蕎麦のすすり方

すき焼きって食べやすい料理ではありません。

原因は肉の一切れが大きいからです。小さくカットすることも勿論出来るのですが、それでは食べごたえがありません。それで、たいていは一切れが大きいです。

だから、それを手早く口の中に納める為に肉を啜(すす)りたくなります。そう、蕎麦を食べるように。

モタモタ食べていると、肉にガブりと噛みついている状態が続いてしまいますから、格好が良くありません。

イラついて、箸で口の中へ押し込めている人もいますが、あれは流石にノー・グッドですね。むしろ啜った方がマシです。

で、肉を啜っている方をたまに見かけます。

でも蕎麦と違って、

啜ることがマナー

啜れない者は粋じゃない

ということにはなっていませんから、皆さん、遠慮がちに啜っています。

この際、すき焼きを啜ることをOKにしちゃおうか!

と思案しておりました折も折、NHK・Eテレの『土井善晴のホッとするごはん』で、すき焼きをやっていました。

土井先生が関西風にすき焼きを作っていき、それを司会の、後藤繁榮さんという男性アナウンサーの方が食べます。

土井先生のやり方については、このブログの12/21号をお読みいただきたいのですが、とにかく全部の具を鍋に入れ、その上に肉を被せて味を付け、それが煮えたら初めて食べるのです。

さてアナウンサーさん、作っている途中の段階から既にテンションが上がっていて、料理番組なのに実況中継する口調が上ずっています。

ついに土井先生から「どうぞ!」と言われるや、直箸で肉を取り上げ、玉丼に移し、そして、あろうことか、啜りましたあっ。

ず、ずず、ずずずー!!!

すき焼きは、

啜ることがマナー

啜れない者は粋じゃない

と今後は申し上げたいと思います。

食事のテンションが上がりますよ。

それに、なにしろNHK公認ですしね。

遠慮なさらず、さあ、ず、ずず、ずずずー!!!

追伸①

≪精肉売店 正月用肉の御予約承りを始めています≫

例年12/29-12/31は売店の店先が大変混み合い、行列に成ります。なるべく商品の予約をした上でお出かけ下さい。

<予約なさった方の特典>

・当たり前ですが、並ばずに受け取れます。

・「ちんや」お座敷で正月に使っている祝箸を、予約した方に全員にお付けします。

・さらに抽選で10名様に、金粉を差し上げます!

⇒これを肉に振りかけて、お目出度い雰囲気にて食べていただくわけです。容器も実におめでたい「迎春用ボトル」に入っています。食卓が盛り上がりますよ。

<申込み用紙の入手方法>

・精肉売店店頭で配布しています。

・下記の(↓)FAX番号に書面にて、ご自分のお名前・FAX番号・電話番号を明記した上、申込み用紙をFAXするよう、お申しつけ下さい。使う紙はどんなものでも結構です。

FAX:03-3845-0022

<〆切りは>12月28日

・12/29~12/31日は新規の予約はうかがわず、フリー販売のみ致します。(=「売り切れ御免」です。)

*是非ご予約下さい!

 追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。

この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.392日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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地域貢献事業者

知人F社長の会社・フジテックさんが、川口市の「地域貢献事業者」に認定されました。

で、調べてみましたら、この認定事業はなかなか良いです。

「地域社会への貢献活動を積極的に行う市内事業者を地域貢献事業者として認定し、企業イメージの向上や販路拡大、さらに事業者と市民、行政の協働による産業の活性化を目指します。」と言う制度だとか。

【地域貢献活動の主な事例】

〇子ども110番の家活動

〇交通安全活動

〇地域イベントの開催

〇職場・工場見学、インターンシップの受け入れ

〇学校授業への教材提供

〇地域の清掃・緑化活動

〇防音設備の導入

〇太陽光発電システムの導入

言ってみれば、褒賞の法人版のようなものなのでしょうか。

民間会社の他にも同業組合や商店街も受賞しています。日頃良い活動をしていても、あまり表彰とかされない組合や商店会が入るのは素晴らしいと思います。

他の自治体にも参考にして欲しいものです。

なお「ちんや」も一応、

・職場見学の受け入れはやっております。(台東区の「手作り工房」)

・それから、雷門横丁の一斉清掃を月一でやってます。(やはり台東区の「大江戸清掃隊」)

宣伝スミマセン!

