知り合いの知り合い
総会シーズンなので、色々な方と面会します。そんな中で、初めて面会する方と自分の間に共通の知人がいると分かった時は嬉しいものです。
しかし猛烈に嬉しいかと言うと、さほどでもないですね。
私なら、猛烈に嬉しいわけではないので、
「おや、○○さんをご存じでしたか。いやあ世間は狭いですねえ」位で済ませおくか、あるいは「○○さんから、大変立派な御方と聞いておりました」と挨拶して、その後は、今そこに居る人の間で共通の話題を探します。
でも、その位で済ませておかない人が結構います。自分の以前からの知人が、今さっき初めて面会した、その人とも知り合いなのが、よほど嬉しいらしく、夢中になって、その知人のことを語り始める人がいます。
○○さんの奥さんはバツイチで、○○さんが2回目なんですよ、実は!
○○さんの飼っている猫は可愛いんですよ。でも、名前はゴンスケって言うんです、オカシイですよね。
サイアクなのは、そのゴンスケとバツイチの奥さんのいる、○○さんをまったく存じ上げない私です。今その場にいるのに、完全に放置されています。見えない会話でスミマセン、と謝っていただける場合は少ないですね。
そういう会話が5分以上続くようなら、私は、
チョットお手洗いへ行って来ます。
と言って、その場を去り、戻って来たら他のグループの会話に加わりますね。
だって、初めて面会する方と、自分の間に共通の知人がいるのは、そんなに革命的に珍しいことじゃありませんし、今その場に居る人のことを深く知ろうとせず、また自分のことを良く知ってもらおうともしないのが、信じられないからです。
そういう方の交友関係が豊かとは、考えにくいですからね、やっぱり。
「おや、○○さんをご存じでしたか!!!!!」という時の声が上ずっていたら、トイレのサインです。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて457連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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