身体障害者補助犬法

浅草料理飲食業組合の役員会に出席しましたら、組合長から、

盲導犬の入店を断らないで欲しい、

という要請がありました。

今年の正月に浅草で、盲導犬を連れた人の入店を断った事例があったらしく、なんでも続けて断られたそうで、問題になっているのだそうです。

以前は衛生上の理由で「ペットお断り」が飲食店の大原則でしたから、店の側も意識を簡単には変えられないかもしれません。

あるいは「断ってはいけない」と知りつつも「正月だけは勘弁して欲しい」という思いだったかもしれません。店の中が大混雑ですから、不安に感じたかもしれませんね。

その「断ってはいけない」は、モラル上そうであるだけでなく、実は法律上の義務です。

「身体障害者補助犬法」第9条は、

「不特定かつ多数の者が利用する施設【例・スーパーマーケット、デパート、ホテル、レストランなど】を管理する者は、当該施設を身体障害者が利用する場合において身体障害者補助犬を同伴することを拒んではならない」と定めています。

既に2003年10月1日に施行されていますから、立派な義務なのですが、座敷形式・和室形式のお店の場合は、どうしても犬への抵抗が在ると思います。

犬のオーナーさんは、犬の足を拭く布を用意なさっているそうでが、畳の上に寝そべるとなると、大きいタオルを店側が用意する必要がありましょう。

タオルを使えば洗濯せねばならず、やはり衛生上、白衣とは一緒に洗えないですね。

でも、それはやって差し上げましょう。

何しろ、「ちんや」は狆屋の子孫ですので、ここは率先して受け入れるべきところです。

歓迎いたします。

追伸①

藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は345人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.134日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

渋谷駅と同窓会

東京メトロが発表したところによりますと、副都心線と東急東横線の直通運転が始まったことで、副都心線の駅の利用者数が4割も増加した、ということです。

休日は新宿三丁目が8割増、池袋が6割増、明治神宮前が5割増なのだとか。

スゴいですね。

でも、若き日を東横線と共に過ごした私は、素直に喜べません。なんだか、東横線が違うサイドへ繋がってしまって嫉妬します。

だいたい、ですよ、横浜と川越を繋ぐ必要性なんて何処にあるんですかね。

明治の「絹の道」を再建するのなら、横浜と八王子ですよね。川越はどちらと言うと「芋の道」で浅草と繋がっていたのに、横浜と繋がってしまって面白くないですねえ。

さて、話しを戻します。

高校生の頃、東横線日吉駅へ通学する私は、必ず渋谷駅を経由していました。当時地下鉄日比谷線が東横線へ乗り入れていましたから、銀座で乗り換える手もあったのですが、渋谷を回っていました。

オーケストラでチェロを弾いていた私は、通学時に楽器を抱えていたからです。

チェロって、結構大きいんです。だから朝のラッシュ時の電車に乗るのが難儀で、それで始発の渋谷から乗っていました。

銀座線の浅草が始発で、東横線の渋谷も始発ですから、必ず端の座席を獲って楽器を置き、楽譜を読みながら日吉へ向かっていました。

そう言えば、日吉駅が地下化した時も驚きました。

80年代、駅の改札口は2階にあって、そこから日吉記念館へ向かう並木道を眺めると、特に秋などは実に美しい光景でした。

あれから25年。

渋谷駅が廃止されてから1週間の日に、卒業25周年記念の同窓会がありました。

老け込んだ男もゼロではありませんでしたが、旧友達はだいたい元気そうで、意気軒高でした。

皆、今年が年男です。

ここから還暦までが、勝負どころとなりましょう。

やれることは、何でもやりたいものですね。

どうか、ご声援下さい。

追伸①

藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

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 現在の笑顔数は345人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

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毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

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ゆるキャラ

滋賀県食肉事業協同組合さんが、「近江牛キャラクター」のデザインを募集しています。

関係者の方が弊店へも訪ねてきて、募集チラシを置いていきました。

なんでも、

毎年3月29日を「0329(オーミニク)の日」として、近江牛のPRを行う日にする、のだそうです。

チラシを見ますると、そのキャラクターの名前が書いてありません。デザインが決まってから名前を募集するのでしょうか。

これまでの「ゆるキャラ」は、デザインが決まってから、名前を募集するケースがほとんどでしたから、逆を狙った展開ですね。

応募の志がおありの方は、私までお申しつけ下さい・・・

え? もう「ゆるキャラ」はウンザリだ って?

