飛び込み営業

 来週弊店を見学に見えるはずの、気仙沼の中学校に電話が通じません。で、地図を調べたら海岸近く・・・

 東京への修学旅行は難しいかもしれませんが、連絡がつかない内は、見える前提で準備してお待ちしています。どうか、無事でいて下さい。さて、 

 弊店のように、一般のお客様相手に営業している店は、入りやすいので、飛び込み営業マンが飛び込んで来ない日はありません。

 それは仕方ないのですが、さも社長(=私)の親しい知人であるかのように、名乗って入ってくるのはフェアでありませんよね。

「○○会で社長さんとご一緒させていただいている、㈱飛込産業と申しますが・・・」

 私も色々な会に登録していますが、法人会だの商工会議所だのは、公的な会なので、一定の要件を満たした会社なら、入会できます。そこで「ご一緒」だと言われてもねえ。

 それに、その会社の社長さんがやって来たのか、と思わせておいて、実は来ているのは、飛び込み君ですよ。玄関先で営業マンに、そういうセリフを言わせるために、会に入会したのだな、というのが見え見えです。

 なにしろ、私はノーアポで来られるのがキラいです。このブログの読者の方なら、その辺りはご承知かと思いますが、そういう飛び込み君は、まず読んできていません。

 私が尊敬している、墨田区の久米繊維工業の久米社長は、若い修行時代に、営業マンをしていたことがおありだったそうですが、その頃は営業相手方の人と成りを事前に知るために、あの手この手で準備されたそうです。

 やがて時代は移り、今、営業相手方の人と成りを知るためのツールが世の中に溢れるようになりました。その昔個人情報は、そうは手に入りませんでしたが、今はブログやツイッターで、多くの人が個人情報を世間に曝しています。それを活かさない手はない、と久米さんに教わりました。

 そういう時代に「○○会で社長さんとご一緒」は、いかにも進歩なさスギですよね。それだけでも、私にとっては面会しない理由として充分です。ヒマなら別ですが、地震の後で忙しいんだし。

 はい、住吉は、体調を少し崩しておりまして、今度出て参りましたら、こちらから電話させます・・・

と私本人が面と向かって言っているのだが、その飛び込み君、お分かりにならないようでした。だって「ご一緒」したことないもんね、キミとは。わからないよね、誰だか。

追伸①

 雑誌「ノジュール」2011年4月号に載せていただきました。「50代からの自分ライフを格好よく!」というコンセプトの雑誌です。

 その「ザ・東京めし これぞ江戸の味!」というコーナーに載せていただきました。

 JTBパブリッシング社より発行。定価750円だとか。

追伸②

 仙台牛メニューの提供を開始しました。普段より高い値段で、お買い求めいただき、利益を被災地の畜産関連団体に贈ります。弊社も利益の一部を供出いたします。

 宮城県登米市・千葉正憲牧場産、黒毛和種牝牛、個体識別番号は03686-13232。

 美味しく食べて被災地支援を!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて417連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

 Twitterもやってます。こちらでつぶやいています。

 震災不景気でヒマなのでTwitterのリストを作りました。リアルに面識のある方々だけが載っているリストです。まるごとフォローを、遠慮なく。

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ポリッシングクロス

 4/15は雷門横丁一斉清掃の日でしたので出動しました。でも、いつもより参加者が少なかったなあ。

 掃除を自粛して、どうする! さて、

 ポリッシング・クロスとホースヘアブラシ・デラックスを購入しました。

 ポリッシング・クロスって何のことかお分かりになりますか? 靴を磨くための、専用の布巾です、スゴイでしょう。しかも世界の靴ケア商品業界におけるトップメーカー・ダスコ社製です。

 一方のホースヘアブラシ・デラックスはドイツ製で、その商品名の通り、馬の毛でできております。デラックスという位、立派な体躯の代物です。

 このクロスとブラシを使って、「ちんや」に来店されたお客様の御靴のホコリを落として差し上げようと考えています。

 「ちんや」は、お客様の御靴をお預かりいたしますので、当然以前から私は靴に興味を持ってきました。立派な靴をお履きの方が見えると、こちらの気分も盛り上がります。スリッパ履きの人が見えたりするとガッカリしますね、スリッパ・メーカーの方には悪いですが。

 地理的にも、靴業界は地元・台東区の地場産業であります。それで、その業界に懇意の社長さんもたくさんいます。厳しい経済状況ではありますが、なんとか一緒に浮上しようと話しあっている仲です。

