引っ越し記念日

 お彼岸中に来店される方は、この近所に御墓がある場合が多く、将来また来ていただける可能性が高いので、この機会に、「ちんやメンバーズ・カード」にご入会いただこうと工夫しています。

 この期間に、ご入会を勧誘して成功した係員には、小額ですが奨励金を出しています。

 入会していただいた後に気になるのは、例によって、どういう日を「記念日」として登録なさっているか、です。

 あいかわらず、自分の誕生日を登録された方が断然多く、ついで結婚記念日で、それ以外の種類は、ごく少数です。

 ご先祖様のご命日を登録して法事をなさる方が結構いるのでは、と思いましたが、ほとんどありません。やはり「記念日」という語感にあわないからでしょうか。

 そんな中、会社の創立記念日を登録された、二人目の社長さんが現れました。登録用紙を見ると、昭和45年生まれ。

 おお、私より少しお若いですね。社業のご繁栄を心より祈念申し上げます。

 別の例で、おやっと思ったのは、「引っ越し記念日」です。

 「引っ越し記念日」って何だソレ? そんなの有り?

と思いましたが、聞けば、その日は、その方が地方から東京へ越して来て、新生活を始めた日なんだとか。

 そういう御引っ越しの後の「お疲れ様!」の食事が「ちんや」だったようで、そのまま「メンバーズカード」にご入会いただきました。つまり新生活スタートの日を登録なさった、いうことです。

 出てこられたのは御仕事の関係なのか、詳しくは存じませんが、東京での新生活をお楽しみいただきたいですね。

 それにしても、この近所に住まれるとは・・・

 お教えしますよ、行かない方が良い所。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

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絵ごころ

 台風一過涼しくなりましたね。

 9/25は大勢様があったので、店の玄関で下足を片付けていたら、今秋初のブーツがありました。季節を感じます。そこで、

 「下足取り 流行りのブーツ 秋は来ぬ」 

 お粗末なことでした。さて、今日は「描き主探し」の掲示です。

 半年前のお彼岸に、ある方が予約無しで見えて食事をしていかれました。その時は普通に食事を済ませて帰られたのですが、しばらくして、その日召し上がった料理や器、活け花、調度品などを、葉書サイズの絵に仕上げて持って来られました。

 それを拝見して、当然御礼を申しげようと思ったのですが、その方(のお嬢様が見えたようですが)は「あの時の絵が出来たので持ってきました!」と玄関にいた者に渡されて、中にお入りにならず、御芳名も名のらずに、すぐに帰られてしまったそうなのです。

 応対した者も、こういうケースは初めてで驚き、ただ「ありがとうございます」と言っている内に、御芳名を聞きそびれてしまったようです。画面の端に、u-minami とありますので、たぶん南様という方でしょうが、最初のご来店の時も予約無しでしたし、そういうわけで連絡がとれません。

 今その絵は、小さい額に入れて、玄関ロビーに置いてあります。前回のご来店がお彼岸でしたので、この近所に御墓があるのかもしれません。

 秋の御墓参りの後に、再度ご来店いただき、玄関で絵を見つけて

 「あ、これは自分の描いた絵だ!」とお申し出下されば、御礼ができると思い飾っています。

 でも今のところお見えではないようです。秋の彼岸も26日で「明け」ですが・・・

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近江牛らしい近江牛

 先日、近江肉牛協会の関係者の方々が来店されました。

 方々とは、協会の役員でN畜産のNさん、全農滋賀のYさん、S牧場のKさんで、近江から牛を積んで東京市場に搬入し、セリにかけた後で、浅草へまわって下さったようです。東京への搬入は、最近では月に3回行われているそうです。

 近江牛は、その昔「近江・松阪」と並称されたトップブランドでしたが、いつの頃からか、松阪に圧倒されるようになりました。

 さらに、平成15年に牛トレサビ法が導入された時、松阪サイドが、法律の上を行く独自のトレサビ体制を採ったのに対し、近江サイドは熱心な対応を採らず、水をあけられてしまいました。

 今回見えたのは、その失地をなんとしても回復したい、と頑張っておられる方々です。

 なるほど、頑張っておられるのは了解ですが、松阪があそこまでになった以上、松阪の後追いはキビシいと思いますよ。何か独自性が要るんじゃないですか、と私。

 それは、わかってます!

