成長戦略

皆さん、弊ブログは、本日1.200日連続更新を達成しました。そこで!時流に乗り、成長戦略と題してお届けいたします。さて、

株が乱高下していますね。

「異次元」の金融緩和が創り出した今回の相場が、まだまだ上がり続けるのか、いやもう、いい加減、下がり始めるのか、両者の見方がせめぎ合っているようです。

まあ、株をやらない私には直接関係無い話しではありますが、アベ政権が焦って「成長戦略」を前倒し公表し始めたことは、歓迎できます。

さて問題は、その内容ですね。

投資減税とか言われているようですが、普通の投資減税なら、あんまり魅力ないですね。

だって、減税する分代わりに消費増税もするんでしょ。

増税で売り上げが落ちこむ見通しなのに、投資なんてしますかね!

どうも政府案に魅力がないので、私の成長暴略を公表します。

減税特区を作りましょう。

ある特区の中で一業種を指定して、その業種に限って法人税を減税するんです。

例えば瀬戸市では窯業に限って減税します。

自然と窯業者が瀬戸市に集まって来て、つまり集積が起こって⇒切磋琢磨=競争が起こります。

その競争の中で品質が上がって行く、それが経済の成長と申すものだと、私は信じます。

起こりますのは競争だけではありません。

その業種の中で多様化が起こります。

多数の業者が密集して存在すれば、各社が自社の特徴を伸ばさねばなりませんから、

独自のデザインとか

独自の販路とか

独自の雇用制度とか

が生まれてくると期待できます。

浅草を見て下さい。

すき焼き屋が集積しています。

鰻屋も集積しています。

天麩羅屋も集積しています。

寿司屋も集積しています。

どじょう屋も集積しています。

もんじゃ焼き屋も集積しています。

皆、競争し共存しています。

先日「ちんや」のすき焼きを食べた人から、

オタクの割り下は甘い!

と御意見をいただきましたから、私は反論しました。浅草には甘味を抑えた割り下の「浅草今半」さんも在りますから、どうぞ、そちらを御利用下さい。良い御店ですよ、とお伝えしました。

その方は意外に受けとめられたようです。

はあはあ、ご尤もと存じますので、次回は甘くない割り下を御用意いたします・・・

という返事を期待なさっていたのでしょうが、私がそんなものを出すわけもありません。多様な味のすき焼き屋が在るべきなんであって、そのそれぞれが自前の御客様を掴んで繁栄することこそ、経済の在るべき姿と信じます。

自分用に味を変えろなどと言う消費者と、それに応じる業者こそが、日本経済を滅ぼすと断言いたしましょう。

必要なのは多様性なのであって、それには集積させることがポイントだと思います。

浅草に集積したすき焼き屋を、お客様が食べ回って、自分の味覚に合う店を選べば良いのです。

そうなれば、どの道、浅草は繁栄するのです。

焼き鳥特区とか、

トンカツ特区とか、

カレー特区とか、

創れませんかね。在ればゼッタイ行きますよね。

そうすれば、また繁栄できると思うんですけどね、日本経済も。

 

追伸①

1963年6月15日に「スキヤキ・ソング」(=「上を向いて歩こう」)が、全米ヒット・チャート第1位を獲得しました。それから50年。その後、全米第1位になった日本人はいません。

~「スキヤキ・ソング」50周年記念~
「ちんや」で九ちゃんのCDが当たる週間 を開催します。
平成25年6月15日(土)~23日(日)

1等:「上を向いて歩こう」CD
2等:世田谷文学館「上を向いて歩こう展」入場券
参加賞:「ちんや」金券133円 (参加賞は全員に差し上げます)

詳しくは、こちらをご覧ください。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.200日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (2)

DJポリスの音韻

DJポリスの続編です。

DJポリスこと警視庁機動隊広報官のニュースを伝えるテレビ番組に、コメンテイタ―として黒川伊保子先生が出ておいででした。

黒川先生は、音韻が脳に与える効果・影響を研究し、企業へ商品ネーミングのアドバイスなどを行っておいでの方です。著書『怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか』が有名ですね。

その先生が、DJポリスの語り口について、音韻研究家らしいコメントを出されて、

なるほど!