 追伸①

本日クリスマス・イベントを開催します。

「イブすきの日に、指宿の焼酎を!」

とうことで「ちんや」で、すき焼きを頼んだ方には、指宿市の芋焼酎グラス一杯がサービスになります!

サービス品だからと言って、質が悪いわけじゃあございません。

白露酒造さんの『岩いずみ』という品ですが、

指宿市山川地区の「黄金千貫」を主に使用。

また国土交通省「水の郷百撰」に認定された、開聞岳の麓より湧き出す天然水(軟水)を使用しています。

白麹仕込と黒麹仕込という製造方法の異なる焼酎を絶妙にブレンドしてありまして、実にマイルドです。

さらに1年熟成させることにより、味わいと甘い余韻を醸し出しています。

このメーカーさんは熟成に重きを置いておいでなので、「ちんや」の味に合うと私は思っています。

と、いう次第で「イブすきの日に、指宿の焼酎を!」

お後がよろしいようで・・・

 追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.391日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 
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寿奇焼き

 「年末年始はすき焼きだ!」

ということで、今年も精肉売店で正月用肉の予約承りを既に開始しています。

例年、年末の12/29-12/31は売店の店先が大変混み合い、行列に成ってしまいます。その様子を見て、買うのを諦めて帰ってしまう方も多いので、なるべく注文は事前に済ませていただきたく、毎年予約を呼びかけているのですが、どうも予約件数はさほど伸びて来ませんでした。

そこで「なんとか予約を増やそう!」ということで、去年から特典を付けました。

座敷で正月に使っている祝箸を、予約した方に全員にお付けしています。少しでも正月らしく食べていただきたいからです。

今年は、さらにもう1つ特典を。

金粉を差し上げます!

これを肉に振りかけて、お目出度い雰囲気にて食べていただくわけです。勿論、食品添加物として認定されている食用金粉ですから、食べても何の問題もないです。

金沢の「箔一」さんで入手したのですが、容器も実におめでたい金彩の「迎春用ボトル」に入っています。

使い勝手も良いです。「七味入れ」のような形のボトルになっていて、トントンすれば、別に盛り付けが上手い人でなくて、綺麗に振りかけていただけます。その肉ですき焼きをしていただきます。

欲しくなってきたでしょう?!

名付けて?「寿奇焼き」?。

これで新年の金運を上昇させていただきます。

勿論、全員にというわけにはいかないので、抽選で10名様に進呈します。

是非是非、肉を予約して金粉をゲットして下さい。

<申込み用紙の入手方法>

・精肉売店店頭で配布しています。

・下記の(↓)FAX番号に書面にて、ご自分のお名前・FAX番号・電話番号を明記した上、申込み用紙をFAXするよう、お申しつけ下さい。使う紙はどんなものでも結構です。

FAX:03-3845-0022

<〆切りは>12月28日

・12/29~12/31日は新規の予約はうかがわず、フリー販売のみ致します。(=「売り切れ御免」です。)

*是非ご予約下さい!

追伸①

クリスマス・イベントを開催します。

「イブすきの日に、指宿の焼酎を!」

とうことで、12/24に「ちんや」お座敷(=個室・大広間)で、すき焼きを頼んだ方に、指宿市の芋焼酎グラス一杯をサービスに致します!

