人間ドッグ
今日は、火曜日の定休日を使って、人間ドッグを受けました。結婚する前の年から毎年、ヨメと二人で受けていますので、もはや年中行事と化しています。
採尿⇒採血⇒バリウム⇒発泡剤⇒下剤と毎年のことながら、気の重い行軍です。
で、結果ですが、ザンネンながら?どこも、悪いところがありません。太く短く生きたいんですけどねえ・・・
浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
今日は、火曜日の定休日を使って、人間ドッグを受けました。結婚する前の年から毎年、ヨメと二人で受けていますので、もはや年中行事と化しています。
採尿⇒採血⇒バリウム⇒発泡剤⇒下剤と毎年のことながら、気の重い行軍です。
で、結果ですが、ザンネンながら?どこも、悪いところがありません。太く短く生きたいんですけどねえ・・・
浅草「ちんや」六代目の、住吉史彦でした。
今日は、株式会社IMCのI社長が打合せに見えました。「ちんや」のWebマーケテイングの件で相談にのってもらっていて、もう3回目の打合せです。
「ちんや」のホームページは、もう出来て10年になるのですが、その間にネット環境はだいぶ変わりました。開設当時は、ちょっとコンテンツを工夫すれば、「凄いね」と言われた時代で、SEMだのSEO対策だのは言われていませんでした。そろそろ、ひとひねりする頃合です。
IMCさんのホームページTOPに、「貴社の価値を確かに伝える」と書いてある通り、I社長は、クライアントの会社ができることの中で、価値ある仕事・やりたい仕事を抽出して、それを欲している人に、「確かに伝える」仕事をなさっています。ネット業界の技術屋ではなく、「ちんや」のことをじっくり調べて、「伝え方」を工夫していこう、という進め方です。何度もお運びいただいて、本当に有り難いです。
実は、I社長とは、台東区役所が主催している、二条彪先生のセミナーで知り合ったのですが、同じプログラムで勉強した仲間なので、話しが噛み合って、GOODです。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目、住吉史彦でした。
*株式会社IMCさんのホームページは、こちらです。
*私とIMCさんなど、二条彪ゼミの仲間が共同で作ったホームページは、こちらです。
今日はホワイトデー。お二人様の、カップルのご来店が多く、お二人だけで個室を利用なさるので、クリスマス・イブほどではないものの、バレンタインデー同様、営業能率的には、悶絶の日となりました。
世の中の、個室のある飲食店では、「個室は4名様より」などと利用制限をしている店が多く、短期的には、その方が営業能率は良いのでしょうが、「ちんや」では、そうした制限はしていません。お二人だけで個室を利用できます。
お二人様について「それは、サンプリングだとか、お試しだとか思えばいいんですよ。厳しく制限すると、営業の間口が狭くなって、将来的にお客様の層が細りますから、お二人様個室OKは正解だと思いますよ。」と言って下さったのは、台彪会メンバーで、Webマーケテイングの会社をやっている、I社長でした。
なーるほど、そういう考え方も有り、ですねえ。たしかに、そのカップルが上手くいって、結婚されて、お子さんが出来れば、ご家族揃って来店されるでしょう。お爺ちゃん・お婆ちゃんも参加されるでしょうから、その際は、お二人様どころか、七名様以上ですから、それは有り難い方向です。
実際、浅草神社(通称:三社さま)で、赤ちゃんの「お宮参り」をして、その後で「ちんや」で食事という展開は良くあるケースです。そのカップルは以前に、お二人で「ちんや」に見えていたかもしれないですね。うーん、たしかに邪険にできないですね。
と、いうわけで、お若いカップルのご両人は、どうぞ、お二人だけで個室をご利用ください。
ただし! お願いだから、上手くいくように、お願いします。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目、住吉史彦でした。
*「台彪会」については、こちらです。
「手作り工房マップ」は、台東区役所が作っている、見学・体験をできる区内の工房のリストのことで、「ちんや」もそこに載せてもらっていますが、このプログラムで、見学・体験の方が見えました。
ここに載せてもらった理由は、まずは①「安心」な店としての、ご評価をいただくためです。消費者の方ご本人の目に「ちんや」のバックヤードを見せてしまえば良い。そうすれば、安心して「ちんや」の肉を食べていただけるはずです。情報の開示(=バックヤードも見せている)⇒後ろめたいことをしてない店⇒安心して買える。このストーリーをつくりあげたいと思っています。
それから②食育活動への貢献、ということです。本物の味覚を知らないお子さんがどんどん増えていて、このままだと、化学的に調合した味が、世の中の標準になりかねなません。また、そもそも、すき焼きということ自体を経験したことのないお子さんも多いようです。お子さんへの食育は、是非とも緊急に取り組むべき課題です。このマップへの掲載もその一環と位置づけています。
