ブルームーン

 根岸の「レストラン香味屋」さんの、「残暑に揚げ物をガッツリ喰らう会」にお招きいただきましたので、参加しました。

 開会早々、乾杯の音頭を取るため立ち上がった、TK山先輩が、

 今日はブルームーンの日です。ブルームーンに乾杯しましょう!

 ??? ブ、ブルームーンってなんだっけ、と思って調べてみますと・・・

 1カ月のうちに満月が2回ある場合に、その2回目をブルームーンと呼ぶそうです。

 月の満ち欠けの周期は平均29.530585日で、一方1カ月は31日なので、月の初めに満月になると、その月の終わりに再び満月が巡ってくる場合がありますね。2~3年間隔でこういうこと起こるそうです。

 この日=2012年8月31日がその日で、

 前回は=2009年12月31日。

 次回は=2015年7月31日だそうです。

 へええ。要するに、「三の酉」とか「二の丑」みたいなもんですかね。

 念のため解説しますと、「酉の市」は、毎年11月の酉の日に開催されます。11月が30日あるのに対して、干支は12日で1回転しますから、11月の酉の日は2回ある場合と3回ある場合があるのです。

 鰻を食べる「土用」は、立秋直前の18日間のことで、それに対して干支は12日で1回転ですから、「土用の丑の日」は、1回ある場合と2回ある場合があります。鰻を食べるアイデイアについては、平賀源内が発案したと言われていますね。

 でも、「三の酉」や「二の丑」を特に慶ぶ習慣はないですね。「三の酉」まである年は火事が多いという伝承まであって楽しくないですね。

 一方西洋では、満月の日にロゼワインを月にかざしてから飲むと願いがかなうという話しがあるそうです。そっちの方が楽しいですね。この晩も石和温泉の女将MCH子さんが、ロゼワインを差し入れて下さって、美味しく頂戴しました。

 よし、どうせなら、「三の酉」の日にすき焼きを食べると火事から逃れられる、ということにしてしまおう、と思います。

 が、しかし、暦を調べたら、今年は「二の酉」までしかないなあ。11/8と11/20だけか。ちぇ。

 じゃあ、「二の丑」だ。「土用」は「夏の土用」だけなくて、年に4回ありますね。だから「寒の土用の丑の日」もあるのです。当然、「寒の土用の、二の丑の日」もあります。その日こそは、すき焼きだ!

 勿論、鰻産地の岡谷市や三島市の商工会議所が、「寒の土用」にも鰻を食べさせようと運動していることは私も知っています。

 でも鰻が「夏の土用」も「寒の土用」も獲ることはないですよねえ。ウシの日なんだから、冬は譲って貰いたいです。いや、鰻と牛が一致協力して、「寒の土用」を盛り上げれば良いんです。特に「二の丑」を盛り上げようじゃないですか!

 よし!では、2013年の「寒の土用の丑の日」がいつか調べよう!と思って、「うなぎのまち岡谷」のサイトを開けると⇒2012年2月11日のイベント告知をした状態のまま。その後の更新は無し・・・

 しっかりしてよ!鰻業界さん。

追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

 是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
 ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

  「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は296人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 参加者の方には、特典も! 

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて925日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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VIVA洋食