 今回クロスとブラシを納めて下さった、「荒川産業」のM社長も、そんな一人です。二条彪先生の「台彪会」で知り合い、靴ケアについて色々と教えていただいてきました。

 今回、そのMさんから買った、クロスとブラシを使います。ただし雨で、お客様の御靴が濡れてしまった場合は、むしろ余計なことはあまりするべきでなく、雑巾で水滴を吸い取り、自然乾燥を待つのが正しいそうです。

 本当は、もう少し本格的な、靴ケア=クリームを使うような仕事を目指そうかと思っていました。「ちんや」では、その昔チップを下さるお客様に、そういう靴ケアをしていたこともあったようです。

 でも今時は、チップを下さる方はほとんどおいででないので、クリーム代がペイしませんし、お客様の、靴についてのお好みの方もハッキリしているので、あまり勝手なことをやるべきでなく「ホコリを落とす」という仕事を確実にすることの方が良いようです。そう決めました。これもMさんのアドバイスです。

 震災で、お客様の数も少ないですしね、玄関スタッフのヒマ潰しに最適です。

 もちろん、道路を掃くこともいたしますが、良く考えたら、中においでのお客様の御靴の方が重要だよね、と気付いた次第です。

 そして、この話しは、それだけじゃあ、ありません。Mさんのご指示で、クロスとブラシを各3個用意しました。

・黒靴用

・茶靴用

・白靴用 の3個です。

 お客様がご自分で靴クリームを塗って来られた場合、下手にクロスやブラシをかけると、そのクリームが付き、それを後で他のお客様の御靴に使った時に、色を移してしまいますよね。黒靴から黒いクリームが付いて、白い靴に移るとマズいです。それで、各3個用意しています。

 どうです、良い靴を買って履きたくなりましたよね。

 良い靴履くぞ、ニッポン!

追伸①

 雑誌「ノジュール」2011年4月号に載せていただきました。「50代からの自分ライフを格好よく!」というコンセプトの雑誌です。

 その「ザ・東京めし これぞ江戸の味!」というコーナーに載せていただきました。

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  TVの撮影がありました。

  日本テレビの、昼の帯番組「ヒルナンデス!」の中に、毎週木曜日にやっている、「百年超えてるンデス!」というコーナーがあるのですが、今回はそこにお採り上げいただきました。

  この地球上に、およそ200を数える、世界中の国々の中で、

 日本が誇れるもの…!それは老舗の数!

 その数、東京だけで、なんと2000以上!

 世界に名だたる老舗大国、それがこの日本なのだ!

  創業100年を超える老舗に隠された伝統や技術を学び、

  この厳しい現代を生き抜く術を見つけ出せ!

という企画なのだそうです。

 ご出演は光浦靖子さま、「関ジャニ∞」横山裕さま、村上信五さま。

 で、このコーナーのキーワードは「掟」だそうです。各店で「掟」を探すのが決まりごとなのだとか。弊店についても「掟」はあるのか、とご質問がありました。

 どうも、テレビの人って、こういう言葉が好きですよね。

「掟」はありませんよ、手前どもは忍者じゃないですから。そういう言葉は使っていません。

  在るのは、お客様あるいは世間に対する、お約束、です。

 「ちんや」に文書になった「掟」はないので、私が「ちんや」の歴史を調べた中で、「こういうことかな」と思っていることを申しますと・・・

 まず①店の者が品質について自己満足して、②そういうものだけお出しする、ということを世間に対して「お約束」して、③それを相当の長期間、意地でも、ルールとして守り続ける、という3つが、ポイントと思っています。

  品質については、私は自己満足という単語を悪いニュアンスで使いません。商売は自己満足している姿を世間に見せていくのが大事だと思っています。

  ハッキリ言って、世間には味のお分かりにならない方が沢山おいでです。そういう方々の「違いがわからない!違わないんだから安い方が良い!」なんて声を真に受けてイチイチ動揺していたらダメですよね。信頼感が揺らぎます。

 一方、相当の長期間というのは、世間の人を驚嘆させる位長期間でないといけません。しかも途中ゼッタイ休んではいけません。「24時間テレビ」という番組がありますが、あれも24時間でなければダメなわけで、8時間や12時間じゃダメですよね。

