拡大解釈

 5/24から「ちんや創業感謝祭」というのをやっています。「ちんやメンバーズカード」会員様限定の、年に一度の謝恩催事です。

 今年は創業131年ですので、13%割引券を郵送で差し上げ、この催事の期間だけですが、お使いいただいています。またお食事後に抽選が出来て、またそこで御得が当ります。

 この催事は、毎年やっていますので、割引券が何かの手違いで届かないと、

 今年は届かないよ!

と会員様から、ご指摘が来るくらい定着しているものです。

 ただ困るのは、回を重ねるごとに、拡大解釈が横行しはじめることです。

 例えば、この期間に予約を入れておけば、実際に飲食するのが、あるいは肉を引き取るのが後日であっても13%割引になるはずだ、と考える方がおいででした。

 この発想を、こちらは考えつなかったのですが、複数のお客様が考えついたようです。

 当然、応対する現場は困りますね。

 だから、毎年この催事の前になると、去年こういう拡大解釈の事例があったから、それを「ダメ!」と規制するような文言を、あらかじめ印刷しておこう、という話しになります。

 それで規制の文言が、だんだん増えてしまいます。

 その文言は、どうしても「○○は致しかねます」「対象外です」というようなカタチですから、ソフトな書き方を工夫しますが、やはり並ぶと良い感じはしませんね。

 それ以前に、うっかりすると、発想法が性悪説ベースになってしまうのが、面白くありません。

 そういう拡大解釈派の人は、ごくごく少数だから、それを根拠に全員を規制するような思考法は、避けないといけません。気をつけないといけないのは、そこです。

 トホホですね。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて456連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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美容院

 美容院に行くことにしました。散髪のために行くことにしました。

 では、今まではどうしていたか、と申しますと、ここ2〜3年位は、1.000円床屋に行っていました。それ以前は、普通の床屋さんに行っていました。

 最初行っていた床屋さんに何故行かなくなったか、と申しますと、予約をとってもらえないからでした。予約をとってもらえないので、順番を小1時間待たされることがありました。散髪の時間や行き返りの時間も合わせると、およそ2時間位かかってしまうことがあり、忙しい身には、これが不自由だったので、行かなくなってしまいました。

 それで、すぐ出来る1.000円床屋に変えてしまったわけですが、ある時、「ちんや」の社長がサスガに1.000円床屋はマズいですよ、少しは外見にも気をつかわないと、商売繁盛しませんよ、とご指摘をいただきまして、

 それは、まあ、そうかな、と思いましたので、地震の後のことですが、美容院を紹介していただきました。

 床屋と違って美容院は予約制ですので、当り前ですが、すぐカットをしてくれます。

 しかし、気にいらない点も。

 美容院の洗髪って、後ろ向きなんですね。どうも、首を後ろ方向へ、グキって曲げるのが、イヤです。その内慣れるかもしれませんが。

 そして、さらなる問題点が!

 せっかく、美容師さんもお客さんも女の人がばかりなのに、眼鏡を外してしまっているので、見えないんです。

 ド近眼なものですから、私、まったく見えないんですよね。

 トホホです。

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総会シーズン

 5月20日以降の浅草は、総会シーズンです。

 3月末で、いろいろな団体の年度が終わっているのに、三社祭の前には総会が出来ず、それで5月20日あたりから6月半ばにかけての時期が総会ラッシュのシーズンに成るのです。

 私の場合、国際観光日本レストラン協会関東支部の総会も、何故か、毎年この辺りに総会をするので、ラッシュに拍車がかかります。

 5/25 国際観光日本レストラン協会関東支部

 5/26 浅草商店連合会

 5/27 浅草雷門通り商店街

・・・といった具合です。

 総会があると、司会や挨拶をすることになります。最近、私は眼鏡とネクタイをプロに見繕ってもらったので、今年は例年よりも、自信がプラスしていますが、問題はジョークです。

 震災があったので、やはりあまり軽い感じでは司会も挨拶もできません。総会の冒頭に「犠牲者のために黙祷」をする場合もありますから、その場合、その後しばらくはジョークが出せません。司会をしていて、いわゆる「掴み」に苦労します。

 それでも私は、皆さんがつまらなそうな顔をしているのがイヤなので、なんとか、出来る工夫はしようと思っています。

 5/26の浅草商店連合会の総会には、司会ではなく、浅草料理飲食業組合・組合長の代理として出席しました。代理なので「紹介のみで挨拶は無しだろう」と思っていたら、やはり挨拶をしろ、とのことでした。