 根岸の「レストラン香味屋」さんの、「残暑に揚げ物をガッツリ喰らう会」にお招きいただきましたので、参加しました。

 参りますと、本当に揚げ物のオンパレード。

 エビフライ⇒カニコロ⇒松茸のフライ⇒一口カツ⇒タンコロ⇒メンチカツ⇒ビフカツと大満腹・大満足でした。

 これらの揚げ物を堪能しておりますと、マダムのKA恵さんが、

 住吉さ~~ん。大変に申し訳ござりませぬ。今夜の会で〆のお言葉を賜りたいのです。どうぞよろしくお願いいたします♪♪♪

 うーん、恥ずかしいけど、下町洋食応援団の私としては断るわけには勿論いかず、この際ですから、洋食賛美を一席演らせていただくことにしました・・・

・・・皆さん、少しおおげさかもしませんが、私は洋食をいただきますと、

 日本っていいなあ。

 日本人ってすごいなあ。

としみじみ思います。青鞜の和食イヤ正統の和食もそれは勿論結構ですが、私は、洋食のように外国の文化を日本に輸入・翻訳した人達の仕事ぶりにいつも感動します。

 それから、さらにそれを分かりやすく・親しみやすくしてきた人達の仕事ぶりにもいつも感動します。

 伝統芸の継承ばかりが日本人の良さなのではなく、訳して⇒馴染ませるのも上手いよなあ、といつも思います。

 だいたい浅草とか根岸とかの下町は、そういうものだらけです。

 かつては「浅草オペラ」とか「活弁さん」が親しまれていまして、今はなんと申しましても、食べもの=洋食が代表でしょう。おおげさついでに申しますと、洋食は日本の近代化遺産だ、そう私は思っています。

 さらに最近では、いろいろな文化のジャンルで逆輸出すら起こっていますね。和製Dai-kuの海外公演なんて、その見本でしょう。「大工」じゃないですよ、「第九」です、ベートーベンの。

 今時の東京には、ありとあらゆる種類の食べ物が溢れていますが、本日お集まりの皆様におかれましては、下町の洋食に、ますますの御愛顧を賜りますことを、最後に、私からもお願い申し上げまして、挨拶を終わらせていただきます。

 KA恵さん、皆さん、本日は誠に有り難うございました。

 それでは皆の衆、御手を拝借!

追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

 是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
 ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

  「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は296人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 参加者の方には、特典も! 

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて924日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

すき焼き落語

 すき焼きを題にした落語は無い、と思っておりましたところ、それは大きな間違いだったようで、在りました。ネットで発見しました。

 ただし古典ではなく、桂三枝師匠の創作落語です。あらすじをコピペーしますと・・・

「新しく赴任してきた人のために、上司の家で歓迎のすき焼きパーティーをする。上司が自ら作ろうとすると、部下が脂の量に文句をつけてきた。聞いてみると、自分は大学のときに料理を研究して、究極のすき焼きを見つけたというので、それを作ってもらう。」

「食べている間もすき焼きの思い出話になり、新しく赴任してきた人は兄弟が多くて、子供の頃はとても肉を口に入れることができなかったとのこと。四年に一度のスキヤキのときには、兄弟が本気で肉を争っていた。」」

「実はつい先日も親が亡くなって、スキヤキを食べながら遺産分けの話をしたら、自分は思い出の土地家屋を売りたくないのに、他の兄弟が売ると言って、大喧嘩になったという。」

「そこに自宅から電話がかかってきて、その兄弟が今から家にくるとのこと。上司が、すき焼きで仲直りをしろと気を利かせて、余っている肉をおみやげにして持たせる。」

「男が家に帰ると、妻がお義兄さんが来ると言うので、急いで肉屋に行って、すき焼き用の肉を分けてもらったという。そこに兄がやってきて、遺産分けのことでもめて済まなかったと謝る。お前の言うとおり、思い出の土地家屋は売らないことにした。これからも兄弟仲良くやっていこうと、兄が差し出したお土産がスキヤキの肉だったというサゲ。」

 すき焼きを食べる場面の形態模写が、この落語の一つの眼目らしく、そういう落語は当然、どこの会場にも向くわけではないので、あまり上演されていないようです。

 CDは出ているらしいので、買ってみようと思いますが、携帯模写イヤ形態模写の場面が、CDだと良く分かりませんね。椎茸を落として客を笑わせたりするらしいのですが、何で笑っているのか「???」となってしまいますよね。

 弊ブログの読者さんで、生でこれを聞いたことの方がおいででしたら、是非是非、リポート願います。

 追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

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追伸②

 9/3から9/7まで、「ちんや」は遅めの夏休みをいただきます。盆休みの代わりです。何卒、御諒承下さいませ。

 このブログは、予約投稿により連続更新してまいりますので、ご愛読下さい。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて919日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

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報奨旅行

 とある大手企業さんが、成績優秀な社員さんのために、スカイツリ​ー見物+「ちんや」のすき焼き、という報奨旅行を企画して⇒その下見​に見えました。

 いやあ、景気良くて結構ですねえ!

