事業報告①

 6/14に浅草料理飲食業組合の総会があり、私は昨年度の事業報告を担当しました。

 弊ブログの読者の皆さんに、浅料組合の活動内容を知っていただくのも悪くはないので、以下に引用します。少し長くて、そのまま読むと15分位かかるので、2日に分けて引用します。

<事業報告>

 ただ今より浅草料理飲食業組合の、昨年度の事業について、ご報告をさせていただきます。担当いたしますのは、昨年に引き続き、住吉史彦でございます。

 昨年も今年もご出席の方が、既にお気づきと存じますが、実は、私、眼鏡を変えました。眼鏡が似合うと、より報告が皆さんの中へ入っていきやすい、と存じます。(笑い)本当ですよ!なに言ってんの、ウソだろう、という方も騙されたと思って、ご静聴をよろしくお願い申し上げます。

 では始めさせていただきます。事業報告は、議案書に、時系列で詳細に載っておりますが、これをいちいち読み上げますと大変時間がかかりますし、また時系列に書いたものを順に読み上げしますと、方向性が見えてきませんので、そのままの読み上げは避けさせていただきたいと思います。

 代わって昨年度の目新しい事業のことを中心に、それぞれの事業がどのような位置づけで実施されたのか、お話しできれば、と思っております。

 さてその「位置づけ」でございますが、昨年の組合長挨拶の中で、組合の役割として、5項目があげられておりました。「食品衛生と健康管理」「浅草へ見えるお客様への御接待」「職場環境の整備」「広告宣伝」「親睦」であります。昨年度の組合の事業が、その役割5つの内のどれに該当するか、分類しながらご報告を進めさせていただきます。

 時間につきましては、昨年同様、15分強かかるかと存じますが、何卒、寛容の見物をお願い申し上げます。

  さて、組合の役割5項目の冒頭にございますのは、「食品衛生と健康管理」であります。これは当然ながら組合事業の1丁目1番地でございますので、昨年度におきましても、力を入れて取り組みまして、合計5つの事業を実施いたしました。

 まず例年通りのものといたしまして4事業です。食品衛生自治指導員による衛生自主点検を昨年6月に、健康診断を7月に、それから食品衛生功労者・優良店舗・優良従業員の表彰を11月に行いました。また年間を通じて、東京食品販売健康保険組合の、健康保険の取り扱いをいたしました。以上は例年通りの4つの事業でございます。

 つづきまして、「食品衛生と健康管理」に資する、新しい事業でございますが、その新事業と申しますのは、「台東区食品衛生自主管理推進店登録制度」についての、勉強会の開催でございます。この制度は、東京都の自主管理制度と比べましても、点検項目を料飲店側が選べますので、導入がやさしく、小規模経営の御店に適した制度でございます。

 また、皆さんがこの制度に登録しますと、保健所さんのホームページにそのことが掲載されますので、浅草料理飲食業組合の御店が、この制度に多数登録することによりまして、「浅草は衛生管理にも熱心な所だ」ということを世間にPRすることでるわけでございます。

 つきましては、組合といたしまして、この制度の普及に協力申したいと考えておりまして、この制度についての勉強会を、昨年9/17に実施いたしました。

 その後も引き続き、この制度への登録を、皆様にお勧めしてまいりたいと思っておりますので、よろしくお願い申し上げます。なお、本事業の担当委員長は、不肖・住吉史彦でございます。よろしくお願い申し上げます。

 さらにまた、事業と申すほどのことではございませんが、もう1件ご報告いたします。本年4月に、富山県の焼肉チェーンで、ユッケを原因とする食中毒で169人の方が発症、4人が亡くなるという事件がございました。この事件を受けまして、肉を生食することの危険性を啓発するチラシを、台東保健所さんからいただきまして、全組合員様にお送りいたしました。

 以上が「食品衛生と健康管理」に資する、5つの事業についてのご報告でした。内、例年通りのものが4事業・新しいものが1事業でございました。

 次に2番目の役割「浅草へ見えるお客様への御接待」に関連した事業でございますが、「救命技能認定」のための講習会を開催いたしました。救命のキュウは救急車のきゅう、メイはいのちの命でございまして、いのちを救う技能認定ための講習会のことでございます。

 趣旨でございますが、浅草へお越しになったお客様に、安心してお食事をしていただくには、お客様の緊急事態にも、ある程度対処できた方が良いだろう、こう思うわけでございます。そして、緊急事態に対処する方法を学習しますには、消防署が開催する「救命技能認定」の講習を受けるのが一番でございます。

 この講習会は3時間程度で済むものでして、所轄消防署からも、料飲店の関係者に受けてほしい、との強いご要望がございました関係で、昨年度に2回、7/30と10/15に講習会を開催いたしました。参加者は合計20人、参加した方皆さんに漏れなく東京消防庁消防総監様から「救命技能認定証」が授与されました。担当委員長は「神谷バー」の神谷さまでした。

 続きまして組合の役割5項目の3番目は、「職場環境の整備」でございます。1事業を実施いたしましたので、報告させていただきます。この項目に、広い意味で入りますものに、皆様の御店の、後継者の育成問題があろうかと思います。特に後継者の配偶者獲得の問題、ひらたく申しますと、いわゆる「婚活」の問題がございます。

 浅草の飲食店に働く若い人にとりましては、男女の、いわゆる「出会い」の機会が少なくなりがちではないかと思われますので、その「出会い」の機会を、料飲組合が造ってしまおうじゃないか、というのが「婚活パーテイー」の趣旨でございまして、今回は、その2回目でございます。昨年11/11に国際通りの「イースト」というダンスホールを借り切りまして、57人の若い方のご出席をいただきました。

 「あずま」の染谷さんが司会進行を担当して下さいましたが、上手な司会でおお盛り上がりでございまして、終わりの時間を過ぎても、話しに夢中でお帰りにならない方も多うございました。この件は東京新聞さんに大きくお採り上げいただきましたので、ご存じの方も多いかと思います。以上が「職場環境の整備」に関する、事業でした。

<まだありますが、続きは明日に。>

 本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて472連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。

 「ちんや」創業130年記念サイトは、こちらです。「すき焼き思い出ストーリー」の投稿を募集しています。

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Filed under: 浅草インサイダー情報 — F.Sumiyoshi 12:01 AM
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