 弱ったなあ、と思いましたが、その時、丁度具合の良い人が司会をなさっていました。

 5/21の五県連合試飲会を浅草商店連合会さんも支援して下さったので、その御礼を挨拶の中で、言わないといけなかったのですが、その日司会をしていた役員の方も当日参加して下さっていました。しかもかなりたくさんの御酒を試飲したらしく、上機嫌でした。そこで・・・

「今司会をなさっている○○さんにも、お越しいただきまして・・・随分たくさん、試飲というより飲み込んでいらしたようでしたが・・・(ゲラゲラ)」

というような感じで軽く笑っていただきました。

 で、その後は懇親会。

 実はこれが結構肝臓に負担かかります、続きますと。

 え? 食べるだけにして、飲まなけりゃいいって?

 ご尤も。

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会計

 料飲三田会の会計職をおおせつかりました。

 料飲三田会というのは、慶応大学を出て料理屋を経営している人たちのグループで、60人ほどの、こじんまりとした会ですが、会員の顔ぶれはこじんまりとしておらず、東京でも良く知られた店をやっておられる方がズラリと並んでおいでです。その会の会計職をおおせつかりました。

 この仕事は高度の頭脳が必要という仕事では、勿論ありませんが、やはり丁寧にやらないといけません。

 まず最初の難関は領収書です。

 だいたい、領収書ってなんで、あんなにハンコが必要なんでしょう。

 領収金額を回転ハンコで、領収書本体と耳の2箇所押します。それから・・・

 日付をやはり回転ハンコで、領収書本体と耳の2箇所押します。続いて・・・

 ただしの種類もハンコ。例会費なのか、年会費なのか、そういうハンコが既に出来ていて、またまた領収書本体と耳の2箇所押します。それからそれから・・・

 会計の職名を領収書本体の右下に押します。「料飲三田会 会計 住吉史彦」!そしてさらに・・・

 自分の名前のハンコを2回押します。職名にかぶせて「住吉」!!領収書本体と耳のミシン目に割り印で「住吉」!!!

 次なる難関は会社名の記入です。

 勿論、私は会員全員のご芳名と会社名を暗記していますが、しかし一字一句間違わずに書くとなると、それはまた別問題です。

「しま」だって「嶋」と「島」がありますし、「いとう」だって「伊藤」と「伊東」がありますよね。

 それらを名簿と照らしあわせつつ記入して、やっと終了です・・・領収書1枚が。

・・・この領収書を、おおよそ50枚ほど書く必要があります。

 せっかく書いたのに、当日その本人がキャンセルしたりすると、それは怒り心頭に発します。

 この仕事、本当に向いているのかなあ、私に。

とぼやいていると、やはり会員で、向島で料亭をやっているAY子女史が、

「あら、住吉さんのこと、真面目な人だと思ってる人は多いわよ」

 げげ、まずいなあ、それ。

追伸

 五県蔵元連合試飲会@浅草の試飲参加申し込みは、本日中(=本日深夜まで)に延長しました。

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ユッケ事件

 守ろう、東北のSake! 

 示そう、ニッポンの絆!

 青森・岩手・宮城・福島・茨城 五県蔵元連合試飲会@浅草

 三社祭が開催できない、その日に開催!

には5/6までに64社の蔵元さんから、出品の申し込みをいただきました。蔵元リストを必死で作り、ようやく出来上がりました。

 そこで今度は、参加者=試飲する人=飲食業界人を募る番ですが、これには協力団体の事務局という心強い味方がいます。今頃はチラシが事務局から各加盟店へ送られている頃合いですので、私としては、その「返信待ち」という状態で、ひと段落と言っても良いですね。

 どうも、この試飲会のせいで弊ブログにも、このところ酒の話しばかりを書いてきたので、そうだ、今日は甘い物の事を書こう!そう言えば、4/23に「台彪会」の見学会で、駒形の最中種専門問屋「種亀」さんに行ったっけ。

 若旦那のUさんから、すぐコピペーできる、最中の資料をもらったので、よし、あれをコピペーだ!と思っていたら、肉の大事件が起きてしまいました。そう、ユッケ事件です。 

 食中毒で4人死亡というのは重大事件です。だから、このことを書かないわけにいきませんね、気が進みませんが。

 さて、この件は、もう刑事事件になっているので、全容解明が行われると思います。行われないといけません。でも、それとは別次元の議論=「食の安全は自己責任なのか」という問いかけには、すべての関係者が向き合う必要があります。

