パラリンピックの原点

パラリンピックの起源が傷痍軍人さんのスポーツ大会だったことを知り、幼い頃の記憶が蘇りました。

パラリンピックの起源は、イギリスのストーク・マンデビル病院で1948年に行われた競技大会で、その病院は戦争で負傷した兵士たちのリハビリに熱心な病院でした。

1976年までは「ストーク・マンデビル競技大会」という名前で開催されており、「パラリンピック」という名にしたのは、1988年からです。

そして、私の傷痍軍人さんの記憶はと言うと、雷門で傷痍軍人さんが弾いていたアコーディオンの音色です。

私は勿論、戦争を知らない世代ですが、その世代の子に戦争の悲惨さを教えたのが、そのアコーディオンでした。

もっとも、アコーディオンを弾いていた人の中には本物の傷痍軍人さんでない人=つまり単なるホームレスもいたらしく、

あれは、本物の軍人さんじゃないのよ!

と教えられた時の驚きと衝撃も、私はしっかり記憶しています。

なおパラリンピックの最近の情勢として、9.11同時多発テロ以降、アメリカで傷痍軍人が増え、原点回帰とも言える状況となっているそうです。

あまり嬉しくない「原点回帰」ですね。

そう思って視ると、パラリンピックの視え方はまったく変わると思います。

本日もご愛読賜り、誠に在り難うございました。 弊ブログは2010年3月1日に連載スタートし、本日は4.197本目の投稿でした。

Filed under: ぼやき部屋 — F.Sumiyoshi 12:00 AM
トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

コメントはまだありません »

No comments yet.

Leave a comment





(一部のHTMLタグを使うことができます。)
<a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">