今回の方は、実は、アムステルダムで和食の店を開業しておられる母娘ですので、上に書いた①②とは違うのですが、海外にすき焼きを普及させることを志しておられて、そのために勉強に来られるわけですので、食育活動と言えなくもありません。
現地の日系社会の方または、駐在の日本人ビジネスマンの方が、「浅草の「ちんや」で習って来た」すき焼きを召し上がり、「日本に戻ったら、自分もその店に食べに行こう」と考えるかもしれませんから、営業的にも、その内、良い事があるものと期待しています。
それにつけても、ハーフのお嬢さん、美形だったなあ。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目、住吉史彦でした。
*「手作り工房」については、こちらです。
衛生管理の話しは、一般の皆さんの話題になることは皆無で、ご興味もあまりなかろう、とは思いますが、今日は衛生管理の話しです。飲食業界人には重要ですので、書いておくことにしました。
衛生自主管理認証の限定バージョンができました。本来、東京都の衛生自主管理の認証を取得するためには、非常にたくさんの項目を毎日チェックし、なおかつその記録をとらないといけません。つまり、記録用紙が膨大になります。それで、かなりな実務上の負担があるため、当局の考えたほど、普及していません。
そこで、衛生自主管理認証の限定バージョンというか、切り売りバージョンが、台東区で始まりました。「台東区食品衛生自主管理推進店」登録制度という名前です。いくつもある項目の内、店の側が自分で項目を選んで、チェックと記録を実行し、その記録を保健所に提出したら、その項目について(「だけ」ですが・・)、衛生自主管理を保健所当局から認めてもらえるわけです。
この限定バージョンでも、実行している店が公表されます。店先に貼るステッカーをくれるだけでなく、保健所のホームページに載ります。
このように、導入が比較的やさしく、衛生管理に熱心な店であることをアピールすることができるので、「わりと良い制度だよね」と思い、「ちんや」で導入を進めていましたところ、それが浅草料理飲食業組合の、II田組合長の御耳に入り、「それはいいね。組合として、この制度の普及に協力しようじゃないか!」となりました。
そこで、この制度についての勉強会を、まずは組合役員を対象にして開催することになりました。話しの流れで、私がこの件の担当委員長に任命されたのですが、組合長が保健所長に話しを通してくださったので、トントン拍子で話しが進みました。企画したのが、2月に入ってからなのに、もう、今日(3/12)その勉強会の開催にこぎつけました。30人近い組合幹部が集まり盛況でした。
今後は、まず幹部の御店で導入し、だんだん組合全体へ広がれば、「浅草は衛生的にも頑張っている街」という評判になりましょう。
個人的にも、世の中に貢献できて、気分が良かったわけですが、一つだけザンネンなことがありました。組合長から「今日の勉強会の司会は、真面目にやるように!」と命ぜられ、いつものハイブローな?ジョークを飛ばせなかったことです・・・
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目、住吉史彦でした。
*「台東区食品衛生自主管理推進店」登録制度については、こちらです。
今日、靴職人の末光宏さんの工房を訪ねました。末光宏さんは最近、「台彪会」で知り合った方ですが、並の職人さんではありません。複雑な靴の工程の全部を一人でこなすことができて、なおかつデザインのセンスが良く、彼の創る靴は、価格25万円〜とスーパーな御値段です。完全オーダー・メードですから、納期も約6ヶ月かかります。
今私が履いている、末光靴の10分の1以下の値段の靴が、どうも私の足型にあっておらず、また底がだいぶ磨り減ってきたので、直してもらおうと思っています。
最近日本人の間に「モノへの愛着・執着が薄くなった」「モノづくりが出来る人への尊敬の感情が薄くなった」と言われています。私・住吉史彦も日々玄関でお客様のお靴を整理していて、そのことを実感しています。B級の仕上がりの靴なのに、高級ブランドのロゴが貼り付けてある靴が多いのです。靴業界の内情に詳しい人から聞いた所では、そういう靴は海外の人件費や材料の安い所で、大量に生産された物で、ロゴを貼り付ける工程だけを日本でやるのだそうです。
この調子では、日本の「モノづくり」はどうなってしまうのか、そう思いながら、末光さんを訪ねたところ、靴の世界の、いろいろなことを怒涛の勢いで教えて下さり、アッという間に2時間以上長居してしまいました。
聞けば、「靴のパッと見」を良くする技術はどんどん進歩していて、「素人さんが誤魔化されても無理はない」というザンネンな状況だそうです。なんだ、食べ物と一緒じゃないか!