 私たちも、近江は近江らしい牛を育てようってことを毎日考えてます。近江には鈴鹿山系の水があって、それから四季がハッキリしてるんで、独自の近江らしい牛を出すことができるんです。

 ほうほう、なるほど、でも、その「近江らしい牛」っていうのを、もう少しわかりやすく言えませんか。

 それはもちろん、質の高い牛ってことです。

 あのですね、今どきはワンフレーズ・ポリテイックスの時代ですから、

 「聖域なき構造改革!」とか、具体的でないと困るんです。

 うーん、具体的となると、脂の融点が低いってことですかね。近江は、水があって四季がハッキリしてるから、脂の融けが良い牛が出せるんです。近江の生産者は、みんな脂の融けが良い牛を狙って育てていますよ。

 なるほど「融けが良い牛」ですか。でも今度は具体的過ぎて、一般の方には、とっつきにくい用語ですよね。そういう肉屋用語じゃない方が良いんですよ。

 うーん、じゃあ「サシがあるのに、もたれない牛」って感じですかねえ。融けの良い牛は食べた後に消化が良いでしょ。近江牛はもたれないって、言っていただくことが多いですよ。

 おお、「もたれない」ですか。それなら消費者目線で、わかりやすいですね。

 でも「牛」はやめましょうよ。消費者サイドから見れば「もたれない牛」じゃなくて「もたれない肉」ですから。せっかく消費者目線になったんだし、「もたれない肉」にしませんか・・・

ーなんていうこと、ひとしきり4人で話しました。やる気のある人と話すのは楽しいですよね。

 近江の「もたれない牛」に期待しましょう。じゃなかった、間違えた、「もたれない肉」に!

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お彼岸思い出ストーリー

 今年はお彼岸の入りの日が祝日と重なったので、期待していた(もちろん営業的に期待していた)のですが、小雨がパラついてしまい、また蒸し暑く、出鼻をくじかれました。天気には勝てません。

 期待していた理由は、お彼岸は浅草の飲食店にとっては、一大イベント・一大商機だからです。

 浅草の北部や西部に御寺が多く、そこに墓参りに来られるご家族連れが多いのです。墓参りは家族の重要な行事ですから、小さいお子さん・お孫さんも引率していかないといけません。

 そして、小さいお孫さんがお墓にお参りしたら、ご褒美として、やはり、何か美味しい物・普段あまり食べない物を食べさせないといけません。それで、浅草の街が賑わう、という寸法です。

 そういう日に、お客様と話していると

「ちんや」さんには、最初は墓参りの後で、爺さんに連れて来られたんだよ。その爺さんはとっくの昔に墓の中で、親父も8年前に墓に納まって、今は自分が孫を連れて来るようになったよ。」

 というような、ものスゴく有り難い話しをうかがうことがあります。親子孫三世代どころか、通算五世代(!)で来て下さっていることになります。

 でも、そういう話しは口頭でやりとりされるだけで、たぶんどこにも記録されません。

 今年「ちんや」創業130年記念サイトを計画した時、そういう話しを集めて、掲示したいと考えました。でも自分で書いたのでは内輪ネタになってしまうので、投稿していただくことにしました。

 題して「すき焼き思い出ストーリー」

 http://www.sukiomo.com/ (すき思ドットコム)で投稿をお待ちしています。

 あ、「通算五世代」とか、そんな凄いストーリーでなくても、もちろん結構ですよ。

 カノジョに予約をドタキャンされて、独りですき焼き食ったとか・・・

 私はありますよ、独りで鮎のフルコースを食ったこと。

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Sukiyaki,famous worldwide!