 じゃあ、「ちんや」さんでは、どういう数字が「相当の長期間」なんですか、ってご担当のの方に聞かれましたので、そうですねえ、個人での継続ということを考えたら、365がまず最初のボーダーだと思いますね、ちなみに私のブログは410日続いてますよ。正月も、三社の日も、地震の日も。

とお答えしたら、冗談で言ったんですけどね、その担当者さん、随分感心したらしく、

「それ、収録で言って下さい!」

という次第で、言っちゃいました、テレビで。ブログの宣伝を。

 どうしようかなあ、そういう人がここへ見に来たら。

追伸①

 雑誌「ノジュール」2011年4月号に載せていただきました。「50代からの自分ライフを格好よく!」というコンセプトの雑誌です。

 その「ザ・東京めし これぞ江戸の味!」というコーナーに載せていただきました。

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「阪神淡路」の経験者

 「阪神淡路」の被災経験のあるUさんが、関西から食事に来てくれました。

 初めて詳しく聞いた復興物語は、やはり壮絶。その経験談を今回の被災者に聞かせたら、希望になって良いのに、と私は思いました。

 ところが御本人いわく、いやあ、あの時のことは話したいっていうより、忘れたいっていう感じですね・・・

 そうなんだ、16年たっても。

 その話しの中で、私の印象に残った話しが一つ。

 Uさんはその頃レストランにお勤めだったのですが、震災からしばらくして、ようやく店を再開した時に、一組の老夫婦がやって来たそうです。

 やっと電気・水道が開通したばかりの頃です。市内は、ガレキの撤去作業や仮設住宅の建設が進んでいて、まだ復興も緒についたばかりの時です。

 店で出したのは、小鍋すき焼き。その老夫婦は、すき焼きを食べて、

 ああ、頑張って生きて、またこういう美味しいものを食べたい、そのために何とか、頑張って行くよ。

 そう言って、彼の店を後にしたそうです。

 美味しい食べ物は、人を励ますことができる、それがわかった瞬間でした。  

 今、私たちにできること

 今、飲食店にできること

 大変だったでしょうが、阪神淡路が復興できたのは事実です。

 今回も、復興するぞ、ニッポン!

 貢献するぞ、すき焼き屋!

追伸①

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 美味しく食べて被災地支援を!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて394日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 震災不景気でヒマなのでTwitterのリストを作りました。リアルに面識のある方々だけが載っているリストです。覗いてやって下さい。

善行の遺伝子

 震災以来、このブログやツイッターで「キャンセルで大変だ」ボヤキ続けていたら、憐れに思った知人たちが食べに来てくれています。有り難いことです。昨日も雑誌の取材で知り合った食文化ライターさんが来てくれました。

 またネット世論も「自粛ムードで経済を縮めるな!」という主張が大半で、勇気づけられます。

 今回のキャンセルは、それは壊滅的なものですので、そこから回復することは、到底不可能ですが、暖かい気持ちにはなれました。心の糧にしたいと思っています。

 それと今回、キャンセルを連絡してくる方に、腹を立てずに、親切に接することが出来たのは、我ながら上出来と思います。平静な時ですと、身勝手な都合や、見え見えのウソの理由でキャンセルしてくる人に腹が立つのですが、不思議と、こういう時はそう思いません。

 震災を受けた日本人の態度・ふるまいが世界中から称賛されていますが、それも、こういう時だからでしょう。天災が人の善行の遺伝子を刺激しているとは皮肉なことですが、これもまた現実ですよね。

 逆に、こういう時なのに自分の都合で行動している人は、よほどの人物あるいはよほどの組織ですよね。

 私がどうしても不快なのは、一部のTV局。

 被災者直撃インタビューはいい加減にしてもらいたいと思います。惨状を当人の口から訴えさせれば物資や資金が集まるだろう、という考えなら、それは単純過ぎますよね。

 感情的な映像を垂れ流すのをやめて、必要な情報を知らせること、あるいは救命や復興に取り組んでいる人の姿を見せることに取り組んでほしいと、心から念願します。

 このブログは、すき焼きブログであって、世の中のことを評論する所ではないのですが、どうも今日も地震のことを書いてしまいました。非常時ということで、ご理解賜りたいです。

 それにしても、こんな時なのに「ちんやメンバーズ・カード」に入会なさった方が、昨日は2名様。

 カードの有効期限は5年間です。

 うーむ、その間に店が潰れないようにしないとな!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて386日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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パーソナルカラー診断

 洋酒の コアントロー社が創設した、料理本のアカデミー賞とも言われる、「グルマン料理本大賞」の、2010年グランプリに、日本の向笠千恵子先生の「食の街道を行く」が選ばれました。

 紀行本部門の世界ナンバー1です。スゴいです!