と感心してしまいました。

コメントの中で褒められていたのは、

DJポリスが、自分のことを「お巡りさん」と自称していたことです。

「怖い顔をしたお巡りさんも、皆さんが憎くてやっているわけではありません。心の中では、日本代表のワールドカップ出場を喜んでます!」。

自分を「お巡りさん」なんて、最初は、私は違和感があったのですが、音韻的には人の共感を得やすい音韻なのだそうです。

O-MA-WA-RI-SANですからね。

もし怪獣の名前の、カ行・ガ行の言葉を使っていたらダメでした。

警察官、

検察官、

機動隊、

官僚、

監督、

軍隊・・・

こういう音韻の言葉は人をイラつかせます。

おそらく無意識とは思いますが、DJポリスは、なんとかサッカーファンをなだめようと、固い音韻の言葉を避け、やわらかい音韻の言葉を使ったのでしょう。

商用の文を書く時に、私も参考にしたいと思います。

あ、ブログを書く時は、わざと刺激的な音の言葉も使うと思いますので、悪しからず。

追伸①

1963年6月15日に「スキヤキ・ソング」(=「上を向いて歩こう」)が、全米ヒット・チャート第1位を獲得しました。それから50年。その後、全米第1位になった日本人はいません。

~「スキヤキ・ソング」50周年記念~
「ちんや」で九ちゃんのCDが当たる週間 を開催します。
平成25年6月15日(土)~23日(日)

1等:「上を向いて歩こう」CD
2等:世田谷文学館「上を向いて歩こう展」入場券
参加賞:「ちんや」金券133円 (参加賞は全員に差し上げます)

詳しくは、こちらをご覧ください。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.199日連続更新を達成しました。

1.200日が近づいてまいりました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

 

 

 

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

DJポリス

「広報上級検定」っていうのが在ったんですね。

その資格を持っているのは、しかし、イカしたファッション・ブランドの美人広報嬢ではなく警視庁機動隊員。

庁内でアナウンス技術の競技会があって、そこで優秀な成績を収めると獲れると聞きますが・・・

ああ、あれですか、警察車両の上からしゃべる、あのしゃべくりを「広報」と言うんですね。

あれなら、いつも大変お世話になっております。

初詣とか、祭りとか、花火とか、サンバとか、浅草は「広報」さんのお世話になる行事ばかりやっていて、実に恐縮です。心より御礼申します。

そういった在来の行事だけでも、「広報」さんは結構大変なのに、サッカーとか迷惑な行事をやって欲しくないでしょうね、本心では。

でも、その「広報」さん~「DJポリス」と名がついたそうですが~渋谷に集結したサッカーファンに向けて、やさしく丁寧に語りかけたそうです。

「怖い顔をしたお巡りさんも、皆さんが憎くてやっているわけではありません。心の中では、日本代表のワールドカップ出場を喜んでます!」。

この「広報」が場の空気をほぐし、一部のサポーターからは「お巡りさん」共感コールも湧き起り、大きな混乱を未然に防ぐことに成功したそうです。

久しぶりに良い話しですね。「警視総監賞」ものの成功だそうです。

これまで、ああいったサッカー騒ぎを、私は心底、苦々しく思って来ました。

だって選手は真剣で、勝って兜の尾を締めているのに、路上で馬鹿騒ぎなんて軽薄ではないですか。

TVカメラに向かって「自分は、サッカーは全然分からないけど楽しそうなので来た」と公然と語る者もいました。

で、その結果、サッカー騒ぎが嫌いなので⇒サッカーを視ない、というのが我が家の現実でした。

でも、まあ、日本のサッカーファンも、まだ可愛いところがあったのですね。

「皆さんは12番目の選手です」と言われれば、その責任を自覚することが出来たようです。

それなら、最初からそういう態度で参加して欲しかったですね。

キミ等のせいで、私は見逃しちゃいましたよ、あの試合を。

 

追伸①

「浅草法人会」さんの主催で講演会をさせていただくことになりました。

<演題>すき焼きを現代に活かす~商いは、楽しく・古風に・斬新に

<日時>7月2日(火曜)17時受付開始⇒17時30分~19時頃まで

<場所>浅草文化観光センター5階(台東区雷門2-18-9)

<定員>60名様(早めにお申し込み下さい)

<参加資格>どなたでも(=浅草法人会会員でなくても)参加できます。

<参加費>なんと、無料。

*参加の手続きはこちらです。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.198日連続更新を達成しました。

1.200日が近づいてまいりました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

 

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

大誤報

大阪のハシモトさんが、

言葉を切り取られて、大誤報をやられた!

