ピザすき焼き

今年に入って「ピザすき焼き」が話題になっています。

「ピザすき焼き」が気になる~❗😋

ピザすき焼きって何だよ

などなど。

そう、すき焼きは流行っていないのですが、「すき焼き風」は流行っているのです。

誰が考えたのか、気になって調べてみたら、cookpad.comには既に2012年08月に

・すき焼き牛肉とごぼうのネギのせピザ

というレシピが公開されていたようです。

一方ピザ宅配大手ピザーラさんのメニューには

・もち明太子ピザ

・明太子シーフード

・和風アスパラベーコン

・ハワイアンデライト

・プルコギポテト

といった変わりメニューが目白押しで、開発熱心さには驚かされます。

日頃からこういうピザが提供されているのですから、すき焼き風が登場してもおかしくはないですね。アスパラとベーコンを載せたら、それだけで洋風なので、それをどう和風にするのか、正直分かりませんが、スルーして先に行きますと、最近の「ピザすき焼き」の元は、

中京テレビが平日の午後3時48分から流している「キャッチ!」という番組だったようです。

1月6日の放送に、料理研究家でご主人が中日ドラゴンズの選手だったという、鈴木あすなさんという方が登場して、

・すき焼き風クリスピーピザ

の作り方を紹介しているのです。

正月の放送なので、残った餅をトッピングまでしています。

なるほど、これを視た人が拡散させていたのですね。

ドラゴンズの選手たちは、すき焼きピザを食べるのでしょうか。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.004本目の投稿でした。

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ハッピーレシピ

おお、ヤマサさん、そこに気づかれましたか、遅かったけど良かったです。

ヤマサ醤油さんが運営している「ハッピーレシピ」のサイトに「カレーすき焼き」が登場しました。

「ちょっと変わったすき焼きがクセになる♪いつものすき焼きにカレー粉を入れた、ちょっぴりスパイシーなすき焼き☆ 「カレーすき焼き」 どの具材もおいしいですが、特に玉ねぎとの相性が抜群です! 」

こういうレシピのことを

” 和DE ミックスレシピ “

と言うのだとか。「和の食材 × 世界の料理」や「世界の食材 × 和の料理」の意外な組み合わせで新しいおいしさを発見できる! とかで結構なことです。

「カレーすき焼き」は、映画の小津安二郎が好んだことが知られています。

小津は茅ヶ崎市の旅館「茅ヶ崎館」に逗留して脚本を書き、気が向くと「カレーすき焼き」をしていました。

ただし、そのやり方は今回のヤマサさんのやり方と全く同じではないです。ヤマサさんは「ヤマサすき焼専科」250mlにカレー粉小さじ2〜3杯を事前に混ぜておいてから、すき焼きをします。

対する小津は、カレー粉をダイレクトに鍋に振りかけます。そして小津が美味いと推していたのは、玉ねぎよりは豆腐とシラタキでした。それを小津は飯に載せて食べました。

「ちんや」でもカレーすき焼きはできますよ!

ただし、カレー粉をいったん油に溶いてから卵に入れています。

粉そのものですと、飲み込む時にむせることがありますからね。

その卵が残ったら、後でご飯にかけると最高です。

ご家庭でも「ちんや」でも「カレーすき焼き」をお試し下さい。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
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本当においしいやつ

「〇〇の味が苦手」と言う人に対して、

「それは本当においしいやつを食べてないからだよ」

というマウントを取ってくる人がいると、女性実業家の人がネットでつぶやいていました。

若くて有能で、そして美しい女性実業家に対して、若くなくて普通能力と普通ルックスのオジサン実業家が、食べ物分野でマウントを取ろうとする姿は容易に想像がつきますね。

が、ここでは、そういう関係性はさて置いて、考えてみましょう、「本当においしいやつ」つまり流通量の上位10%くらいは誰でもおいしく食べられるが、その他の90%はそうではないという現象は本当に起きているのでしょうか。

品質面の配慮から薬剤が添加される場合は、そういうことがあるかもしれません。

ワインには、広範囲に流通させるため酸化防止剤が入れられることが少なくないですが、私はあれは苦手です。酸化防止剤の多いワインに遭遇してしまった場合は「本当においしいやつ」を飲みたいなあと真剣に思いますが、同席者に「マウント」とは思われたくないので、何も言わないことが多いですね、私は。

薬剤以外で考えられるのは、産地サイドが偏ったマーケティングをしていて、その手法が業界内で主流になってしまった場合です。

偏ったマーケティングとは、例えばトマト。消費者は酸っぱいトマトは嫌いだと信じて、ひたすら酸味の少ないトマトを生産しようと改良している農家さんがおいでです。結構大勢おいでです。

そうなると、酸味のあるトマトは少数となり、それを食べたことのある人も少数派となります。

その少数派の人たちにとっては、自分が食べたことのあるものが、貴重な「本当においしいやつ」と思えるのかもしれません。

「本当においしいやつ」

「マウント」と言われたくなかったら避けた方が良い表現かもです。

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4.000本まで後9日です。

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変わり目

今日は「土用の丑の日」です。

「土用の丑の日」は夏だと思っている方がおいでかもしれませんが、

土用は年四回あります。

立夏・立秋・立冬・立春の直前18日間が「土用」で、要するには、季節の変わり目ということだと思います。

ですので、立春の前18日の間にも丑の日があるわけで、それが今日です。

今は鰻を食べる気分になれない方は、「ちんや亭」で「うし重」はいかがでしょうか。

「うし重」テイクアウトをご注文の方は、くじ引きができますよ。

なお、どうしても夏に鰻を食べたい方にお知らせしますが、

今年の、夏の土用の丑の日は、

7月28日です!