 9/19、慶応義塾国際センターのTさんが見えました。

 国際センターは主に、①慶応から海外へ留学に出る学生さんの世話や、逆に②海外から慶応へ留学して来る学生さんの世話をしている部署です。そこへ「ちんや」は例年お食事券を寄贈していまして、その券を取りに見えたのです。

 寄贈の対象は②の方です。海外から慶応へ留学して来る学生さんに、ご滞在中に、すき焼きを食べていただこう、という計画です。

 留学生は9月入学なので、もうすぐ新留学生のパーテイーが開かれたりします。お食事券は、そういうパーテイーなどで景品として使われているようです。

 学生さんは、母国にご帰国後は、たぶん出世なさって、お国で重要な御立場になられるでしょう。是非今の内に、すき焼きを経験していただき、後日そのことを世界的に吹聴していただきたいと思っています。

 Sukiyaki,famous worldwide! が野望です。

 もし留学生さんが大統領とか首相とかにお成りになったら、私がお雇い外国人になっても良いんですけどね。いろいろ、お教えしますよ。

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住吉史彦の会

 9/9に、<すき焼き「ちんや」創業130年記念「住吉史彦の会」>

というのを開催しました。会場はもちろんウチです。

 このたび浅草「ちんや」は、創業130年を迎えたわけですが、これを機会に私が日頃親しくさせていただいている皆様に、弊店へおはこびいただき、今後の所信など申し上げたい、と考えました・・・

 なんちゃって、嘘ぴょーん!

  もちろん「今後の所信」などはタテマエでして、「楽しく呑みたい」というだけのユルイ会です。ですので、「御偉方」をおよびせず、同業の方と浅草近隣の地場企業の方の中で、年齢の近い皆様にお声かけさせていただくことにしました。 

 正式の創業130年記念式典となると、御偉い方をおよびしないといけませんが、「住吉史彦の会」なら、仲間うちでOKです。そういう次第で、今回は昭和30年頃〜昭和54年頃にお生まれの方(干支2まわり)をお誘いしました。

 おかげ様で台風は去り、嬉しいことに、大宴会場がいっぱいの、50人の方にお越しいただきました。

 まったくの住吉史彦個人の会で、しかもただ食って飲むだけの、何の意味もない会に、これだけ多数の方が来て下さって、本当に有り難いことです。

 中でも西と北の、すき焼きの老舗中の老舗=「三嶋亭」(京都市)のM社長と「登起波牛肉店」(米沢市)の〇社長が遠路ご参加下さり、嬉しかったです。

 宴会が始まるや、年の近いもの同士、すき焼きを囲んで、痛飲また通院イヤ痛飲。結果、人脈大交流会と化して、夜も更けました。

 余興の「勝ち抜き!超マニアックすき焼きクイズ」も盛り上がりました。

  私は挨拶に立ち、万障繰り合わせて駆けつけて下さった、大勢の皆さんを前に、感極まって申しました、

  「皆さん・・・・・意外と・・・・・ヒマなんですねえ!」

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電気ブランって何ですか?

 8/26、「ちんや」の研修委員会を開きました。

 「お客様に聞かれて困った質問」の収集具合が、このところイマイチなので、気合を入れて集めるように指令を出しました。

 収集具合がイマイチになる理由は、わからないでもありません。「ちんや」の御客様は、すき焼き屋の業務外のことをお尋ねになることが、やたらと多いのですが、そのご質問に答えられなくても、業務上具体的な支障はありません。例えば、

「ほら、何て言ったっけ、吾妻橋のところで、アコーデイオンひいて、昭和歌謡をやってるバンドの名前、何だっけ」

―なんていうご質問が飛んできますが、そのご質問にお答えできず、

 「あー、お姐さんも知らないかあ」で終わってしまっても、業務上支障はありません。すき焼きや肉のことを知らなければ、それはNGですが、バンドの名前は知らなくてもOKといえなくもありません。

 でもやはり、いろいろな話題を常にフォローしていて、そうした会話を小気味良くこなすタイプの人間の方が、接客に向いています。楽しく接客できて、お客様は勿論、自分も愉快です。

 逆に担当の係が自分の話題に全然からめないタイプの人間だった場合は、お客様はガッカリして、「ビール持ってきて!」「酒持ってきて!」といった用件以外のことを言わなくなります。