と怒っていましたね。

私が見聞きします所でも、言葉を切り取られることは、実際多いと思います。

最近多いのが、

円安とスカイツリー効果で外人観光客が浅草に押し寄せて来てますよね?!

という誘導尋問です。

そうですねえ、まあ、来てることは来てますかね~

と私が答えますと紙面上では、

「円安とスカイツリー効果で外人観光客が浅草に押し寄せて来ている」と老舗すき焼き店「ちんや」の六代目店主・住吉史彦さん(48)は語った」

という文になります。随分景気が良さそうに見えますね。

最初から文脈が決まっていて、そこに嵌る文章が必要なのでしょう。

それなら、わざわざインタビューに来なくても、

こういう文を住吉さんの名義で載せたいですけど、良いですかね?

と最初から言っていただいた方が話しが速いですな。

だいたい私はですね、こう見えても、観光業の盛衰が外部要因にばかり左右されるのが残念なことだと思いまして、内部要因=自分の店の魅力で集客することを何より優先して来ました。

このブログも、まあ、その一環です。

でも、世間から見たら、観光業などと申しますものは、トレンドやら為替やらで流行りも廃りもする、浮草のようなものに見えるのでしょうね。

たまにイラっとしますが、もう慣れました。

大誤報、どうぞ気楽にやっちゃって下さい。

 

追伸①

「浅草法人会」さんの主催で講演会をさせていただくことになりました。

<演題>すき焼きを現代に活かす~商いは、楽しく・古風に・斬新に

<日時>7月2日(火曜)17時受付開始⇒17時30分~19時頃まで

<場所>浅草文化観光センター5階(台東区雷門2-18-9)

<定員>60名様(早めにお申し込み下さい)

<参加資格>どなたでも(=浅草法人会会員でなくても)参加できます。

<参加費>なんと、無料。

*参加の手続きはこちらです。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.197日連続更新を達成しました。

1.200日が近づいてまいりました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

Filed under: ぼやき部屋,今日のお客様 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

社員章

今日は、ある酒類メーカーの社員さんから聞いた、今時のイヤな話しです。

ある夜、その会社の社員さんが酒を飲み⇒ご機嫌になって電車に乗り込み⇒誤って優先席に座り⇒眠り込んでしまったそうです。

そうしましたら、乗り合わせた乗客が、その様子をスマホで撮って、

怪しからん!

という抗議文を付けて会社へ送りつけて来たというのです。SNS社会のブラック面ですね。

実にイヤな時代になったものです。その昔美智子様の御成婚が決まってから、美智子様のお父上は酒席に出ることを控えるようになったと聞きましたが、今時は一介のサラリーマンも品行方正を要求されるようです。

この事件は、やり口が卑怯です。本当にその場に席を必要とする人がいたのなら、起こして譲るように言えば良いんです。カンタンなことです。

それをわざわざメールなんて、根性が曲がっているとは当にこのことでしょう。

イヤな話しは続きます。この事件を受けて、この会社では、飲み会のある夜は社員賞を胸に付けること控えるようになったというのです。

社員賞を付けなければ、そのメーカーの人間とバレずに済みますからね。

これは実に嘆かわしい話しです。夜更けても社員賞を胸に飲むのがメーカーの社員さんの誇りだったと記憶しています。

私などは、夜の巷でそういう方と居合わせた時、深い敬意を抱いたものでしたが、そんな昭和な夜の風景は過去のものと化して行くのでしょうか。

だいだい想像するに、ですよ、この事件は、王冠キャンペーンに落選した消費者が腹いせに嫌がらせをしただけなんじゃないかと思います。はい、そうに違いないと断定しますね、私は。

そんなメールを真に受けないといけないなんて、実に気の毒です。大手さんもつらいですね。

憂さを晴らすのにまた飲んで⇒また優先席に座っちゃいそうですな。

お気をつけを!

