事業報告②
6/14に浅草料理飲食業組合の総会があり、私は昨年度の事業報告を担当しました。
弊ブログの読者の皆さんに、浅料組合の活動内容を知っていただくのも悪くはないので、以下に引用します。少し長いので、昨日から2日に分けて引用しています。今日はその二日目です。
<事業報告の続き>
次でございます。組合の役割5項目の4番目=「広告宣伝」の事業として、組合のホームページの公開を、昨年度も継続いたしました。担当は「江戸定」の依田様でございました。
5番目です。「親睦」を図る事業の、新しいものとして2事業、例年通りのものとして2事業を実施しました。まず新規の事業は、「女将さん慰労会」です。日頃裏方として、御店を支えておいでの女将さん方のために、少々勉強を、そしてその後はひととき楽しんでいただく会を催しました。参加された女将さんは27人。会場は手前どもの店「ちんや」で勿論すき焼きを召し上がっていただきました。担当は「川松」の松澤副組合長でございました。
また組合内の連絡を密にするため、携帯メールを活用しよう、ということになり、昨年10/12に「初心者向けメール講座」を開催しました。担当は「江戸定」の依田様、参加者は6人でございました。
次に例年通りの親睦事業ですが、総会終了後に懇親会を開催、本年2月には新年会を開催いたしました。なお総会懇親会・新年会、また「女将さん慰労会」の開催に当りましては、アサヒビール株式会社様のお世話になりました。この場を借りまして御礼申し上げます。
最後になりますが、当初予定にまったくなかった、緊急の事業を、2つ実施しましたので、ご報告いたします。緊急の事業の一番目は「青森・岩手・宮城・福島・茨城5県蔵元 連合試飲会」でございます。
ご承知の通り、このたびの大震災で、東北地方は甚大な被害を受けました。そうした中で、浅草の飲食店に何ができるか、それは東北の御酒を仕入れて、売ることではないか、まず我々が東北の御酒のことをしっかり勉強し、浅草から御酒の「チャリテイー消費」を喚起して行こう、そういう趣旨の試飲会を、三社祭の土曜日にあえてぶつけて開催いたしました。
今回被災5県の全ての蔵元さんにお声かけしましたところ、67社の蔵元さんから御酒のご出品を得て、試飲会を開催することができました。一方来場者の方は、有料で入場された方が194人、取材で見えた報道機関が7社、会場に見えた蔵元さんが14社、ご協力いただいた相模屋本店さんをはじめとする、業者さんが3社、合計218人・社と、大勢の方にお集まりいただき、盛況でございました。
本日も、この会場に東北の素晴らしい御酒のサンプルをご用意してございます。1本につき1.000円のご協賛をいただけましたら、お持ち帰りいただけるようになっております。どうぞ、ご覧いただきたいと思います。
2番目の緊急事業は「合同雇用促進会」でございます。これは、今回の震災で、職を失って東京に避難して来ている方々に、浅草で働き口を用意しよう、という取り組みのことでございまして、発案者は当組合継旦連(けいだんれん)のメンバーでございました。
継旦連のメンバーが、浅草観光連盟、浅草商店連合会に働きかけまして、また台東区役所、ハローワークのご協力もいただいて、既に5/25に、第一回目の就職説明会を開催いたしました。
この件は浅草観連・商連の事業として実施されましたが、発案者は当組合継旦連のメンバーでございました。その点をご記憶いただけますと幸いでございます。
以上が、昨年度の組合活動についての、ご報告でございました。数多くの新事業を展開しました関係で、報告の時間が、長くなりました。長時間に渡りまして、ご静聴いただきましたことを感謝申し上げます。これにて終わります。ありがとうございました。(終わり)
追伸
大吟醸酒「オヤジナカセ」の販売を開始しました。
「オヤジナカセ」は、(倅)セガレグループの若者の、故郷の酒米「山田錦」を使って、老舗「白菊酒造」さんが醸造した御酒です。「父の日」に、あるいは、お父様の誕生日に飲んでいただきたいです。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて473連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。
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