堂々オヤジ・ギャグです。

サービス品だからと言って、質が悪いわけじゃあございません。

白露酒造さんの『岩いずみ』という品ですが、

指宿市山川地区の「黄金千貫」を主に使用。

また国土交通省「水の郷百撰」に認定された、開聞岳の麓より湧き出す天然水(軟水)を使用しています。

白麹仕込と黒麹仕込という製造方法の異なる焼酎を絶妙にブレンドしてありまして、実にマイルドです。

さらに1年熟成させることにより、味わいと甘い余韻を醸し出しています。このメーカーさんは熟成に重きを置いておいでなので、「ちんや」の味に合うと私は思っています。

と、いう次第で「イブすきの日に、指宿の焼酎を!」

お後がよろしいようで・・・

 追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。

この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.390日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

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きんのと変わらぬけふの味

河治和香先生の歴史小説『どぜう屋助七』が、単行本に成りました。

で、その出版記念会がありまして、私も登場人物の子孫として御招待いただき、光栄にも鏡割りなどさせていただきました。

さて内容紹介です。ネタばれを避けるため、ほどほどに紹介しないといけませんが、この御本は、

浅草駒形にある、どぜう屋の主人・三代目越後屋助七を主人公にした小説です。(ちなみに当代は七代目)

三代目は料理屋の店主としては破天荒な人物で、剣の腕前がスゴく、趣味はと言うと粋な新内流しなので女にモテ、当初店の仕事は「ほったらかし」だったのですが、時代は幕末=御一新の激動期ですから、否応なく歴史の渦に巻き込まれて行きます。

政治の変動以外にも、火事・安政の地震・物価の騰貴と大変な時代でした。

そんな時代に、三代目も、店に集う人々も、江戸っ子の意地と持ち前の明るさで、暖簾を守ろうと頑張りぬく~そういう筋です。

ここに【目次】をコピペーしますと、

一、君は今駒形あたり どぜう汁

二、アメリカが来ても日本はつつがなし

三、恋は思案の外欲は分別の内

四、鯰もおごる神の留守事

五、鯨汁椀を重ねて叱られる

六、冥土の旅へコロリ欠け落ち

七、きゅうりごしんしんごしん

八、風の神雷門に居候

九、江戸の豚都の狆に追い出され

十、きんのと変わらぬけふの味

この話しの脇筋で私の祖先が登場します。

当家は、江戸時代から続いた狆の商いをやめて、牛鍋に転向したわけですから、実はやったことは、どぜう屋さんより大革新だったりしますが、この話しの年代は、それよりもう少し前のこと。狆屋をしていた最後の頃の話しです。

あんまり詳細に書けませんが、私の祖先はどじょうを狆に食べさせたり、狆をペリーに献上したりとユニークなエピソードが満載です。

やがて御一新、狆屋が「ちんや」と成ったのと前後して、駒形の三代目は亡くなり、この小説は終わります。その後のことは・・・このブログでも、まあ、お読み下さい!

ともあれ、なぜ浅草は昔も今も賑わっているのか、なぜ美味いものは昔も今も美味いのか、この話しに出て来るような人達がいたからだと私は思います。

「十、きんのと変わらぬけふの味」という最終章のタイトルに、その意味が込められています。

「きんの」とは今はもうあまり使われない下町方言で、昨日のことです。

河治先生が「変わらぬ今日の味」を評価して下さり、その為に生涯を捧げた浅草人のことを描いて下さったことが嬉しいです。

是非お読みください。 是非。

追伸①

 

クリスマス・イベントを開催します。

「イブすきの日に、指宿の焼酎を!」

とうことで、12/24に「ちんや」お座敷(=個室・大広間)で、すき焼きを頼んだ方に、指宿市の芋焼酎グラス一杯をサービスに致します!