追伸①

「浅草法人会」さんの主催で講演会をさせていただくことになりました。

<演題>すき焼きを現代に活かす~商いは、楽しく・古風に・斬新に

<日時>7月2日(火曜)17時受付開始⇒17時30分~19時頃まで

<場所>浅草文化観光センター5階(台東区雷門2-18-9)

<定員>60名様(早めにお申し込み下さい)

<参加資格>どなたでも(=浅草法人会会員でなくても)参加できます。

<参加費>なんと、無料。

*参加の手続きはこちらです。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.193日連続更新を達成しました。

1.200日が近づいてまいりました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

車椅子

オトタケさんの入店を拒否したイタリアンが「炎上」したようです。

オトタケさんとは勿論『五体不満足』で有名な方で、炎上と言ってもツイッター上の「炎上」です。

その、入店拒否をした店は、銀座のビルの2階にあり、エレベーターが止まらないなど障害者に優しくない作りになっていて、その点について店のHPには「お気をつけ下さい」としか書いていなかったようです。

エレベーターが在るのに止まらないって、そんなことがあるの?

とお思いでしょうが、銀座には結構そういう店がありますね。

そういう店は、建物の外付け階段をメインの通路にして、外から入りやすくしてあります。結果入口がエレベーターの方ではなく外を向いているので、エレベーターは2階を通過するようにしてあります。

銀座は家賃が高いですからね、ビルの2階へも入りやすくして繁盛させるための工夫をした結果、そうなっているのです。

オーナーさんは、車椅子の方は「お気をつけ下さい」を読んで⇒事前に連絡を入れてもらえる、と思っていたようですが、そんなことをする必要はなく、普通に車椅子で乗り着けても店が対応するべきだ、と考えるオトタケさん側と折り合うことができなかったようです。

さて60万人のフォロワーを持つオトタケさんが、この店の実名を挙げて批判したことで「炎上」は起きました。

店は抗議の電話が鳴りやまず、営業不能になった模様です。

一方オトタケさんにも批判のツイートが多数寄せられ、こちらも炎上となった模様です。

車椅子の予告をするべきだったかどうかは賛否が均衡。

しかし、それ以上に問題になったのは、オトタケさんのような有名な方が、雑居ビルの2階でやっているような、たぶんスタッフも10人とか20人とかしか使っていないような、ごく普通の店を攻撃した点です。

