キウイですき焼き興し

最近キウイに注目しています。

キウイにアクチニジンというタンパク質分解酵素の一種が含まれているからです。

キウイを食べるとアレルギーに成る、という人がたまにおいでですが、この物質がアレルゲンなのです。

「アレルゲン」というと聞こえが悪いですが、それほど強力な物質なので、便利な使い道もあります。肉のタンパク質を分解して、柔らかくすることが出来るのです。

このブログに何回も書いております通り、私は、肉の仕入れや管理に際して、消化が良い肉=モタレない肉であること、を最重要に考えています。

昨今、見栄え重視の発想や畜産経営上の都合で、世間に消化の悪い肉が実に多く、消費者の肉離れを招いていますが、是非その傾向をストップしたいと私は思っています。

また、特に「ちんや」が在る浅草という土地柄、ご家族連れで、お爺様・お婆様も交えて、大切な食事をしていただくのが、弊店の役割ですので、モタレないことが、とても大事です。

肉料理は色々ありますが、年配の方が一番召し上がるのは、すき焼きでしょう。だから、モタレてはいけないのです。

それで、肉自身がモタレないことが勿論一番重要ですが、さらに加えて消化酵素で消化を促進することも重要となってくる次第です。

その消化酵素が、キウイのアクチニジンなのです。

味の面でも、酸味のあるキウイは、すき焼きのサイドデイッシュとして一緒に食べますと、甘辛い味に飽きた舌をリフレッシュすることができますので、塩梅が良いです。今後注目して使って行こうと思っています。

さて、こう方法に最初に気づいた人は岐阜県にいました。岐阜県関市の洞戸(ほらど)の人達です。

洞戸は日本有数のキウイの生産地ですが、この町で、キウイを活かした町興しを展開しておいでの「NPO法人洞戸村ふるさと塾」の理事長さんと、最近私は知り合うことが出来まして、収穫したばかりのキウイを送って貰うことができました。

たまたま近江肉牛協会の人達の宴会が「ちんや」でありましたので、洞戸のアクチニジンをお試しいただきました。結果、

あれだけ食べたのに、まだ食べられる!というのが何よりの評価で、嬉しいことでした。

今回「すき焼きとキウイ」と最初に考えた方々と知り合うことが出来ましたのは実に有り難い御縁でした。

洞戸の方々は、今後も「すき焼き・肉料理にはキウイが御約束!」とPRして行くお考えのようですので、私もちゃっかり便乗させていただく考えです。

だいたい、すき焼きはアクチニジンと共に摂取すべきだ、という考え方は立派な知的財産なのであって、それを思いついた洞戸の人は先行利益を得るべきだと思います。

キウイとすき焼きで町興し!

キウイですき焼き興し! ドンドン行きましょう。

  追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

 追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.382日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

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神話のふるさとみやざきキャンペーン

11/29の「イイニクの日」に、宮崎県からすき焼きのニュースが入って来ました、

「すき焼き、工夫凝らし開発 ホテルなど成果披露/宮崎」

毎日新聞によりますと、

「宮崎牛の新たな食べ方としてすき焼きの普及を図る「宮崎牛すきやき」披露会が、宮崎市の宮崎観光ホテルであった。商工団体や観光関連団体など約50人が参加し、試食や意見交換を重ねた。」

「みやざき観光コンベンション協会が、ステーキ、焼き肉以外のメニューで宮崎牛の消費拡大を狙おうとすき焼きに目をつけ、プロジェクトを展開。県内25施設が賛同し、10月からそれぞれが工夫を凝らしたすき焼き開発に取り組んできた。」

新たな食べ方、と言われると明治時代からやっている我々としては「・・・」ですが、まあ、そういうことを言うのは止めましょう。

で、具体的には、

・宮崎牛の味が引き立つよう味付けを控えめにした伝統的なもの

・割り下に赤ワインを用いたもの

・具材に椎葉村の菜豆腐や諸塚村の豆乳こんにゃくなどを使用したもの

インターネットの宿泊予約サイトで展開する「神話のふるさとみやざきキャンペーン」などで予約できるとか。

すき焼きを観光誘致の目玉にしていただくのは、こちらとしても在り難い話しです。

このブログの10/23号に書きました通り、山形の赤湯温泉街でも、似た企画をやっていますが、新奇度では、今のところ赤湯が勝っているかもしれません。

是非是非、今後も切磋琢磨をお願い申し上げます。

  追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

 追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.381日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 
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神谷バー