 事件を起した会社は「激安なのに高級店のようなサービス」ということで地元では有名だったらしく、TVにも出ていたそうです。サービスの人件費を厚くして、衛生管理の費用をケチっていたとは、恐れいります。

 そういう店を、消費者は「自己責任」で判別しないといけないのでしょうか。肉の業界の連中は口を揃えて、まともなユッケがあんなに安いわけはない、と言っていますが、消費者に肉の値段の相場なんてわかりませんよね。

 消費者には判別が難しいし、それに、ああいうチェーン展開して大きくなった連中には、業界の自浄作用も働きにくい面があります。

 では行政が逐一全ての食品関係企業を毎日見張るのか。ムリですね、もちろん。罰則を作っても罰しなければ意味がありません。

 結局、人体に大きなダメージを与える病原菌が居る食品に限って、罰則を作り監視を強化する、というのが実際に行われきた事です。要は表面的な対応です。

 例えば「ちんや」でも売店で肉を販売していますが、その内に店頭に表示することを義務付けられるでしょう・・・

「この肉は加熱用であって、生食には適していません」と。

 御指示がでれば、そうしますけどね、勿論。でも表面的ですよね。 

 そういう対応ばかりしてきた結果だと思うのですが、利益や業容拡大しか頭にない人間が食品を扱うケースが多すぎます。これで良いのでしょうか、本当に。

 個別のアイテムについての罰則とか監視とかは、それはした方が良いのでしょうが、それ以前に飲食店の営業許可の出し方を見直してはどうか、と思います。

 実は飲食店を開くには、必要な設備を買い入れ、調理師を1名配置すれば良いのですが、その調理師は経営者である必要はなく、雇われの身分でもOKです。つまり、飲食店を開くのに経営者の資質は問われない仕組みになっています。この部分をシッカリした上でないと「自己責任」が原則と言えないのでは、と私は思っています。

 経営者には、結婚式なみに宣誓させてはどうなのでしょう。

 健やかなる日も、病める日も、衛生管理に勤しむことを。

 え? 絶対浮気するから、あの社長、ムリだね、それじゃあ。

 うーん、そうかもねえ。

追伸

 五県蔵元連合試飲会@浅草の出品蔵元さんからの熱いメッセージの追加です。

(磐梯町・榮川酒造株式会社さん)伝統ある三社祭が中止された事は誠に残念です。その代替と言っては誠に恐縮ではございますが、被災した地域の地酒を集め、復興への支援としていただき、また浅草の活性を願うこのイベントは誠にすばらしい企画と思っております。その一助になればと考え、是非出品させていただきます。

(西会津町・栄川酒造合資会社さん)伝統を大切にし、常に新商品開発にチャレンジしています。

(喜多方市・喜多の華酒造場さん)小さな酒蔵です。社長が杜氏・営業・瓶詰めと全部ガンバッテます。

追伸②

 義捐金込み価格の仙台牛メニューを提供してまいりましたが、めでたく完売いたしました。ご注文いただいた皆様に御礼申し上げます。収益は被災地に贈ります。

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新しいキャッチフレーズ

 GW連休後半の浅草は、久しぶりの賑わいを見せました。

 JTBさんのアンケートなどでも「日帰りできる、近場で過ごす」という回答の人が多かったので、予想はしていましたが、ここまでの人出があるとは予想以上でした。

 賑わったといっても、勿論、日本経済が復活したハズもありません。今この瞬間も、東京からお客様が来なくて辛い思いをされている、地方の旅館の方・ホテルの方がおいでと思うと心苦しいです。しかし、この人出が、我々にとって、いっときの慈雨であったことは申すまでもありません。

 こういう場合、困りますのは料理屋にとっての慈雨というヤツは、全て人間の形をしてることです。そう、お客様のお相手をシッカリやらないと、慈雨も慈雨にならないわけです。弊店の場合、震災不景気に対応して、スタッフの人数を絞り込んでいた所への慈雨でしたので、タイヘンでした。

 例えば館内清掃の一部を外部業者に委託していたのを、自分達でやるように変更しました。当然、朝からひと働きして、その後で⇒お客様相手の営業となります。楽ではないですね。

