや」で食事をなさったら、演劇祭プログラムの中の「協賛店スタンプ欄」に、スタンプを押して差し上げます。

 スタンプは「ちんや」だけでなく、民間の多数の協賛店に設置されていて、そのスタンプを貯めると、したまち演劇祭記念グッズがもらえる仕組みです。

  この「したまち演劇祭」と申しますのは、台東区が予算を出して民間の劇場を借り上げ、そこを劇団に貸して公演をさせる、というもので、今年が第一回です。公演できる劇団は、公募で募集し、実行委員会の皆さんが選定します。

 結果、8/10〜9/20の間に、区内7劇場で、8劇団の公演が続けて開催されます。町の賑わいにつながれば有り難いです。

  その、劇団の選定をした実行委員会に、台東区アートアドバイザイザー会議でご一緒する、女優の観世葉子さんが入っておられるので、「ちんや」としても、協賛をすることになった次第です。スタンプが「ちんや」へ設置されるのは、そういう流れです。

  それにしても、民間の飲食店にスタンプ設置とは、区役所もくだけて来ました。以前は、

「営利事業所は、区で印刷する地図には載せられない」とか言っておられましたが、今回は、もちろん、プログラムの中の地図に、バッチリ「ちんや」が載っています。

  観光関係の会議で、役所の方と何度も議論しましたが、町おこしや観光は、民間の店ぬきにできません。だと言って、特定の民間業者に役所が肩入れすれば、不平も出てきましょう。難しい課題です。

 今回は、主催者を台東区でなく「実行委員会」名義にすることで、この課題をクリアしています。

  それにしても、天下の色男・住吉屋狆蔵丈に、なぜ「演劇祭」の出番がないのか・・・

 宙乗りくらいやっても良いんですけどね。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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*「したまち演劇祭」については、こちらです。

Twitterで汗をかく-「久米繊維工業」久米信行社長

 8/6、私が会長をしている「台彪会」が講演会を開きました。仏具店ご経営H恵女史のご手配で、久米信行さんを講師としてお招きしました。

 一同、久米さんの怒涛の語りに引き込まれ、「おおお!」の声続出の講演会でした。

 久米信行さんは、1935年創業の老舗Tシャツ・メーカー「久米繊維工業」の三代目ですが、近年、「第二創業期」と称して、

・「謹製国産Tシャツ=日本でこそ創りえる日本製Tシャツ」創り

・有機栽培の和綿栽培プロジェクト

・オーガニック和綿製純国産Tシャツ創り を推進されています。

   しかし、それ以上に久米さんを有名にしているのは、「稀代のネットワーカー」としての、ご活躍です。「メール道」「ブログ道」などの著書がある他、「ベンチャービジネス論・企業プランニング論」を明治大学商学部で講じておられます。

 また、11月に日本で開催される、アジア太平洋経済協力首脳会議(APEC2010)の、中小企業サミットで、パネリストに選ばれたとか。スゴイです。

 さて、そんな久米社長から、いきなり我々にチェックが入りました。

・事前に私の名前や社名をネット検索しましたか? 

 はは、それは勿論でござりまする。

・私の会社のWebサイトや紹介記事を読みましたか?

 はは、それも勿論でござりまする。

・私の個人ブログや連載コラムを読みましたか? 

 ははあ、ある程度、でござりまするが。

・私のTwitterやYouTubeを見つけてフォローしましたか? 

 ははあ、Twitterはフォロー申しました。されど、手前がTwitterを始めましたのは先週だということは、ナイショにござりまする。

・私の著書やTシャツを買ってレビューを書いて持参しましたか? 

 へえ、アマゾンは拝見いたしましたが、悪しからず、買っておりません・・・

「相手に土産渡すより、その人の本を買う方が、同じくらいの金額で、よっぽど喜ばれますよ!」

 ぐぐっ、たしかに、本日ご用意いたしました、土産・・・

・私の好きな映画、本、音楽、好物を知ってますか?

 へへえ、たしか、雲の写真を撮るのがお好きでございましたねえ。Twitterで拝見いたしました。

・毎回、一番前の席で講演やセミナーを聴講しますか?

 これ、この通り本日は一番前に居ります。一応、手前は会長なもので。

・毎回、一つは質問をしますか?

 うむむ、遠慮いたすことが多うございます。手前は小心者にござりますれば。

・毎回、講師と名刺交換しますか?

 なるべく、交換申します。されど、講師様の周囲が込んでおりましたら、遠慮することも多うございます。なにぶん、小心者にござりますれば。

・毎回、今日の感想などをTwitterやブログに書いてますか?

 それは、もう、ただ今、書いております。されど「ブログ道」の著者をブログで紹介するとは、これ、まさに釈迦にセッポウ、未曽有の書きにくさでございます。

・毎回、お礼状やお礼メールを書いていますか?

 はは、のちほど書き申しますが、この原稿が出来上がらないと、なんとも、落ち着かなくて・・・

・講師のメルマガやブログを登録して読み続けますか?

 うむむむ、なるべく・・・心得申しました。

・時には、コメント・トラックバックや感想返信メールを書きますか?またネットで告知された講演やイベントに参加しますか?私がTwitterでフォローしている人をフォローして返信しますか?・・・・・

 ひえええ、ごムタイな。

 いやあ、「稀代のネットワーカー」は、メッポウ地道でした。ネットで汗をかいておられます。

 ドブ板式というか、昔の突撃営業マンのやっていたことを、ネットでおやりになるわけです。

 たしかに、Twitterを使うと、相手の人と成りが、リアルな世界の営業活動で得るより、楽に得られる、というのは、おっしゃる通りでしょう。真夏でも、リアルな汗をかきません。

 でも、パソコン上での、その作業、結構、タイヘンかと。

 お別れする前に、お尋ねしてみました。睡眠時間は何時間くらいですか?

 「4時間半くらいですかね!6時間のこともありますが。」

 ひえええ。ダメにござりましょうか、8時間半寝ていちゃあ。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 私もTwitter始めてます。フォローよろしくお願い申し上げます。

*久米繊維工業さんについては、こちらです。

Filed under: ぼやき部屋,台彪会,浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)