その頃はオリンピックの最中ですが、どうなっているでしょう。

そして、コロナはどうなっているでしょうか。

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365日の献立日記

正月のめでたい気分がまったく無い中で、今年の1月は過ぎつつあります。

そんなおりNHK・Eテレの「365日の献立日記」で、沢村貞子の平成元年(1989年)1月16日の献立が「すきやき」だったことを知りました。

浅草出身の、昭和の名女優・沢村貞子(1908~1996年)(「おていちゃん」)は文才があったことでも知られ、その著作の中でもユニークなのが、26年以上毎日書き続けた「わたしの献立日記」。それを映像化しているのがNHKの「365日の」です。

その「すきやき」の具は、肉、葱、しらたきという普通のすき焼きの具に加えて、ほうれんそう、生麩、生湯葉、もちが入っています。

も、餅?

餅はたしかに正月らしいし美味しいのですが、溶けて鍋にくっつくと厄介なので、すき焼き店では避ける傾向にあると思います。

そう言えば、1989年の正月も、あまり目出たくない正月でした。

昭和天皇は前年秋から体調を崩されていました。年末年始は自粛ムードの中で過ぎ、結局1月7日に崩御、平成時代が始まりました。

「献立日記」の1月16日に「すきやき」が登場するのは、自粛が明けたからなのかもしれませんね。

今年の自粛はいつ明けるのでしょうか。

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大寒

1月15日は「適サシ肉の日」だとお伝えしましたが、実は新型コロナの日でもあったそうです。2020年のこの日、国立感染症研究所が、相模原の30歳代中国人男性から採られた検体から、初めてウイルスを発見したそうです。

中国人男性が入院していた相模原協同病院の院長先生が、男性が武漢帰りであることから、「もしや」と疑って解析に送ったそうです。

この頃は未だ「人から人への感染は確認されていない」とされていた時期です。日本にも先手が打てる人はいたのですね。その後は後手が続いているのが残念です。さて、今日は何の日かと申しますと、

「大寒」です。

「大寒」の日に採れた卵=「大寒卵」は特に栄養価が高いと言われておりますので、今年も販売させていただきます。

販売するのは、日本海の風雪が舞い込む、新潟県村上市の「オークリッチ」さんの卵です。本日採卵していただき、23日よりお渡ししますので、予約済みの方は楽しみになさって下さい。(予約なさっていない方は、申し訳ございません、今年の予定数は売り切れてしまいました)

このように生き物に付加がかかっている時に、味は美味しいという話しは良く聞きます。

下仁田葱は夏が得意でないので、その夏にわざと地面から引っこ抜いて刺激を与えるという話しは、昨年12月25日の弊ブログに書きました。

寒い季節は美味しい季節でもあります。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
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家のすき焼き

すき焼きに大根を入れるか?

という話題がこのところ盛んです。流行りなのでしょうか。昨日もご当地グルメ研究家だという方がブログでこの話題にふれているのを発見しました。

その方は香川生まれ・徳島育ちだそうで、ジャスト大根すき焼き地帯の方なので、普通に入れていて、しかし、

「家庭では大根が入っているが、お店のすき焼きには入ってない」と考えていたそうです。後に上京するまで、地域性とは思っていなかったそうです。

が、実際は大根については地域性がハッキリしていまして、

高知以外の四国

岡山、広島、山口

で入れます。つまり瀬戸内は入れるということです。

大根の生産量を比べると瀬戸内は多いわけではなく、全国10位以内に一県も入っていないのに、すき焼きには入れている理由は謎です。

それでも地域性と思わない方がいるのは、この地域にすき焼き専門店が少ないからかもしれません。

以前料理業界の集まりで高松に行き、現地一番の和食店の方に、

高松ですき焼きのお店を推薦してくれませんか?!

と頼みましたら、

うーん、難しいなあ、思いつかないなあ・・・

という反応だったのを思い出します。

どこかのお店がメニュー化して下さることを期待します。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は3.979本目の投稿でした。

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残念になった食材

年始に父と食事していて、

昔と比べて残念になった食材は何か?