いかに正義の戦いであっても、これでは兵士が10人しか駐屯していない基地に、大陸間弾道弾を打ち込むような話しですから、戦いの手法が適当だったか問題となりましょう。

今後のオトタケさんの講演の、客の入りが心配ですが、まあ、それは私には関係ないですね。

で、この話しを報道するテレビを視ていて、私が感心しましたのは、ある湖面テイタ―いやコメンテイタ―の方が、

通行人に助けを求めれば良かったのに。日本も、そろそろそういう社会に成っても良い頃なのではないか。

と言ったことです。私はこれに賛同します。

実は昨年「どぜう飯田屋」の若旦那が乗っていた都営バスに、障害者の方が乗り込んで来ました。

当然バスのドライバーさんが、その対応をするのですが、一人ですから大変ですね。見かねた彼は立ち上がって手助けをしました。

日頃から店で仕事をしていてバリアフリー問題には悩まされていますから、ドライバーさんの状況に同情したのでしょう。

浅草には、そういう市民が少なくとも一人います。もっと増えたら良いのに!と思います。

だいたい、障害者と店が1対1で対峙しては、双方アンハッピーになりますね。

一介の個人経営の店が車椅子に充分な対応が出来るかと申しますと、それは「いつでもOK」とは言えないのが実態です。

「予告くらいして欲しい」というのが本音でしょうが、オトタケさんのような、予告無しでも当然対応すべきだ、というお考えの方とは折り合えません。

でも、通行人が助けてくれれば別です。障害者の方をサポートするための負担を、より多くの方が担うようにならないかなあ、そう願います。

なお「ちんや」の場合は、店内用の車椅子を用意してありまして、玄関でそれに乗り換えていただきます。店内は土足NGの和風建築ですから、乗り換えていただくわけです。

でも店内用車椅子は1台だけなので、やはり予告をして欲しいです。HPにもそう載せています。

それから、今のところ、バリアフリー化のために改装する気はありません。

和風の造りで下足番がいる、現在の店舗の形態を護ることが、私の使命と考えるからです。

この考えは、世相のうつろいと共に「非常識」と言われるようになるかもしれません。現にアメリカで1990年以降に建てられた建物は、皆バリアフリーなのだとか。

この件で、私の立場が全ての方に諒解していただける、とは思いません。

でも、問題が在るからと言ってそれに触れないのも不誠実ですね。ですので、現状と方向性を、ここに明らかにさせていただきました。

ご高配を賜りたく、お願い申し上げます。

 なお私のツイッターのフォロワー数は、たったの570名様です。トホホホ。

追伸①

「浅草法人会」さんの主催で講演会をさせていただくことになりました。

<演題>すき焼きを現代に活かす~商いは、楽しく・古風に・斬新に

<日時>7月2日(火曜)17時受付開始⇒17時30分~19時頃まで

<場所>浅草文化観光センター5階(台東区雷門2-18-9)

<定員>60名様(早めにお申し込み下さい)

<参加資格>どなたでも(=浅草法人会会員でなくても)参加できます。

<参加費>なんと、無料。

*参加の手続きはこちらです。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.190日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

当世シニアお一人さん事情

テレビの情報番組で、当世お一人さん事情を特集していました。

しかも、シニアのお一人さん事情に絞った話しです。

登場するのは、

お一人さんで焼き肉に行くシニア女性(要するに、お婆さん)

お一人さんでカラオケに行くシニア女性(これも、お婆さん)

お一人さんでネットカフェに行くシニア男性(お爺さん)、さらには、

お一人さんで旅行に行くシニア女性まで。

ここに出て来る皆さんは、おつれあいを亡くしたのではありません。しっかり結婚しておいでなのですが、お楽しみは一人で、なのです。

まず、お一人さんで焼き肉に行く女性の言い分が驚きます。

焼き方が家族と違う。つまりこの方はカリカリ・焦げ焦げに肉を焼きたいのですが、それを家族に許して貰えないのだそうな。

次にお一人さんでカラオケに行く女性の言い分は、

歌の趣味が違う。この方は演歌が好きでなく、新しい歌を歌いたいのです。

続いて、お一人さんでネットカフェに行く男性の言い分は、

家に居ると婆さんが話しかけてきて、リラックスできないのだけれど、外でリラックスしてから、その後で婆さんと対面すると「寛容になれる」(!)

さてさて、お一人さんで旅行に行く女性の言い分は、

夫婦で旅行すると必ず喧嘩してしまうので、別々に旅行して土産話しをする方が楽しい。

いやはや。

私の、お一人さんへの見方がかわりました。

「ちんや」へもシニアのお一人さんが結構見えるのですが、

昔婆さんと二人でここへ良く来たんだよ!その婆さんは、おととし死んじまってねえ・・・

という状況が多いのだと確信していました。だから、そういうお一人さんは大事にせねば、と確信していたのですが、このテレビの情報が正しければ、単なるワガママで、弊店へ見えているシニアも結構多い、ということになります。イヤな感じですね。

たしかに「死んじまってねえ」系のシニアは、そのストーリーを店の者に語って下さいますが、「焼き方が家族と違う」系のシニアは、詳しい事情を店の者にあまり語らないかもしれません。

要するに、です、婆さんは浅草今半さんの「焼くように煮る」がお好きなのだけど、自分(=お爺さん)は「ちんや」風が好きだから、それで見えていた、と考えることも出来るです。

うーん・・・

か、歓迎しますよ、一応。

追伸①

藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。

不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。

ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.185日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 
Filed under: すき焼きフル・トーク,ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