 洗い場も統合しました。地下1階にカジュアルなレストラン「ちんや亭」というのを持っていて、そこにも独立の洗い場があって専属のパートさんがいましたが、その洗い場を廃止にしました。すき焼き「ちんや」の洗い場へリフトで洗い物を揚げて、集中的に作業するようにしました。

 その専属のパートさんには定年を3ヶ月繰り上げて上がってもらいました。「ちんや亭」の営業は昼時だけですので、それをなんとか・かんとか「ちんや」の夜の営業が忙しくなる前に洗ってしまおう、という計画です。これも勿論、楽ではないですね。

 今回のGW連休は、そういう人員配置の変更=平たく言えばリストラをした上で迎えました。だからハードだったことは申すまでもありません。しかし御蔭様で、さしたるトラブルもなく、業務に破綻をきたすこともなく、無事営業を終えました。本当に有り難いことです。

 だから、後の世になって「ちんや」の歴史を振り返る機会があったら、今のこの時期は必ず記録に残されるべき時期だと思います。社史というのは、えてして会社が成長した時に偏って書かれがちですが、「ちんや」においては、そうあってはならないと思っています。

 今、この厳しい時を支えてくれた、スタッフ〜中には転んで足を挫いたのに包帯で固めて出勤してきた者もいました〜こうしたスタッフの名前全員が記録されないといけません。

「ちんや」だけでなく、すべての店・すべての会社で、今この時を支えている人は全員、それをやり遂げれば、後で歴史に残る、という名誉を与えられるべき人達です。

 新しいキャッチフレーズを思いつきました。

 歴史に残るぜ、オレ達!

追伸①

 「青森・岩手・宮城・福島・茨城五県蔵元連合試飲会@浅草in三社祭が開催できない、その日に開催!」の、蔵元さんからの出品の申込締切日は5/2でしたが、一部から延長要請がありましたので、5/6までのばしました。よろしくお願いします。

追伸②

 仙台牛メニュー提供しています。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

 その仙台牛ニューに、寄席文字の橘右之吉師匠(@unokichit)の「がんばろう日本」千社札シールを貼り付けたら、売れ行きが格段に上がっています。さすが伝統の文字。

 在庫が少なくなってきましたので、早めにご来店を。

 なお牛は、宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号=03686-13232。

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飛び込み営業

 来週弊店を見学に見えるはずの、気仙沼の中学校に電話が通じません。で、地図を調べたら海岸近く・・・

 東京への修学旅行は難しいかもしれませんが、連絡がつかない内は、見える前提で準備してお待ちしています。どうか、無事でいて下さい。さて、 

 弊店のように、一般のお客様相手に営業している店は、入りやすいので、飛び込み営業マンが飛び込んで来ない日はありません。

 それは仕方ないのですが、さも社長(=私)の親しい知人であるかのように、名乗って入ってくるのはフェアでありませんよね。

「○○会で社長さんとご一緒させていただいている、㈱飛込産業と申しますが・・・」

 私も色々な会に登録していますが、法人会だの商工会議所だのは、公的な会なので、一定の要件を満たした会社なら、入会できます。そこで「ご一緒」だと言われてもねえ。

 それに、その会社の社長さんがやって来たのか、と思わせておいて、実は来ているのは、飛び込み君ですよ。玄関先で営業マンに、そういうセリフを言わせるために、会に入会したのだな、というのが見え見えです。

 なにしろ、私はノーアポで来られるのがキラいです。このブログの読者の方なら、その辺りはご承知かと思いますが、そういう飛び込み君は、まず読んできていません。

 私が尊敬している、墨田区の久米繊維工業の久米社長は、若い修行時代に、営業マンをしていたことがおありだったそうですが、その頃は営業相手方の人と成りを事前に知るために、あの手この手で準備されたそうです。

 やがて時代は移り、今、営業相手方の人と成りを知るためのツールが世の中に溢れるようになりました。その昔個人情報は、そうは手に入りませんでしたが、今はブログやツイッターで、多くの人が個人情報を世間に曝しています。それを活かさない手はない、と久米さんに教わりました。

 そういう時代に「○○会で社長さんとご一緒」は、いかにも進歩なさスギですよね。それだけでも、私にとっては面会しない理由として充分です。ヒマなら別ですが、地震の後で忙しいんだし。

 はい、住吉は、体調を少し崩しておりまして、今度出て参りましたら、こちらから電話させます・・・

と私本人が面と向かって言っているのだが、その飛び込み君、お分かりにならないようでした。だって「ご一緒」したことないもんね、キミとは。わからないよね、誰だか。

追伸①

 雑誌「ノジュール」2011年4月号に載せていただきました。「50代からの自分ライフを格好よく!」というコンセプトの雑誌です。

 その「ザ・東京めし これぞ江戸の味!」というコーナーに載せていただきました。

 JTBパブリッシング社より発行。定価750円だとか。

追伸②

 仙台牛メニューの提供を開始しました。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

 宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号は03686-13232。

 美味しく食べて被災地支援を!