「浅草うまいもの会」の忘年会が「神谷バー」さんでありました。

「神谷バー」さんは、この春から耐震補強工事に入っていましたが、ようやく全面新装と成りましたので、皆で飲みに行った次第です。

今回の工事は営業しながらの難工事で、金銭的にも「潰して建て代える方が安い」という見積もりでしたが、御主人は勿論、あの歴史的建物を遺す道を選択されました。

その工事完成で、忘年会が盛り上がったことは申すまでもありません。

恒例の余興のクイズは、こんな↓感じでした。

 

・「神谷バー」さんの創業者の名前はズバリなんとおっしゃったでしょう。

1神谷伝衛門 2神谷伝兵衛 3神谷伝五郎

・神谷バー1階で提供するために、アサヒビール社から直送される生ビールの、専用タンクの大きさは、次の3つの内のどれでしょう。

1:500L 2:1.200L 3:100L

・名物「デンキブラン」の年間消費量は、何盃でしょうか。

1:7万盃 2:50万盃 3:130万盃

・1880年に開業した神谷バーの前身の店の屋号は、次の3つの内のどれでしょう。

1むさしや銘酒店 2びぜん屋銘酒店 3みかはや銘酒店

・神谷伝兵衛さんが、神谷バー・シャトー神谷(牛久シャトー)以外に、もう一つ手がけた事業はなんだったでしょう。

1三河人絹 2三河鉄道 3三河紡績

・現在使用している神谷ビル本館が落成したのは、いつでしょう。

1:1899年 2:1921年 3:1933年 

・神谷バーの電話番号はすばり、(03)-3841-××00番でしょう。

1:5400 2:8700 3:6900

・住吉史彦と「神谷バー」の社長さんには共通のFB友達が何人いるでしょう。

1:34人 2:73人 3:95人

 

<正解>

2神谷伝兵衛 

1:500L 

2:50万盃 

3みかはや銘酒店(神谷伝兵衛さんは、三河国出身だった)

2三河鉄道 

2:1921年(関東大震災、太平洋戦争を生き抜いた建物)

1:5400 

2:73人 

 追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

 追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.380日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 
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宗旨変え

え?

クリスマス・イブに「ちんや」は、まさかイベントとかやらないよねえ・・・

仏教徒のくせにキリスト様の祝日で盛り上がる日本人達を、以前たしか馬鹿にしてたよねえ・・・

ですって?

そ、そんなこと申しましたかねえ。

それがですね、今年はですね、ええ、別に宗旨変えしたわけじゃないんですけどね、でも、シレっとしてるのも、どうなんだろうって思いましてね、はい、実はですね、

やります!

クリスマス・イベントを。その名も、

イブすき!

気は狂ってないですよ。

「イブすき!」はレッキとした、指宿商工会議所さん主催の行事なんです。

嘘だと思うなら電話:0993-22-2473に問い合わせてみて下さい。本当に毎年、指宿では「イブすき!」が開催されてるんです。

正式には『いぶすきナイトバザール in X’mas 「イブの夜にすき焼き」』と申しまして、毎年JR指宿駅前広場で、大鍋のすき焼きが供されるらしいです。

私は毎年、この日浅草で仕事ですから、自分の眼で見たわけでではないのですが、本当に、実際にやっています。

で、今年は「ちんや」も、この行事に、都内唯一の非公式悪乗り催事として参加いたす所存です。

この悪乗りに協力して下さいますのは、指宿の焼酎メーカー「白露酒造」さんです。

有り難くもメーカーさんのご協力の下、12/24に「ちんや」で、すき焼きを頼んだ方には芋焼酎グラス一杯がサービスになります!

