検定マニア
検定マニアの方が、世の中に結構おいでのようだ、ということは知っていたのですが、知人の知人にそういう方がいると知り、ほお、と思いました。しかも、その方が1/30に実施した「ちんや すき焼き通検定」を受けて合格されていた、と聞かされ、ちょっと驚きました。
知人が、その合格した方の名刺を見せてくれたのですが、裏面に持っている資格や受かった検定の名前が、ズラズラと記載されています。
その数、30以上!
最初の方に載っている資格は、その方のご職業に関係したものですが、だんだん後ろに行くと関係が無くなっていきます。
エコ検定
天気検定
犬検定
温泉入浴指導員
バーベキュー奉行検定
それにしても、まあ、いろいろあるものですね。ここに「すき焼き通検定」が加わるのは嬉しいことです。
実は、「すき焼き通検定」について、本当の私のイメージとしては、ご家庭の中の「食育」を補完したい、というのが趣旨の一つとしてありました。
食の知識は、本来はご家庭の中で、親から子へ、祖父母から孫へと伝えられるものです。
「いいかい、シラタキっていうのは、こんにゃく芋から作るんだよ。覚えときな!」
っていうような感じです。でも今時、そういう食育力が弱かったりする場合があります。今時のお父等・お母様が、こういうことを習っていない場合がある様なので、そこを別の形=検定試験で、私達が補完するのが良いかな、と思っています。
検定の勉強で得た知識を、お子様へ「食育」していただけたら、素晴らしいです。
でも、マニアの方も歓迎です。検定試験とそのマニアという形であっても、すき焼きのことが世間に知られるのは良いことです。
ただ一夜漬けで試験勉強をして、後は忘れてしまうという形ですと、それは面白くはありませんので、そこは我々の工夫のしどころですね。
「ちんや すき焼き通検定」に合格した方は、自動的に「ちんやメンバーズ・カード」の会員になっていただくので、5年間は弊店からDMをお送りします。また向笠千恵子先生の「すき焼き通」を差し上げましたので、読んでいただければ、有り難いです。
しゃぶしゃぶ加熱指導員とか、
すき焼き鍋洗浄士とか、
すき焼き店経営コンサルタントとか、
話題性を狙って、新たに作ってみようかと一瞬思いましたが、なんでもかんでも検定制度を作れば良いわけではありませんよね。
後のフォローが大事と思っています。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて340日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。
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