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愚痴愚痴フルな日々

  皆さん、「ばやき」という言葉と「愚痴」という言葉を、どう使いわけておいでですか。

 私の場合「ばやき」の方を、ダメージが小さい時に使っています。弊ブログのカテゴリーの「ぼやき部屋」が、そうです。

  その使いわけに、特段の根拠はありませんが、boyakiよりguchiの方が聞いた感じがキツいように思うから、そうしています。特に「愚痴」を動詞化して、guchi-ruにした時はキツい感じがしますよね。漢字も「愚」「痴」にはインパクトありますよね。

  弊ブログは最近「ぼやきフルな日々」と化していますが、それ以上の「愚痴」レベルの話しも、個人的にはもちろん、在ります。その「愚痴」をブログでは避けて書いている、ということになります。

  で、ボヤキを中心に書いていたら、なぜか震災前よりアクセス数が多いのです。書いている本人は、以前の笑えるブログに戻したい、と思ってるんですけどね。

  そもそも私は「愚痴」を「超前向き」「超ポジテイブ」なパーソナリテイーの方に限って、話させていただくことにしています。さんざん愚痴っても、最後には前向きになれるからです。勿論、たまに「前向き一本槍」なだけの方がいらして、そういう方とは、どうも噛み合わないので、そういう時は、途中で会話から撤退します。

  逆に、あまりポジテイブな思考をなさらない方が相手の時は、愚痴は聞かせないようにしております。「ちんや」の住吉が、随分弱気な発言してたぞ、ヤバい事態だよなあ、これは。なんていう具合に、私の愚痴が悪い影響を与えるといけませんからね。

  同様にブログは一応公開の場で、不特定多数の方が見ておいでなので、「愚痴」はやめています。書かないだけで、今の状況では、愚痴愚痴フルな日々ですけどね、実際。

  この際、どうぞ、我こそは「超ポジテイブ」思考人間で、しかし、人と悩み・痛みを共有することも出来る!という方は、住吉史彦の「愚痴」相手として立候補願います。

  ご馳走しますよ、マズい酒。

  お聞かせしますよ、レベル7の「愚痴」。

追伸①

 雑誌「ノジュール」2011年4月号に載せていただきました。「50代からの自分ライフを格好よく!」というコンセプトの雑誌です。

 その「ザ・東京めし これぞ江戸の味!」というコーナーに載せていただきました。

 JTBパブリッシング社より発行。定価750円だとか。

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 宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号は03686-13232。

 美味しく食べて被災地支援を!

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こだまでしょうか

  童謡詩人・金子みすゞの詩「こだまでしょうか」のパロデイーが流行っていて、いろいろな版ができているようです。

  その内に誰かがパロデイーを作るだろうと思っていました。あれだけACがTVで流していますし、応答形式なのでマネしやすいですよね。

  そんな中に、食品風評被害についての、枝野官房長官と記者とのやりとりを、みすゞ風に仕立てたものがありました。最初は決然と安全です!と答えていた長官が、こだまの様に応答する内にモヤモヤしてくる、という趣向のものです。

  震災当初は颯爽としていた、枝野長官も風評被害の問題が発生してからは、すっかりモヤモヤしてきて、答えにくそうな表情をしている姿が目立ちます。それとともに政府への信頼感も揺らいで見えるのが、情けないところです。

  政治家や政府にとって食品は鬼門だ、ということが良くわかります。

  このパロデイーはなかなか良く出来ていて政府批判の手法としては美味いイヤ上手いと思います。でも、現地の風評被害を受けている皆さんの胸中を思うと、それをここには載せられません。