と申し上げると、

 いえいえ、景気は良くないですよ、デフレですから。でも、だからこそ、こう​いうことをやらないといかんのです。

という御返事が。

 流石、ご尤も!

と思いましたので、このやりとりをFBにUPしました。そうしましたら、

 墨田区観光協会の阿部会長から、

 「生き金」の使い方ですね^^;

とコメントが。

 そうそう、まさに、その​「生き金」の話しだと私も思います。

 会社の支払いを一律にケチれば​、入って来る収入もググっと減ってきますよね、結局。さりとて景気が悪ければ、リストラしないわけにも行かず、どこが削ってはいけない所か、の判断が会社の分かれ道と思います。

 「ちんや」のすき焼きで、社員さん達がますますやる気を出していただけたら、嬉しいです。

 ガンバレ、日本経済。

追伸①

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追伸②

 9/3から9/7まで、「ちんや」は遅めの夏休みをいただきます。盆休みの代わりです。何卒、御諒承下さいませ。

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NGな携帯電話の使い方

 ネットで「!」という記事を見つけました。

 「危険だから絶対にやめて!NGな携帯電話&スマホの使い方」という記事です。

 その使い方とは・・・

・枕元に置いて寝るのはNG!

 電磁波が脳に悪影響を与えるそうです。特にお子さんはやめた方が良いとか。

・液晶モニターから紫外線が出ている!?

 紫外線の影響で不眠症に成ってしまう人がいるようです。また肌が焼けることもあるとか。

 そして「!」と思ったのが、次です。

・携帯電話はトイレよりも汚い!

「考えてみれば、寝ているときも食事中も、さらにはトイレの中にだって持っていく携帯電話。そんな携帯電話は、実はトイレの便座や靴、ドアノブよりも、はるかに多くの細菌が繁殖しているのです。」

「細菌の中には、黄色ブドウ球菌が含まれていることもあって、体の中に入ると肺炎などを引き起こすこともあるというから驚きです!」

「必ず、食事のときは携帯電話やスマホはしまいましょう。食事をとった手で、携帯電話を触ることがもっとも細菌が増殖する原因です。」

「抗菌作用のある濡れティッシュなどで、週に1回程度は液晶画面を拭くようにしましょう。」

 黄色ブドウ球菌と言えば、食中毒菌でもあります。

 いやあ、迂闊でした。これは気をつけないといけません。

 特に飲食関係の皆さん、御注意を!

追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

 是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
 ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

 明日9/3から9/7まで、「ちんや」は遅めの夏休みをいただきます。盆休みの代わりです。何卒、御諒承下さいませ。

 このブログは、予約投稿により連続更新してまいりますので、ご愛読下さい。

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて917日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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東北美酒らん

 日本酒好きの知人が『東北美酒らん しあわせを呼ぶ東北のお酒』という御本をFBで推薦していたので、買ってみました。

 著者はラジオ・レポーターできき酒師。2005年に「おひとりさま」という言葉を流行語にした、葉石かおりさんという方です。「おひとりさま」ブームは、すき焼き屋にとっては有り難くありませんでしたが、この御本には被災地の酒蔵さんの、その後の様子が描かれているので、買ってみました。

 被災蔵の数だけ感動ストーリーがありますし、日本酒の技術的なことをやさしく解説してありますし、また印税の一部は日本酒造組合中央会を通し、酒蔵復興支援に役立てられるそうですので、私からもこの御本を推薦いたします。