モノづくりのプロセスは正当に評価され、しっかりと造られたものは、正当に褒められなければいけないと思います。「ちんや」では、玄関でお靴をぬいでいただいて、店内にお入りいただきますが、今度から、立派なお靴はどんどん褒めてさしあげようと思います。
我々が良いモノを褒めれば、その持ち主のお客様はご機嫌を良くして、さらにその後で、もう1着・もう1点を買い求められるかもしれません。結果、造り手の人にお金が回り、そのお金は回り回って日本の景気を良くします。
もちろん、やたらめったら何でも褒めるのはカッコが悪いですから、モノの良し悪しを多少はわかった上で褒めたい所です。上に書いたように、「靴のパッと見」で、素人が良し悪しを判定するのは、難しいらしいのですが、末光さんが、「このメーカーなら絶対間違いない。そのメーカーにはピン=キリはない。」というメーカー名を教えてくれることになりました。また、縫製や造作の良し悪しは、素人が見て判断できる場合もあるので、そこも教えてくれるそうです。よし!これで、靴を褒める場合のポイントがわかるぞ。むふふふ。
この話しは、貴重な話しなので、「ちんや」従業員だけなく、近所の飲食店の人達にも、良かったら聞いてもらおう、と計画しています。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目、住吉史彦でした。
*末光宏さんと台彪会については、こちらです。
台東区芸術文化財団の、M氏とK嬢が見えました。台東区アートアドバイザーの同僚として旧知の、平野真敏さん (ヴィオラ・アルタ奏者)の、コンサートの打合せのためです。
7月3日に開催される、そのコンサートの座興で、平野さんから私に、「音楽のあい間に何か、お客さんのためになる話しをしてもらえませんか?」とご依頼があり、「まいったなー」と思いつつ、お引き受けしました。そのご依頼があったのは、去年のことでして、話す内容は時間をかけて考えていけばいいや、とのんびりしていましたが、そろそろチラシを作るとかで、本格的に話しの構想を練らないといけません。15分の講演ですが、15分というのは、やってみると、結構長いですよね。
で、今のところ、どういうことを話そうと思っているか、ですが、日本の近代の食生活の、起源の話しをしようかと思っています。コンサートの会場が、上野公園の中の、旧東京音楽学校奏楽堂なのですが、この建物は、重文にも指定されている、歴史的建物ですので、そういう話しで行ってみようかな、と思っています。
タイトルは「饗応・居留地・牛鍋」です。きょ=きょ=ぎゅう で覚えやすいでしょう。平野さんのヴィオラを聞きに見えた方を相手に、飲食の専門的な、細かい話しは野暮です。覚えやすい、ウンチクをご提供することに徹しようかと思っています。
そうそう。ジョークも用意しないといけません。「わたくし、市川海老蔵でございます!」は、このサイトでばらしてしまったので、もう、使えないなあ。どうしよう。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目、住吉史彦でした。
*平野真敏さん (ヴィオラ・アルタ奏者)については、こちらです。
本日は、火曜日なので、店を休ませていただいておりましたところ、まさかの大雪。
本日営業なさった飲食店の、経営者の皆様、ご愁傷さまでした。ひひひひ。
「え?住吉は、本当に性格悪いなあ!」
どうして、そういう浅草のインサイダー情報が漏れているんだ?