 それでは、お互いつまりませんよね

 先日「ちんや」へ食事に見えた旧知のT社長が、二次会つきあってくれ、とおっしゃるので、夜の街へお供したところ、そこの店のお姐さんが「デンキブラン」を知りませんでした。

 千葉県松戸市出身の22歳だそうですが、「デンキブラン」というのは、電気メスとか電気ショックとか医療関係の用語だと思った(!)のだそうです。

  「デンキブラン」を知らないと聞いて、同行の浅草関係の3人は絶句。

 昭和歌謡バンドの名前を知らないのは許すとしても、「デンキブラン」を知らないとは!その店は、浅草から2キロ以内にあり、結構散財させる店なのに、です。

 その後は、そのお姐さんと会話するのは止めにして、カラオケに突入しました。妙に盛り上がりましたが、虚しさが残りました。

 お姐さん、「デンキブラン」を知らなくても、給料減らされたりはしないでしょうが、その世界で楽しく働きたいなら、奮励努力をお願いしますよ、今からでも。

追伸

  誠に勝手ながら、8/31〜9/2まで店を休んでおります。遅い夏休みです。ご寛容をお願い申し上げます。

  休み中も、ブログは書き溜めがありますので、「予約投稿」でUPする予定ですが、Twitter(http://twitter.com/chinya6th)の方はつぶやかないと思います。よろしくお願い申し上げます。

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

*「デンキブラン」については、こちらです。

* 「困った質問」については、こちらです。

林家たい平師匠の、落語の会@ちんや

 8/30の夜、「台彪会(たいひょうかい)」の、夏のお楽しみ企画として、

 林家たい平師匠の落語の会を開催しました。会場は「ちんや」でお引き受けしました。

 この企画は、昨年の夏に「台彪会」メンバーのSさん(「万年堂」ご経営)の御尽力で開催したのですが、大好評で「また来年も是非!」ということになり、今年二回目を開催したものです。

 去年を上回る、55人の方が集まり、また「台彪会」の師・二条彪先生にもお越しいただいて、大盛況でした。

 去年今年も、師匠は大熱演ですし、また広くはない空間で、師匠の高座を自分達だけで独占できるところが醍醐味です。公共のホールなどの広い会場でないのが、良いところです。

 高座終了後には、やはり「台彪会」メンバーで、「三益酒店」ご経営のSJさんに、御酒をご手配いただいて、二次会をセットしました。師匠も二次会までおつきあい下さり、メッポウ楽しい夜になりました。

 こういう、底抜けに明るい会が、もっと頻繁にあるといいな、ということで、はやくも来年の話しになりました。

 忘年会の日も、もう決めようと言うし、どうも気が早いです、このメンバー。

 たい平師匠が、この日のことを句にして、ご自身のブログに載せて下さいました。

 「 すき焼きを つつく仲間の 熱いこと  」  

 座布団10枚! 山田君。(旧いかなあ)

追伸

 誠に勝手ながら、8/31〜9/2まで店を休みます。遅い夏休みです。ご寛容をお願い申し上げます。

 休み中も、ブログは書き溜めがありますので、「予約投稿」でUPする予定ですが、Twitter(http://twitter.com/chinya6th)の方はつぶやかないと思います。よろしくお願い申し上げます。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。

 なお、このブログは本日で6ヶ月連続更新達成です。ご愛読に感謝申し上げます。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

*「台彪会」については、こちらです。

*たい平師匠のブログは、こちらです。

熱狂の浅草雷門 暑かった、第30回浅草サンバカーニバル

 8/28は、第30回浅草サンバカーニバルの日でした。

 「浅草サンバ」は、30年前に当時の内山栄一・台東区長と喜劇俳優の伴淳三郎さんが、「浅草の新しいイメージをつくるもの」として提案、その頃は出場チームも多くはなく、盛大とは言いがたかったのですが、いつのまにか30年。