あ~ねえ~そうでしょうねえ。

「彦にゃん」が出て来た辺りまでは「ゆるキャラ」も新鮮でしたけどね、今は陳腐化しつつある状況ですから、組合もデザイン募集という作戦を採ったんだと思いますよ。

それにですよ、こういった組合の宣伝活動って、なかなかやりにくいんですよ。

だいたい、日本の農産物のブランドって、地域でブランドを作ろうするケースがほとんどですが、その地域の中の産物が一定の品質とは限らないですよね。

近江国と言っても、関ヶ原に近い東部と、比良山系の麓の西部、日本海に近い長浜ではだいぶ地理が異なります。言葉も少し違いますね。

その全体が均質な牛を育てるなんてことはあり得ず、となると全体でまとまってブランド化することなど、そもそも難しいと思わざるを得ません。

ついでに申せば、ブランド化には産物の流通経路を支配することが不可欠ですが、県全体でそういうことをするのも、非常に難しいと思わざるを得ません。

地域ブランドで成功しているように見えるのは、牛の場合「松阪牛」と「米沢牛」の二つで、二つとも市単位です。県単位ではありません。

ですので、私は以前から県ブランドはナンセンスなのであって、そういうブランドではなくて、同じような牛の育て方を志向している人が集まって、つまり派閥を作って、その派閥をブランド化しようよ!と言っています。

ジミン党のことは存じませんが、こと農産物に関しては、派閥有用論です、私は。

でも勿論、現実の地方の社会で、そういう行為が摩擦無く出来るか、分かりません。

実際の問題として、派閥作りなどという突っ込んだことは避けて、なんとなく近江牛全体の認知度が少しでも上がればそれで「儲けもの」という位の、低ハードルな目標を追って行くことしかできないでしょう。

であれば、「ゆるキャラ」作戦も悪くはないのだろう、と思っています。

なお牛の先行「ゆるキャラ」としては既に、阿蘇市の「あか牛くん」、能登牛の「べこりん」、吉野家さんの「よっぴー」があるようです。

さて、近江牛はどんなことになりますやら。

追伸①

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76歳のスキーヤー

テレビでスゴい人を視ました。

76歳の女性スキーヤー・石崎清子さんです。

石崎さんは52歳でスキーを始め、60歳で競技デビュー、71歳の時に「大回転」の世界チャンピオンになられた方です。

その後73歳の時練習中に大怪我を負ったのに、医者の引退勧告をなんと無視して、復活。

今年の世界大会で、再び世界チャンピオンの座に帰り咲いた、と言いますから、スゴい方です。

映像では笑顔の可愛い方なのですが、おっしゃることは「私スピード狂なの」とか結構過激・どん欲です。素晴らしいです。

で、問題は当然、この76歳の女性スキーヤーが食べているものです。

カメラはスキー合宿中の石崎さんを密着していたのですが、そこで食べていたものは、

ケバブ。

なぜ日本の山の上でケバブなのか、良くわかりませんでしたが、とにかく石崎さんは牛肉がお好きだとか。特にレアがお好きということで、実に結構です。

このコーナーは、テレビ朝日『モーニングバード』という番組の中の、「Gウーマン」という、各界で活躍する女性を紹介するコーナーなのですが、ここに登場する女性は、たいてい牛肉がお好きです。