 さて、この御本に、酒とすき焼きのマッチングのことが書いてありました。

 まず大原則として、

「濃厚な酒なら、角煮かすき焼き」

「淡麗な酒なら、ささみ大葉焼きか白身魚の刺身」。

 ですので、

「すき焼きというと、一見、辛口のさっぱりした酒の方が合うのでは?と思うのだが、実際に試してみると最初のうちはいいけれど、次第にすき焼きの味が勝ち始め、酒の味が頼りなくなってしまう。」

「だが濃厚な酒を(すき焼きに)合わせると、口の中で驚くほどの一体感が生まれ、酒、料理ともに飽きることなく愉しむことができる。」

「酒と料理のバランスを取ることから、私はこれを、シーソーの法則と呼んでいる」

 この「一体感」のことを、「仙台伊澤家勝山酒造」の若旦那は「口内調理」と表現していました。両者は近い考えですが、御二方とも御尤もと思います。

 対する「上等な料理には辛口」という教えは、私も短絡的と思います。

 では、すき焼きに辛口が×かと申しますと、私は必ずしもそうでないと思っています。

 辛口の酒には、口の中をさっぱりさせる効果があります。「一体感」は今一つでも、これも酒の効能です。

 だから、つまり、要するに、両方飲めば良いんです。「濃厚」と「さっぱり」と。取っ替え、引っ替え。

 すき焼きは、ある程度の時間同じ味が続きますから、変化をつけた方が楽しいです。「一体感」を感じたり、「さっぱり」したりしながら両方飲めば良いんです。

 私は年中、いろいろな種類のお酒を自分の店のすき焼きに合わせていますが、マトモな御酒で、

 これは合わないなあ!

という組み合わせに出遭った経験は、ヒジョーに少ないです。

 あまり拘らずに全部愉しむ、私のこの主義のことを「オーケーの法則」と呼んでいます。

 お後がよろしいようで。

 あ、そうそう、『東北美酒らん しあわせを呼ぶ東北のお酒』は角川書店刊行。ISBN-13: 978-4041100981です。

追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

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 ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

  「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

  この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

  その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

  現在の笑顔数は288人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

  参加者の方には、特典も! 

  皆様も、是非御参加下さい!

  本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて914日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

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NEC社の御酒

 NEC社の御酒をいただきました。

 え? NECって言えば、家電とかパソコンだろう って?

 ええ、そうですけどね、御酒も造っていたのです。だから、その御酒の名前は「愛酊で笑呼」=「アイ・テイーでエコ」でした。

 正確に申しますと、NEC社が御酒を造った、というのではなく、NECの有志の社員さんが育てたお米を使って石岡市の「白菊酒造」さんが造った御酒です。

 聞けば、NECさんはNPO法人アサザ基金さんと連携して、多様な生物の生息地として貴重な、茨城県谷津田の田ん圃を再生する事業=「谷津田再生プロジェクト」を進めているのだそうです。

 谷津田は霞ヶ浦の水源地でもあるので、霞ヶ浦の浄化にもつながっていくのだとか。

 社員さん達は、一年を通したプログラムに従い、年に何度も現地入りして、地域住民の方の協力を得ながら、すべて手作業で田植え、草取り、稲刈り、脱穀それから酒の仕込みなどに取り組んでいる、というから大したものです。酒の仕込みに入る際には、蔵の神事にも参加するのだそうです。

 こうした事業を担当する「環境推進部」という部署があるそうですから、へええ、です。流石は大手ですねえ。

 しかも、この事業は、もう8年間も続いていて、大震災の昨年も無事、御酒が造れたそうです。実に目出度いです。

 このプロジェクトは・・・

NPOと企業そして地元の会社がパートナーシップを組むことで、

⇒地場産業を活かし、地域社会とも交流、

⇒最終的には循環型社会を産み出すことができるモデル、

という大層素晴らしいものです。

 で、その関係者の方から、幸運にも私がおこぼれを頂戴した、という次第です。

 環境保護を目指すわけですから、お米は無農薬・無肥料。特別純米酒でした。

 いやあ、結構!