 今や「日本最大のサンバカーニバル」であるのは勿論ですが、なんでも「ブラジル以外の、世界で最大」でもあるそうです。

 サンバ当日は、大変な人出なので、是非「ちんや」のすき焼きを食べたい、という方は、そもそも、サンバの日を避ける傾向があります。

 その辺の事情は、「三社祭」や「隅田川花火大会」の日と同じことです。実は、「ちんや」としてお客様がさほど多い日ではありません。

 でも、やっぱり結構忙しい日でした。

 まずカーニバルのスポンサー会社の、重役さんが「ちんや」で食事をされるので、ここはキッチリ仕事をしないといけません。

 それから、地元のケーブルTV局から、カーニバルの番組を作るので、出演タレントさんの控え室として「ちんや」の個室を貸して欲しい、と依頼されました。これも対応しないわけにいきません。

 その撮影隊が撮った映像を見た方は、いずれ浅草にお越しいただきたいと思います。

 それにしても、暑かったです、この日は。猛暑で元々暑いのに多数の人が集中するので、さらに熱くなりました。

 ブラジルより暑かったかも。

 ところで、8/28の夜9時から、テレビ東京系列の番組『出没!アド街ック天国』が浅草雷門を特集して放送しました。「ちんや」も出ました。ご覧になった方もお出でかもしれません。

 そこで、ブログ読者の方にお願いです。

 今すき焼きを、食べたくなっても、1週間程度我慢して下さい。

 「ちんや」も出ました、と言っても、正確には系列店の「ちんや亭」が出たのです。「ちんや亭」は、席数15席だけの小さい店ですので、テレビの視聴者の方が多数殺到すると、大変です。すぐ行列になってしまいます。

 聞けば、テレビの影響は1週間くらいで解消するそうですので、それまでは、食べたい気持ちを持続!して下さい。よろしくお願い申し上げます。

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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かぶちゃんグルメ対談

 月刊「百味」9月号が届きました。

 今月号には、「かぶちゃん」こと鏑木武弥さんと、私の対談記事が載っているので、落ち着かない気分で、ページをめくりました。

 「かぶちゃん」については、新聞の広告で見かけたことのある方も多いと思います。青年海外協力隊員として、パラグアイで農業指導をした後、帰国して「かぶちゃん農園」を長野県飯田市に設立、「市田柿」の通信販売が大評判で、ご盛業です。

  「すきや連」とご縁の深い「百味」の同じ誌面で、「かぶちゃん」も対談コーナーを連載し始めたのをキッカケに繋がりができ、今回「対談を」という話しになりました。

 今回対談している内、鏑木さんに共感していただいたのは、「食育」の話し、特に私が日頃思っている「親子孫三世代で、すき焼きを食べていただきたい」という辺りでした。

 私と鏑木さんは、ほぼ同世代ですが、この世代の人間が、都会に生まれた場合、その後田舎や農業を知らずに育ってしまったケースが多いと思います。

 私は浅草に居たまま「食の仕事」を、鏑木さんはと言うと信州へ入っていかれて「食」に関係する仕事をしていますが、そうでもない同世代人は、ネギの旬がいつかとか、なんでネギが白いのか、とかを知る機会のないまま、オトナになっています。

 そういう次第ですので「三世代で、すき焼きを!」と申し上げたいわけです。今からでも遅くはありません、小さい子達に「食育」するフリをして、お父さん方も、「食」の知識を補填していただきたいと思っています。

 鏑木さんは、以前出版社にいたことがあって、お子さん向けの食べ物の本を作ったそうですが、その本もオトナが読んでくれたそうです。

 それにしても、こういう対談記事というのは、文章にまとめるのが大変ですよね。対談している当の本人は、調子に乗ってペラペラ話してしまい、たぶん私の話しも脈絡のついていない部分があったハズなのですが、修整されていて感心しました。

 なにやら、自分の言ったことが、キレいに整えられているのを読むと、他人みたいで微妙な気分ですよね。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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*「かぶちゃん農園」については、こちらです。 

*「百味」については、こちらです。

 (今月の「百味」には、向笠千恵子先生の連載「続すきやきものがたり」や、7/12の「すきや連」(@ちんや)のレポートも載っています。)

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