堂々オヤジ・ギャグです。

サービス品だからと言って、質が悪いわけじゃあございません。

白露酒造さんの『岩いずみ』という品ですが、

指宿市山川地区の「黄金千貫」を主に使用。

また国土交通省「水の郷百撰」に認定された、開聞岳の麓より湧き出す天然水(軟水)を使用しています。

白麹仕込と黒麹仕込という製造方法の異なる焼酎を絶妙にブレンドしてありまして、実にマイルドです。

さらに1年熟成させることにより、味わいと甘い余韻を醸し出しています。このメーカーさんは熟成に重きを置いておいでなので、「ちんや」の味に合うと私は思っています。

と、いう次第で「イブすきの日に、指宿の焼酎を!」

お後がよろしいようで・・・

追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。

この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.389日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

ホッとするごはん

NHK・Eテレの『土井善晴のホッとするごはん』で、すき焼きをやっていました。

「ホッとするごはん ごちそう肉おかず」という回でした。

土井先生の故郷は関西ですから、当然すき焼きも関西風。

牛肉・たまねぎ・青ねぎ・しらたき・麩・しいたけを準備し、割り下を使わずに砂糖・しょうゆ・酒をかけながら食卓で味をつくっていきます。

まず、鍋に牛脂を敷いて⇒肉を入れ⇒その上から砂糖をかけます。かなり大量にかけます。

へえ!と思いましたのは、ここですぐに食べないことです。

大量の砂糖が融けてカラメル状になり、それが牛の脂と混じりあうようにするのです。それまでは食べません。

この方法は、実は合理的です。

糖と脂を同時に加熱した時に起きる「アミノカルボニル反応」を起こさせているのです。

この反応が起きると素晴らしく良い香りがしますが、その香りをかいて、司会の男性アナウンサーさん(=ハッキリ申しますと、オジ様)のテンションが上がります。料理番組なのに中継する口調が上ずっています。

香りが出るだけでなく、この、牛脂と砂糖が融けあったものが鍋のベースに成るわけです。

さて、このような反応が起きたところで、土井先生はザクを入れて行きます。

まず水気のあるもの=たまねぎ・しらたき・(水で戻した)麩

さらに水気のあまりないもの=青ねぎ・しいたけ

そして、さらに、その上に、おおっ!肉を載せてしまいます。結構、どかどかと載せます。

最後に肉を載せる方法は、私は新発田の「八木」さんで見ましたが、土井先生も「最後に肉」なのですねえ。

その肉の上に醤油・砂糖。で、しばらく待って出来上がりです。

どうぞ!と言われ、司会のオジ様、噛みつくように肉を召し上がりました。いやあ、旨そうで実に結構でした。

役得ですねえ。

追伸①

クリスマス・イベントを開催します。

「イブすきの日に、指宿の焼酎を!」

とうことで、12/24に「ちんや」お座敷(=個室・大広間)で、すき焼きを頼んだ方に、指宿市の芋焼酎グラス一杯をサービスに致します!