 非売品だと思うと、余計旨いような気がしました。

 おっと、そう言えばウチのパソコンって、どこの社だっけ?

 ・・・

 そりゃあ、もう、NECですよ、ええ、偶然NECだったんじゃあないですよ、鉄板でNECです。勿論。当然。

 追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

 是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
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追伸②

 「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は288人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 参加者の方には、特典も! 

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて913日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

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おいしい夏休み

 食育企画「おいしい夏休み!親子体験食味学習会」を開催しました。「小さい内から日本の正しい味を味わっていただきたい!」そう願って開催いたしました。

 お子さん達に、私がすき焼きの歴史をお話しし、それから肉の仕込みの現場を見学してもらいました。

 そうしましたら、参加していただいた親御さんの中に、粋に着物を着こなしたお爺ちゃまが一人おいででした。

 その御方は、女の子さんと二人で見えていました。「お爺ちゃまと孫娘さん」という組み合わせもステキですが、私はその方にテレビで見覚えがありました。日テレの『ぶらり途中下車の旅』に出ていらしたからです。

 で、すき焼きを召し上がっていただいている最中に、「テレビに出ていらしゃいましたよね」と確認しますと、ピンポン!

 その方は有名な友禅職人の方でした。宮内庁や超有名演歌歌手に作品を納めておいでの方ですから、お着物がステキで当然ですね。

 出席者名簿を見ると、その方の工房は新宿区です。私は以前から、なぜ新宿区に染色関係の工場が多いのか気になっていたので、お尋ねしてみると・・・

「震災の後に神田辺りから移って来た人が多いんですよ。西武線が開通してからは、神田川に沿って工房の数がぐっと増えました。」

「昭和30年代までは、川筋の染工房の職人さんが川のあちこちで水洗いをするという風景が見られましたよ!」ということでした。

 なるほど、染色は水を使いますからね、神田川に沿って工房が移転した、ということのようです。

 ちなみに「震災」というのは関東大震災のことです、お爺ちゃまですから。あの時は被災がキッカケになって、産業の立地が変わりましたが、今回もそういうことが起こるのでしょうね。

 その後、神田川の水は使えなくなりましたが、新宿にリッチしたイヤ立地した、染色関係の皆さんは、伝統保存のため「新宿区染色協議会」という会を作り、立派なサイトも公開しています。

 そういう御方と思わぬ出会いに恵まれて、実に有り難いことでした。

 ところで、話しは食育に戻りますが、今回生徒さんは、なんと全員女の子でした。

 そこだけが「・・・」でしたね。

 「肉食」と言えば、今後は「女子」​なんでしょうね。オリンピックも女子ばかりでしたしねえ・・・

追伸①

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 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

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追伸②

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 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

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 現在の笑顔数は288人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 参加者の方には、特典も! 

 皆様も、是非御参加下さい!

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肉は人をつなぐ

 雑誌「ブルータス」の最新号が「うまい肉。」という特集だったので買ってみました。

 内容は・・・

「2012年、8つの肉のキーワード。」

赤身/熟成/ホルモン/肉イタリアン/まるごと/素揚げ/直営/サルメリア

・肉は人をつなぐ① 肉コン

・まだ、霜降り主義?

・私の熟成、見てください。

・ホルモンの声を聞け。

・オレの内臓に手を出すな。

・大阪内臓マニアックス。

・ 2度目のデートはホルモンで。

・まず、セコンドから選ぶ。

・肉はソーシャル!

・素揚げのある風景。

・餅は餅屋、肉は肉屋。

・生ハムこそが人生さ。

・肉は人をつなぐ② シェア焼肉

・特別付録 東京 肉メモ 2012 …………. 14ジャンル70軒

焼肉/赤身、焼肉/ホルモン、ステーキ、中国料理の肉、ジンギスカン、とんかつ、焼鳥、もつ焼&煮込、肉鍋、ハンバーグ、ハンバーガー、ビフカツサンド、肉ビストロ、世界の肉

拝見しまして・・・

「肉は人をつなぐ」

「肉はソーシャル!」

「肉はひとりで食べるより、みんなでシェアしたくなるもの」

・・・とは、うん、良いことを言うねえ!