 この御本の著者・向笠千恵子先生は、「すき焼き通」(平凡社新書)の著者でもあります。これは、すき焼き業界にとっても、素晴らしい朗報です。おめでたいです。

 「食の街道を行く」については、このブログの7/24号でもご紹介しました。どうぞ、ご覧ください。さて、

「パーソナルカラー診断」なるものを受けてみました。私に似合う色、私の「魅力を最大限に引き出す色」を見つけてくれる、というのです。

 私は、仕事がらテレビや雑誌で顔写真を撮られることがありますし、地元や業界団体の会合で、司会を頼まれることが少なくありません。ここ二ヶ月だけでも出番が、

 ・浅草料理飲食業組合新年会の司会

 ・浅草うまいもの会新年会で「地域ブランドクイズ」

 ・国際観光日本レストラン協会年次総会の司会

 ・「すきや連」の司会

 ・剣友会様食育講座

 と結構あります。

 自分に似合う色を知っていた方が当然良いので、この際、診断してもらうことになりました。

 そもそも人の肌も一つの色であって、その色と服やネクタイの色との間に、調和・不調和が生じるのだそうです。それはたしかに、そうですね。
 さらに肌の色だけでなく、髪や目の色も、人によって違いますね。そういう要素も勘案して、その人に似合う色を見つけて下さる、というわけです。

 似合わない色を身につけると、疲れて見えたり、老けて見られてしまったりする、というから、重大です。聞けば、外資系金融機関の営業マンは診断を業務として受けている人が多く、成績に違いが出てくるのだそうな。

 で、色々な色見本を当てられた挙句、判定されました。

 住吉史彦は、Summer型。

 え? なんで、色の話しに季節が出てくるんだって?

 その辺は私も良く分かりませんが、

 「4シーズン分類」と言うそうで、色を特徴ごとに4つのグループに分け、イメージしやすい季節の名前をつけたものです。Summer型には、

 ・ベースに青みを感じる色
 ・明度(明るさ)の高い色
 ・彩度(鮮やかさ)の低い色

が入ります。つまり、同じ緑でも明度や彩度が違うと、違う季節に分類されるわけで、それで、それぞれに合う人は別、ということになります。

 オレの勝負カラーは緑だ!と信じている方に申し上げますが、そういうことではないらしいですよ。

 さて、そのSummer型の男には、

 ・スモ-キーな中間色や明るめで涼しげな色が似合う。

  例えば、赤の中ではラベンダー色が似合う。ほほお。
 ・イメージはソフトでエレガント。うむ、まさに。
 ・上品なお嬢様タイプ。そうだろうねえ、女だったら。
 ・聡明な雰囲気を持っている。ひひひひ。

 納得。

 しかし酔っぱらいでも、Summer型で良いのかな。

追伸①

 住吉史彦より尋ね人です。3/3夜19時頃、外国人の旅行者をのせて弊店へ向かうタクシーが、浅草ROX付近で子供をはねる事故を起した際、その外国の方を、ここまで案内して下さった方がおいででした。

 事故に巻きこまれた旅行者を、目的地まで案内するという親切な御心がけは、素晴らしいと存じます。一度お目にかかって御礼申し上げたいと思います。

追伸②

 3/13(日)実施予定の、「ちんや すき焼き通検定」の、受験申込みの受付を、2/16より開始しました。詳しくは、こちらをご覧下さい。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて369日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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気楽な稼業②

 1/30に実施した、「ちんや すき焼き通検定」に合格した方から予約のお申込みがありました。ご結婚記念日なのだとか。

 ほほお。でも、今だけですよお、ラブラブなのは!じゃなかった、間違えた、お幸せに。

 さて、話しはうって変わりますが・・・

 キャンセル・ポリシーは無いの?とよく聞かれます。

 在りませんし、今後も作りません。

 なぜって、キャンセルに到る事情は、ケースにより・人により千差万別で、簡単な「ポリシー」や規約ではとても仕切れないからです。

 当方に重大な実害があるケースでも、キャンセルする事情が、やむを得ざる気の毒な事情で、人情として、

「ここで金を請求したら、こちらの気持ちが落ち着かない」というケースがある一方、実害の小さいケースであっても、

「こんな身勝手で無礼な人間を、世の中にノサバラせてはおけない!」と思うケースもあります。後のケースでは、ダンゼン戦います。

 裁判でも量刑は「懲役1年〜15年」とか、結構幅があって、量刑に「情状」が酌量されますから、わたしも「情状」により、ケースごとに対応させていただいています。簡単な「ポリシー」で仕切れるものとは思っていません。