堂々オヤジ・ギャグです。

サービス品だからと言って、質が悪いわけじゃあございません。

白露酒造さんの『岩いずみ』という品ですが、

指宿市山川地区の「黄金千貫」を主に使用。

また国土交通省「水の郷百撰」に認定された、開聞岳の麓より湧き出す天然水(軟水)を使用しています。

白麹仕込と黒麹仕込という製造方法の異なる焼酎を絶妙にブレンドしてありまして、実にマイルドです。

さらに1年熟成させることにより、味わいと甘い余韻を醸し出しています。このメーカーさんは熟成に重きを置いておいでなので、「ちんや」の味に合うと私は思っています。

と、いう次第で「イブすきの日に、指宿の焼酎を!」

お後がよろしいようで・・・

くわしくはこちら↓です。

 追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。

この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.388日連続更新を達成しました。

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立食か着席か

宴会には、立食と着席の2種類がありますね。今日は、その話しです。

さてまず、胃腸のことを考えたら、当然着席でしょう。私自身も立食の会でたくさん飲み食いすることは避けています。

でも、美味しいと余計に食べてしまいますよね。立食で食事が美味しい、というのは胃腸のためには良くない展開と言えます。

最近では着席ビュッフエが多くなりましたが、あれは曲者です。どうしても立ったり座ったりしますから、やはり胃腸には良くない気がするのです。

個人的には、

安くてマズい立食のパターンでは⇒ほとんど何も食べずに帰りまして、家で食べ直しますから、胃腸は健全です。

それに対し、着席ビュッフエで美味しかったりしますと⇒つい食べ過ぎてしまい、かつ立ったり座ったりしますから、そっちの方が良くないです。胃の中が落ち着かないのです。

では、完全な着席が良いかと申しますと、社交のためには良くないですね。

座ったままですと、同じ机の方以外とは、あまりお話しできなくなってしまいますからね。

昔の紳士の宴会なら、場所を喫煙室に移動して二次会があり、そこで歓談が出来ましたが、人々に時間が無い昨今では、一次会で社交までしないといけませんから、困ります。セチ辛いです。

そう、要するに一回の会合で食事と社交の二兎を追うところに根本的な無理があると思いますが、

実は、それを解決する設備が日本にあります。

和式の畳の宴会です。

椅子など用意しなくても、話したい人の近くの畳に座れば良いだけですからね。立食のように立ち話しではなく、腰は安定していますから、胃腸も落ち着きます。

だから、「ちんや」の大きい宴会場は未だに和式のままにしているのですが、昨今日本人は洋式の生活に慣れきってしまい、和室は足が痺れるからイヤだなどと申します。

うーん・・・ですねえ。

忘年会が続きますが、皆様、ご安全に。

追伸①

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「イブすきの日に、指宿の焼酎を!」

とうことで、12/24に「ちんや」お座敷(=個室・大広間)で、すき焼きを頼んだ方に、指宿市の芋焼酎グラス一杯をサービスに致します!

堂々オヤジ・ギャグです。

サービス品だからと言って、質が悪いわけじゃあございません。

白露酒造さんの『岩いずみ』という品ですが、

指宿市山川地区の「黄金千貫」を主に使用。

また国土交通省「水の郷百撰」に認定された、開聞岳の麓より湧き出す天然水(軟水)を使用しています。

白麹仕込と黒麹仕込という製造方法の異なる焼酎を絶妙にブレンドしてありまして、実にマイルドです。

さらに1年熟成させることにより、味わいと甘い余韻を醸し出しています。このメーカーさんは熟成に重きを置いておいでなので、「ちんや」の味に合うと私は思っています。

と、いう次第で「イブすきの日に、指宿の焼酎を!」

お後がよろしいようで・・・

 追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。

この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.387日連続更新を達成しました。

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Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

なんちゃって和食

和食がユネスコの無形文化遺産に登録されたそうです。目出度いです。

では、今後この影響はどういう形で出るでしょうか。

世間の論調は、

・日本国内の「和食離れ」にストップがかけられる。

・食材を海外へ輸出できる。

・日本を訪れる外国人観光客が増える。

・海外の「なんちゃって和食」レストランを、よりまともな方向へ変えられる。

この中で難しいのは、「食材を海外へ輸出」でしょう。

既に海外には、かなりの数の「なんちゃって和食」レストランがあります。

ある人は、味噌汁に「れんげ」が付いてくるかどうかが、見分けるポイントだ、と書いていました。付いて運ばれてきたときは大抵アウト。「ミソスープ」という感覚⇒出汁をとっていないことが多いそうな。

食材も現地の、似た食材を使っているようです。

経営者も中国系や韓国系が多いとか聞きます。彼らが、本物の日本の食材を真剣に求める日がすぐやって来るとは思えません。

だいたい、日本人だって、人のことはとやかく言えません。

ついこの間まで日本人はイタリア料理と言えば「ナポリタン」しか知らなかったんですから、イタリア人から見れば、当時の日本のレストランは「なんちゃって」に見えていたことでしょう。

食材だって日本の材料で「ナポリタン」でした。

でも、ことさらに嘆くのは良くないと私は思います。

本物への入り口は、やはりどうしても「なんちゃって」です。

今「すき焼きが好きだ」という方の、相当人数は牛丼チェーンの牛丼を入口にしていると思います。ああいうチェーンが世にひろまってから、もうだいぶ年月がたっていますからね。