という話題になりました。父の意見は、

・トマト

・イチゴ

・ミカン

でした。みな酸味に特徴がある食材ですが、その酸味がなくなるような品種改良が行われ、味が平板になってしまいました。この三つについては私も同意します。

私が加えるとすると、

・春菊

苦味がなくなるような品種改良が行われ、また柔らかく改良しようとするあまり、歯ごたえがなくなりました。

今の春菊は生で食べられるくらいです。ネットのレシピをみていても、すき焼き以外の食べ方がたくさん載っています。そういう食べ方が主流になれば、ますます柔らかくなるでしょう。

葱屋さんは、売り先によってタイプの違う葱を用意してくれます。蕎麦屋で薬味として使う葱と、鍋に入れる葱は分けているのです。

春菊屋さんという商売が出来て、売り先によってタイプの違う春菊を用意してくれたらなあと思います。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は3.971本目の投稿でした。

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クレソンとチコリのすき焼き

旧臘のことになりますが、ネットで

「年末はちょっと贅沢に!ピノ・ノワールに合うクレソンとチコリのすき焼き」

というレシピを発見しました。

見て行きますと、具材は、

すき焼き用牛肉、クレソン、チコリだけ。

割下の材料は、

赤ワイン・しょうゆ・みりん、砂糖。

このように割下にワインを混ぜることで、ワインに合うようにしようという作戦は、最近良く見かけます。

もちろんそれを否定する気はないですが、何人かですき焼きする場合、中には飲めない方がいるため、すき焼きを完全に「ワイン対応」にしてしまうのは、私は飲めない方に気の毒なような気がします。

また割下を工夫しても、生卵がそのままだとどうしても合いません。卵をなんとかした方が良いと思います。

で、このブログで何度も推奨しておりますが、

ヨーグルトすき焼き」です。

ヨーグルトを卵に入れれば、この問題は、またたく間に解決します。

割下の味が変わると、それが嫌な方も食べないといけませんが、卵だけ変化させるなら、お気に召さない方は、その卵を使わなければ良いだけの話しです。

それにワインを飲めない方が「ヨーグルトすき焼き」を食べても全く支障はないですよ。酸味は割下の甘辛味、肉の旨味と相殺されて、マイルドに感じるだけです。

是非お試しあれ。

追伸、以下年始の営業予定です。よろしくお願いいたします。
1月5日(火曜):休業
1月6日(水曜):休業
1月12日(火曜):休業
1月19日(火曜):休業
1月26日(火曜):休業

追伸②

浅草寺の境内にライブカメラが付けられ、混雑ぐあいをリアルタイムで視ることができるようになりました。お出かけの前に浅草寺公式サイトをご覧ください。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は3.965本目の投稿でした。

本年も引き続きご愛読をよろしくお願いいたします。

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植え替え

浅草寺さんが公式サイトで境内の様子をリアルタイム配信するようになりました。

もちろん年末年始に混んでいる様子を見せつけて→分散参拝を促す目的ですが、昨日の午前中などは、とても空いていて悲しくなってしまいました。さて

先日NHK「うまいッ!」に出演させていただきましたが、この回は 「太く短い!でも、とろ~り甘い! 下仁田ねぎ~群馬・下仁田町~」という題で、題の通り下仁田ねぎを紹介する回でした。

見逃した方のために、ここでご説明しておきますと、

下仁田ねぎは普通のねぎと、品種も栽培方法も違います。

葱の品種は大きく分けて、関東の白ねぎ(「千住ネギ群」)、関西の青ねぎ(「九条ネギ群」)、それと下仁田ねぎを含む太ねぎの三種があります。「加賀太ネギ群」という品種名で金沢でも採れますが、産地としては下仁田の方がはるかに有名ですね。

そこまではご存じの方も多いと思いますが、あまり知られていないのは、下仁田ねぎの栽培方法です。

まず種播きから収穫まで15カ月と栽培期間が大変に長いです。(普通のねぎは8カ月~10カ月です)

それから夏場に「植え替え」という特徴的なプロセスがあります。

「植え替え」とは要するに、ねぎを地面から引っこ抜いて、再度植えるという作業です。

下仁田ねぎはそもそも北方由来のねぎで暑さに弱いので、放置しておくと、夏場に成長が鈍化します。

そのタイミングで引っこ抜けば当然根の一部が切れます。それが刺激となり、再成長が促されるという作戦=つまりネギをいじめて鍛える意味があるのです。

この作業はハードです。7月下旬から8月の中旬の真夏の太陽の下で行うからです。

農家さんにとっては苦行ですが、生産組合としてこの作業を義務化して取り組んでいるようです。お疲れ様です。

今回の放送は冬の放送だったので「植え替え」の様子は、夏に撮った動画をパソコンで見るという形でした。

パソコンの画面だと夏の過酷な様子がイマイチ表現されていなかったので、あらためてここに書きました。

「ちんや」でも下仁田ねぎを冬限定でお出ししていますので、お召し上がりくださいませ。

追伸、以下年末年始の営業予定です。よろしくお願いいたします。

12月29日(火曜):営業
12月30日(水曜):営業
12月31日(木曜):営業
1月1日(金曜):営業
1月2日(土曜):営業
1月3日(日曜):営業
1月4日(月曜):営業
1月5日(火曜):休業
1月6日(水曜):休業
1月12日(火曜):休業
1月19日(火曜):休業
1月26日(火曜):休業

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。
弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし本日は3.954本目の投稿でした。日頃のご愛読に心より御礼申し上げます。

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