と思いつつ読んでいましたが、どこまで読んでも、すき焼きが出てきません・・・・

 「14ジャンル70軒」の 「14ジャンル」の中の「肉鍋」というのがあったので、そこにすき焼きが入っているのかと思いきや、そこに出ていたのは和食屋さんのやっている「トマトすき焼き」だけで、他はエスニック鍋でした。

 ホルモンや、もつ焼&煮込、ビフカツサンドよりマイナーとはねえ。

 まあ、雑誌は目新しいものを探して⇒採り上げるものですから、仕方ないかもしれませんが、残念な話しです。

 今時の、編集さんやライターさんは、すき焼きに興味をお持ちでないのでしょうか。いやいや、興味が無いわけでもないけど、「話題性がない」と判定している、そんな所かと思います。

 話題性が無ければ、無いのと同じなのでしょうね、今時は。

追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

 是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
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 「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は288人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 参加者の方には、特典も! 

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて908日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

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美味しい地名

 AFP通信によりますと、このほど

 「全米で最も恥ずかしい、または気の毒な町名」という称号が、

 アーカンソー(Arkansas)州のトードサック(Toad Suck、カエルしゃぶり)という町に与えられたそうです。なんでも、

「トードサックの名は、19世紀にアーカンソー川を運航する蒸気船の乗組員が町に寄港した際、地元の居酒屋で酒を「しゃぶりつくすように」飲み、カエルのように腹を膨れ上がらせていたことに由来するという。現在では、奨学金の資金集めのため毎年春に開催する祭り「トードサック・デーズ」が有名で、多くの観光客を集める・・・」とか。

 2位はジョージア(Georgia)州のクライマックス(Climax、絶頂)。こっちの方が恥ずかしいと思いますけどねえ。

 3位は同じ地名が2か所あって、オレゴン(Oregon)州とメリーランド(Maryland)州のボアリング(Boring、退屈)。

 イリノイ(Illinois)州にはローチタウン(Roachtown、ゴキブリ町)というのがあるそうですが、惜しくも、メダルを逃しました。

 それにしても、アメリカ人は、こういう話しが好きですねえ。私も好きですけど。

 この投票を主催した「アキュラシープロジェクト」というウェブサイトには、全米各地の変わった地名の膨大なリストがあるそうですが、その中には恥ずかしい所もある一方、美味しそうな所も並んでいるそうです。

 フロリダ(Florida)州のトゥーエッグ(Two Egg、2つの卵)、

 デラウェア(Delaware)州のベーコン(Bacon)、

 ノースカロライナ(North Carolina)州のトースト(Toast)、

 ミシシッピ(Mississippi)州のホットコーヒー(Hot Coffee)、

 アラバマ(Alabama)州のミルク・スプリングス(Milk Springs、ミルクの泉)

・・・へええ、ですね。

 日本でもやって欲しいですね、恥ずかしい地名と、美味しい地名のランキングを。

 東京の古地名には、その場所で作られていた品物の名前を付けた地名が結構あります。「神田紺屋町」とか。

 でも意外と食べものは少ないと思います。「鎌倉河岸」とか「河岸」はありますが、荷物を陸揚げする所は、皆「河岸」と言ったので、現代のように、魚を陸揚げする所だけを「河岸」と言ったわけではないですね。

 そう言えば、以前、向笠千恵子先生が『すき焼き通』という題の御本を出された時に、題名を「すきやきどおり」と読んだ人がいました。勿論正しくは「すきやきつう」ですけど。

 日本のどこかに、本当にすき焼き通りが出来たら楽しいと思っています。

追伸①

 藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に載せていただきました。
 不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

 他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

 是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
 ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

 「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は270人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

 参加者の方には、特典も! 

 皆様も、是非御参加下さい!

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて906日連続更新を達成しました。毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)