一生チェーンの牛丼しか食べない人も多数いるでしょうが、「いつかもっと旨い肉を食べたい!」と思った人もいたわけです。「吉N家」さんの牛丼は、基本的には良く出来たものですから。

同じように「なんちゃって和食」に触れてガッカリする外人さんも沢山いるでしょうが、食べてみて、それが「なんちゃって」であることに気づき、「もっと・・・」と思う人も必ず大勢いると思います。

ミソ・スープのように基本から外したものは困りますけどね・・・

今度こそは本物を食べたい!

と日本を目指す人が増えたら良いと思っています。

追伸①

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「イブすきの日に、指宿の焼酎を!」

とうことで、12/24に「ちんや」お座敷(=個室・大広間)で、すき焼きを頼んだ方に、指宿市の芋焼酎グラス一杯をサービスに致します!

堂々オヤジ・ギャグです。

サービス品だからと言って、質が悪いわけじゃあございません。

白露酒造さんの『岩いずみ』という品ですが、

指宿市山川地区の「黄金千貫」を主に使用。

また国土交通省「水の郷百撰」に認定された、開聞岳の麓より湧き出す天然水(軟水)を使用しています。

白麹仕込と黒麹仕込という製造方法の異なる焼酎を絶妙にブレンドしてありまして、実にマイルドです。

さらに1年熟成させることにより、味わいと甘い余韻を醸し出しています。このメーカーさんは熟成に重きを置いておいでなので、「ちんや」の味に合うと私は思っています。

と、いう次第で「イブすきの日に、指宿の焼酎を!」

お後がよろしいようで・・・

 追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。

この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.386日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

 

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浅草繁昌記

河治和香先生が編集なさった、

『駒形どぜう 二百余年あれこれ』という御本をいただきました。

その一部に明治43年の『浅草繁昌記』という本を紹介したコーナーがあり、そこに「ちんや」も出て来るからです。

さて、そこに登場する「ちんや」は、現代仮名遣いに直しましたが、

「広小路にあり、牛鳥鍋の料理を以て其(そ)の名を知らる。」

⇒「広小路」とは浅草広小路のことで、今は「雷門通り」と言っています。要するに現在地と同じです。

江戸幕府は火除けの為に、何か所か「広小路」を造りましたが、浅草広小路もその一つでして、私は、その歴史的名前を使った方が良いのに!とつね日頃申しております。

⇒当時は、牛料理と鳥料理が分業されていないことが多かったらしく、業種の分類として「牛鳥鍋」「牛鳥肉」と表記した史料をよく見かけます。

「支店は神田小川町にあり、肉味の佳良にして量の多きは言わずもがな」

⇒そう、短期間ですが、神田小川町に「ちんや」の支店が在ったこのは間違いないのですが、あまり史料の持ち合わせがありません。どなたか、詳しい方のご教示をお待ちしています。

「其の設備すこぶる整頓して衆人群衆するも毫もならず、快く飲食せらるるは、その特長とや言わん。」

⇒当時の「ちんや」は、現在の「浅草中央通り」まで敷地があって、相当な大型店だったようです。大規模な設備を構えて、大勢の御客様を迎えていたようでです。

「衆人群衆する」店で、それが特長だという表現に、当時の勢いを感じさせます。

明治38年に六銭だった、どぜう汁が1.750円になるまでの表も面白いです。

結構な御本に載せていただき、ありがとうございました。

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

 追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。

この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.385日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

 

