消防団
今回の地震と原発事故には、本当に弱りました。予約のキャンセルが殺到しているからです。
行き過ぎた自粛ムードは、日本経済を縮め、被災地を支援するための経済力を弱めます。再建できるものも再建できなくなりますから、私は、自粛は良くないと思っています。
でも予約のお客様には、こちらから電話してご予定通りかどうか伺っています。キャンセルの電話を店にかけるのは、お客様にとってはストレスですからね。
開催難しいようなら、キャンセルなさって下さい、と言うようにしています。
こちらからかける理由はもう一つ。先方からキャンセル電話がかかって来るより、こちらからかけた方が、精神衛生上快適なのです。
そういう中、一番気の毒なのは、消防団の方です。
消防団の皆さんは、日頃厳しい任務につかれているので、たまには慰安が必要です。慰安のため浅草へ観光に見えることが多いようです。で、浅草に見えたら、何か食べないといけませんが、体力仕事の皆さんですから、弊店ですき焼きを召し上がっていただくことが多いです。
そういった消防団の皆さんの予約は、当然、今回の地震でキャンセルになりました。
有事の大事なご公務での、お取り消しですので、私は、なんら遺憾な感情は持っておらず、喜んで取り消しさせていただきました。
それどころか弊店では、消防団の方々は、有事に国民を守って下さる方々として、かねてから優待させていただいております。その気持ちが伝わるよう、書面に書いてFAXしました。
復旧のおりは、是非ご来店いただきたいですね。ご来店いただければ、勿論、歓迎申し上げます。
それにしても、こういう状況でもヘンなメールが来ますね。「ご協力賜りたくお願い申し上げます」という件名なので、何かと思って開けたら、「短期の、後腐れ無しのお付き合い」だって・・・
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて383日連続更新を達成しました。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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