う~む

肉=男じゃ古いんですねえ。

弊店も、肉の売り先をよくよく考えないといけません。

「パワフルな女性を応援する肉」~そういう売り方ですかねえ、これからは。

トホホ。

追伸①

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新玉ねぎ

春の「変わりザク」として、「新筍」と「新玉ねぎ」をお出ししています。

勿論、すき焼きに入れていただきます。定番のザクに加えて召し上がっていただき、春の味覚を楽しんでいただけたら、と思っています。

鹿児島県産の「新筍」は小さいサイズですが、香り高く、ほろ苦さも楽しめます。

いったんボイルしてありますので、味が浸み込めば食べられます。

静岡県産の「新玉ねぎ」は柔らかく、甘味が濃いのが特徴です。

生の状態でお出ししますが、辛みが少ないので煮込まなくても美味しく食べられます。煮込み過ぎると溶けてしまうので御注意願いたい、と思います。

と書きましたら、玉ねぎと「新玉ねぎ」は、どう違うの?という御質問をいただきました。

あ、そうか、そこを説明しないとダメでしたね・・・

「新玉ねぎ」は春先になると店頭に並びます。

収穫後すぐに出荷されておりまして、やや肉厚の柔らかそうな外皮に包まれています。水分が豊富で柔らかく、甘みが強くて辛味が少ないのが特徴です。

逆に、「新」でない玉ねぎは収穫後すぐに出荷せず、保存性を高めるために乾燥させてあるのです。

風通しの良い日陰で、紐で縛りって吊るしたりして貯蔵するようです。これにより常温で保存可能に成ります。

玉ねぎが世界的に普及した理由は、ここ=保存性です。

栄養的に優れていること、

どんな国の料理にも利用しやすいこと

多産で、重い病気や害虫がないこと、

も普及した理由ですが、軍隊や長期間の航海で利用しやすいために、世界各地へ拡がったと思われます。

原産地は中央アジアらしいのですが、洋食の必需品ですし、日本の関西人は青ねぎに加えて玉ネギをすき焼きに入れますね。

そう、だから、玉ねぎ=海軍カレーというイメージは非常に正しいイメージなのです。

さて、話しを「新玉ねぎ」に戻します。

というわけで、「新玉ねぎ」は乾燥させていないので、痛みやすくて保存が利かず、旬の時期にだけ楽しめるものです。

加熱する時は、普通の玉ねぎの感覚で煮ると、トロトロになってしまいますが、そこだけ気をつけていただけば、美味しい食材だと思います。

お試しあれ。

追伸①

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永六輔さんのリハビリ

坂本九ちゃんの『上を向いて歩こう』がアメリカ「ビルボード」誌のシングルレコード・ヒットチャートで1位になってから今年が50年目です。その後日本人が1位になったことは一度もありません。

そう、英語のタイトルが『SUKIYAKI』の、あの曲ですね。

その曲の作詞家・永六輔さんが、最近テレビ番組『徹子の部屋』で『上を向いて歩こう』にまつわる、面白いエピソードを語っておられました。

エピソードと言っても1960年代の古い話しではありませんで、最近のことです。

永さんはパーキンソン病を患い、リハビリをなさって今はかなり回復なさったのですが、そのエピソードはリハビリ中の話しです。

リハビリ担当のインドネシア人の介護士さんが、熱心に永さんの手助けをしていました。

で、ある時「日本には良い歌があるから、それを歌いながら歩きましょう!」と誘って来たそうです。

なんと、『上を向いて歩こう』という歌を知ってますか?あれを歌いながら背筋を伸ばして歩く練習をしましょう!と誘って来たそうです。しかも、病院の廊下を。

歌いながら廊下を歩けば、周りの日本人は、それが永さんとすぐ気づきますよね。

それは永さんにとっては恐ろしく恥ずかしい状況なので、思わず、「その歌は知らない」と言ってしまったそうです。

しばらくして、お医者さんと面談があり、

「知らないわけないでしょう、あんな有名な歌を。ウソをついちゃいけません。ちゃんと知っていると言ってあげて下さい!」

と言われ、永さんは介護士さんに謝ったそうです。

「本当はあの曲は知ってる。なぜかというと、あの曲の歌詞は僕が作ったんだ!」というと、今度は、

「僕が作った、なんて、またウソをついてる!」と言われてしまったそうです。

それが、このエピソードのオチです。

『SUKIYAKI』はアメリカだけでなく、インドネシアでも親しまれていたんですね。

なんだか、嬉しくなりました。

はい、皆さんも御一緒に!