サービス品だからと言って、質が悪いわけじゃあございません。

『岩いずみ』という品ですが、

指宿市山川地区の「黄金千貫」を主に使用。

また国土交通省「水の郷百撰」に認定された、開聞岳の麓より湧き出す天然水(軟水)を使用しています。

白麹仕込と黒麹仕込という製造方法の異なる焼酎を絶妙にブレンドしてありまして、実にマイルドです。

さらに1年熟成させることにより、味わいと甘い余韻を醸し出しています。

このメーカーさんは熟成に重きを置いておいでなので、「ちんや」の味に合うと私は思っています。

と、いう次第で「イブすきの日に、指宿の焼酎を!」

お後がよろしいようで。

 追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

 追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.379日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 
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忘年会③

昨日の、このブログに、

日本の忘年会を面白くして、そこから日本を面白くする計画は、初手からリスケ。

良い忘年会をしたければ、そもそも良い会社にしないといけない。それが順番。

と書きましたが、それでも社員さんは渋々参加はするので、忘年会は、たとえ惰性でもやらないといけません。

では喜ばれる忘年会とはどのようなものなのでしょうか。IMCさんが取ってくれたアンケート結果によりますと・・・

・皆が一体感になれる企画物。ビンゴのようなベタな物で構わない(23才 女性 建設)

・景品が当たるような実利的な忘年会(31才 男性 広告)             

・現実的には無理だろうけど、ディズニー貸し切り(24才 女性 不動産)                     

・お笑い芸人を呼んで盛り上がれる忘年会(39才 男性 設計)                                  

・クラブの貸切りなんかだったら凄く楽しそう、みんなで踊って騒ぎたい(38才 男性 IT)            

・本当に面白いと思える出し物がある(38才 女性 イベント)

・チーム対抗で達成感が得られるゲーム企画(36才 男性 IT)                                                

⇒イベント的なことが人気が高いんですねえ。まあ、イベントの間は上司に説教されませんからね。

でも、味や店は関係ないのか、と寂しく思っておりますと、               

・食べるのが好きなので、普段自分では食べられない驚きの料理(高い食材)が出てくるとテンションがあがる(39才 男性 電子)                                                                                   

・ホテルの宴会場のようなゴージャスな場所で開催(24才 男性 不動産)                   

・お店の雰囲気がオシャレでビュッフェスタイル(24才 女性 建設)                                          

・おいしい「鍋」これに尽きます(34才 男性 人材派遣)   

おお、そういう声もちゃんとあるのですね。良かったです。しかも「鍋」。

「34才の人材派遣」君、我が社に入らないかね?!

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

 追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は373人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

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忘年会②

このブログの11/26号に、日本の忘年会を面白くして、そこから日本を面白くしたい、ということを書きました。

いつもは書くばかりで行動が伴わない私ですが、この課題を受けてIMCさんが、忘年会に関する意識調査をして下さいました。

IMCさんにはWebマーケテイングで御世話になっているのですが、打ち合わせの時に私が本来の議題を放置して、「忘年会を面白くしたい」とか言い張るので、アンケートを実行してくれたわけです。

で、アンケートの結果分かったことは、ガクゼンの事実でした。

良い忘年会をしたければ、そもそも良い会社にしないといけない。

ということです。当たり前と言えば当たり前ですけどね。

「こんな忘年会は嫌だというのはありますか?または、最悪の会社の忘年会の思い出」という設問に対して・・・

・総括、ダメ出し、説教、そして来年の事を話し始める社長がいる・・・(48才 男性 不動産)

・仕事の延長で業績発表会とか最悪(39才 男性 電子)                                           

・シラケる一言を言われる(よく忘年会で楽しそうに飲めるな~)(39才 男性 設計)     

・上司に気を使ってお酌ばかりさせられる(しなければならない雰囲気)(24才 女性 不動産)(25才 女性 IT)(23才 女性 ハウスメーカー)        

⇒仕事の話しは仕事の時間にしましょうね。酔って説教とかしても逆効果でしかないのに、やってしまう人っているんですねえ。だいたいですよ、忘年会とは、その一年への感謝と翌年への祈りがテーマであるべきと思います。だから部下に対する言葉は「ご苦労さん」とか「有り難う」ですよね。成長が遅い子がいて激励したいかもしれませんが、それはシラフで言わないと逆効果です。

・一気飲みコールが掛かる忘年会は最悪(24才 女性 不動産)     

⇒一気飲みで「会社の一体感」が醸せるというのは妄想だと思うのですが、やりたがる会社があるのですねえ。会社の一体感は、会社の経営理念に対する共感からしか醸し出せないと思います。日頃社長がそれを言い続けるしかなく、酒で騒いでどうにかしよう!と考えても所詮無理があると思います。