世界遺産

富士山がイメチェンに成功したようです。

そろそろ噴火するんじゃないか・・・

と先日まで恐れられていたのに、世界遺産に成った途端、観光資源の王者として復権した模様です。GWも、前年比130~150%の観光客が来て大混雑だったとか。

チクショー!イヤ、間違えた、良かったですね、静岡・山梨の皆さん。

ドンドン発展していただきたいです。

で、その発展の方法がテレビで紹介されていました。

「富士山焼酎」

「富士山コロッケ」

「富士山鍋」

うーん。

そう言えば、スカイツリー丼っていうのも在りましたな・・・

「富士山焼酎」の仕込み水は富士山の伏流水だそうで、それはたしかに結構と思います。

でも、その他の商品は、形が円錐形だとか、目方が2.23キロ(ふ・じ・さんキロ)だとか、値段が3,776円 だとかって・・・

そ、それだけ、ですかあ!

皆さんにはドンドン発展していただきたいと思いますが、私はマネしません。

商いは楽しくって私も思いますよ。しかしですね、熟していないアイデイアを基に進んで行きますと、そのレベルの客ばかり来てしまうと思うんですよね。

接客時間の短い商売なら、それもOKかもしれませんが、「ちんや」のように2時間以上かけてお相手をするとなると、「そのレベルの客ばかり」は、スタッフにとって苦痛になってしまいます。

それに、だいたい、富士山は「世界文化遺産」ですよ、自然遺産でなくて。霊峰とも言いますね。もう少し、文化の香りを持ち込めないものなんでしょうか。

こういうものばっかり採り上げるテレビ局もどうかと思いますよね。観光産業を軽く見てるのが良く分かります。

まあ、でも、それはさて置き、結局私はマネしません。

他の方法で楽しくできますから、御蔭様で。

 追伸①

「浅草法人会」さんの主催で講演会をさせていただくことになりました。

<演題>すき焼きを現代に活かす~商いは、楽しく・古風に・斬新に

<日時>7月2日(火曜)17時受付開始⇒17時30分~19時頃まで

<場所>浅草文化観光センター5階(台東区雷門2-18-9)

<定員>60名様(早めにお申し込み下さい)

<参加資格>どなたでも(=浅草法人会会員でなくても)参加できます。

<参加費>なんと、無料。

*参加の手続きはこちらです。

 追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.184日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

予約すべきか

席が空いているかどうか、確認お願いします!

という電話があれば、それは勿論安芸を確認イヤ空きを確認します。

で、その次の応答ですが、空きの確認だけなのですから、そこでいったん電話は切れて再度かかって来ると予想しますよね。

ところが、です、確認だけかと思いきや、すぐに

では予約をお願いします!

と言われることが、なんだか最近多いのです。当然こちらは怪しんで、

「お決まり」でよろしいのですか?

と確認すると、

はい、お願いします!とキッパリ。

こういうケースがなんだか最近多いです。しかも相手はたいてい女性で、話し方は大手企業の秘書さん風。使っている回線も03(3□△1)△□11とか大手っぽいです。

最初から「確認」と言わずに、

予約お願いします!

と言えば良さそうなものを「確認」と称するのは、何故なのでしょう?

たしかに個人名や企業名を名乗ってしまってから、予約を断られるのは、上司の方のメンツが悪いですね。でも名前を名乗るのはもっと後のことで、最初は「予約お願いします!」としか言わないのだから、メンツに関わることはないですね。

あるいは逆の発想でしょうか。店が混んでいる時間帯に、公人とも言うべき大手企業の幹部が無理やり予約をネジ込もうとする姿が「反感を買うとマズい」と考えておいでなのでしょうか。

でも、それにしても名乗るのは後のことなんですから、問題ないはずですよね。

こちらが着信番号を確認していることまで気になさっているのでしょうか。

どっちにしても、実にヘンな感じです。現代のヘンな日本語の一種と申せましょう。

気にし過ぎだよね~

と私辺りは思うのですが、どこかの秘書学校で教えているらしく、日々そういう電話がかかります。

確認すべきか、予約すべきか、

That is the question.