♪上を向いて歩こう 涙がこぼれないように♪

<春の臨時営業(火曜営業)のお知らせ>

春の観光シーズンをむかえ、下記の日は火曜日ですが、営業いたします。

どうぞ御利用下さいませ。

平成25年4月 2日(火)隅田公園桜まつり

平成25年4月30日(火)GW連休

追伸①

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江戸甘味噌

TV朝日『食彩の王国』を視ていたら、1回の番組に旧知の料理屋さん二人が登場し、嬉しくなりました。

浅草の「駒形どぜう」の渡辺さんと、横浜の「太田なわのれん」の青井さんです。

この2軒の共通項は、老舗だというだけでなく、「江戸甘味噌」を使っている、という点があり、「江戸甘」がテーマの回に揃って登場されたわけです。

「江戸尼」イヤ「江戸甘」は、一説によると徳川家康が「三河の豆味噌のように赤く、京の白味噌のように甘い味噌を江戸で作れぬか」と命じたことが始まりだとかで、その真偽はさておき、なにしろ300年の歴史がある味噌です。

贅沢にも大豆の1.5倍もの米麹を使うので、甘味が濃いです。ツヤのある赤褐色が目立ちます。

その「江戸甘」を「駒形どぜう」さんは「どぜう汁」に使います。

「どぜう汁」はどぜうが丸のまま入っている味噌汁で、この汁が駒形さんのコースの〆の「御約束」です。

一方、「太田なわのれん」さんでは、「牛鍋」の鍋の中に入れます。

今ではすき焼きに味噌を入れる店は少なくなりましたが、明治時代には結構多かったようです。明治元年創業の「なわのれん」さんは、この方法を今も護っておられます。

「ちんや」はご存知の通り、割り下だけですき焼きをしますので、味噌は投入しませんが、精肉売店で、この「江戸甘」を販売しています。

この番組で初めて知りましたが、この「江戸甘」は製法が贅沢なため、戦中・戦後の物資統制の対象になってしまい、一時生産を禁止されていたそうです。その後、関係者のご努力で復活しましたが、生産量は以前ほどでないようです。業界で「幻の味噌」と言われている理由が今回わかりました。

この味噌を売らせていただく者は、貴重な歴史を売らせていただいているのだなあ、と改めて感じました。

販売努力を続けたいものです。

追伸①

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4人の顔合わせ

御予約の人数が6人で、電話の声が若くて、なんか緊張感のある話し方の場合、

お祝いの御席ですか、それとも逆に御法事ですか?

と御用向きをなるべく聞くようにしています。

6名様=彼氏+彼女+(親御さん夫婦×2組)つまり両家御顔合わせの場合がありますから、事前に聞いておきましてお赤飯を用意しておきます。

でも、先日のケースは4名様でした。

だから特にしつこく御用向きを尋ねたりはしませんでしたが、なんか緊張感のある話し方だなあ、と思い気になりました。

で、見えて分かったのですが、やはり両家御顔合わせでした。

晩婚化の時代ですから、お子さんの結婚までに親御さんが亡くなっているケースも少なくなくて、

実はウチのケースでも、結婚する時点で、ヨメの母親は亡くなっていましたから、6人ではありませんでした。

さて、その御客様のケースは4名様=彼氏+彼女+片親+片親だったようです。

しかも両家ともお母様だけ。男女同権とは申せ、このケースはかなり前途を頼りなく案じておられるだろうなあ、と想像してしまいました。

ただ一人の男性である新郎(予定)さんが一人で仕切る形に成りますから、当然緊張なさいますよね。お気の毒ですが頑張っていただくよりありません。

弊店のすき焼きを召し上がっていただいて、結局、最後は打ち解けたムードになった、と聞きました。良かったです。

すき焼きはこういう場合に役にたちます、実に。

どうぞ、お幸せに。

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平成25年4月 2日(火)隅田公園桜まつり

平成25年4月30日(火)GW連休

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不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

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モーニング娘のすき焼き

毎日一度ツイッターに「すき焼き」と入れて検索していることは以前にも書きましたが、ユーチューブにも「すき焼き」と入れて検索することにしました。

ユーチューブは勿論以前から気になってはいましたが、パソコンの前に何分も座って動画を視るのが性に合わないので、サボっておりましたら、知人から、

IMC社のIBSKさんに、これからは動画ですよ!