先週のことですが、スタジオdpの、U社長が芦屋から上京して見えました。U社長は、このブログや、「すきや連」のサイトを担当してくれている方です。また、「すきや連」の事務的なこともお手伝いいただけるので、私としては頼りにしています。
打合せに使った部屋には、楊洲周延の「浅草公園遊覧之図」という開化絵がかけられていました。今は埋め立てられて無くなってしまった浅草の、「ひょうたん池」のほとりに茶店が立ち並び、着物に洋傘をさした美女が遊んでいる画です。背景には、当時「十二階」の通称で知られ、東京一の展望台だった、「凌雲閣」がそびえています。「凌雲閣」は、今ならさしずめ、東京スカイツリーのような存在で、随一の観光名所だったそうです。
Uさんは、その画に興味を持たれたようで、「浅草公園ってどこですか?」というご質問。はい、では答えですが、明治6年に浅草寺の境内の相当部分と周辺が、「公園」に指定されたのです。現在の本堂・五重塔・伝法院だけではなくて、仲見世も、「花やしき」近辺も、「浅草演芸ホール」近辺も含む広大な敷地でした。
Uさんは関西の方なので、ご存じないかもしれませんが、その昔、浅草のことを隠語で「エンコ」と言ったでしょう?「公園」をひっくり返して「エンコ」。「浅草へ遊びに行こう」と言うところを「エンコ行こうよ」と言ったわけです。
周延の画に描かれた当時の様子なら、風情があって、たしかに「公園」という感じがするのですが、その後「凌雲閣」は関東大震災で倒れ、また「ひょうたん池」は埋め立てられてしまい、現在は、「浅草公園町会」という町会の名前に、その名残を留めています。自然と「エンコ行こうよ」とは言わなくなりました。
と、いう話しをUさんにしたら、「その話し、絶対ブログに書くべきですよ!個人的に会話してるだけじゃ、もったいないですよ!」とおっしゃるので、書いてみました。
なお、「ちんや」の所蔵している開化絵は、こちらでご覧いただけるのですが、今日書いた、「浅草公園遊覧之図」は新しく、手に入れたので、まだUPしておりません。悪しからず。是非、見に来て下さい。
「え?意地悪してるんだろう?わざとUPしないんだな。住吉の性格悪いのは知っているぞ!」
⇒濡れ衣です!
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目、住吉史彦でした。
*「スタジオdp」さんのホームページは、こちらです。
*Uさんが作った、「すきや連」のホームページは、こちらです。
すき焼き屋は、基本的には明治時代から同じ仕事をしていますので、そこへ食べに行っても、「あらたな体験」「新鮮な体験」というのは乏しいかもしれません。聞けば、「あらたな体験」が付いていないと物が売れない世の中だと言いますから、「すき焼き屋は何度も行ったことがあるけど、「ちんや」は少し変わっていて、意外な体験ができるね」という方向に、なんとか、もっていきたいものだと思っていました。
そう思っていたら、「すきや連」に毎回参加している、カメラマンのカワイさんという方から面白い、ご提案がありました。カワイさんという方は、素人すき焼き愛好家であって、向笠千恵子先生の「すき焼き通」(平凡社新書)の第9章に実名で登場する方ですが、この方が、21年7月の第3回「すきや連」(浅草今半さんで開催)の寄せ書きに、次のように書きました。
年2回の「旬のすき焼き!」春は山菜、秋は「きのこ」、しかも栽培ものではなく、里や山採りの天然にこだわった「すき焼き」が専門店のすき焼き屋さんで季節の「旬のすき焼き」メニューで、思いっきり季節を感じながら食べられても良いのではと思います。今年の春に、懇意にしている佐久市御代田の片山肉店で「ざぶとん」部をすき焼きカットしてもらい、佐久市岩村田の「王将」で頂いた、採りたての地採りのコゴミ、コシアブラ、ウルイ、フキノトウ、ウド、フキノワカバを、豆腐、しらたき、肉で食した所、山菜のアクは美味しい牛脂で旨みに変わり、この後の人生何回食べられるかと心配になるぐらいでした。秋には長野・鹿教湯の中村農園直売(県下指折りの地キノコ直売所)で「天然キノコ」を求め、「キノコすき焼き」を楽しみにしています。是非、一度お試しなさって頂けたらと思います。
店で営業する場合は、カワイさんのようにはいきませんが、これをキッカケに「ちんや」でもはじめてみたメニューが、「変わりザク」です。そうです。「変わりザク」は「すきや連」からはじまった、新メニューなのです。
21年の秋に始めた、秋バージョンが好評だったので、冬バージョンもやり、今回3/6より、春バージョンがスタートしました。
今回は、たけの子、山うど、長せり の3種盛り合わせです。どうです?こういう具を、すき焼きに入れて食べたことございますか?「ないなー」という方は、是非「ちんや」へお急ぎ下さい。「あらたな体験」?が待っています。両国の「ももんじや」さんでは、猪鍋にせりを入れていましたから、そんなに変なことでもありません。「すきや連」からはじまった、という話しも面白いですよね。
ただし!「今週の特選ザク」の内容は、仕入れ・在庫状況が毎日変わりますので、事前のご予約は承ることができません。そのあたりは、悪しからず、ご了承願います。
本日も最後まで読んで下さって、ありがとうございます。浅草「ちんや」六代目、住吉史彦でした。
*すきや連」ホームページは、こちらです。