 と、書くと私が無用にキビシいように思うかもしれませんが、実際は、

①「申し訳ない」の一言があって、

②予約日を他の日に振り替えて下されば、

私は基本的にそれ以上争わないですね。重病とか大怪我で振替え日がすぐに決められない時も、

「必ず直して、食べに行きます!」という一言で、それで結構です。

ーそう言われれば、こちらも金を請求するより、「頑張って下さい!」とか「お大事に!」と言いたくなります。

 上に書いた①と②は、そんなに難しくないですよね、ところが、これが出来ない方が実に多いです。「申し訳ない」と言うと、自分の非を認めたことになる⇒賠償義務を負ってしまう、という発想なのでしょうかね。

 それが理由で、人間の約束が軽く扱われるのだとしたら、イヤな世の中ですね。

 自分が不始末をした時こそ、人間性を発揮して、事態を収拾する場面だと思うのですけれど、今時はその逆で、人間の性悪説の面が露出してしまうケースが少なくありません。

 料理屋稼業では、人のそういう面も毎日拝見します。

 「気楽な稼業」と来たもんだ! それっ。

追伸

 3/13(日)実施予定の、「ちんや すき焼き通検定」の、受験申込みの受付を、2/16より開始しました。詳しくは、こちらをご覧下さい。

 本日も、最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて354日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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ヒマ人

 ヒマ人とは、なるべく面会しないようにしています。

 誤解の無いように最初に申しておきますが、ここで「ヒマ人」とは、リタイアした方とか、学生さんのことを言っているわけではありません。そうした方々の中には、自分の目的のために、有効に時間を費やそうとなさっている方が多いですので、ここではそう呼びません。

 本当のヒマ人は、むしろ、職業に就いている人。朝9時から夕方5時までの、勤務時間を消化することでサラリーを受け取っている人です。

 始末が悪いことに、そうした皆さんは、自分がヒマ人だと認識していません。カンゼンに仕事をした気になっているからです。

 そういう人に、なるべく私は会いたくないのですが、社長をしている関係で、連日面会(=商談)の申込みがあり、中には事情により会う場合もあります。

 一応、お話しはうかがいますが、買いませんよ。

「いいんです!いいんです!ご説明だけで!」

と、いう次第で見えた、営業部長氏、私が「天才脱線商談人」として知られていることをご存じないようです。以前、このブログにも書いたんですけどね、調べて来なかったんですかね。

 「一応、ご説明」とはいうものの、その商品の説明を長々拝聴するわけにはいかないので、私は話しを他へ脱線させます。

 その天才芸を、ここで披露するのはやめておきますが、相手の方が日頃「ぼやき」たくなるような話題に持ち込むと、わりと楽に脱線します。

 ぐだぐだ、ぐだぐだ(=その商品とほぼ関係の無い会話)

 ぐだぐだぐだ、ぐだぐだぐだ(=その商品とまったく関係の無い会話)

 しきりと脱線話しが続いた後、くだんの営業部長氏、ご機嫌の呈で帰っていかれます。

 でも、最初から申しているように、買いませんよ。

 だって、要らないんですから。最初から、要らないって言いましたよね。

「いいんです!いいんです!今日は、ご説明だけで!」

「いやあ、話題の豊富な社長さんで、素晴らしい。今日は楽しかったです。」

 豊富なんじゃなくて、脱線です、これは。

「また近くに来たら、寄らせていただきます!!」

 何だって?

 分かってないなあ、まったく!!

