2014年6月9日
日本人の味覚は世界一
6/6号の続きです。
新宿高島屋さんの『大学は美味しい!!』フェアに、「味博士」鈴木隆一先生と鳥山畜産食品さんが共同研究した熟成牛肉が出品されていたので、買いにまいりましたら、鈴木隆一先生の御本も売られていました。題して、
『日本人の味覚は世界一』
鈴木隆一先生は慶應義塾大学共同研究員。
あらゆる食品を甘味、塩味、酸味、苦味、旨味の5種類のチャートで数値化してしまう「味覚センサー」を開発した方です。
「味博士」としてテレビにも出演多数の方ですが、その鈴木先生が、世界一繊細とも言われる「日本人の味覚」を解明したのが、この一冊です。
昨今世界が認めはじめた「和食」は、「旨味」を中心にした料理ですが、そのベースには世界で日本人だけが奇跡的に手に入れた「味と舌」が在った!
・・・という話しです。
特にラーメン、カレーなど、他国の料理を日本人がいかに改造して「和食」にしてしまったかを描いた部分が興味深く読めました。
熟成肉については、この御本にはくわしく記述されておりませんが、その他の内容だけで大変勉強になります。
ご購入は、こちらです。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.562日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
Filed under: すき焼きフル・トーク,飲食業界交遊録 — F.Sumiyoshi 12:00 AM
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