ヒール役
このブログで年回か採り上げております、下仁田での「すき焼きシンポジウム」ですが、結局私も登壇することになりました。
群馬県庁が正式にリリースしたところによれば、
<趣旨は>
「富岡製糸場と絹産業遺産群」がユネスコの世界文化遺産に登録され、国内外から本県に注目が集まるなか、本県を訪れる人への「おもてなし料理」の創出が急務となっています。そこで、本県が、質とともに知名度の高い「下仁田ネギ」を筆頭に、牛肉、こんにゃく、しいたけなど、すき焼きの具材をすべて県内産で揃えることができることに着目し、「群馬のすき焼き」について考えるためのシンポジウムを開催します。
<シンポジウム名>
「群馬県すき焼きシンポジウム」~地域の特産品から、群馬のおもてなし料理を考える~
<日時>
平成26年11月23日(日) 午後1時30分~3時30分
<会場>
下仁田町文化ホール(甘楽郡下仁田町大字下仁田682)
<内容>
【基調講演】
「“食財”の王国・群馬県の食文化」
講師 向笠千恵子 氏(フードジャーナリスト、食文化研究家)
【パネルディスカッション】
「ぐんまのすき焼きとは」
・コーディネーター
藤井浩 氏(上毛新聞社論説委員長)
・パネリスト
向笠千恵子 氏
鳥山 真 氏(鳥山畜産食品(株)代表取締役社長)
田中芳重 氏(下仁田ねぎの会 会長)
小金澤 定夫 氏(群馬県蒟蒻協同組合 副理事長)
住吉史彦 氏(浅草 すき焼き店「ちんや」 社長)
<定員等>
300名(先着順)・参加費無料
以上の通りです。
参加費が「定員等」に入っているところが県庁文学ですが、まあ、そういう細かいことはさておきまして、
要するに、私が県外から群馬の牛について、あーだ・こーだ言う立場のようです。
弱りましたね。
勿論、基本的に私は今回群馬県が「すき焼き応援県」宣言したことに賛成です。
従来私は、食のブランド作り・産地作りをする場合、どんな食べ方で食べて欲しいのか、ハッキリさせるべきだ、と言って来ました。
だから、「すき焼き応援県」宣言は基本的には結構なことと思いますが、とにかく、宣言が唐突に出たので、畜産の現場ですき焼き向きの牛の育て方が出来ているかを申しますと、「まだ、これから」でしょう。
念のため、私の好みを申しておきますと、
・熟成させ易い牛
・脂肪の融点が低い牛
です。細かいことはシンポジウム当日に話したいと思います。
それから、もう1点。
群馬の皆さんが、まず肉を食べることが大事だと思いますよ。
牛肉消費量ランキングで47都道府県中45位(2013年)というのは、なんとしてもいただけません。
食べないと旨いも旨くないも分かんないですからね!
そこは、何卒よろしくお願い申し上げます。
ん?
これって、所謂「ヒール役」?
参加ご希望の方は、私まで連絡下さい。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.698日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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