 商談の時間が長かったから、盛り上がったから⇒有望、じゃあゼンゼンないですよ。

 これだから、ヒマ人は困るなあ。

追伸

 3/13(日)実施予定の、「ちんや すき焼き通検定」の、受験申込みの受付を、明日2/16より開始します。詳しくは、こちらをご覧下さい。

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八百長ブログ

 大相撲の八百長メールを読んでいて、私はメールの中身以上に、その文体が気になりました。

 格闘家同士のメール交換で、しかも話題は八百長という、これ以上ないシビアな話題なのに、

「・・・と思いますよ〜」とか

「・・・して下さいね!」とか書いているのです。

 妙にフワフワした、お友達口調ですよね。大の、そのまた大の男のメールなのに、変だなあ、と思っていましたが、そう思ったのは、私だけではなかったようです。

 2/9の東京新聞夕刊1面の「放射線」というコラム欄に、

「これまでの八百長疑惑の時と今度の件との決定的な差異が、このノリにこそある。」と作家の長嶋有さんが書いていました。

 実は、私も最近ブログなるものを書くようになりましたが、シビアなことを書く時は、文体について、結構悩みます。

 今時の日本には、オカシな食い物がたくさんありますので、そういう食い物の問題点を、是非弊ブログで指摘したいわけですが、そういう食い物の生産に携わっている人や、好き好んで食べている人がたくさんいるのも事実なので、書き方には注意を要します。

 また今時は、飲食店の利用方法について非常識なヤカラが少なくないですから、店=客の立場でも、申すべきことは申します。ビシバシと。

 だから、内容が与える衝撃を、文体でいかにやわらげるか、悩みます。

 言い切りを避けて、「ですかねえ・・・」とか「・・・かもねえ」とか「私なんかは・・・とか思っちゃいますよね」などと書くことが多いですね。

 そんな中、大手出版社で雑誌の編集長をしている友人が先日食事に来て、

「住吉君のブログを読んでるけど、出版するとしたら、ここはマズいんじゃないの?っていう所が結構あるよね!」と言われてしまいました。

 うーん。文体で内容を誤魔化そうと努力してたんですけどね。

 私は、そもそも万人に好かれようと思ってはおりませんが、こちらから敵を造るのは得策でありません、料理屋ですので。

 八百長メール方式で、さらにフワフワ口調に直しますかね、このブログを。

 そうしたら出版してもらえるらしい・・・?ので。

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検定マニア

  検定マニアの方が、世の中に結構おいでのようだ、ということは知っていたのですが、知人の知人にそういう方がいると知り、ほお、と思いました。しかも、その方が1/30に実施した「ちんや すき焼き通検定」を受けて合格されていた、と聞かされ、ちょっと驚きました。

 知人が、その合格した方の名刺を見せてくれたのですが、裏面に持っている資格や受かった検定の名前が、ズラズラと記載されています。

 その数、30以上!

 最初の方に載っている資格は、その方のご職業に関係したものですが、だんだん後ろに行くと関係が無くなっていきます。

 エコ検定

 天気検定

 犬検定

 温泉入浴指導員

 バーベキュー奉行検定

 それにしても、まあ、いろいろあるものですね。ここに「すき焼き通検定」が加わるのは嬉しいことです。

 実は、「すき焼き通検定」について、本当の私のイメージとしては、ご家庭の中の「食育」を補完したい、というのが趣旨の一つとしてありました。

 食の知識は、本来はご家庭の中で、親から子へ、祖父母から孫へと伝えられるものです。

 「いいかい、シラタキっていうのは、こんにゃく芋から作るんだよ。覚えときな!」

っていうような感じです。でも今時、そういう食育力が弱かったりする場合があります。今時のお父等・お母様が、こういうことを習っていない場合がある様なので、そこを別の形=検定試験で、私達が補完するのが良いかな、と思っています。

  検定の勉強で得た知識を、お子様へ「食育」していただけたら、素晴らしいです。

 でも、マニアの方も歓迎です。検定試験とそのマニアという形であっても、すき焼きのことが世間に知られるのは良いことです。

 ただ一夜漬けで試験勉強をして、後は忘れてしまうという形ですと、それは面白くはありませんので、そこは我々の工夫のしどころですね。

 「ちんや すき焼き通検定」に合格した方は、自動的に「ちんやメンバーズ・カード」の会員になっていただくので、5年間は弊店からDMをお送りします。また向笠千恵子先生の「すき焼き通」を差し上げましたので、読んでいただければ、有り難いです。

 しゃぶしゃぶ加熱指導員とか、

 すき焼き鍋洗浄士とか、

 すき焼き店経営コンサルタントとか、

 話題性を狙って、新たに作ってみようかと一瞬思いましたが、なんでもかんでも検定制度を作れば良いわけではありませんよね。

 後のフォローが大事と思っています。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて340日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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