40日抗争
朝日新聞が『あのとき、総理メシ』という連載をしていますが、11/17号の総理メシは、
「大平正芳 抗争40日、支えたすき焼き」でした。
大平氏は、政局が行き詰まると、すき焼きを食べていたそうで、1979年に総理の座をめぐって福田赳夫氏と大平氏が派閥抗争を繰り広げた40日の間も、すき焼きが頻繁に食卓に登場したそうです。
大平氏のすき焼きは、甘目で大根入り、〆は讃岐うどん、だったそうです。
そう、大平氏は香川県出身でしたが、弊ブログの11/18号に書きました通り、香川県民はすき焼きに大根を入れるのです。
大平氏が甘めのすき焼きが好きだったのに対し、辛めが好きだったのは田中角栄氏です。
大平氏が官僚出身・寡黙で、角栄氏はタタキ上げ・豪放磊落と対照的な二人でしたが、政治的には提携関係にあって、よく料亭ですき焼きを食べたのだそうな。
しかし、ここで問題は味付けです。
辛めが好きな角栄氏は醤油をドボドボ鍋に投入、対抗して大平氏が砂糖をどんどん投入するので、結局すき焼きは食べられない味に成ってしまい、その内に二人は別々の鍋ですき焼きをするようになってしまったとか・・・
さてさて、この記事の結語は、
「辛みも甘みも混ざったすき焼きの雑味こそ、長らく日本政治を担った自民党らしさ。それが見当たらない今の政治は、どこか味気ない。」(杉崎慎弥記者)
・・・だ、そうです、政治家の皆さん、もっとすき焼きを食べましょう。
追伸①
NHK総合テレビ『月刊やさい通信』に出演します。
※なぜ、すき焼きにシュンギクを入れるのか?
※すき焼におけるシュンギクの役割
という内容です。是非ご覧ください。
11月28日(木)昼12:20~12:43(再放送、短縮版)
追伸②
「日本国復興元年~1千人の笑顔計画」を実行中です。
この「計画」では、まず「ちんや」で東北・北関東の牛を食べていただきます。そして食後の飛びっきりの笑顔を撮影させていただきます。
その笑顔画像をこちらのサイトにUPして、北の産地の方に見ていただきます。
現在の笑顔数は373人です。笑顔数が1千人に達するまで継続してまいります。
皆様も、是非御参加下さい!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございました。御蔭様にて1.364日連続更新を達成しました。
毎度のご愛読に感謝いたします。浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
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