追伸①

「浅草法人会」さんの主催で講演会をさせていただくことになりました。

<演題>すき焼きを現代に活かす~商いは、楽しく・古風に・斬新に

<日時>7月2日(火曜)17時受付開始⇒17時30分~19時頃まで

<場所>浅草文化観光センター5階(台東区雷門2-18-9)

<定員>60名様(早めにお申し込み下さい)

<参加資格>どなたでも(=浅草法人会会員でなくても)参加できます。

<参加費>なんと、無料。

*参加の手続きはこちらです。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.182日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

Filed under: ぼやき部屋,今日のお客様 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)

乱食モンスター

アメリカ東岸に「うなぎ長者」が誕生している、と先日の新聞が報じていました。

ふだんはロブスターなどを獲っている漁師さんたちがそう成っているらしいのですが、その理由は、彼らに最近中国から、大量のシラスの注文が入るようになったからです。

毎晩20万円ほどのシラスの水揚げがあり、それで家を建てた人が何人もいるとか。獲れたシラスを運ぶ業者は襲撃されることを恐れて武装している、というからハンパな話しではありません。

で、そのシラスは結局中国で養殖され⇒加工され、蒲焼と成って日本へ輸出されます。

長者達は蒲焼を食べたことがなく、日本人の記者に「うまいのかい?」と尋ねて来るとか。

いやはや。

日本国内は勿論、アジアのシラス資源を枯渇させた上、アメリカへ向かう日本の食品産業の姿は、もはや乱食モンスターそのものです。

ウナギだけでなく、日本人はマグロでも同様のことをやってしまっていますね。

国内で資源が足りなくなれば、昔なら値が上がって⇒消費量が抑制されたでしょうが、今時はグローバリズムの世の中ですから、値段据え置きで、世界に食材を探し求めるようになっています。

しかし、ですよ。

ウナギって、そんなに安く、そんなに頻繁に食べたいものですか。

マグロって、そんなに安く、そんなに頻繁に食べたいものですか。

私は、そうは思わないんですよね。たまにおいしく食べたいんですけど。

ついでに申せば、24時間真夜中でもウナギやマグロを食べたいですか。

私は普通の食事時間に食べたいですね。

ハッキリ申して、日本人の消費の在り方って、おかしいんじゃないか、どうかしているって思います、私は。

さらにもう一つ申せば、見込みで大量生産し過ぎなんです。日本は世界でも食材の廃棄が多い国ですが、そうなってしまう理由は、食べて貰えるかどうか確実でないのに大量生産してしまうからです。

我々料理屋も、勿論見込みで食材を仕入れますが、最悪ダメにしてしまったとしても、数個とか十数個とか、せいぜい二桁の範囲内です。数百個とかはダメにしません。

対するに、中国の蒲焼工場で日本国内の需要を予測して生産する場合、廃棄を十数個に止めることができましょうか。

しかも、ですね、日本の加工食品流通業界には「3分の1ルール」と呼ばれる商慣習があるんです。メーカーや卸が小売店へ納品できるのは、賞味期限の最初の3分の1までとするルールですが、製品はそのルールの中で売らないといけません。

その後はどうするのかって?

決まってますがな。バッタ屋に回すと「メーカーのブランドイメージが崩れる」ので、廃棄するんです。

いやはや。

ウナギ・マグロと言えば日本国内では懐かしい伝統食ですが、外から見たら乱食モンスター日本人のシンボルに見えている、そう自覚して下さい。

追伸①

追伸①

「浅草法人会」さんの主催で講演会をさせていただくことになりました。

<演題>すき焼きを現代に活かす~商いは、楽しく・古風に・斬新に

<日時>7月2日(火曜)17時受付開始⇒17時30分~19時頃まで

<場所>浅草文化観光センター5階(台東区雷門2-18-9)

<定員>60名様(早めにお申し込み下さい)

<参加資格>どなたでも(=浅草法人会会員でなくても)参加できます。

<参加費>なんと、無料。

*参加の手続きはこちらです。

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は351人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.180日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

Filed under: ぼやき部屋,色んな食べ物 — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)