・・・という結果でして、いやはや日本の忘年会を面白くして、そこから日本を面白くする計画は、初手からリスケですね。順番が逆、という単純なことを見落としていました。

それでも、このアンケートによりますと会社の忘年会に参加しない!という人はごくごく少数派です。文句を言いつつも、結局参加はするのですねえ。

どんよりした忘年会が今年も行われるのですね。

どうか、ウチの店には良い会社さんが来てくれますように。

 追伸①

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21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

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「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は373人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.377日連続更新を達成しました。

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気流

読売新聞の読者投稿欄『気流』の、12/1号のテーマは鍋でした。10通ほどの、鍋にまつわる思い出話しが掲載されていました。

その筆頭、題字のすぐ横に載せられていましたのは、

「すき焼き 新婚の思い出」という、65歳の女性の投稿でした。引用しますと、

「きょう、12月1日は私たち夫婦の結婚記念日だ。ちゃんとした式も挙げられず、婚姻届を提出しただけのスタートだったが、初めての夕食は鍋料理、すき焼きで祝った。」

「買ってきたのは安い牛肉だった。おまけに料理が得意ではなかったので、味付けが濃すぎる失敗作となったたが、夫が「大丈夫おいしいよ」と言ってくれたことは忘れられない」

「以来、結婚記念日には「初心を忘れないように」と、鍋料理を作って来た」・・・

うーん、昭和な美談ですねえ。

「ちんや」の「すき焼き思い出ストーリー」のサイトに投稿していただきたかったです。

実は「ちんや」の会員さんには、それぞれ記念日を一つ店に登録していただいていますが、その記念日として結婚記念日を登録なさる会員さんが大変多いです。

このご夫婦のように、二人で力を合わせて頑張っていこう!という気分の時に、すき焼きがマッチするのでしょうか。

日々肉を売る場合に、こういう話しを忘れたくないものだと思います。

それが、肉を売る者の初心であるはずです。

追伸①

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ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。

この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.376日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

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紅白歌合戦

ニュースを読んでいたら、

第64回NHK「紅白歌合戦」に初出場する歌手のコメント、というのがあり、その中に65歳で初出場する、泉谷しげるさんが入っていました。

へえ、紅白なんか出ないと思っていたのに。

で、コメントは・・・

やめておけNHK。少しは考えろっていうの。家族としても今まで40年間は仕事してないのよ。31日はすき焼きパーティーがあるのにどうしてくれるんだ。家族から抗議がくる…

おお、泉谷家は大晦日は家族ですき焼きなんですか、正しいです。

この後も泉谷さんの毒舌は絶好調で、

紅白なんか見たことない!と笑わせておいて、すぐに

去年の美輪明宏さんがノーカットで『ヨイトマケ』を7分間やったのは圧巻だった。これ見てNHKはおかしい(面白い)と思ったね・・・

ん? 

ということは・・・

泉谷家は、大晦日は紅白視ながら、すき焼き、だったんですね。実に正しいです。

早くそう言ってくれれば良かったのに。

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

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時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

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ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
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千住葱

11/25の「読売新聞」都民版の「東京の記憶」というコーナーに「千住葱」のことが載っていました。

「千住葱」については、現在チト分かりにくくなっています。二重の定義があるからです。ですので補足をしつつ、ご紹介します。さて、

定義①=品種としての千住ネギ。

定義②=ブランドとしての千住葱。

ネギの品種には「千住ネギ」と「加賀太ネギ」と「苦情ネギ」いや「九条ネギ」の3種がありまして、

有名な「深谷葱」は品種としては「千住ネギ」、

やはり有名な「下仁田葱」は品種としては「加賀太ネギ」に入ります。

「九条ネギ」は、京都のすき焼き屋さんに行くと出て来る、あの青ネギのことです。

定義①の「千住ネギ」の内で、東京都足立区に在る市場「山柏青果物市場」で取引されたものが、②のブランドとしての「千住葱」となります。この記事は実はそれについて書いてあるのです。引用しますと、

「足立区には全国唯一とされるネギ専門の市場がある。ネギは集散地にちなんで「千住葱」と呼ばれ、葱商と呼ばれる目利きの仲買人たちがブランドを守り続けてきた。」

「足立区千住河原町の住宅街の一角にある民営市場「山柏青果物市場」。6軒の葱商が毎朝、威勢のいい掛け声とともに埼玉県などから出荷されたネギを競り落としていく。ここで、葱商が太鼓判を押したものだけが「千住葱」となる。」

