淡路島の食材をふんだんに

うーん、商標の問題はクリア出来ているんでしょうか。ひとごとながら心配になります。

淡路市尾崎の、とある観光施設が「淡路島の食材をふんだんに使用した新メニュー」として登場させた「自家製バジルのトマトすき焼き」の件です。

神戸新聞が報じたところでは、料理長は、

「さっぱりとヘルシーで女性にお勧め。淡路島の良いところが詰まった新たな名物料理ができた」とご満悦なのだとか。

うーん、「トマトすき焼き」は和食の「ばさら」さんが商標登録していたような気がしますよ。登場してから10年近く経つかと。最初は私も、この方法に衝撃を受けたものです。

話しは少し逸れますが、「トマトすき焼き」にヒントを得て、私は「ヨーグルト卵」を考案しまして、先月から提供しています。

「トマトすき焼き」が鍋に酸味を加えるのに対し、私は卵だけに酸味を加えました。だから、後で他の味~例えば、カレー味の卵ですき焼きを食べることも出来ます。しかも醗酵食品を摂れるという利点もあります。

そして、味も美味しいのです。酸っぱくはならないんですよ、これが。「酸味と甘味が絶妙」「肉のしつこさがほどよく消える」という点では、トマトもヨーグルトもかなり近いと思っています。

さて、話しを淡路に戻しますが、商標の件、確認した方が良いと思いますよ、私は。

やり方についても、神戸新聞によれば「ニンニクとオリーブオイルをなじませた鍋に、タマネギ、トマト、バジルを並べ、割り下で味付け。淡路牛をかぶせるようにして火を通し味わう」そうで「ばさら」さんに似ています。まずくないですかねえ。

 

追伸①

CSフジテレビONEの

『寺門ジモンの肉専門チャンネル』に出演させていただきます。

芸能界一肉に詳しい男」寺門ジモンさんが送る肉料理に特化した待望の肉専門番組が、これです。出られて光栄です。

放送は、11/08(火) 10:20~10:50、

11/20(日) 10:00~10:30です。

 

追伸②

拙著は好評(?)販売中です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

題名:『浅草はなぜ日本一の繁華街なのか』

浅草の九人の旦那衆と私が、九軒のバーで語り合った対談集でして、「浅草ならではの商人論」を目指しています。

東京23区の、全ての区立図書館に収蔵されています。

四六判240頁

価格:本体1600円+税

978-4-7949-6920-0 C0095

2016年2月25日発売

株式会社晶文社 刊行

本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて2.446連続更新を達成しました。

 

 

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不当な圧力

これはブランドというものを考えさせられる事件だと思います。

「ブランド」と申しましても、グッチやフェラガモのことではありません。

日本の地域名に食材名を付けた「ブランド」のことです。ブランドという言葉を狭く考えれば外れますが、この国ではこれも「ブランド」と言われています。

さて、事件となったのは大分県の「味一ねぎ」。

報道によりますと、

「大分県農業協同組合(JAおおいた)が、特産のブランド小ネギ「味一ねぎ」を生産する組合員に対し、全量を農協に出荷するよう強制した疑いがあるとして、公正取引委員会は独占禁止法違反(不公正な取引方法)の疑いで同農協に立ち入り検査に入った。」

「味一ねぎはJAおおいたが商標登録している。ホームページによると、2008年に県北部3市で生産される小ネギの銘柄を統一し、生産部会を設立。09年に集出荷施設を完成させ、皮むきや袋詰め作業などを一本化した。近年は年間1400トン前後を東京や大阪などにも出荷している。」

「関係者によると、同農協は他業者に出荷しようとする組合員に差別的な取り扱いをした疑いが持たれているという。」

「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)発効を前に、公取委は農協への監視を強めており、農協との取引で不当な圧力を受けた農家からの通報を受け付ける情報提供窓口を4月に設置。取り締まりの専門チームを作って対応している。」

・・・なのだとか。

ブランドを造る際には、規格外のものを排除する力つまり統制力が必要ですが、それを農協が持つ、というところが、根本的に難しいところです。

一般論ですが、個々の生産者はブランドの知名度の恩恵だけは享受して、しかし取引の仕方の面では、自由を望むでしょう。他の地域の他の食材では、指定地域外で生産過程のほとんどを行って、最終過程だけを地域内で行うという、つわものの生産者もいます。