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いい夫婦の日②

いやあ、見逃しました。

エバラさんの、いい夫婦の日のすき焼きのCMを。

11/22を過ぎてから、ツイッターで発見し、まだYouTubeに残っていたので、一応視てみました。

メインは、つるの剛士さん。

奥さん役の竹谷佳織さんと一緒に買い物をしています。この夫婦は「いい夫婦の日」はすき焼きって決めているそうです

優しいつるのさんは、大きい荷物を二つ両手で抱えて歩きますが、

「一つ持つ!」と奥さん。

「なんでよ?」

「だって手がつなげないじゃない」と手をつないで帰る2人の後ろ姿に、

11月22日は、すき焼きの日 エバラ すき焼きのたれ

と文字が被って終わります。

7.666回しか再生されていないので、あまり評判にはならなかったようですね。

この動画は雰囲気は良いのですけど、刺激や話題性には乏しいかもしれませんね。

それ以前に、そもそも割り下のことを「たれ」というのが私は気に入らないのですが、まあ、その話しはさておくとして、この件ではエバラさんに、もう少し頑張っていただきたいですね。

いい夫婦の日に食べるのは、すき焼きに決まっているのです。

一方気になるのは、私がこれを発見した、最初のきっかけのツイートです。まず、

ほんとにすき焼き食べる習慣があるのかググってみたら、夫婦の時間を大切にする日って書いてあって、すき焼きのすの字も無かったから別に私が今日すき焼き食べても良いんですよね?ね

次にこのツイ主さんは、エバラさんのCMを発見して、

「だからすき焼きなのか把握」

と書いています。

うーん、ググった時に、このブログは発見されなかったんですねえ。

エバラさんに引き続き来年も頑張っていただくことにしましょう。

追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

 追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.384日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 

Filed under: すき焼きフル・トーク,ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM  Comments (0)

こだわり

メデイアのインタビューやアンケートをお受けしますと、やたらと「こだわり」について聞かれます。

この言葉が頻繁に使われるようになって数年たつでしょうか。

「こだわる」とは広辞苑によりますと、

「気にしなくてもよいような些細なことにとらわれる」ことです。

一方、私は些細なことには捉われません。重要なことに捉われています。

例えば、肉の中の脂肪の融点が低いことを重要視していますが、それは「些細なこと」ではなく、年配の方にもすき焼き=肉を召し上がっていただきたい、お孫さんと一緒に召し上がっていただきたい、と考えているからそうしているのであります。

脂肪の融点が高いと食後に胃腸がモタレてしまいますので、お年寄りが食べられません。だから、断じて些細でないのです。

これは大袈裟に申しますと、経営理念に直結していることがらです。

ところが、そのことをインタビューでお話ししますと、ライターさんから

なるほど、そこが住吉さんのこだわりなんですね♡♡♡

と返されます。「こだわり」を探り当てて得意絶頂な瞬間なのでしょう、彼女の眼は輝いています。

違うっちゅうの!

明確にお客様の利益になることがらですから、「些細なこと」ではないと思うんですよね。

やめませんか?

なんでも、かんでも「こだわり」と認定するのは。

本当に「気にしなくてもよいような些細なことにとらわれ」ていたら、その時に限って「こだわっている」と表現しましょう。

 追伸①

単行本『東京百年老舗』に載せていただきました。

21人のフォトグラファーたちが、歴史と伝統を現在に伝える「老舗」の魅力を余すことなく写しだした写真集です。

時代が変わっても、変わることのない老舗の魅力が、ここにあります。

くわしくはこちら↓です。

 追伸②

ビジネスマンの方を対象に、忘年会に関する意識調査を実施させていただました。
目的は、もちろん、日本の会社の忘年会を、もっとワクワクするもの、もっと意義あるものにしたいからです。
忘年会は毎年惰性でやっている…では悲しいですよね。
ビジネスマンの皆さんは、どんな忘年会なら出席したいのか、逆に、どういう忘年会はパスしたいのか、
その答えがここにあります。
会社の忘年会から、この国を元気にしていきたいと思います。

この調査結果は、そのための参考にしていただきたいと思います。
さてさて、大ショックの調査結果はこちら↓から。

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.383日連続更新を達成しました。

毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 
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