「千住河原町には現在「山柏」しかないが、かつては青果市場としてにぎわい、「やっちゃ場」と親しまれた。近くの稲荷神社にある、1906年に建てられた石碑には「市場創立三百三十年」と彫られている。計算すると、天正4年(1576年)という古さだ。」

へえ、そんなに旧かったんですねえ、知りませんでした。

現在その場所に行ってみると、どこにでも在る商店と住宅の雑居地で、築地のような市場はありません。

そう、市場は他へ移転してしまったのです、その経緯について記事は、

「太平洋戦争末期には近くの千住橋戸町にできた都の市場に多くの問屋が移り、1979年にはさらに青果部門が足立区北部にある入谷の市場へ移転した」

「入谷移転の際、山柏にも移転の打診があったが、千住葱商組合が反対した。戦前から葱商を営む「葱茂」2代目の安藤賢治(70)によると、反対の理由は「決まった時間に得意先に配達できなくなる」という単純なものだったが、「あのとき千住から離れなかったおかげで、名を残せた」と振り返る。」

ここがポイントです。葱商の人達だけが千住河原町に残って、高級葱に特化して取引きしてきた結果、だんだんにブランド化してきたのです。

品種としての千住ネギは各地で栽培されており、逆に千住では千住ネギは栽培されていないのですが、市場の名声がブランドに成っていった、という珍しい事例と思います。

「千住葱は白根の長い根深ネギで、「巻き」と呼ばれる白身の層の枚数が多く、太いものだと直径3センチほどにもなる。熱を通すと独特の甘みがあって軟らかい。プロの高い評価を受け、味にこだわるすき焼き屋やそば屋、焼き鳥屋などに重宝されている。」

「プロ」の筆頭にすき焼き屋が挙がっているのは嬉しいですね。「ちんや」も勿論千住葱です。

さてさて、それにつけても「産地偽装」が問題になった今後、このブランドはどうなるでしょうか。なにしろ、千住では栽培していないんですから。

そう言えば「アサクサノリ」も浅草では養殖していませんが、レッキとした品種名です。

葱組合の方々も議論をなさっているようなので、経過を見守りたいと思います。

追伸①

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時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

 追伸②

「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。

この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。

その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。

現在の笑顔数は373人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。

皆様も、是非御参加下さい!

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.374日連続更新を達成しました。

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俺の

偽装表示問題で分かったことに、ホテルの経営陣が現場の調理部門に、原価を下げるよう、かなり強力な圧力かけていた、ということがあります。

「メニュー虚偽表示は、経営側が現場に対し単に数字だけを押し付けた結果、生まれた荒業といえる」と言う人もいます。

その対極にあるのが、「俺の〇〇」シリーズの店です。

2009年に「俺のフレンチ」でスタートした「俺の株式会社」さんは、有名シェフたちをスカウトし、食材の原価は大盤振る舞いです。「原価われ」とメニューに書いている場合すらあります。

知名度のある料理人が、そのような店で誇りをもって働けるものか!と既存の飲食業界人は、当然冷めた目線を送っていましたが、意外や意外、

「今まで働いてきたレストランは食材費の締め付けが厳しかったが、「俺の」にはそれがなく、やりがいを感じる」と明かすシェフがいるのだとか。

うーん、知りませんでした。

悪い食材を仕入れることや、場合によっては偽装に手をそめることを嫌って転職したんですかあ。

と、いうことはホテルに残った組より、良心的ってことなの・・・・うーん。

「俺の」の厨房は良心的だとしても、ホールはキビシイです。

なんたって、客は立ち食いなんですから。

立ち食いにすることで回転数を上げ、経営の仕組みとして、ホテルが抱えていた問題をクリアしたわけです。

従業員は虐げず、客は虐げる形ですが、あろうことか、客は嬉々として「俺の」に通っているようです。

このように、日本人がホテルや高級レストランに必要な付帯経費を負担しない、という構図が変わらない限り、色々規制を導入しても、また似たような事件が起きる可能性があります。

実に困りました。

とりあえず、帝国ホテルは国有化しますかね。 

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

 追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.373日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)