そこを統制しないとブランドに成りませんが、それを「不当な圧力」と見做されるのであれば、今後こういう「ブランド」は維持できないと私は思います。

そして、そうなっても仕方ないのではないか?と私は思います。

ブランドは、そもそも単一法人だけが作れるものであって、地域を主体にしては作れないのではないか、私は最近そう思います

追伸①

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地域のために

ですよねえ。やはり国民は「地域のためになっていない」と思ってたんですね。

「ふるさと納税」のことです。

ヤフー意識調査の「ふるさと納税、地域のためになっていると思う?」という質問に対して、

46.9%の人が「なっていない」と答えたそうです。

正確に申しますと、設問は、

「節税できると同時に魅力的な地域の特産品などが一挙両得できることで、ここ数年でブームになった「ふるさと納税」。一方で、地方自治体が「ふるさと納税」を獲得するため、高額の返礼品競争が発生しており、産業も財政も含めてマイナスになると危惧する声も。あなたは、ふるさと納税ブームは地域のためになっていると思いますか?」(実施期間:20161014日~20161024日)

これに対して合計:78,052票が入り、内、

「地域のためになっている」が31,878票で40.8%

「地域のためになっていない」が36,603票で46.9%

「わからない/どちらとも言えない」が9,571票で12.3%でした。

「おまけ目的がほとんどだと思う。実際、その地域のことも何も知らない連中が殆どだと思う。」

「オマケ 御礼合戦になっているのが残念でしょうがない。」

「一見、地方の税収が増えるように見えても、魅力あるおまけの用意できない自治体は住民が他の自治体に”納税”することで税収減になる。」

「喜んでいるのは、一部の「勝ち組」の自治体と、自治体に商品を治める業者と仲介業者。もし、返礼品が無ければ、どんなに高尚なシステムであっても殆ど利用されないと思うね。」

まったくです。

松阪牛が買いたければ普通に買えば良いのに、税控除を受けながら買うなんて無粋でアンフェアです。教育熱心な土地だとか、先端産業を誘致してるとか、あるいは天災に遭ってしまったとか、そういう自治体にカネが行くなら、「地域のためになっている」でしょうけど、普通の買い物を、税控除を受けながら買うなんて、実に良くありません。

考えなおしませんか、この制度。

追伸①

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楽し気な動画

大手の民泊仲介のサイトが宣伝を強化しているようで、ヤフーのトップページに、民泊オーナーに成った方の楽し気な動画が、連日流されています。

まあ、そういう方もいることはいるのでしょう。

私が聞いた範囲では、オーナーの大多数は儲け主義の人で、「外国人に親切にすることが生き甲斐だ」という人は多くないようです。京都市が、その大手サイトの民泊物件に立ち入ろうとしたら、半数の住所が虚偽だったそうです。もちろん摘発逃れのためです。

だから、そこに流されている動画に出てくるようなオーナーさんばかりとはとても思えないのですが、私は行政の人間ではないので、この話しはその位にします。

今私が気になっているのは、動画の中で、民泊オーナーの年配の女性が、ゲストに食事を提供している件です。

大丈夫なんでしょうか?

動画の調子は楽し気ですが、食べ物を提供することは、楽しいことばかりではありません。

食品衛生や、アレルギー、各国の食習慣に関する知識が必要ですよ。

飲食店を開業するには「食品衛生責任者」の資格が要りますが、民泊オーナーは持っているんでしょうか。

この会社の公式サイトの、「ホストの責任」という項目を読んでみましたが、食事のことは、なんと、全く何も書いてありません。

私は、とてもとても気になります。

大丈夫なんでしょうか?

追伸①

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Inner Landscapes

Inner Landscapes という展覧会を観てきました。私が「台東区アートアドバイザー」としてお手伝いさせていただいている展覧会です。

このプロジェクトはフィンランドの古都トゥルク市で、写真家のマルヤ・ピリラさんが創めました。

ピリラさんは、この街に暮らす高齢者を訪ねて、今の暮らしぶりを写真に撮り、さらにアルバムや日記を見せてもらって、それぞれの個人的な歴史を視覚化しました。

トゥルクの街の過去と現在、

激動の20世紀の記憶、戦争、労働運動・・・

忘れてはいけないものが、そこに在ります。

この試みに注目した二人の人がいました。1976年千葉県生まれの崔聡子さんと、1980年東京都生まれの蔵原智子さんです。

二人は陶芸家で、ピリラさんから提供された画像を陶器に転写して、陶芸作品を創りました。

その陶芸作品と写真を両方を、谷中のHAGISOで展示しているのが、今回の展覧会です。

このプロジェクトは、さらに今後谷中で展開されると聞きます。トゥルク市でやったのと同様に、谷中の高齢者を訪ねて行くとか。谷中は空襲に遭っていませんから、アルバムなど期待できると思います。