 弊ブログの読者の皆さんも気になるでしょうが、まあ、ネットで検索するとすぐに出ますので、読みたければ勝手に探してください。

  で、替わって、ここでは別の版をどうぞ。

 「三社が中止だってね」っていうと
 「ああ、中止だってよ」っていう。
 「サンバも中止だってね」っていうと
 「ああ、中止だってよ」っていう。
  「ショボいよね」っていうと
 「ああ、ショボいよね」っていう。
  そうして、あとで
  さみしくなって、
 「でも負けたくないよね」っていうと
 「そりゃ、負けたくないよ」っていう。

  「なにか、したいよね」っていうと
 「そりゃ、なにか、したいよ」っていう。

   こだまでしょうか、
  いいえ、浅草。(作詞:住吉ひひひ)

追伸①

 雑誌「ノジュール」2011年4月号に載せていただきました。「50代からの自分ライフを格好よく!」というコンセプトの雑誌です。

 その「ザ・東京めし これぞ江戸の味!」というコーナーに載せていただきました。

 JTBパブリッシング社より発行。定価750円だとか。

追伸②

 仙台牛メニューの提供を開始しました。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

 宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号は03686-13232。

 美味しく食べて被災地支援を!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて409連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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雇い入れ

 昨日も福島で余震がありました。

 で、その地震で食事に行けなくなった、という人がおりました。東京は大したことないにもかかわらず「予約をキャンセルしたい」って。

 台東区在住だって事は存じてますよ。本当に被災した方だっておいでなのに、嘘は良くないですね。恥ずかしくないんですかね。さて、

 先日ツイッターのタイムラインを見ていて、人材派遣会社を経営されている、旧知のC花女史のツイートを発見しました。

 「仙台TKPカンファレンスセンターにて面接会なう。震災で被災した方ばかりです。能力が高く良い方ばかりです。この面接会を行って本当によかった。皆さんのお役にたてて本当によかった。当社にご応募頂きましてありがとうございました。<(_ _)> 」

 読んだ瞬間、超速リプライしたことは申すまでもありません。

 貴女は偉い!

 実は、同様に浅草でも、被災地の方を雇い入れよう、と活動しておいでの方もいます。大変素晴らしいと思います。尊敬です。

 しかし、その浅草観光産業も、原発・停電で冷え込んでいて、深刻な事態です。しかもその状況が長期化しそうです。

 そうした中で雇用を拡大する、ということは、会社経営上、重大な負担となる可能性があります。被災地支援は当然ですが、自らリスクを負ってまで支援するのは、なかなか困難と思います。

 だから、それよりもまず需要を発生させることを考えないといけません。需要の発生⇒雇用の発生、という経済の道理を踏んだ上で、被災地への支援をする方法が順当と思います。

 そのためには、今、被災地の産品を仕入れて売り、そのことを宣伝することが、やはり良いと思います。河野俊嗣 ・宮崎県知事も、県民にツイッターで「震災支援消費活動(チャリティ消費)」を提案されています。

 例えば、被災地産の酒を買った方に、浅草らしい希少性の高いノベルテイーを差し上げます。そうすれば、被災地産の酒が他県産より売れて行きます。

 さらに、そうしたサービスをしていることを、ネットやマスコミを通じて、PRすることにより、それに共感して下さった方を、お客様として浅草へ呼び込みます。

 このように、被災地の産品を仕入れをすれば、先方企業の仕事が増え、現地で人を雇い入れることができます。

 お客様として浅草へ呼び込む=需要の発生⇒(現地での)雇用の発生、という流れをなんとか造り出したいものです。

 まだ発表できませんが、勿論、私たちは策を練っています。

 今回、三社祭を中止したことで、浅草もすっかり評判を落としています。三社に使うハズだった経費を義捐金として寄付する予定なのですが、そちらの方はあまり報道されず、中止したことだけが有名になりました。

 それに「三社に使うハズだった経費」といっても、大企業やセレブの皆さんの巨額寄付の前では霞みますよね、実際問題。

 でも、このままの状態を座視しているわけではありません。我々らしいやり方で、世間を驚かせる日が来ると思います。請う、ご期待。

追伸①

 雑誌「ノジュール」2011年4月号に載せていただきました。「50代からの自分ライフを格好よく!」というコンセプトの雑誌です。

 その「ザ・東京めし これぞ江戸の味!」というコーナーに載せていただきました。

 JTBパブリッシング社より発行。定価750円だとか。

追伸②

 仙台牛メニューの提供を開始しました。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

 宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号は03686-13232。

 美味しく食べて被災地支援を!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて408連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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