と忠告され、実践することにしました。

さて、検索してみますと、

おっ、「ちんやのすき焼き」という動画が出て来るではありませんか。

これは2011年の秋に東京観光財団(TCVB)さんが、観光客誘致のために有名飲食店の動画を撮影してまわった時のもので、33.415回再生されたようです。

TCVBさんの下で弊店も東京観光の一翼を担いたいものだと思います。

そして、もう一つ目立ちますのは、

モーニング娘の「すき焼き」です。

あるんですよ、そんな曲が。

「今夜はカレシがウチに来る」

「家族みんなそわそわ待っている」

という設定の歌詞で、そこで出される料理が、すき焼きなのです。

ところが、です。音楽は何故か、沖縄風。琉球音階で書かれています。

うーん。

しかし騙されたと思って聴いていれば、アゲアゲな感じでだんだん楽しくなってきます。

そう、自分は実は外人で、中国人から「これが日本の楽しい音楽さあ」と騙されている状況を想像しながら聴きましょう。

合いの手の掛け声が、

♪ニクや ネギや イトコンニャクか!♪とか

♪エノキ ハルナ ヤキドウフ ドウフ ドウフ!♪とか入ります。

その曲を、モーニング娘がエイサーの祭り装束を着て踊り歌います。

♪アイヤ♪

♪テンション上がる すき焼き!♪

♪アイヤ♪

♪日本の心 すき焼き!♪

結局、カレシとカノジョの家族は、

♪和んだ夜で良かった♪
♪頼もしいあなた好きだよ♪

とハッピーエンド。
それにしても、2004年のアルバムに入っていた曲なのに、今でも検索上位なのですね。

最近はAKBやモモクロの影に隠れてしまっていますが、侮れませんね、モーニング娘。

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ぐい呑

私の、ぐい呑は湯呑です。

日々湯呑で燗酒を飲んでいます。

その湯呑は美濃・柿野温泉の近くで作陶しておられる、岸本謙仁先生の、黄瀬戸の湯呑です。有り難く愛用させていただいています。

私がそれを使います理由は、まず私の手のサイズにピッタリだから。

湯呑の直径は7.2cmで、これが実に丁度良いのです。

普通の猪口は直径が5cmほどですが、これは小さ過ぎていけません。7.2cmありますと、手に持った時に陶器の原料の土の暖かさを感じますが、小さくては今市感じにくいですよね。

もう一つの理由は、口がすぼんでいるから。

先ほど直径は7.2cmと書きましたが、それは口の部分の直径のことで、胴の部分の直径は、もう少し長くて7.8cmです。つまり胴から口にかけてなだらかにすぼんだ形をしています。

この形が燗酒を注いだ時に良いのです。香りが楽しめます。

私は吟醸香より燗酒の香りが好きでして、それを楽しむには、この形が良いと思っています。

ワイングラスも、同じ理屈で口がすぼんいますから、燗酒の香りを楽しむために、それを使うのも一つの手ではあります。強化グラスは50℃くらいの酒を注いでも全然問題ありません。

しかし、です、私は根本的に柄の長いグラスが好きでないのです。

私はあくまでも、器の胴の部分を手に持って、酒の暖かさと土の暖かさを感じながら飲みたいのです。

それに、ですよ、だいたい柄の長いグラスは危ないじゃないですか、酔っ払いに使わせるには。たいていヒックリ返しますよね。

だからやっぱり湯呑です。

自宅の風呂場にこの湯呑を持ち込んで、燗酒を楽しむのが何よりの楽しみです。

また浅草の居酒屋さんで、器の持ち込みがOKの御店へは、この湯呑を持って行きます。

陽気が暑くならない今の内に、是非皆さんも燗酒をお楽しみ下さい。

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平成25年3月26日(火)隅田公園桜まつり

平成25年4月 2日(火)隅田公園桜まつり

平成25年4月30日(火)GW連休

追伸①

藤井恵子さん著の単行本『浅草 老舗旦那のランチ』に登場させていただきました。
不肖・住吉史彦が、「浅草演芸ホール」の席亭さんや、「音のヨーロー堂」の四代目とランチをしながら、浅草について対談する、という趣向です。

他にも20人ほどの、浅草の旦那さんたちがリレー対談で形式で登場します。

是非ご購読を! 平成24年6月3日、小学館発行。
ご購入はこちらです。 (できればレビューも書いて下さいね!)

追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

 この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

 その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

 現在の笑顔数は336人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.118日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

Filed under: すき焼きフル・トーク — F.Sumiyoshi 12:01 AM  Comments (0)