フィンランドから、もろもろ日本に持ち込むので大変経費がかかるということで、「台東区芸術文化支援制度」が助成を致しました。

どうぞ、ご覧ください。11/6までです。

追伸①

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11/08(火) 10:20~10:50 です。

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新富町

新富町の日本料理店「躍金楼」(てっきんろう)さんに行ってきました。

新富町は、今ではオフィスビルが多数立ち並んでいて、往時を偲ぶことができませんが、かつては色っぽい街でした。

まだ外国人が日本国内を自由に旅行できなかった頃、1868年(明治元年)築地に外国人居留者が出来ますと、それを目当てにした新島原遊郭がこの辺りに置かれました。この遊郭は1871年(明治4年)取り払いを命じられたので、ごくごく短期間だけしかありませんでしたが、「躍金楼」さんが創業されたのは、その当時の気配が未だ残っていた明治6年のことでした。

そのすぐ後、新富町は、今度は芝居町にと変身します。

浅草猿若町に在った「守田座」が、ここへ移って来たからです。

浅草猿若町に在った歌舞伎小屋は、元々天保の改革で、江戸市中から浅草へ強制移転させられていたので、幕府がなくなって、ようやく市中復帰を果たした、というわけです。

しかし、単に復帰しただけではありませんでした。

新生・新富座は、経営者は12代目守田勘弥でしたが、株式会社組織の劇場でした。設備もガス灯などを配備した近代劇場。

いったん火事に遭いますが、明治11年に再建・新会場した時は、太政大臣・三条実美公や外国公使らの貴賓を招待して開場式を盛大に行い、役者衆は燕尾服を着て客を出迎えたとか。

芝居の内容も改めました。

歌舞伎の低俗な部分はバッサリ切って、時代考証も行いました。所謂「活歴もの」ですね。それが上演されたのが、この劇場でした。

しかし大正12年(1923年)の関東大震災で被災すると、その後再建されず、廃座になってしまいました。残念。

やがて新富の街は個性が薄れて行き、普通に街に成りました。

ところが、それを面白く思わない方々がいて、それが「躍金楼」の若旦那や、足袋の「大野屋總本店」の若旦那達です。

そうした皆さんが芝居をテーマに新富町を面白くしようと作戦会議をしている様子がテレビで放送され、私はそれを視て、「躍金楼」さんに行きたくなった次第です。

おっと、いつものことながら、食事に行くのに前ふりが妙に長いのが、このブログです。

大変おいしくいただきました。特に半生に仕上げたイカの天婦羅は美味しかったですね。御馳走様でした。

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日本女性の底力

編集者をしている知人がインタビュー集の本を出したと言って、持って来てくれました。

その取材場所として「ちんや」をお貸ししたからです。

その本のタイトルは『日本女性の底力』。

瀬戸内寂聴さん、高野悦子さん、三木睦子さんといった大御所の皆さんに、「幸福とは」「自由とは」「エイジレスに生きる極意」を尋ねるという企画なのですが、その内で弊店が取材場所だったのは、

吉原最後の芸者・みな子さんでした。

みな子さんは1919年生まれで、11歳から奉公に出ているので、戦前の、まだ江戸・明治の気配を残していた吉原をご存知です。東京大空襲の焼夷弾も。

そして昭和33年の「赤線」廃止。その後は、僅かに残る茶屋や吉原以外の花街で芸を披露し続けて来られました。

相当なご苦労だと思うのですが、ご本人は、

「来世も芸者になりたいの。」

「いつもきれいにしていられるし。いくつになっても自分の力で食べていけるんだもの。」

「肉が好きで野菜は食べないの。それでも90歳まで生きて。どこも悪くなくて、まだ自分で稼いでいるんだもの。誰も文句は言えないでしょう?」

素晴らしい。

しかし、このインタビュー(20091128日)の半年後、みな子さんは2010年に享年90歳で亡くなりました。

今はもう聞けない貴重な記録が、この御本に収められています。

また場所は「ちんや」ではありませんが、元浅草芸者の春日とよせい吉さん(芸者の名前は小美代さん)も出ています。

どうぞ、お求めを。

 

『日本女性の底力』

講談社+α文庫

ISBN-10: 4062816881

 

追伸①

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熊本へ

本日私は、被災後おおよそ半年の熊本へ向かいます。

第25回「すきや連」を「加茂川」さんで開催するためです。

「加茂川」さんは明治14年のご創業。西南戦争のおりに京都から従軍して来た料理人がご先祖なのだとか。それで屋号が「加茂川」なのです。九州の地ですき焼き専門店の暖簾を守っておいでです。

今回は熊本特産の「あか牛」のすき焼きと、やはり熊本特産の地鶏「天草大王」のすき焼き、さらに馬刺を食べられると聞きます。

「すきや連」で馬肉を食べるのは初めてですね。

女将・山下みきさんの「4.14震災体験談」も聞けます。今後の各店の防災対策に役立つ貴重なお話しだろうと思います。

また夜の例会の前に午後「被災地・西原、益城、熊本城の今をみるツアー」を実施いたします。空港から地震の被害が大きかった地域を巡ります。ツアーの途中で県庁を訪問して、副知事さんに義援金をお渡しする予定です。

ハードな日程ですが、頑張って成功させたいと思います。

参加予定の皆さま、よろしくお願い申し上げます。

追伸①

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dancyuフェスティバル

デパートの催事に出店して、精肉の販売を致しおります。

本日が最終日です。お近くの方、どうぞ、お立ち寄り下さいませ!

この催事は、

『dancyuフェスティバル』

かの料理雑誌『dancyu』に載った店だけが出るという夢の企画です。

会場は二子玉川駅前の玉川髙島屋6階催し会場。

会場では嬉しい御縁もありました。

背中合わせに出店しているカレー店「スパイス」の御主人と、

通路を挟んでお向かいの鰻屋「田舎庵」の若旦那。

お二方とも「ちんや」に見えたことがあると言い、味についても褒めて下さいました。在り難いですね。

さて、今日は最終日なので18時閉場です。どうぞ、よろしくお願い申し上げます。

詳しくは、こちらです。

追伸①

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放送は、11/04(金) 11:30~12:00 です。

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うなぎ祭り

日本は世界一の鰻大国だ!

と、鰻業界人のみならず、日本国民の大多数がそう考えていると思います。私もそう思ってきました。

しかし、こと資源保護に関しては、イタリア北部のコマッキオ市や地中海沿岸の各国に、日本は相当の遅れをとってしまっている、そう「田舎庵」の若旦那から聞かされました。

アドリア海沿いにあるコマッキオ市は「世界一ウナギを食べる町」と言われます。しかも天然ウナギ。

食べ方はトマトソース煮やグリル(和風に言えば「白焼き」ですが、開き方は違います)など色々あり、オイル漬けの缶詰や酢漬けの瓶詰も生産しています。

毎年10月には盛大な「うなぎ祭り」も開催され、世界中から大勢の人がウナギを食べにやって来るとか。ちなみにイタリア政府観光庁が日本語でも、この祭りのPRをしています。

で、コマッキオが本当に素晴らしいのは、ウナギの生産量・消費量の多さではなく、その資源保護や環境保全への取り組みです。

コマッキオは有明海のような遠浅の海で、ウナギはそこで小海老などを食べて暮らしているのですが、その入り江全体が市の管理下にあるのです。

伝統漁法でウナギを獲る漁師は市役所の職員。だから乱獲はありません。密漁者が侵入することもあるそうですが、取締船も市が持っているそうです。

地中海のウナギはニホンウナギより先に「絶滅危惧種」指定されたので、もういなくなったと思っている日本人が多いかと思いますが、コマッキオ市や沿岸各国の努力により勢いを盛り返しているのだそうです。

対する日本では、天然ウナギだけで「うなぎ祭り」など到底不可能です。シラスの密漁もやみません。

天然ウナギを護るために、「養殖を食べよう!」と言う人もいるようですが、そうすると伝統漁法が滅びてしまいます。

生態系を護り、伝統漁法を護り、食文化を護らんとしているイタリアに、日本は数段遅れているのが実態と申せましょう。

そう言えば日本では、ウナギの養殖が盛んな鹿児島県志布志市役所が、ウナギを黒いスクール水着姿の少女に擬人化した、エロい動画を制作して、「性差別だ!」と批判されるという呆れた一件もありました。意識の違いに呆然となります。残念なことです。

最後に「田舎庵」さんのことですが、北九州市小倉北区鍛冶町の老舗うなぎ屋さんです。

今週開催されているデパートの催事『dancyuフェスティバル』(玉川髙島屋6階催し会場)で、「ちんや」と御一緒させていただいているのですが、その若旦那がコマッキオの「うなぎ祭り」に招待されて、日本式の蒲焼を提供して来たのだそうです。

素晴らしいことですね。その様子はテレビ局に取材されて、やがて放送されるそうですから、弊ブログでもご紹介しようと思います。

 

追伸①

デパートの催事に出店し、精肉の販売を致します。

『dancyuフェスティバル』

玉川髙島屋 6階催し会場

10月26日(水)~31日(月)までの6日間

どうぞ、お立ち寄り下さいませ!

http://www.takashimaya.co.jp/base/tamagawa/top/img/info_monthly_1610.pdf

 

追伸②

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